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(再訪)旅にこの程度の見込み違いはつきもの、結局美味しかったので結果オーライ
前菜盛り合わせ
蟹肉入り人参の出汁スープ
揚げハタ醤油味
南乳味クリスピーチキン
牛肉、きゅうりとサックリングピッグ
ソテーした牛肉とアスパラガス
上湯生麺
プティフール
サロンのお通しの魚のチップス
サロンフロアの雰囲気
広東料理の高級食材を堪能
ミシュランガイドの2018年版では☆を2つから1つに落としてしまいましたが、その理由は単純、おそらく料理長が代わったからです。ですが、前回訪問時に既に料理長が抜けていて、それでも極上の美味しさと感じたので、約10ヶ月ぶりに再訪しました。さて今回はどうでしょうか。
一人用のセットメニューは3種類あるのですが、公式HPには一番安価なものしか掲載されていません。真ん中のものが前回訪問時と同じものでして、またあの美味しさをいただけるのか、期待と不安を感じながら注文しました。お値段は約3万円ですので、決して安くはありません。内容は以下のとおりです。
・Duddel's前菜盛り合わせ
子豚のロースト、蜂蜜味イベリコ豚叉焼、ナマコとクラゲのマリネ
都爹利拼盤
片皮乳猪件 蜜餞黒豚肉又燒 青瓜海紅葉
Duddell's Appetizer Combination
Crispy Suckling Pig. Barbecued lberico Pork with Honey Glaze, Marinated Cucumber with Jelly Fish
・魚の浮き袋入り魚のスープ
濃魚骨湯燉花膠
Fish Broth with Dried Fish Maw
・蒸しハタ、豆腐と醤油添え
瓊台白玉星班球
Steamed Garoupa Fillet with Bean Curd and Soy Sauce
・南アフリカ三頭鮑の蒸しもの椎茸添え
原隻三頭南非鮑魚扣天白菇
Braised whole South African Abalone 3 Heads with Shiitake Mushroom
・茹でキヌガサタケとエノキ
原條竹笙釀金菇菜
Poached Enoki Mushroom Stuffed with Bamboo Pith
・黒トリュフと蟹肉入り卵炒飯
鮮蟹肉松露蛋白炒飯
Egg White Fried Rice with Black Truffle and Fresh Crab Meat
・タピオカとマンゴー
香芒楊枝甘露
Chilled Sago Cream with Mango
・プティフール
美點薈萃
Petit Fours
残念ながらほとんどのものが前回の方がよかったです。繊細さが前回よりだいぶ失われてしまっています。やはり前料理長の影響が消えつつあるのでしょうか。
とは言え、日本でいただく広東料理と比較すると絶品であることに違いはありません。魚の浮き袋や干し鮑の出来は香港ならではの素晴らしさです。
他の正統派の広東料理のレストランとは少々雰囲気が違って、やや和風な感じもあり、ジャズがかかっていたりします。年齢制限があるのか、前回も今回も子供はいません。子供が普通にいるレストランも好きですが、こういう大人のレストランもいいですね。
なお、ここの前料理長は現在は「營致會館(Ying Jee Club)」というところにいまして、すぐにミシュランの☆を獲得しました。今香港ではもっとも勢いがあるレストランとも言われているようですが、食べログではまだ登録もないようです。予約は簡単ではないようですが、困難とまではいかないようなので、いずれ訪問してみたいものです。
いくつかの料理の印象については、以下に前回(2017年9月)訪問時のものを写真とともに掲載させていただきます。
☆前菜盛り合わせ
クラゲ、豚の皮、イベリコ豚の焼豚、という内容です。クラゲの食感が素晴らしいのです。コリコリよりもう少しサクッとした感じでした。焼豚の甘さと香りも特筆ものです。次からのお皿にも期待が高まります。
☆魚の浮き袋入りスープ
滋味深いというのとはちょっと違いますが、乾物系を感じる美味しいスープでした。浮き袋の食感がありえないほど素晴らしく、噛んでじわっとスープの味が混じってくる感じがたまりません。
☆蒸しハタ
これはパーフェクトです。スジアラと思われますが、素材は日本では出会えないレベルです。まあこれは産地の関係もあるでしょう。蒸し状態も最高で、歯応えが絶妙なのです。ハタの身の豪快さと繊細な柔らかさが見事に共存しています。醤油の味付けは甘めですが飲みたいほどの美味しさです。
☆鮑の煮込み
メニューに三頭と書いてありまして、ミスプリントかと思いましたが、実際に大き過ぎるほどの鮑が出てきました。もちろん日本が産地だと軽く数十万円になりますので日本産ではなく、南アフリカ産です。南アフリカでも十分美味しいですし、この大きさを経験できたのは嬉しいことです。ソースは甘めの好みの味、ですがほんの少しだけ身の味に違和感を感じ、これは産地によるものかもしれません。椎茸も柔らかさや味の染み込み方が素晴らしかったです。
☆蟹肉入り炒飯
米の火入れと言うと変な表現ですが、硬くもなく柔らかくもなく絶妙、油のまとわり具合、具材を含めた密度、いずれもパーフェクトです。
Duddel's前菜盛り合わせ 子豚のロースト、蜂蜜味イベリコ豚叉焼、ナマコとクラゲのマリネ
魚の浮き袋入り魚のスープ
蒸しハタ、豆腐と醤油添え
南アフリカ三頭鮑の蒸しもの椎茸添え
