日本ではなかなか食べられない味。好き嫌いが分かれそうですが、私は結構気に入りました。
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トントンマン
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
沾仔記（Tsim Chai Kee Noodle/ティムチャイキー）
|
|---|---|
| ジャンル | 中華料理、飲茶・点心 |
| お問い合わせ |
(+852) 28506471 |
| 予約可否 |
予約不可 |
| 住所 |
香港中環威靈頓街98號地舖 |
| 交通手段 |
港鐡（MTR)港島線・荃灣線 中環駅 C出口から徒歩8分 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
～￥999
～￥999
※訪問時点の為替レート換算での金額になります。 利用金額分布を見る |
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
| サービス料・ チャージ |
なし |
席・設備
| 席数 |
48席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
|
|---|---|
| お子様連れ |
子供可 |
| ホームページ |
http://en.yelp.com.hk/biz/%E6%B2%BE%E4%BB%94%E8%A8%98-%E9%A6%99%E6%B8%AF |
| 備考 |
住所(英語)：98 Wellington Street, Central, Hong Kong |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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3泊4日の香港出張を無事終え、東京に帰る日になりました。
この日のランチは、香港国際空港への直通列車の出発駅である香港駅近くでとることを計画していました。
翌日まで仕事の残っていた同僚2人が付き合ってくれたのですが、そのうちの一人の元香港居住者から、香港駅隣接のIFC(国際金融センター)の地下に人気の飲茶店「添好運(ティンフォーワン)」があるので、そこでとのオススメがありました。
ところが、同店に着いたところ、なんと11時前というのに長蛇の列が出来ていました。２回転はたっぷりかかりそうな列です。これには、その元香港居住者も驚いた様子で、並ぶのが大嫌いな私が諦めることを提案。次の候補を探すべく、香港駅から中環(セントラル)方面へ歩いてみてどこか探そうということになりました。
飛行機の時間にはまだ余裕がありましたので、色々と見て回りましたが、結局、ミシュランの常連であることと、なかなか日本では食べられない味ということから当店が候補になり、私の即断で利用が決まりました。
良く考えてみれば、飲茶は、今や日本でも当たり前にレベルの高いお店があるので、当店のようなお店の方が、むしろ貴重なのかもしれません。
こちらのお店は、セントラルに２店構えているのですが、そのうちの１店です。
11時40分くらいの入店になりましたが、店内は、なかなかの賑わい。あまり広くない店内ですが、地元民風の人と観光客風の人が入り乱れてなかなかの盛況です。それでも何とか空席が3席あったので、そこに陣取ります。
メニューは、卓上に備え置きのものがあります。
代表メニューのワンタンメンが$29(400円強)と安いです。その他、ワンタン、魚のつみれ団子、牛肉の3種類の具のうちの2種類を選ぶ2種類麺が$35(500円弱)、3種類全てが入る3種類麺が$39(550円弱)とどちらかと言うと色々入れた方がコスパが良さそうなイメージを受けます。
食いしん坊の私は、3種類麺に即決。スリムな同僚2人は、いずれもワンタンメンを注文しました。
同僚のひとりから、こういうお店だと水が出ないとのサジェッションがあったので、私はコーラを頼みましたが、缶コーラがそのまま出てきたのには驚きました。もっとも、２日目のランチを食べた尖沙咀（チムサアチョイ）の「牛陣」でもそうでしたので、これが香港の地場のお店のスタンダードなのかもしれません。
提供は、素早いです。2分待たずにワンタンメンと3種類麺がほぼ同時に提供されました。
私の３種類麺、なかなかのボリュームです。
まず、ひときわ存在感の大きい魚のつみれ団子をいただきます。
どんな魚のすり身なのかは全く分からず、かつ味も激ウマというわけでは無いのですが、このつみれはここでしか食べられない味でしょうね。オールド香港の香りがしてとても気に入りました。
次いで、麺をひと口。極細麺で、しっかりしたコシがあり、なかなか美味しい。提供時間から見ても、ごく短時間茹でる麺なのでしょうね。
ワンタンは、海老ワンタンです。すり身の中にプリプリの海老が入っています。かなり大型で具が詰まっているワンタン。日本のチュルチュルワンタンとは全く別物と言う感じでした。私は、チュルチュルワンタンも好きなのですが、この海老ワンタンも美味いですね。
そして、もう一つの具の牛肉ですが、これがたっぷりと入っているんですね。モチモチしていて食べ心地のいい牛肉（表面に片栗粉をまぶしてあるかも）がちょっと甘辛く煮付けられており、如何にもオールド香港といった感じの食べ物です。これもとても美味しいです。
スープの味は、鶏ガラとか豚骨とは全く別の中華のスープ。恐らく、魚のつみれや牛肉から染み出る味も混ざりあって複雑な風味を出しています。これはかなり好き嫌いが分かれると思いますが、ここでしか食べられない味。私はとても気に入りました。
添好運に振られて入った当店でしたが、結果的には大正解。やはりミシュランビブグルマンの常連は伊達では無かったですね。
今回の香港市街地での飲食は、初日夜の広東料理から始まり、当店で〆となりましたが、一番最後に私の一番好むその土地ならではの味が待っていたという感じです。食の都香港での食べログ活動の最後を〆るにふさわしいお店でした。