☆~一言で言えば　: One of earthly paradises : AYANA Resort and Spa

＊＊＊　マロワン＜Malouin>の Smug tongue,,,,, Just for your information,,,,,

◎心はどれだけ幸せだったか？

ひさびさのバリ。いろいろ検討した結果、１０年以上前にRitz-Carlton Baliだった時代に一度泊まったことがある、ここAYANAの、Ocean View Cliff Pool Villa に滞在することにした。できれば海との間に他のVillaの屋根が目に入らないOcean Front Pool Villaに滞在したかったが、バリのハイシーズンの乾季だからか、一泊約１２００ドルと、同じ広さのOcean Viewの約２倍のrateには、今回は約１週間の滞在なので些か怯んだ。
結果論としては、Ocean View Cliff Pool Villaで充分だった。初日にVillaに入った瞬間は、前方に点在するOcean Front Pool Villaの屋根が視界に入り、完全に開けていない眺望がちょっと気になったが、傾斜地ゆえに水平線は綺麗に臨めたので、だんだん気にならなくなり、Ocean View　Villaからの眺望で十分心は幸せになれた。

Villaの広さは500平米超で、設備、メンテ、清掃、リネン、水圧含めて水回りなど、満足度は総じて高い。同じ価格帯の隣接するAll Villa 形式の宿であるFour Seasons Jimbaran の約２倍の広さ、そして庭のPrivate Poolは３倍ぐらいの広さがある。Four Seasons のPrivate poolはpoolと言っても大きめの部屋付き露天風呂という感じだが、このぐらいの大きさがあると結構泳げる。
敢えて欠点を上げるなら、Villa内のリビング、ベッドルーム、バス他水回りに別れた３区画のうちの、リビング部分がいささか臭い（例えれば年季の入った別荘的カビ臭さかな）。ただ、他の部屋にはこの臭気がないから、ソファなどの家具に起因していると思うので、家具を刷新すれば簡単に解消できるのでは？という感じはした。

Ayana Resortはホテル棟とVillaでは、フロントやシステムも分けれられていて全く印象が変わるように図られている。
Villaに滞在する場合は自ずとお籠り型の滞在となりがちだが、このResortは広大な敷地に２箇所の大型ホテル棟、及び点在するVilla付帯の全てのFacilityは共通で相互利用できるようになっていて、かつVilla滞在の場合は、各Villa付きのバトラー経由のアレンジで、それらの利用時にかなり優遇が図られている。例えば大人気・大混雑のROCK BARの夕焼け時間帯の席、海岸に突き出たプールのカバナ、テニスコート、スパ等々が全て別枠で確保してもらえる。レストランの席なども明らかに良いテーブルが確保される。
だからVILLAに籠りきりにならずに、Resort内のFacilityを使えば使うほどVilla滞在の価値が増す。（もちろんハネムーナーや真のセレブなど”籠る”理由がある場合は無理強いしませんが（W））

そして、意外にも一番有用だったサービスは、滞在中貸与されたバトラー直通携帯電話。この電話で呼ぶとすぐに来てくれるバトラー運転のカートで広大なリゾート内の何処へでも送り迎えしてくれたこと。これが無いと、Resort内シャトルバスのstopまで歩き、なかなか来ない混雑したバスを待たないといけない。この専用カートでの足回りが、滞在を想定以上にActiveにしてくれた。

Resort内を回っていると、潤沢な人的資源を投入して常時あらゆる場所が良く整備されているのがわかる。常に誰かが、目立たない動きで植栽の手入れや道の掃除をしている。
歩いての散策も愉しいResort内には、ハッとする景色や地上の楽園と呼んでも過言でない雰囲気の場所が多々あり、睡眠を除く一日約１６時間を５−６時間はVilla内で、１０時間はResort内のどこかで飲食、ジム、スパ、散策、テニス、海辺のカバナで寛ぐなどして過ごしたが、１週間滞在しても全く飽きることがなかった。

◎舌はどのくらい唸ったか？

今回は、Kutaなどの街場に全く出ることなく1週間滞在したので、１０箇所以上はあるResort内のほぼ全ての飲食施設を回った。
残念ながら、インドネシアでは食に多くは期待しない、という私たちの経験則は今回も覆ることはなかった。

