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バリの食材がアートに変わる!『Locavore NXT』で体験する“次世代ガストロノミー”
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ぼくの食べ歩き日記
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| 店名 |
Restaurant Locavore
|
|---|---|
| ジャンル | インドネシア料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+62) 0361977733 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
インドネシア10 Jalan Dewi Sita, Ubud, Bali |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
※訪問時点の為替レート換算での金額になります。 利用金額分布を見る |
| 支払い方法 |
カード可 電子マネー不可 |
| 個室 |
無 |
|---|
| ドリンク | ワインあり、カクテルあり、ワインにこだわる、カクテルにこだわる |
|---|
| 利用シーン |
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|---|---|
| ホームページ | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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「この食材は、どこでどう育ち、どんな物語を経てここに来たのだろう?」
そんな問いかけから始まるのが、バリ・ウブドのレストラン「Locavore NXT」。
目の前の料理に“背景”を見せてくれる、まるで食の研究所のようなレストランです。
ここではインドネシア産の食材だけを使い、しかもテーマは“ハイパーローカル”。市場に合わせてメニューを作るのではなく、「この土地にしかないもの」から料理を組み立てるという、逆転の発想。もはや料理というより、土地と文化を“翻訳”してくれる装置のような感覚すらあります。
最初に出てくるのは、屋上で育ったハーブを使った「Rooftop flora」。まるで花束のような一皿から始まり、「Root System」では発芽した根菜が土の香りをまとって登場。味の奥に“地面の記憶”が眠っているかのようです。
そして感動したのが、「NXT mushrooms, jungle garlic, elephant foot yam」。
滋味、香り、舌触り…まるで森の中で呼吸しているような感覚に。
「ローカルとは何か?」「美味しさとは何か?」
そんな根源的な問いを、体感させてくれる唯一無二のレストラン。
“次の食の在り方”を知りたい人に、全力でおすすめしたい一軒です。
Locavore NXT 2025年8月 ディナーコース(料理構成)
ウェルカム / アミューズ的要素
• Rooftop flora(屋上の植物)
→ 自家菜園や屋上ガーデンで育ったハーブ・花を使った小品。香りと彩りでスタート。
• Root System(根系)
→ 根菜や発芽した根の食材で構成。土の香りと滋味を感じさせる一皿。
• Toasted barley tea(焙煎大麦茶)
→ 香ばしい大麦茶で口を温め、後の料理への準備を整える。
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前菜・序盤
1. Custard apple, heart of palm, jicama, sprouted coconut
→ カスタードアップルの甘み、ヤシの新芽、ジカマ(メキシコ原産のシャキシャキ野菜)、発芽ココナッツの若い風味。南国らしい爽やかさ。
2. NXT mushrooms, jungle garlic, elephant foot yam
→ 自家栽培キノコ、野生ニンニク、巨大ヤマイモの一種を使った旨味豊かな前菜。
3. Spiny lobster, pineapple, beef garum, lemongrass
→ イセエビにパイナップルの酸味、牛肉の魚醤「ガルム」で旨味を強化し、レモングラスで香りづけ
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中盤
4. Mud crab, egg custard, torch ginger
→ 濃厚なマッドクラブを茶碗蒸し的な卵カスタードに。ショウガ科の花(トーチジンジャー)が華やかに香る。
5. Grains tempe, coffee, water lentils, kaliasem
→ 穀物テンペとコーヒーの苦味、ウォーターレンズ(浮草)やカリアセム(酸味調味料)で複雑な風味。
6. Catch of the day, bamboo shoots, white kimchi, watermelon
→ 本日の鮮魚に、タケノコと白キムチの爽やかな酸味、西瓜で清涼感。
7. Sweet potato, cured duck, breadfruit tape, duck jus
→ サツマイモと熟成鴨、パンノキの発酵菓子(テープ)、鴨の濃厚なジュで仕上げ。
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終盤
8. Aged duck, annatto, daikon, sawah lettuce
→ 熟成鴨をアナトー(赤色スパイス)で色付け、大根と水田レタスでさっぱりと。
9. Black sesame dumpling, duck broth, stinky beans
→ 黒ゴマ団子を鴨出汁で。強烈な香りのペタイ豆(stinky beans)でパンチを加える。
10. Not a cheese course, many condiments
→ チーズに見せかけた別の素材で作る遊び心ある皿。多彩な薬味を添えて。
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デザート
11. Mangosteen, aloe vera, kaffir lime
→ マンゴスチンの甘み、アロエの清涼感、コブミカンの香り。口直し的な中間デザート。
12. Tres leches, blood berries, SCOBY, long pepper
→ 3種のミルクケーキ「トレスレチェス」にブラッドベリー(酸味)、紅茶菌(SCOBY)、ロングペッパーのスパイシーな余韻。
13. Coconut, vanilla, citrus, chicken fat
→ ココナッツとバニラ、柑橘の爽やかさに意外な鶏脂のコクを加えた〆のデザート。
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