無料会員登録/ログイン
閉じる
川龍村の緑の中にある「端記茶樓」で楽しむ早朝飲茶~オープンエア席で清々しい朝のひととき
こちらの口コミはブログからの投稿です。?
記事URL:https://www.princess-miler.com/kaigaisanpo-hongkong-duenkee202002/
川龍村の緑の中で鳥のさえずりを聞きながら飲茶の朝食~(9)2014年7月連休で行く香港3日間
香港へ到着した日の翌日、早朝から地下鉄とバスを乗り継いで、飲茶を食べに出かけました。
行先は、「川龍村」。新界のMTR(地下鉄)荃灣駅から80番のミニバスに乗って30分で到着する山の中腹にある村です。80番のミニバスの終点が「川龍村」。どこで降りたらよいのか迷うことはありません。私たち夫婦の乗ったミニバスの運転手さんは大変親切で、私たち夫婦が観光客とわかると、「飲茶食べに行くんだね」と、お店に行く道(下りていく細道)の場所を教えてくれました。
周囲は、野菜畑が広がる山の中。ビルで埋まっている香港とは全くイメージの違う場所、「ここが香港なの?」と思うほど、緑に囲まれた清々しいところです。
バス停から路地を進み少し下りたところに目的のお店「端記茶樓/DuenKeeChineseRestaurant」があります。建物に大きく名前が書いてあってので、場所がすぐにわかりました。
早朝から営業しているお店で、早いほうがゆったりと食べられると聞いていたので、ホテルを6時に出てやってきました。早朝の山の中は、空気が澄んでいて、本当に気持ちいい!早起きは三文の得です。お店の1階部分(オープンエア!)は、テーブルと椅子がたくさん並んでいて、すでに地元のお客さんが飲茶の朝食を楽しんでいます。
レストランの建物は3階建て。座席は、建物の周囲にあるほか、1階、2階、3階の各フロアにあります。
スタッフが案内してくれるのかなあ、と思っていたのですが、まず、誰がスタッフで、誰がお客さんなのかわからない状態。周囲の様子を見ていると、お客さんたちは、めいめい好きな席に座っていくようだったので、私たち夫婦も、建物の中の様子を見て席を決めることにしました。
2階に上がってみると、小さい小部屋がいくつかあり、それぞれに大きな丸テーブルがあります。3階には、オープンエアの席もあり、ここが一番にぎわっている様子。さらに3階に上がってみると、屋根のない屋上席と、ここにも小部屋があります。奥の部屋には、鳥籠を持ったおじさまが集まっていて、みなさん知り合いの様子。鳥を見ながら、楽しそうに歓談しています。
さて、どこに座ろうかと周囲をうろうろしていたところ、常連客と思しきおじさまが、3階の外の見えるベランダの席を譲ってくれました。
さて、お茶とお料理をもらってきましょう。
そうなんです、こちらのレストランは完全セルフサービス。お茶もお料理も、自分で給湯室や料理台まで行ってもらってくる形式。どこかなあ、と探していると、これまた常連客のおじさまが「あっち!」と指差していろいろと教えてくれました。
給湯室には、ポットが整列しています。広東料理レストランでよく見かけるあのポットです。レンゲや箸、お椀なども、ここから自分たちでとっていきます。お茶の種類は、ここから好きなものを選びます。香片(ジャスミン茶)、壽眉(ソウメイ茶)、水仙(ウーロン茶)、普洱茶(プーアール茶)があります。妻は、壽眉が好きなので、これに決定!ポットに茶葉を入れ、お湯を注ぎ、お茶の準備は完了。まずは、お茶と箸などを席まで持っていきます。
その後は、料理台へお料理を取りに行きます。揚げ物系。春巻き、タロイモコロッケ、揚げ焼売、肉餅揚げ・・・どれも美味しそう。蒸篭がうず高く積まれています。中身は、ふたを開けて確認。好きな蒸篭を持っていきます。(ちなみに、同じ列であっても、必ずしも同じお料理ではないことがあります。お気に入りの飲茶が見当たらない時は、下の蒸篭の中身を見てみることをお勧めします。)厨房をのぞくと、大きな蒸篭にたくさんの点心が並べられて蒸されていました。点心の数に驚きます。このほか、御飯もの(蒸飯、もち米など)や大根餅などの焼き物が並んでいる台があり、そこから好きなものを選んでテーブルに運びます。
座った席からは、周囲の山が望めます。外でいただく飲茶って、美味しい!
