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古き良き時代の香港、伝統の味を感じさせる「陸羽茶室」当店自体が文化だ。
菠蘿咕嚕香肉
蜜錢焼雲腿
合桃滑蝦球
杏仁白肺湯
杏仁白肺湯、白衣タイプの上着を着用した給仕のおじさんが取り分けてくれます。
鹹魚蒸肉餅
上湯浸芥蘭
灌湯餃
山竹牛肉球
こちらの口コミはブログからの投稿です。?
記事URL:http://blog.goo.ne.jp/yumeirotansaku/e/b9aa23d8de0270d740d3a9637f4661b6
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みにたろう
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| 店名 |
陸羽茶室(Luk Yu Tea House)
|
|---|---|
| ジャンル | 飲茶・点心、中華料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+852) 25235464 |
| 予約可否 |
予約可 午前は電話予約不可です。 |
| 住所 |
香港24-26 Stnley Street, Central |
| 交通手段 |
港鐵(MTR) 港島綫・荃灣綫 中環駅 D2出口より徒歩5分(戯院里→德已立街→士丹利街) |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
¥3,000~¥3,999
※訪問時点の為替レート換算での金額になります。 利用金額分布を見る |
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
| サービス料・ チャージ |
サービス料10% |
| 席数 |
400席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 入口にメーターパーキング、午後6時以降はバレーパーキング有 |
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| サービス | ドリンク持込可 |
| ホームページ | |
| 公式アカウント | |
| オープン日 |
1933年6月11日 |
| 備考 |
アルコール類持ち込み可、持ち込み料(開栓費)なし。 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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(2016年5月)杏仁白肺湯、蜜錢焼雲腿、菠蘿咕嚕香肉、上湯浸芥蘭ほか
http://blog.goo.ne.jp/yumeirotansaku/e/f4ee8d9afe3aed8b8a4d27df2eb95a22
-拙ブログより抜粋-
杏仁白肺湯
当店の招牌菜、杏仁白肺湯を知ったのは、香港通でも知られる写真家&茶人の
菊地和男 氏の『 香港うまっ!食大全』(新潮社)より。
ほのかに甘い香りの杏仁スープは口当たりが優しく、豚の肺のふわふわシャクシャク感が
相まって、味のバランスは神業レベル。
甘さの中の塩気が絶妙で、まろやかさの中に息づく奥深い味わいは、
一朝一夕でできるものではない。凄うまだよ。価値ある一食です。
蜜錢焼雲腿
蜜につけた雲南ハム(雲腿)に衣をつけ揚げたものですが、ハムの塩気と旨み、蜂蜜の甘さが
噛みしめることでじわーっと口に広がり、味が深化するのです。
この甘じょっぱさと旨みは間違いなく酒を呼びますよ。
菠蘿咕嚕香肉
日本で味わう黒酢の効いた酢豚や家庭のケチャップ酢豚とはまたひと味違う、
歴史の厚みを感じさせてくれる味わい。
唐揚げにした豚肉にはしっかり味がしみていて、甜酸の効いた甘酢ソースがまんべんなく
絡まり、また、パイナップル入りですが全く違和感なしです。
(2013年11月)
1933年創業の飲茶の老舗「陸羽茶室」(LukYuTeaHouse)
初日のランチに計画していたのだけれど、到着の遅れなどが影響しスルー。
現在、中環に居るわけだし、「鏞記」さんと同様に店構えだけでも写真に収めるか、
というつもりでお店の前を通りかかったら、営業なさっているではありませんか!
これは、ご縁があるのかもしれない。
ナイスガイなドアマンさんに扉をスマートに開けていただき喜び勇んで入店。
利用は2階席。
フロアの給仕を担当するのは白衣タイプの上着を着用された年配のおじさん。
わっ、オールドチャイナ?!いきなり渋い!!
私の心の声が通じたのか、給仕のおじさんが鋭い眼光をむけてくる。
その渋いおじさんの指示で階段近くの丸テーブル席に着席。
相席ではありませんが、隣合って座るようにとのこと。
事前情報だとピークの時間帯には、予約をしたほうが良いという話もききましたが
時間が早いせいか、飛び込み入店も叶い、まわりを見渡すと、ところどころ
空席ありです。
歴史を感じさせる店内はアンティークという言葉が相応しく、この空間に身を
おけるだけで興奮してきちゃいます。
テーブル・セッティングは、ロゴ入り箸袋に入った箸(横置き)、皿、茶杯、
小椀、レンゲ、ステンレスポット、ボウル。テーブルクロスは1枚。
先ほどの渋いおじさんが、袋入りの爪楊枝(2本入り)を卓上にポイ。
おお!これがきっと陸羽さんの洗礼なのよ。私の心拍数が上昇。
次は、流れるような動作でボウルに湯を入れて、茶杯を洗ってくれた。
ふむふむ、これに習えよってことかな?
