香港名物エッグタルトを食べるならこの店でキマリ。 : 泰昌餅家

China Tang でセレブ飲茶を食べて満足なマイレビュアーさん。

香港名物のエッグタルトを一度食べてみたいと言うので、China tang を出てクイーンズ通りを歩き。山登りが大変ですから中環からソーホー、ノーホーへ行くにはエスカを使わない手はないです。知らないと疲れるだけで、特に夏は知りませんでしたなどと愚かなことを言っても始まりません。

エスカの途中で降りて店まではすぐ。先客数名でにぎわっている店内ですが、テイクアウトを買うだけですからすぐに順番が来ます。先客は全員隣の国の若者。中国深圳を通ってバスで入国してきたかもしれませんね。ジブンもやったことがありますが、便利です。

列に入ってエッグタルトの値段をチェック。ほほほ。９HKDになってました。２個買います。

あらま、今日は熱々ですね。じゃあここで食べちゃいましょう。カスタードが熱々で過去最高に旨いです。カスタードクリームが熱いと台座まで旨いですね。

全くの偶然でしか買えない出来立てタルトに満足でした。ついさっきChina Tangで極上の楊枝甘露を食べてきたばかりなんですけどね。やっぱりディファレントストマックなんだなあ。

香港滞在二日目の夜。

朝から大活躍の一日でした。充実してると言うか。

一點心の飲茶はちょっと予定外でしたので、チョーうれしかったのと同時に、オナカイッパイ。夕食の時間にはホテルのベッドの上で夢の世界におりました。この日は２０ｋｍ以上歩いてましたから、ソー　タイアードもあって、ホテルに戻ってからとろとろと落ちていったのでしょう。

目が覚めて香港の雑誌をぱらぱら見て。時計を見たらまだ１７時過ぎでした。

寝ている間に消化が止まっていたようでしたので、なんだか胃が重い。いつものこと、と言ってしまえばそれまでですが、ちょっと要散歩ですね。上環にステイしてますので散歩には好都合。下町の猥雑感に溢れているゾーンです。どうせ行くなら何か買いにいこうと思って、何をターゲットにしようか。

前回も行った海産物の問屋街も近くです。しかし、まだ二日目ですので買うには早すぎる。ああ、夜食にエッグタルトを久しぶりに喰ってみるか。

香港の名物エッグタルトは、本当にそこいらじゅうに売ってます。一番安いのを見たのは２．５ＨＫＤ。ほのかに玉子の味がするエッグタルトは、サイズも小さくて夜食にぴったりなんじゃない。いろんなバリエーションがありますが、土台がビスケット生地とパイ生地に別れ、蒸すのと焼くのとに分かれます。ジェネラルなのはビスケット生地で蒸す。

上環、中環にある店でエッグタルトで有名店と言えば、やはりここでしょうね。

泰昌餅店

創業５８年の老舗。香港には老舗店が山のようにあって５８年ぐらいじゃあ老舗と呼んでいいか心配ではありますが、１個１＄２＄で商売して半世紀以上続けていくと言うのはたいへんなことだと思います。

ホテルから店までは歩いて１０分程度。ウォーキングにもなりませんが、ホテルでぐだぐだしているよりはいいでしょう。

店はすぐに分かります。行った時は１０人位の行列でした。もう疲れたのか、売っているおかあちゃんは無言で無表情でもくもくと言われた通りに包みを作ってます。

順番が来たので、

エッグタルト（６＄）を２個とココナッツタルト（７＄）を２個とサーヨン（沙翁）（６＄）を２個ください。

あれ？安いなあ。全部で３８＄だと思ったのに３２＄でした。

包みを受け取って中環の駅まで歩き、帰りにウェルカムに寄って買物をしてホテルに戻ります。袋を開けるとカスタードクリームのいい匂いが立ちあがって来て。うわわ。喰うしかねえし。さっそく湯を沸かして、香港ミルクティーを淹れ。

袋から全部出すと、サーヨンが１個だけでした。でも、よかったこれで。２個は食べられなかった。だから３２ＨＫＤか。

まずはエッグタルト。柔らかくてとろとろなんで、もう崩れちゃってます。大きな口をあけて頬張ると、カスタードのあまくせつない味がします。甘さもごくわずか。台のビスケットも柔らか。食べたか食べないのか分からないくらいの、はかない菓子です。

ココナッツタルトは、味も食感も全く違います。食感は硬くて噛み心地のいいケーキで、ココナッツ味がウマイ。こちらの方が好みです。これ２個食べると、かなりの食べた感がありますね。

サーヨンは砂糖をまぶした揚げパンで、これも結構な食べごたえがあります。２個、要らなかったあ。生地ももっちりしていて、ココナッツタルト２個とサーヨン１個食べたら、なんだか再びおなかいっぱいになっちゃいました。

夜食どころか、夕食も要らんじゃないの？