いただいた点心は、(手前から時計周りに)蝦餃(エビ餃子)、山竹牛肉球(牛肉団子)、鮮竹巻(湯葉巻)、鹹水角(肉あんのもち包み)。いずれも大振り、しっかり味のついた、昔懐かしいお味です。4品いただいた後、もう少し食べたいね、とまたお料理台を見に行きました。
新しい点心があったので、春巻き、肉団子(名前不明)、豚肉の豆鼓蒸しご飯をいただいてきました。春巻きは揚げたてだったのか、熱々ぱりぱり。蒸しご飯は、豚肉の味が程よくご飯にしみて、土鍋ご飯を思い出すお味。この3品も美味しくいただきました。
食べ終わって、お勘定をしようとあたりを見渡すと、隣のテーブルに座っていたおじさんが、お皿の数を数え始めました。お客さんと思っていたおじさんが、実はお店の経営者と思しき方。お皿の数で料金を計算する回転寿司方式。95ドルを支払ってお店を後にしました。
これだけのお料理をいただいて95ドルとは、非常に安くて驚き。香港の町中では考えられない安さです。このボリュームと値段、そして、何よりも山の中で空気がきれいで清々しいのが気持ちいい。
香港の町中から1時間の郊外、山の中でいただく飲茶のおいしさに、夫婦ともに、大満足。次回の香港旅行でも朝ごはんに川龍村に行こう!と今から決めています。
端記茶樓(DuenKeeChineseRestaurant)
荃灣荃錦公路川龍村57-58號
営業時間は、早朝6時から午後2時くらいまで
2490-5246
こちらの口コミはブログからの投稿です。?
口コミが参考になったらフォローしよう
プリンセスマイラー
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
プリンセスマイラーさんの他のお店の口コミ
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
| 店名 |
端記茶樓(Duen Kee Chinese Restaurant )
|
|---|---|
| ジャンル | 飲茶・点心 |
| お問い合わせ |
(+852) 24905246 |
| 予約可否 |
予約不可 |
| 住所 |
香港57-58 Chuen Lung Estate, Route Twisk |
| 交通手段 |
MTR荃灣線で終点の荃灣(Tsuen Wan)駅まで行き、B出口を出て正面の歩道橋を渡る。渡り切ったら右側の階段を降りる。階段を降りたら左手の果物屋と両替屋の間の路地を進むと右手に80番のミニバス(Public Light Bus)のバス停がある。ここで80番のミニバスに乗って終点まで行く。バス停のすぐそばのお店の右側を降りてゆくと、端記茶樓があります。 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
¥1,000~¥1,999 |
| 予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
※訪問時点の為替レート換算での金額になります。 利用金額分布を見る |
| 支払い方法 |
カード不可 |
| 席数 |
55席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 |
| 空間・設備 | オープンテラスあり |
| 料理 | ベジタリアンメニューあり |
|---|
| 利用シーン |
家族・子供と | デート | 一人で入りやすい | 知人・友人と こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 景色がきれい、隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
| お子様連れ |
子供可 |
| 備考 |
地域区分が間違っています。 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
今回の香港旅行のテーマは「飲茶を楽しむ」こと。香港到着翌日の朝食は、川龍村の「端記茶樓」に飲茶を食べに行ってきました。
川龍村には、新界のMTR荃灣駅からミニバスで向かいます。山道をスピードを出して登っていき・・・30分ほどで到着します。乗車するのは80番のミニバス、行先が川龍村ですので、降りる所を迷うことはありません。ミニバスの車内はこのような雰囲気。オクトパスカードで料金の支払いができるので便利です。
ちなみに、レストランの営業時間は早朝6時から。一方、80番の始発は6時ですので、ミニバスで開店時間に到着することはできません。順調に行って、6時半過ぎです。
バスを降りると、川龍村にあるもう一軒のレストラン「彩龍茶樓」が見えました。こちらのお店も美味しいらしいのですが、皆さんが出かけるのは「端記茶樓」です。同じミニバスに乗っていた鳥かごを持ったおじさまも飲茶でしょうか、同じ方向に向かって歩き始めました。お店は、バス停脇にある階段を降り、住宅地の間を抜けた先にあります。
