この口コミは、HKTさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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3.4
¥10,000~¥14,9991人訪問時点の為替レート換算での金額になります。
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料理・味3.2
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サービス3.4
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雰囲気3.8
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CP3.1
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酒・ドリンク3.1
2016/07訪問1回目
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料理・味3.2
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サービス3.4
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雰囲気3.8
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CP3.1
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酒・ドリンク3.1
¥10,000~¥14,9991人訪問時点の為替レート換算での金額になります。
まさにビーチフロント
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パン
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アミューズ
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ベビーオクトパスサラダ
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クラブビスク
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ローストチキン
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アヒルのカレー
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クレームブリュレ
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パンナコッタ
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外観
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閉店・休業・移転・重複の報告
スミニャックまで来ると、さすがにクタのような喧騒はありません。
ではここに泊まりたいかと問われたならティダッです。空港からは遠く離れ、サーフポイントでは無いことが自分の需要を満たしませんでした。
とはいえインド洋のサンセットとオープンエアな席が素晴らしいとの事でこちら様をweb予約した上で渡航しました。ビーチサイドシーティングプリーズ!と念を押したのですが…
残念ながらこの日は日中は晴れていたのに15時半くらいからスコールがあり、17時に訪問するも小雨が止まず、屋根の下の席に身を収めました。お天道様には逆らえないので仕方ありません。乾季でもそのような日があるので希望的観測は持たないで訪ねましょう。
幸いにもこのレストランには日本語メニューがあります。
特に白人の習慣が浸透した地では、画像イメージではなくテキストによって料理の想像を膨らませて注文するのが楽しいものです。そんな日本語メニューにも画像はありませんので脳内で可視化してみます。さらにこのレストラン、プリフィックスコースが無くアラカルトで注文するものの、フレンチやイタリアンのような構成が作れないことにちょっとした不満を感じました。特にアジアンカテゴリはインドネシアンメニューイチ推しです。ナシチャンプルーやナシゴレン、ミーゴレンなど、その一皿だけで済んでしまう品もあります。そもそもカテゴリが曖昧ですし、メインに当たる料理の一品の量が多いのです。シェアするのが賢明だと思います。
飲み物はバリのワイナリーによるスパークリングを取りました。スタッフがこまめに注ぎに来てくれて、それぞれの進み具合を鑑みて注ぐ量を加減していたのは素晴らしい接客でした。
スターターに一匙の品と、パンも供されました。自分は用いなかったので分かりませんが、パンのためにハーブを織り交ぜた丸いバターかマーガリンが添えられました。つまりパンはフレンチのようにいただけるということです。なのにメインに添えられるものが炭水化物だったりでちぐはぐに感じました。
・サラダ baby octopus salad with shallot macadamia dressing
酸味と塩気を控えたドレッシングをまとった提供なのは評価できるのですが、このクラスのレストランにしてはあまりにも普通な盛り付けで肩すかしを喰らいました。トマトは水分を含んだ種の部位を外して細切りのバリならではの調理でした。子蛸はイイダコより小さな種類でした。数えるほどしか含まれていませんでしたし、目につく盛り付けでもありませんでした。なにか腑に落ちない気持ちが残りました。
・蟹のビスク
具材が載った皿と、スープの入ったポットが分かれて現れました。具材にイクラが数粒あったのを視認したかと思うとスタッフがスープを皿に注いでいるではありませんか!日本人ならイクラ平気か?と思いませんか?それともそんな風に感じるのは自分だけなのでしょうか?いずれにしてもイクラはビスクという大海に紛れて行方知れずとなりました。このビスクは明らかに乳を加えていながら、舌に絡むような濃厚さが無いのは口寂しいとはいえ、さらりとした口当たりで蟹味噌の風味を引き立たせていました。餃子のように見えるのは蟹の揚げワンタンです。
・ローストチキン roasted brine organic chicken
若い鶏さんでした。脂が少ない身ながらやさしく加熱されてしっとりとしていました。オークラのローストチキンを連想させるとても美味しいチキンでした。鶏のグレイビーソースというのも美味しいものです。メニューの説明にはきのこのソースとありましたが。とにかく鶏を主役にした量感のある豊かな全体像に感心しました。ガルニチュールのほうれん草のグラタンがこれまた秀逸でした。随分と濃いベシャメルソースですね、と感じたものの、マスカルポーネを使うとこんなにも豊かな味わいになるとは驚きです。乳とともにくたくたに加熱されて焦げる寸前のほうれん草に、料理人の、フレンチにも通じてますよアピールを感じてしまいました。もうひとつのあしらいは人参の載ったクスクスでした。いえ、これがクスクス多めのコリアンダーのタブーレだったのでしょう。まあ、型抜きするにはクスクスが多いほうが易いものの、これをタブーレと名乗るのはどうかと思います。
・あひるのカレー bebek menyatnyat
やはり鶏とは異なるしっかりとした密度の筋肉です。けっしてクセのあるものではないのですが、鴨のように血の香りがしないのに野趣のあるのがやはりあひるです。ココナツミルクで煮込まれて骨離れよく、先のロースとチキンとは違ってわずかに弾力のある噛み応えが楽しい品でした。この品には米が付きました。一品として完成されていました。それにしてもパンが食事を通して提供されるのに、何故に炭水化物も添付されるアジアンを提供するのかは疑問です。そしてこちらほどの格式あるレストランにおいて、この地で駄菓子のごとき存在の揚げうどんのようなものが添えられていたのが溜飲の下がらない気持ちにさせられました。
こちらは西洋風の料理を提供されていながら、内心ではインドネシアンを食べて欲しいと願ってらっしゃるのでしょうか。軸足をどこに置いているのかがあいまいで、ブレている感は拭えません。
・デザート
クレームブリュレはバニラとパンダンの二種にオレンジのソルベが添えられていました。バニラは日本で食べているものとそう違わないもの、パンダンは緑を帯びて枝豆に似た香りを感じました。後日同じような体験をしたのでバリでは馴染まれている食材なのでしょう。もちろんどちらも表面パリパリでした。オレンジのソルベも含めて、ひとりで食べきれる量とはいえ、なかなか立派なデザートでした。
・パッションフルーツのパンナコッタ passion fruit, rosewater pannacota
グラスにストライプに透けるパッションフルーツゼリーの山吹色とパンナコッタの白、盛り盛りの苺、大きく葉を開いたミント、とにかく大胆です。付け合せに苺のソルベ(メニューには苺のアイスクリームとありました)と炭水化物の菓子(メニューにはポレンタのベニエとありました)。ほどよく酸っぱいパッションフルーツとやさしいパンナコッタの出会いはまるで、実を結ばない行方と知りつつ、恋愛物語を懲りずに味わっているかのようです。パッションフルーツには何ものにも替え難い鮮烈さがあります。苺のソルベは自分には若干甘く感じられ、せっかくの恋愛物語に横槍を入れるいけ好かない脇役のようでした。
それにしても欧米文化におけるデザート・デセールというものは、日本人が考えている以上に食事における役割が大きいのでしょうね。日本人男性諸氏におかれましては、ここは女性陣という長いものに巻かれて納得してもらえるまで付き合いましょう(笑)。
総合☆3.0
ローストチキンに手を付けはじめた頃合いに、スタッフ達が屋外のテーブルのセッティングを始めました。これはもしや…とスタッフに声をかけるとすぐさま席を移っていいですよ、との回答がありました。すでに陽は沈み、未だ雲が垂れ込めていましたが、やはり波音を近くに聞きながら空の下で過ごすひとときはとても満ち足りた贅沢なものでした。ぜひ再訪したいものです。