[ペルゴラ劇場裏]ぼなぺTVファンなら一度ならず訪れたいトシさんの店 : TRATTORIA ACCADI

まもなくフィレンツェを発ってローマに向かうんですけど、14時過ぎのfrecciarossaだからまだ時間はあります。
そうだ、日本のイタリア好きがよく観ているYouTubeの人気コンテンツぼなぺTVに頻繁に登場するトシさんの店って確かフィレンツェだったよね＆行ってみよう！ということになり、店の場所を調べて花の聖母マリア大聖堂前のPiazza del Duomoから歩いて10分ほどのこちらの店へ。
ペルゴラ劇場の裏手にありました。
ちなみにぼなぺとは、buon appetito：どうぞ召し上がれという食事する際のイタリア語です。

周辺はフィレンツェの下町って感じで、庶民的な雰囲気がとても良い感じのエリアです。
フィレンツェってどこを切り取っても絵になる素敵な街ですよね。
”APERTO”になっているガラスのドアを開けて店内に入ります。
入口近くにはカウンター兼キャッシャーがあっていくつかテーブルがあり、その奥が厨房になっていてYouTubeでお馴染みのトシさんが仕事していました。

こんにちは！初めまして！いつもYouTube拝見してます！と声を掛けると、トシさん（三曳敏文さんと仰います）が日本語でありがとうございます！どうぞ奥の席へ！と元気に返してくれました。
厨房の向かって右奥にもテーブル席が並んでいて案外広いんですね。

お、どこかで見た顔だと思ったらマルコもいるじゃないですか！？ｗ
Piacere di conoscerti, Signore Marco, Sei molto famoso in Giappone!!
（マルコさんお目にかかれて光栄です　あなたは日本でとても有名なんですよ）
と声を掛けたら吃驚した後大喜び。
ふんぞり返って握手してくれましたw
この会話をホールの女性（この人も偶に見かけるな）が厨房のトシさんに伝えて、店内爆笑の渦です。
客もスタッフも顔見知りなんですね。

テーブルに着いてまずメニューを拝見、今度はこちらが吃驚ですｗ
なんとプリミとセコンディのセットで12€、円安でも2,000円しないとはすごい。
では今日はワインじゃなくてペローニをもらって、何を食べるか睨めっこ。

ワイフはカーチョ・エ・ぺぺとポリョとコニーリョ、私はペンネ・アッラビアータと豚肉のグリルにしました。
あ、ペンネ・アッラビアータはabbondante：大盛りにできませんか？と注文を取りに来たカメリエーレに聞いたら、ちょっと困った顔をして（この値段でpranzo出してるのに我儘言うなよｗ）聞いてみると。
通常のメニューであればもちろん対応してくれるんでしょうけど、この値段ですからねｗ

待つこと暫し、e'fatto!：上がったよ〜！とうトシさんの大きな声が聞こえてお皿がやってきました。
お、大盛りだｗ嬉しいな。
トシさんが我儘聞いてくれましたありがとうございます！

アツアツでちょっと甘味があってトマトが超濃厚、旨味の塊みたいなプリミですね。
お肉は少ないですけど12€ですから文句なしですｗ
ビールをぐびぐび飲んで豪快にいただきました。
ワイフのカーチョ・エ・ぺぺも超濃厚、やはり地元の味に仕上げてあります。
日本人は見たところ我々2人だけ、近所の人や近くで働いている人たちのためのランチセットなんでしょう。

パスタを食べ終わるかどうかのタイミングでセコンディも出てきました。
ワイフのポリョ（鶏肉）とコニーリョ（兎肉）はオリーブオイルで揚げ焼きしてあって、同じくオリーブオイルを乳化させたソースが敷いてあります。
なかなか凝った料理ですがこれを12€で出しちゃうとは（ポーションは小さいけど）素晴らしい。
例によって塩気のないパンと一緒に食べるととても美味しいとワイフは喜んでます。

私のmaiale grigliatoはきれいに焼き目がついてオリーブオイルが回し掛けられています。
シンプルな塩味でレモンを絞っていただきました。
これは白ワインが欲しくなる味わいですが、ここはビールをもう一本。
味の濃いイタリアのビールは。シンプルな肉料理との相性がとても良いですね。

駅に向かう時間が迫ってきたので、名残惜しいですがそろそろお暇しないと。
トシさんがまた良かったら寄って下さいと仰ってくれましたので、次回はちょっと腰を据えてこちらの店でビステッカをいただきたいと思います。

またお目にかかるのを楽しみにしています。
まあYouTubeでいつでも観られるんですけどｗ
これからもご活躍を楽しみにしています。

ご馳走様でした！！