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G'メン2023怒涛の香港マカオシリーズ(その1)「ひつじ可愛いよひつじ。#ひつじは俺の嫁。ひつじ大好きだ! 」馳名枝竹羊腩煲
秘制枝羊腩煲。ぶつ切りの羊肉と湯葉を煮込み、腐乳のタレで食わせる、南方中華冬の部の鍋料理。これを知らなきゃモグリってモンである。
#東京カレンダー風味。
#食べログ的に撮るとこうなる。
腐乳のペイスト。これが全体を絞める。
生菜追加もあらまほし。
皮付きがポンイツ。
腐乳 #BCMKR!
共に煮られた馬蹄の食感、かおり、そして味わい。これを知らずして港菜を語るべからず、なんて、ね。はは。
お腹塞ぎに野菜で香り付けしたお魚のスープ。チューカ式止め椀とでもいうべきか。そもそも前半に汁物出すのって、洋食の影響を受けてから以降なんだとかなんとか。#知ってることを全部いう
#家庭画報風味。お魚と豆腐。湯むきしたトマトにきゅうり。真似したくなる組み立て。
#食べログ的に撮るとこうなる。
お魚に漬ける葱薑醤。たぶんこれだけでご飯三杯あえそうな。はは。
(ここからは別の回。一般的なコチラのオマカセコース。)おとおす。すじ肉をほろほろになるまで煮込んだ後、火からおろして味をじっくりと含ませたツマミ。この熱をとって味を含ます、が非凡なわけです
おとおすその2。キューリにそれとわからぬほどほんのり酢と塩気、わずかな油が加わった一品。日本だと酢の物よろしく酢酸と旨みでドーピングしてくるが、ここで止める抑制。
そしてこうなる。おとおすひと通り。これで最初のビアが空くわけです。
手羽先にお醤油と火腿などと炊いたおこわ的な米飯が詰まったもの。確かここが元祖。だが、そこここでインスパイア系という名のマネっ #よけいなことをかいてはいけません
#断面に着目する
粵式牛柳。パパイン系の酵素で柔らかく仕上げた赤身が中心。赤身ならではの食べ応えあり。
干煸四季豆の当店なりの解釈。川式のようにパチっとくる抹香くささではなく、豚肉の旨味を引き立たせる割烹。
オマケの甘いの。
杏仁の香りが漂う温かいココナッツスープに卵白が泳いでいる甜點。 デザートが温かいとホッとさせられる中高年世代。
こんぬつわ。
(オマケ)コロナ禍に加え、大陸との騒ぎがあったりで5〜6年ぶりにやってきて、少し歩き回る時間が出来たのでヒルサイドエスカレーターふもとのコチラへ。
そして我が家の兵站の補給。長く在庫が払底していて寂しかったぜ。
60年代廣東家常菜、を、すこしずつ「よそ行き」と「高級」に持っていくとこうなる。
創業1986年というから、それ程旧い店でもない
…と書き始めてから、ここ十年あまりの、同地の恐ろしいほどの変化を鑑みると、逆によく三十年「も」続けられてきた、と評価すべきなのかもしれない。
ヌベルシノワ全盛の時代。
あえて香港家郷菜を名乗り、九龍サイド、尖沙咀東や九龍塘あたりの雑居ビルに、文字通りのホンコンフラワーの内職屋とか化繊ブラウスの縫製工場があった頃、それらで働くひとびとが常食していた「廉価だが滋養と実質のある」、是但(卵白と鹹蛋を専らとした茶碗蒸し風のもの)、煲仔飯(臘肉や臘腸数片を炊き込んだ一種の土鍋釜めし)などの御菜に着目、材料に凝り、割烹にデリカシーを加え再構築、黒服の給仕する酒楼スタイルの店で、ちゃんとした宴会料理として円卓で提供できるようにした、というのがこちらの流れ。
つまり臥薪嘗胆の昔に想いを馳せつつ、豪奢と洗練を味わおうじゃないか、という今様に言えばコンセプト、社会通念上ではシノギの絵図のもとに開かれ、人心を掴み続けてきた店、という事になるか。
今の金融と投資で肥大し、大陸のマネー・ロウンダリングの受け口となり、一人当たりGDPがUS$32,000と、日本のそれを遥かに凌駕した金満香港においてはやや古風というよりオールド・ファションドなスタイルである。
が、数年に一度、多くても年一度程度、訪港するイナカモンキー・キノボリサンなヤップンヂャイ(日本仔:ま、大陸での小日本くらいの意味です)には、まだまだ懐かしくも鄙びた味わいなので、たまに思い出したように足を運ぶ。
そして古い郷土料理と言っても、冒頭ご案内「あの」ヌベルシノワの時代に洗練され、組み立てなおされたものだけに現代人が口にして違和感を覚えるようなことはない。
ましてや大陸の奥地の食堂で、へたすると大躍進と文化大革命当時から変らぬ(当時の)「革命的」烹調のままに出されて「う゛! 」と来るような代物でもない。
懐古な店では古法糯米雞翼に決めている。
決めているのに理由はない、あったとしても忘れてしまった。
もしあるとすれば前世紀末、鳥インフルエンザ禍の折、こちらで宴を張ろうとした折、
「名物の手羽先は衛生的に安全であるや? 」
と尋ねた折、
「ご安心ください、なにせタップリともち米を詰めて蒸し、揚げる関係上、一片が大きい手羽先を安定的に仕入れなければならず、結果、当店のものはすべて美国直輸入のフローズンものです。」
と、真実一路、正直に答えてくれた当時の給仕長氏に敬意を表して、とは、家郷菜、家常菜という言葉に、憧憬とイリュージョンを覚えて訪問する、他の顧客諸君には「薬にもしたくない」 #冷徹な事実 だから黙っている。
