リッツカールトン香港の１０２階にある★★天龍軒。一度は食べたい天空での極旨飲茶。 : 天龍軒

滞在４日目のランチ。マイレビュアーさんともっとも楽しみにしていた食事です。

今回の滞在では最後となるＡ級飲茶ランチです。

リッツカールトン香港の１０２階にある二つ星の天龍軒。場所は九龍駅に接続されていますので、前の日に下調べしたのが生きてスムーズに到着しました。駅から接続していると言っても、かなり歩かされます。途中で３人の案内人に訊きながら、ようやくホテルの入口に。たしか９階だったかな。

ホテルのメインロビーは１０３階。エレベーターで直行します。ちょっと揺れますね。今の日本のエレベーターメーカーでは、こんな建屋の設計はしませんね。エレベーターが滑って行くガードの精度が１ケタ違うでしょう。精度と言っても１００分の１ｍｍ違いが１００ｍで、とかの恐ろしい数字ですが。ふらふらしてるエレベーターで１０３階に到着。

ロビーで天龍軒の行き方と同時に訊いちゃいます。

『ホテルの紹介ＶＴＲに出て来る背の高～いシャンデリア？は、どこにあるんすか？』おのぼりさん丸出し。

リッツ香港の顔とも言うべきシャンデリアがメインロビーではなかったために、チョイ訊きします。

『そちらのエスカで１０２階に降りていただくと、天龍軒のエントランスがございます。天龍軒の隣のレストランの映像だと思いますので、是非ご覧になっていってください。』

降りて行くと、おお、これやね。で、天龍軒のエントランス。いやはや、カネ、かけすぎやろ。リッツカールトンは５つ星ホテルの中でも上位です。

天龍軒。まあ、空間も調度品も景色も客層も、ペニンシュラとは全然違いますね。やっぱり格上やねえと。テーブルに置いてある花を絶賛しながら、まずはお茶で。もちろん飲茶にはポーレイ茶。そろそろ料理が来るタイミングでビールにしましょう。

事前にコアとなる料理は決めてますから、まずそれをオーダーし、その後のオナカと相談して次に進む、という理科系男子のワタクシ。オーダーがスムーズです。

＊水晶海老餃子
金箔が乗ってます（笑）。旨いけど、ぬるい。

『出来上がってから後ろのテーブルにずっと置いてあって。給仕が覗いたり、違う場所に持って行ったりしてましたよ。』

マイレビュアーさんからは事の成り行きが見えていたようです。迷子になっていた海老餃子。さっそくボーイを呼びます。

『これ、熱くないんやけど、どうしてこうことがおきるんかなあ？教えて？』

本人は事情が分かってますが、口を割りません。あかんなああ。

『厨房に言って、作り直し。待てないから、一番で作ること。厨房にも原因を報告すること。』

というアクシデントがありまして。まあ、ミシュランガイドの二つ星なんで絶対に作り直しはするはずですが、責任ある言葉は聞かれませんでしたね。これ以上は指導しませんでした。ボーイの育成までやっていたら疲れる（笑）。

ほどなく、作り直しが到着。

湯気がもうもうと上がってます。飲茶ですから、こうでなくちゃあ。あっっちっち。まあ、これがうまいのなんの。１０倍旨くなりました。同行者も大満足。当たり前やね。一発目からこれもって来い！です。

＊イベリコ豚チャーシューの腸粉
まあまあ。プレゼンテーションまで格上ですね。ここまで来るとＡ級とＢ級の差が歴然です。見た目だけではなく、チョーうま。この腸粉は、都合で来れなくなった方におみやで持って帰って食べさせたかったくらいです。

＊ＸＯ醤大根餅
大根餅が大好きな同行者絶賛の逸品。いやはや、うますぎ。ここは毎回来たいですね。客層では欧米人の含有率が高く、宿泊とか会議でリッツを使うその流れなんでしょうかね。英語も通じるし領収書も正規だし。

＊あわびのパイ
これは普通かな。ちょっと飲茶っぽくないとおいしいけど興奮しないカラダです。

ここまでが１ｓｔオーダー。メニューをチェックしてますので、追加もスムーズなリカダンです。

＊豚シューマイ
①コリアンダーと海老
②トマトと帆立
１皿に２種類のシューマイが乗ってきます。どっちもさすが～の旨さです。再び興奮状態に。

＊シーフードガーリックチャーハン
オナカイッパイですが、チャーハンだけは食べていこう、と相談がまとまり。食べれなかったら持ち帰ればいいじゃん。
まあ、これほど旨いチャーハンはなかなかないですね。苦しい苦しいと言いながら完食してしまったワタクシたち。

いやあ、今回のハイライトでしたね。お一人様、たしか５５０ＨＫＤくらいでしたよ。飛行機代払っても安いでしょ！