鳥かごは軒先につる下げられています。お客さんの一部は大切にしている鳥を連れて飲茶を楽しみに来ています。お店の中には、鳥好きの方が集まる小部屋もあります。
本日の目的地「端記茶樓」は2階建ての建物、1階にキッチンと座席、2階には座席と、鳥好きの方が集まる小部屋があります。1階の軒先には、オープンエアの席もあり、近所のお年寄りと思われるおひとりのお客さんが飲茶をたのしんでいます。1階の奥の部屋の中にもテーブルがあります。2階席はこのような雰囲気。丸テーブルが複数並んでいるオープンエアの席、屋根がありますので、雨の日でも大丈夫です。
2階席からは、レストランに集まる方の駐車場、その先には山の緑が広がっています。2階席に空きがあったので、そこに座ることにして、まずはお茶と食器を準備します。こちらのお店、基本的にセルフサービスですので、1階、2階にある給湯室にお客さんが自分で取りに行きます。
ポットを取って、茶葉を選び、お湯を注いでお茶を作ります。手前に見える赤い器は、洗杯用のボールです。このボールにお皿、湯飲み、箸などの食器を入れ、お湯をボールに注いで洗杯をします。お茶はバケツのような大きな入れ物に入っています。左から、「香片」(ジャスミンティ)、「壽眉」(白茶)、「水仙」(青茶・ウーロン茶)がありました。日本人にとって飲みやすいのは「水仙」、我が家は「壽眉」が好きなので、「壽眉」にしました。ポットを取り、茶葉を選んでポットに入れ、右側にある湯沸し器から熱湯を注いでお茶を作ります。湯飲みと箸もありますので、ここから人数分を取って席に持っていきます。
ここまで準備ができたら、次は、お料理を選んで席に運びます。
小さい蒸篭に焼売や餃子などの点心が入っています。蒸篭のふたを開け、中身を確かめながら好みの物を選びます。基本的に同じ列には同じ点心が入っているのですが、たまに同じ列でも違う点心が積み上げられていることもあるので、食べたい点心がない時は、次の蒸篭も確認してみることが必要です。大きな蒸篭には肉まんや蒸しカステラ、蒸しご飯などが入っています。チャーシュー肉まんやおまんじゅう等々。いずれもポーションが大きいので食べ応えがあります。蒸しご飯の蒸篭もあります。取り出すときに器が熱いので注意が必要です。スタッフにお願いするとお盆に取ってくれたりもします。
春巻き、タロイモコロッケなど揚げ物はガラスケースの中に入っています。この日は早い時間だったこともあり、まだ並んでいませんでした。
好みの点心と調味料を取って自分のテーブルに運びました。
まずは蒸し物3品。最初は、定番の蝦餃。海老がたっぷり入った餃子、薄い皮の中には海老の風味たっぷりの餡、とても美味しいです。湯葉巻きはオイスターソースの懐かしい味。ご飯が食べたくなる点心です。豚肉の焼売はとってもジューシーです。いずれの点心も大振り、そしてしっかり味が付いているので、食べ応えもあります。3品をいただいて、まだ食べられそうでしたので、もう一度1階に降りて、点心の探索。
牛肉球はジューシーで美味しいもの、野菜のしゃっきりとした食感も楽しめます。中華おこわの中にはもち米ご飯が入っています。チャーシューなどの具材と一緒に蒸したもの、少し甘目の肉あんが美味しいご飯です。
ここまでいただいたところで、ほぼ満腹。ひとつひとつが大きいのであまりたくさんの種類が食べられません。最後に甘いものを探しにいきました。
デザートは胡麻団子かあんまんにしようかなと思いましたが、「豆腐花」があるのを見つけ、これに決めました。奥に見える樽の中に豆腐が入っています。赤いボールの中に入っているしゃもじで豆腐をすくって取ります。カップに盛り放題、好きなだけいただけます。器の脇にあるポットにはシロップ、その隣には砂糖が入っていますので、「豆腐花」にかけて楽しみます。柔らかめの豆腐に砂糖やシロップをかけていただくデザート、濃い豆乳を満喫できます。
6品でお腹は満足、お会計をして朝食飲茶は終了です。壁にはお値段が掲示されています。点心は、ひとつ15ドル~50ドル。器で料金が決まっているようで、スタッフにお会計をお願いすると、テーブルにあるお皿を見ながら代金を計算してもらえます。ちなみに、点心以外の一品料理はスタッフにオーダーしてつくってもらうお料理、西洋菜50ドルとあるのが、クレソン炒めです。ご飯もの、麺ものなども揃っています。一度も注文したことがないのですが・・・
朝から空気の綺麗な山の中で飲茶をいただけるのは清々しいもの。外の風を感じながらいただく飲茶は格別、ここでしか味わえないものです。
たまには都会の喧騒から離れて山の中で過ごすのもよいもの、また香港へ来た折にはこちらへお邪魔したいと思っています。