首からカメラをかけ観光客丸出しの私達は「唔該(ムゴーイ)」を連発。
すると今度は、脇に立ってポケットから取り出した袋をさっと破り茶葉を投入、
湯を入れ茶杯に茶(ポウレイ茶)を注いでくれた。
(たしか、お茶の種類も聞いてくれたような?緊張のあまりに失念)
このあたりの所作がマジでかっこいい。見惚れちゃうよ。
説明はありませんが、(してもらっても、わからないけど)
マスタードと唐辛子味噌(ラージャン)ではないかな。
別皿には醤油。九龍醤園の濃い醤油を使用されていると聞き及びますが、味がいい。
陸羽さんは時間帯でオーダーの様式が違う。
昼あたりの時間帯は、シートに書き込んで注文するけれど、
いまはまだ時間が早ため、トレイを首から提げている駅弁売りスタイルの
おばちゃんに蒸籠の蓋を開けてもらって中を確認してから注文する。
近くに来たら「唔該(ムゴーイ)」を連発。
駅弁売りスタイルは午前11頃までとのこと。
もちろん点心販売のおばちゃんは複数人。それぞれに自分の持つ蒸籠の中身を
「ハーガウ」とか「シウマーイ」と声に出され歩かれていますから、自分のお目当て
らしき蒸籠がきたら呼び止めてみせてもらいましょう。
OKならば、指差して、一つの場合は一籠(ヤッロン)です。
で、テーブルに蒸籠を置いていかれたら、おばちゃんは特點、上點、大點、其它と
分かれた用紙にスタンプを押されていきます。
さて、卓上にメニューなどはありませんので、下記点心名は正確さには
欠けているかもしれません。
山竹牛肉球
「シウマーイ」の声で蒸籠を開けていただき一籠!
湯葉を敷いた粗挽き肉団子。
しかし、このシンプルな焼売が私達にド直球を投げ込んできた。
肉々しく旨いではないかっ。
小籠包※加筆:蟹黃灌湯餃だと思います。
渋いおじさんのオススメ。
蒸籠を覗いて、これが? と一瞬、戸惑ったのだけれど
彼自身、陸羽さんの歴史を支えているようなオーラがある。
そのオススメなのだ。間違いはない!
赤酢に針生姜が入ったタレがセット。
私達が一般的にイメージする台湾小籠包とはベツモノ。
この色味は蟹?挽肉も入っていますが、じゅるじゅる。
今まで出会ったことのない味です。個人差はあるかもしれませんが好きな味。
腸粉
ぶ厚いロール状の腸粉。おばちゃんがタレをかけて出してくれます。
腸粉はつるつる滑らかなタイプではなく、どっしりとして、もちもち感が強い。
タレの味も良いのですが、これ、まるまる食べたらお腹いっぱいになりそう。
中には鶏挽肉になるのかしら?腸粉のボリュームで印象が希薄です。
蝦餃
半透明な皮は浮き粉で作られたもの。
歯を入れると、期待どおりにエビの食感はぷりっと。安心・安定感のある美味しさ。
これにマスタード、唐辛子味噌が合うのだ。
醤油はとがったところのない味わい、普段はそのままでいただきますが、
蝦餃にちょい漬けも楽しんだ。
蟹子焼売
卵黄入りの黄色い皮に包まれた存在感のある焼売。上には蟹の卵。
海老も豚肉もがっしりとしていて素材の旨味がダイレクトに伝わり、
味覚をぐいぐい刺激する。充実感があるなあ。
この焼売を食べ終わったタイミングで、渋いおじさんからおしぼりをいただけました♪
あれ?おじさん、はじめは愛想がいまひとつで、にこりともしない人かと思って
いたのですが、連れが一生懸命「唔該(ムゴーイ)」、「好味(ホウメイ)」と
広東語で話しかけコミュニケーションを図っていたので、
少しずつ通じるところがでできたのかな? だとしたら、嬉しいな。
柱候蒸排骨
-省略-
スペアリブの柱候醤蒸し。
注文するとおばちゃんが目前で小饅頭をのせてだしてくれます。
柱侯醤(チューフージャン)は大豆をベースとした風味豊かな合わせ味噌。
スペアリブの状態も完璧。
硬すぎず、柔らかすぎず、食感がしっかりしていて身離れても良好。
連れは肉を食べる満足感があると大喜び。
叉焼飽
ふわふわの饅頭生地。
粗く刻んだ叉焼がねっとりと甘めの味付けで調理され包みこまれています。
-省略-
私達が着座している席の向こうには、(おそらく)地元の常連さんたちが
集まってらっしゃるのでしょう。
丸テーブルを囲み、ノスタルジックな時間が流れています。
またお子様連れのご近所さんもいらして家族で飲茶。
食べ切れなかったものはお持ち帰りされていましたよ。
年季の入っていそうなやかんを持ち歩き、客卓の湯を足すおじさん。
そうそう、滞在中、他店でも飲茶をいただきましたが、当店のお茶は美味しかったです。
お腹も膨れて会計の時間。
単語カードに書いた広東語を見ながら(会計を)お願いすると、
渋いおじさんは、私の(手書きの)単語カードを手にとり、よく勉強してきたなあ、
と言う感じでにっこり。
ご褒美なのかな?陸羽茶室のハガキとショップカードをくれました。
この旅の宝物にしよう。
埋單は、10%の服務費(サービス料)がかかり、HK$517
古き良き時代の香港、伝統の味を感じさせる「陸羽茶室」
当店自体が文化なのだ、この雰囲気の中で味わう点心はやはり別格的存在。
他店の洗練系の美味しい点心がいくらならんだところで、
「陸羽茶室」でしか味わえないものがあるかと思います。
ただし、値段は驚くほど高い。
訪問するにあたっては、この店の歴史と雰囲気を長く伝承するための経費分が
プラスされているのだという太っ腹な気持ち(愛)が必要かも。
賛否両論ありそうですが、
当店の大ファンになった連れは、香港を去るその日まで「陸羽茶室」
のことを思い出し、また行きたいと語っておりました。
おそらく連れは、「別格」という満足度数になると思いますが
今回の(私の)香港グルメ満足度数は、とってもお気に入りです。