茹でキヌガサタケとエノキ
黒トリュフと蟹肉入り卵炒飯
タピオカとマンゴー
2017年9月訪問時、前菜盛り合わせ
2017年9月訪問時、魚の浮き袋入りスープ
2017年9月訪問時、蒸しハタ
2017年9月訪問時、鮑の煮込み
2017年9月訪問時、茹でエノキ茸
2017年9月訪問時、蟹肉入りチャーハン
2017年9月訪問時、デザート盛り合わせ
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さむそいぽ
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「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
| 店名 |
Duddell's(都爹利會館)
|
|---|---|
| ジャンル | 飲茶・点心、中華料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+852) 25259191 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
香港Level 3, Shanghai Tang Mansion 1 Duddell Street, Central Hong Kong |
| 交通手段 |
港鐡(MTR)港島線・荃灣線 中環駅 G出口から徒歩5分 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、AMEX) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
| サービス料・ チャージ |
10% |
| 席数 |
170席 |
|---|---|
| 個室 |
有 (10~20人可、20~30人可、30人以上可) |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 |
| 空間・設備 | オシャレな空間、カウンター席あり、オープンテラスあり |
| ドリンク | ワインあり、カクテルあり |
|---|---|
| 料理 | ベジタリアンメニューあり |
| 利用シーン |
|
|---|---|
| サービス | 複数言語メニューあり(英語) |
| ホームページ | |
| 公式アカウント | |
| オープン日 |
2013年5月 |
| 備考 |
住所の漢字表記は |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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これまで2回訪問してそこそこ気に入っているこちら、一人でもセットメニューの注文が可能なのがありがたいのです。今回も広東料理ならではの食材を堪能しようと、オンラインで一週間ほど前に予約しました。
エレベーターを降り、まっすぐ進んだところにあるメインのフロアが見えてくると、なんだかいつもと雰囲気が違います。立食パーティのような感じです。というわけで一つ上のフロアを案内されます。このフロア、ホテルによくあるバーのようなカフェのような、夜には生演奏があったりして、まさにそのものの雰囲気、かなり賑やかです。促された席はソファで低いテーブル、え?ここでコース?という疑問が湧きます。メニューをながめると、確かに広東料理ではあるものの、小品ばかりです。「コースメニューはないのですか?」と聞いてみるとこのフロア(サロン)ではないとのこと、しかし小品をいただきにきたわけではないので「これまでもここでコースを食べてきたのだけれど」と言ってみると、大人数の予約が入っている980HK$のコースならできるとのこと、望むところ、そのコースをお願いしました。ついでに高いテーブルのある席に移動させてもらいました。
サロンのお通しの魚のチップスをポリポリしながら待っていると一皿目がすぐに到着しました。あまり期待していなかったのですがこの「前菜盛り合わせ」はかなりの好みでした。イベリコ豚の叉焼はかなりの甘さと柔らかさが特徴的でバッチリ好み、酢豚もちょっとニュアンスの違う甘さが際立っていて美味しいです。豆腐の料理は当たり前ですがふわふわでその食感を活かした一皿、こういう豆腐にかなり装飾している料理は日本では意外と見ませんね。
次は「人参のスープ蟹肉入り」、人参はそれほど強くなく、むしろ干し貝柱なんかの方が強く感じられます。きちんと美味しい中華のスープです。
「揚げたハタ醤油味」は、揚げだからかふわふわの食感ではありませんけれども醤油味がほんのり甘くて絶妙な美味しさです。
「クリスピーチキン」、パリパリの皮とフワフワの身、なかなかいいじゃないですか、南乳のクセまでは感じない程度のちょうどいい感じの濃さの味付けも素晴らしいです。
次は牛肉、サックリングピッグときゅうり、前菜みたいですし、わたくしのコースのメニュー表には載っていません。メニュー変更かと思いましたが、次のお皿がきちんとやってきたことから、おそらくですが、隣のテーブルで余った材料を使ってサービスしてくれたのでしょう。少し辛さ強め、和牛はさすがに柔らかいです。残りの料理はまあ普通でした。
ということで、予定外の状況となってしまい焦ってしまいましたが、終わってみれば少しあっさりとしたわかりやすい味の広東料理をいただけて満足できたので結果オーライといったところでしょうか。