無料会員登録/ログイン
閉じる
気になるお店はこちらで保存ができます
One for the Road
口コミが参考になったらフォローしよう
ムササビヒンソー
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
ムササビヒンソーさんの他のお店の口コミ
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
| 店名 |
Mirage Bar & Restaurant
|
|---|---|
| ジャンル | バー、ヨーロッパ料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+852) 28028888 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
香港湾仔港湾道1号香港万丽海景酒店 |
| 交通手段 |
ホテルルネッサンスハーバービューホテル1階 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、AMEX) |
| サービス料・ チャージ |
サービス料10% |
| 席数 |
153席 |
|---|---|
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 |
| 空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、カウンター席あり、ソファー席あり、無料Wi-Fiあり |
| ドリンク | ワインあり、カクテルあり、カクテルにこだわる |
|---|---|
| 料理 | 朝食・モーニングあり |
| 利用シーン |
|
|---|---|
| ロケーション | 景色がきれい、夜景が見える、海が見える、ホテルのレストラン |
| サービス | ドリンク持込可、複数言語メニューあり(英語) |
| お子様連れ |
子供可 |
| ドレスコード | スマートカジュアル |
| ホームページ |
http://www.chope.co/hong-kong-restaurants/categories/restaurant/mirage-bar-restaurant |
| 公式アカウント | |
| 備考 |
正確な住所は |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
マカオでのタフな商いをこなし、へろへろに疲れ果て、午前中、香港に移動。
上環のフェリーターミナルから的士に乗り込み、「唔該、銅鑼湾柏寧酒店! 」と無表情につぶやくと、運転手氏、チョッとビックリしたような顔をするが、素直にステアリングの握り、クラウンコンフォート・タクシー・スペッシャルは一路、定宿に向かう。
荷をほどき、土地勘を取り戻すためと市場調査を兼ね、市中を経廻る。
夕刻、湾仔に至る。
同じホテルに入った、古くから通っていた店での会食の前に、サンダウナーの晩酌を一杯、と、頭痛が痛い的な志向から、ロビー階に設えられたこちらのバーコーナーに向かう。
高く開放的で気持ちの良い天井と、ミッドセンチュリーに今風の解釈を加えた普請。マーブライトのカウンタにメタリックなスツール。ま、よくある「あれ」であるが、こういう無機質と現代の香港、どこか調和しているような気がする。
腰を下ろした途端、突き出しにピスタチオ。気が利いている。バーテンダー氏は若く、下手するとこちらの息子と言っても通用しそうな世代。
香港の酒場ではマティニに決めている。
決めているのに理由はない、あったとしても忘れてしまった。
もしあるとすれば、もとUnder Britain rule of 香港に敬意を表するのであれば、ギブソンのほうが似つかわしいような気がしないでもないが、あまり注文する奴がいないから、壜詰めパール・オニオンの状態が社会通念上の大哥になっているのではないか、と勘繰るのはゲスの極みおぢさんだから黙っている。
そう思いながら、少年のニオイの残る酒匠の手元をボンヤリ眺めていると、タマゲた事にちゃんと冷やしたミキシング・グラスを用い、氷をノイリ―プラットでリンスしたかと思うと、残りのしずくを捨て、ここに凍ったドライジン(ビフィータだったか? )を加え、バースプーンで一見悠長に、実は氷をいじめないように適切に温度を落としながらステアし、ストレイナを挟むや、4オンス容量はありそうな大きなカクテル・グラスにしずしずと注ぎ、オリーブを添え、最後にレモンピールを細やかに振り、こちらによこすからそっと口をつけると、すぐさま「お客さん、マティニの味は如何ですか」と聞いてくるので「非常に宜しい、しかしニッポンのバーみたいな所作だね」と応えると莞爾として「ええ、お客さんが日本人だと思ったんでこうしました、実はトーキョーに研修に行った折、スズキさんというバーテンダーの作った酒を試し、大いに衝撃を受け、作り方を学びました。どこの店だか覚えていませんがタイヘン尊敬しております」と応えてくるので、イヤハヤ、ラジオ以来の本邦華道的カクテル・バーの処方もエラくインターナショナルになったもんだね、しかしそのスズキさんというヒトの酒も一度、飲んでみたいモンだ、と、まだ見ぬ邦人バーテンダーに想いを馳せない、事もない。