スカンピの刺身に悶絶したシーフードランチ＠ミラノ編 : RISTORANTE Da Claudio

ミラノに行ったのは２０１３年の５月から６月の月マタギ。パリもよかったのですが、経験からミラノに行けばより旨いものが食べれると思い、ミラノとピエモンテへ行く計画を立てました。

ミラノに着いた日は、夕食でナポリピザの店に行きましたが、これは既報です。海外版では、店にリンクする機能がないのでそのまま貼り付けます。

http://tabelog.com/italy/A6510/A651005/65000004/dtlrvwlst/6612857/


少しずつミラノ旅行を紹介していきます。ただ、行った時点では食べログ海外版が始まってませんでしたので、今見ると写真が全然あかんですね。本当に参考の参考程度で。

滞在２日目のランチ。

ミラノに来るに当たってレストランの情報を集めましたが、まあ情報量が少ないですねえ。前回行ったパリの２０分の１といった感覚です。

ミシュランの☆レストランに行きたかったので、探し当てて日本で予約できたのは４軒。それと大好きなナポリビザのお店で行列が出来る、と言う評判店のリストが見つかってそのうち３軒は行ってみたい。と、合計７回の食事はまあ明確になっていました。一応ミラノのガイドブックは２冊持って行きましたが、ま、たいしたことなさそうなんで現地で参考程度に見ればいいかなって。

成田―パリ（１２時間半）＋トランジット（１時間４５分）＋パリ―ミラノ（１時間半）の間に、レストランに関する”宝の山“を見つけました。じゃ～ん。寝ても寝てもパリに着かないので、持って来たガイドブックに目を通すことに。

ＦＩＧＡＲＯ　ｖｏｙａｇｅのイタリア特集。

その当時、大きな本屋でミラノの文字が見える雑誌ってこのくらいしか置いていないので一応買っておきましたが、ぱらぱらとめくっただけでこんなものかと放置プレー。機内でお勉強していたら、うまそうなシーフードレストランが載っているじゃないですか。

滞在初日。夜のナポリピザが旨かった。いきなりテンション高い滑り出し。そして２日目。

あのシーフードレストランに行こう、と同行のマイレビュアーさんと意見が一致します。場所を確認すると、店はドゥオモの近くなんです。それじゃあ観光がてらに店に一度行っちゃいますか。というのも、このレストランは１階が魚屋で魚屋が開店するのが１０時ごろなんです。ですから、店に直接行ってランチの予約だけし、店が始まるまでショッピングというシナリオを考えつきました。

これが大成功。口開けで入店しました。

店は、１階でも食べれるんです。ただし、立ち飲みカウンター。店内の魚を買って刺身をアテにワイン、アリです。やりたかった。もちろんグリルの料理もあるようで、サラリーマンが大勢いましたよ。

我々が予約したレストランは２階にあります。実にスタイリッシュといいますか、デザイナーズレストランっぽい感じ。席に案内され・・・。予約をするには、ジブンで電話するか、ホテルのコンシェルジェに頼むかが一般的ですが、ジブンでレストランに行けるなら何かそれが一番確実かなって。

まずビールで乾杯しましょうか。ハイネケンがありましたので。イタリアビールは次の店から。と思ったら、おっと、昨日の晩呑んでましたわ。

席に着いて、おもむろにホール担当の男性を呼びます。持って来たＦＩＧＡＲＯを開き、ほら、これって汝の店でしょって写真を見せます。そして料理の写真を指差して、これを食べたい、と。すると、彼曰く、

『この写真の料理は今日はできない。鮪のプレートならあるがそれでもいいか？』

難しい判断です。料理の内容を訊いてもその差がよく分からず。おし、それでいこうと言うしかないですわ。もうひとつは、こっちの写真にあるオマールエビのキタッラパスタを所望するが、いかがじゃ。大きなオマールエビにぐるぐるパスタを巻いたテンションあがるビジュアル。取材の時に思いっきりオサレ料理を作らせた疑惑が（笑）。

『この写真の料理は今日はできない。チョップしたロブスターが入っているパスタはいかがなりや。そちらは、ただし、殻は付いていない。パスタに混じっている。』

う～ん、しょうがない。じゃあ、それで。それと、スカンピを生で食べたい。とりあえず、意思疎通はなんとなく図られた？

お客さんがどんどん入場してきます。その時は不思議なことに男の二人連れ多し、と思いましたが、後になると、ちょい悪オヤジは男同士で集まる性癖があることが判明。そういう社会なんだ、って頭を切り替えます。

奥のテーブルでは会社ＶＳ会社のビジネスランチが１組８人でやってました。こいつらがうるさかったな。日本と同じやね。会社の金で喰うものが一番うるさい。

スカンピ登場。うああ、こうなっちゃってますか。パリで食べたスカンピちゃんとは種類が違うようですね。でっかい。頭から上を残して、下半身は剥いてあります。

申し訳ありません。これがめちゃめちゃ旨かった。白ワインを追加。ボトルで。

パスタはリングイネでした。たしかに殻のないロブスターの身だけが入ったトマト味。身はごろごろたっぷりと入っています。これも旨いね。合格でしょう。これがイタリアのパスタ事情かってかなり見通しが立ちましたよ。イタリアでの初パスタ。海老の濃厚な味わいでパスタがするする入っていきます。もう一度喰いたい。

鮪。これがあかんかった。ワレワレから見れば、明らかに火を入れ過ぎ。付け合せの野菜がぼさぼさ。こっちは残しました。ま２勝１敗と言ったところでしょうか。繰り返しになりますが、１階にはスタンドイートインがあって、大勢のお一人様がＳＡＳＨＩＭＩやらクックトディッシュとパンとワインのランチをお楽しみでありました。ランチでワイン、マターオフコースの国であります。

フィレンツェに１ヶ月の出張で同じ会社におりましたが、社員食堂には当然のようにワインが置かれ、当然のように呑んでおりましたな。

次回行くことがあれば、１階の魚売場までホール担当を連れて行き、

ジス、ジスと指差しながらＢＢＱ，とか、グリル、とか、ＳＡＳＨＩＭＩとか、パンフライドとか言ってオーダーしてみたいです。イタリア語のメニューが読めない日本人ですから、それでいいんでないの。

参考までに、この日のライトな昼食の値段を書いておきます。（２０１３年５月現在）

COPERTO 3.00euro
SCAMPI MAZZARA 18.00
LINGUINE ALL’ASTICE 24.00
TAGLIATA DI TONNO 24.00
ACUA 3.00
BIRRA 10.00
GEWURTZTRAMINER TERLANDO 23.00

ワインが安！