そう思いながら、くだんの「鶏の肉汁をたっぷりまとったモチ米入り手羽先からあげ」の先端を銀紙で包み、むんず! と指でつかみ、同地ローカル・ワードでは、なぜか「ケチャップ」と称されるリー&ペリン社謹製「ウスターシャ・ソース」をちょいとつけ、あんぐりと大口を開けてかぶりつき、咀嚼すると、まさに外脆內軟, 雞肉嫩滑多汁, 釀入香味四溢嘅糯米飯, 配上喼汁立即油而不膩! つまり
「外の皮ははらりとぱりぱりの中間な脆のおももち、肉身はしっとり、肉汁を吸ったモチ米はウスターシャソースの香気を借り、しっとりしながらまるで油濃さを感じさせない! 」(一部テキトーに意訳:ってか、イタダキ失礼! )
といったところでオトウサンいい調子。
ついで運ばれてくる煲仔飯には、古式に則り遠慮なく老抽(中華たまり醤油)を垂らし、今日ばかりはコレステロールなんざ知っちゃいないと猪油(ラード)をぞんぶん #BCMKR! とばかりにじゃあじゃあやってかき込むように食らうと、糖質と塩分、そして油脂で身体より先に脳が喜び、指先まで震えだし、ああ、いにしえの港人はこういう威勢のいいもの食って労働に励んでたンだね、おぢさんも今夜、銅鑼湾中心裏路地でフィリッピン・ミンダナオ沖民間ODAにハッスル(死語 しちゃうゼ! と気焔を上げない、事もない。
ニガウリビンボー! で、こんぬつわ。
醤肉。
手羽先もち米詰め。当店のスペッシャリテ。
冬瓜のスープ。ミニ佛跳牆的風情あり。旨し!
京都烤骨。
#食べログ的に撮るとこうなる。
是但。白身は出汁を吸うという事がよくわかる一品。
#食べログ的に撮るとこうなる。
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ムササビヒンソー
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| 店名 |
農圃飯店(Farmhouse Restaurant)
|
|---|---|
| ジャンル | 中華料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+852) 28811331 |
| 予約可否 |
予約可 ドリンク持ち込み料は1本100元です。 |
| 住所 |
香港Ming An Plaza, 8 Sunning Rd, Causeway Bay |
| 交通手段 |
1. MTR銅鑼灣駅で下車して、F出口を出ます。 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX) |
| サービス料・ チャージ |
10%サービス料 |
| 席数 |
100席 |
|---|---|
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間 |
| ドリンク | ワインあり |
|---|---|
| 料理 | 魚料理にこだわる、ベジタリアンメニューあり |
| 利用シーン |
|
|---|---|
| サービス | ドリンク持込可、テイクアウト、複数言語メニューあり(英語) |
| お子様連れ |
子供可 普通に小児、幼児が同席しています |
| ドレスコード | スマートカジュアル |
| ホームページ | |
| 公式アカウント | |
| オープン日 |
1986年 |
| 備考 |
民安廣場一期一樓から中國太平大厦一期にビル名が変わりましたのでご注意ください。 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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皮付きぶつ切りの羊肉を湯葉と共に煮て、腐乳のソースで食べる
「枝竹羊腩煲」
香港でも冬になると気温が10℃を切ることがあります。
この肌寒い時期には地元のひとも鍋料理に舌鼓を打つわけですが、中でも身体が温まり、ローカルフード、家郷菜ないし家常菜として好まれるのが、こちら。
四半世紀前、この季節に同地に赴任。
引き継ぎで残っていてくれた先任者と夕暮れ時、路地を歩いていた際、肉の煮える濃密な匂いと腐乳の蠱惑的な香りに足が止まり、飛び込んだ一膳飯屋みたいなところで食べて以来、マイ・ベスト・香港めしのひとつとな
……ったのですが、ちょいクセのある、という事は、ハマれば夢中になる、けど、「お上品」な育ちのぼっちゃん、お嬢ちゃんが苦手とする、においは、他の日本人駐在員や、美食を求めて同地はやってくるニッポンの自称「食通さん」からは、いまひとつ敬遠されがち
で、食うときは地元のひととだけ、になっていた一品。
帰国して久しく、ここ数年はコロナ禍で再訪も叶わず、口にできていなかったのですが、
「そんなに好きなら」
と、我が盟友 J氏が宴を張ってくれ、久しぶりにありくつことが出来ました。
羊の旨さもさることながら、共に煮て旨みを吸った枝竹(湯葉)や椎茸、馬蹄(白慈姑)の宜しさに目が白黒となり、ここにさらに投入された生菜(レタス)でもう、ノックアウト!
ひたすら我が舌の栄華を楽まない、事もない。
多謝!
「しかしMSSBさんといると、なんだかわたしも旧い香港を思い出しますねえ、いや、堪能堪能! 」
と、J氏。
昨今は当地の酒家、酒楼でも、イノベーティブなんとかが流行りで、こういう20世紀的烹調は「あんまり」受け入れられず、同世代同地人の氏も、日頃は戸惑いがち、なんだとか。
うはは、これを日粵合作
「をぢさんスタイル」
というんだぜ、はは。
尚、具体的な御菜の詳細は、別掲の写真ないし、写真のコメント欄に当たって頂きたい。