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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
一碗麺（Yat Wun Mien）
|
|---|---|
| ジャンル | ラーメン |
|
予約・ お問い合わせ |
(+852) 22940426 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
香港2 Star Street, Wan Chai, Hong Kong |
| 交通手段 |
荃灣綫・港島綫 金鐘駅 F出口から徒歩7分 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
|
| 支払い方法 |
カード不可 |
席・設備
| 席数 |
20席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
|
|---|---|
| ロケーション | 隠れ家レストラン |
| サービス | 複数言語メニューあり（英語） |
| お子様連れ |
子供可 |
| ドレスコード | なし |
| オープン日 |
2005年 |
| 備考 |
住所の漢字表記は |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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香港高級麵シリーズ第2弾は、こちらの一椀麵さんです。
蝦麵店さんよりもさらにお高い、一杯100ドル超えです。
弄堂牛肉麵 150ＨＫ＄
麻醤擔擔麵 100ＨＫ＄
この店が登場して、はや10年くらいだと思いますが、その時は香港中があっと驚いた、といってよいでしょう。安いところで、雲吞麵が10ドル台でしたから。上向きの価格破壊です。
今香港ドルが16円程度、交換手数料もいれると実質18として、ビーフヌードルが一杯2700円ですかあ。
でも、一番円が強いときで、10円割り込みましたから、それだと1500円。高級なラーメンで日本でもそれくらいするのでしょうか。ちなみに私が最初に香港に足を踏み入れた1970年代ですと、１ＨＫ＄は60円、1980年で４５円でした。香港ドルって、いろんな手段で、ですが（金融弱いので適当にごまかしますけど）アメリカドルと連動するようになっていまして、要するにこれは通貨としての円の対米ドルの価値の変化にしたがっているのです。
同じ星街の向かいにある同名のフランス料理屋もやっておられます。スープはそこで仕込むのだそうで。
蔡瀾さんによるこちらのオーナーの紹介。
「這家Olala的店東叫肥仔，沒有人記得他的真名」
英語店名でもあるOlala君の店、だれも本名を知らないで、デブとしか呼ばれない。
「肥仔自己愛吃愛喝，所有的病，像血壓、膽固醇、血糖、脂肪肝等，都超標，・・・進了醫院，但他說不要緊，這是輕微的代價。」
このデブ、飲ん兵衛で大食い、したがって血圧、コレステロール、血糖値、脂肪肝などぜんぶ基準数値超え。入院しなければならなくなっても、たいしたことない、小さな代償だと彼は言う。
出所：蔡瀾和倪匡 老友講老友
https://bobostory.wordpress.com/2013/07/05/olala/
とまあ、プライバシーもへったくれもない紹介でしたが、別のところで、
「水準は非常に高い。これは絶対にすすめるに値する店である。もし麵好きなら、このチャンスを逃がさないように」と強く推薦されている。
蔡瀾の香港を丸ごと味わう 河出書房新社 2008年 95頁
池上千恵さんの本でも
「主菜に使える素材を惜しげもなく出汁に使い、体にいいスープで上品を極めた麺を生み出しています。食べれば価格も納得の一杯です。」とあります。
池上他著 香港トラムでぶらり女子旅 ダイヤモンド社（地球の歩き方BOOKS) 2014年 65頁
うーん。そうかあ？100ドルはともかく、150ドルで一杯の麵って。
ここは畏友Ｓ哥と語ることにしましょう。このお方、私と違って週3度は日式拉麵（日本のラーメン）を食べなきゃおさまらないという、ラーメン好き。
ｋ：どうですか、一椀麵
Ｓ：あはは、君どう思う？
ｋ：やはり、さすがにちょっと高いですよね。
Ｓ：そうだね、私も２年に一度いくかどうか。
ｋ：Ｓ哥の大好きな日本のラーメンとくらべるとどうです？
Ｓ：コストパフォーマンス的には、やはり日式の方がいいと思う。
ｋ：具体的には？
Ｓ：たとえば、あまり好きじゃないけど香港各地にある味千でだいたい５０＄、一風堂の白丸、魚介豚骨ともに８８＄、セントラルのtorimenがセットで揚げ餃子・サラダ・飲物つきでランチ１１８＄、お勧めのセントラル麺屋‧黒琥で８０－１００＄、一番よくいく油麻地の八王子拉麵館が５０＄、蘭桂坊の高級和食tokio joeで、ラーメンで〆るとそれだけで200＄飛んでいく。
ｋ：ようやく一椀麵より高いのが出てきましたね。
Ｓ：まあね、あそこは例外。私は中華の麵と、日本のラーメンは別のカテゴリだと考えているけど、あえて比較すると、やはり概して日本のラーメンのほうがここよりも上質で廉価だよね。
ｋ：それにしてもよくご存じですね。
Ｓ：というか、君が香港で日本のラーメンあまりに食わないから。
ｋ：そりゃそうですよ。Ｓ哥だって日本に行って、糖朝や福臨門で食べます？
Ｓ：なるほどね。
と、いうことで、やはりさすがに値段が張り過ぎる、というのが我々の結論。ただし、開店当初から値上げはされていない。これは経営基盤と理念がしっかりしているからでしょう。
皆様も、香港で日本のラーメンじゃなくて一杯1500円以上する麵を話のタネに食べてみよう、という気になったらば、はい、正直こちらしかありませんね。