ゆっくりと時間をかけて朝食をとり、１６時前からROCK BARのVilla滞在者専用テーブルで日没まで呑みながら過ごし、その後、どこかで夕食を取るというのが日課だったが、夕食で舌が唸ることはほぼ無かった。ただ、サービスやロケーションを含めてのambienceは、どのdiningもそれぞれに素晴らしく、舌さえちょっと辛抱させておけば、心がとても幸せになれる夕餉の時間を過ごすことができた。
なお、食事のprice tagも、部屋代同様、５-6年前の1.5-2倍というイメージ。もちろん対円・ドルのIDR為替レートのハマり具合もあるだろうが、感覚的には沖縄のブセナテラス クラスより高い。

レストランの中では特に下記の２箇所が良かった。

*ROCK BAR

素晴らしい。南イタリア以外でこんなロケーションのBARは見たことがない。このBARにいる時間は至福と言える。
雨の日を除き、毎日、日没前に行き、２時間ぐらいを過ごした。
カクテル類のレベルは高い。タパス類は？？なので、初日以降はチップスなど乾き物以外は注文せず、日没を眺めた後はすぐに夕食をとるdiningに移動した。なお、夕暮れ時はBARへ降りるためのゴンドラが長蛇の列であり、着席まで大変そうなので、AYANAに滞在していない場合の利用は余りお勧めできない。逆に宿泊客には別ゴンドラが有り、さらにVillaに泊まっていれば、通常の席より海に張り出した専用の円形席が確保されているので、是非利用すべきと思う。

*カンボンバリ

料理はバリ料理が盛りだくさんのオープンキッチン形式のビュッフェ。あまり舌は唸らないが、バリ料理（普通のインドネシア料理よりかなり辛い。インド料理よりの味付け）を一通り食べられて興味深く愉しい。マンゴーなどの瓶漬けピクルスはビールの友としてぴったり。
剥いで供される豚の皮は、横に置かれている香草ペーストをつけると旨い。このペーストは見た目が辛そうなので、日本人は誰も取っていなかったが、ほとんど辛くない。

ビュッフェは愉しい程度だが、ショーは素晴らしい。バリ舞踊とケチャックダンスなのだが、ホテル内のレストランのディナーショーということで余興程度だろうと期待していなかったら、かなり本格的な演し物で驚いた。テーブルの上に、その日に演じられる物語のあらましが英語で説明された紙が置いてあるので、ショーが始まる前に一読されて置くことをお勧めする。


◎足が自然と、またここへ来たいと動くか？

清涼な気候、よく整備され、そこかしこに花が咲き誇る環境、東京から５時間強の飛行時間、現地空港からの距離（20分）、長期滞在に耐える豊富なActivity、総合的なService Qualityなどなどを勘案すると、世界中を見回しても、この世の楽園的場所の一つと言える。
今回、久々に訪れたが、明らかに全てが１０年前より向上しており、近々、再訪したい場所・宿となった。

◎会計担当の我が家の財務大臣の反応は？

We deemed all price tags in the resort were for profusive honeymooners looking for once in a lifetime experience.

☆In a word ~一言で言えば　: One of earthly paradises.

●他の人は言わないかもしれないA straight tip

子連れには向かないResortと思った。理由はBeach。メインとなるKubu Beachは波打ち際でさえ、小学生以下の子供にはいつ事故が起こってもおかしくないほど、毎日、波が高い（怒涛のような勢い）。海岸のカバナに横たわりながら見ていて、よそのお子さんのことながら、ハラハラした。
Poolだけで家族づれで楽しむなら、おそらく他にもっとReasonbale ＆ Enjoyableなところが近隣にたくさんありそうだ（ヌサドゥアのホテル群とか）

おそらく税の関係と思うが、アルコール飲料がソフトドリンク、またモクテルと呼ばれるアルコールなしのカクテルなどに比べてSKY-HIGH PRICESである。インドネシア滞在中は肝臓を休めるという選択肢もありうる（W