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午後8時
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私の食べたもの
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娘家族の食べたもの
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トレイに載って運ばれる
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マーシュが主体のサラダ
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私も一つずつ食べてみた
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大きなタッチパネルで注文する
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割引券使用 (10EUR)
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サービスコンセント
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お決まりの幼児用遊具
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MONDOJUVEショッピングセンターにある
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午後9時
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1971年、銀座三越1階にマクドナルドの日本進出第一号店が出来た時、煙草を燻らせた先輩の女子学生から「ねぇ、oggeti 君、マクドナルドのフィレ オ フィッシュ(Filet-O-Fish)食べに行かな〜い。」と誘惑され、ご馳走になったことがあります。
香ばしく揚げられたフライド・フィッシュとホワイトソースが柔らか過ぎるパンズに挟まれ、『フ〜ン、これがアメリカのファストフードって言うものか。』と軽い衝撃を覚えました。それまでの日本では、行儀が悪いと言われていた片手にハンバーガー、もう一方にマックシェイクを持ちながら”食べ歩く”文化を植え付けた戦略国は、同時にGATT・ウルグァイ・ラウンド農業交渉で粘り強く攻め続け、牛肉、オレンジ、小麦粉の貿易自由化を勝ち取りました。今でもヒルズ米USTR代表の怖い顔を思い出します。『この子らにパンを食べさせれば、大人になった将来も小麦粉が売れる。』
1985年、転機が訪れました。「プラザ合意」です。https://toyokeizai.net/articles/-/209556
戦略上手な国々のやり方に反発して「私は金輪際食べない!」と宣言しつつも日本の置かれている悲しい状況に翻弄され続け悔しい思いをさせられたのですが、『そうだ、米国企業と取引して仲良くなろう!』と逆の発想をして頑張ってきました。が、ハンバーガーは食べませんでした。
2013年、順調に拡大している米国企業との取引があるにも関わらず、4回しか訪れていないアメリカに、「ぜひ、挨拶に行って欲しい。」という部下の要請で降り立った西部の田舎町に深夜営業している店は McDonald's しかありません。28年振りに食べるチーズバーガーのショボい姿と味に『主義を曲げるのではなかった』と落胆したものです。
2018年、今回のイタリア滞在中にも海外資本(仏 米)が、地元中小企業を蹴散らしている状況を苦々しく思っていたのですが、スケート合宿から帰って来た孫娘にアメリカ文化好きの婿が「MONDOJUVEのMcDonald'sへ行こう!」と提案したら、「そうだ、そうだ、それがイイ。」ということになり、『イタリアのMcDonald'sはどうなっているのだろうか?』という好奇心も1%ぐらいは起き、 Harley-Davidson、DODGE Ram、Jack Daniel's 好きの婿のSUVに乗り込みました。
***
着いた先は、C・ロナウドの移籍が決まったサッカーチーム「ユベントス(Juventus Football Club s.p.a)」の練習場の隣に去年出来た「McDonald's - Nichelino」です。
「パパ、今なら別の店に行くこともできるよ。」と店の入り口で婿に言われたのですが、私の好奇心は51%に膨らんでいました。
1、イタリアの McDonald'sの味は如何に
2、アメリカのマニュアル式オペレーションはイタリアに根付いているのだろうか
3、どんな客層なのか
ドアを開けると「Buonasera! ようこそMcDonald'sに。」と ”Smile” 満面のかわい子ちゃん(死語)が迎えてくれました。勝手知ったる娘家族の向かった先は、「大きな全画面タッチパネル」です。
「パパ、何にする?」「フラドエッグの挟まったバリューセットがおいしいよ。」
「いや、ベーシックなチーズバーガー(1.4EUR)とフィレ オ フィッシュ(2.3EUR)にする。」「味を確かめたいんだよ。」
(日本の価格、チーズバーガー(130円) とフィレ オ フィッシュ(320円)) 現在 1EUR=130円
1、について
なにせ今回を含め、33年間で2回しかMcDonald'sを食べていないので比較するベースがないので何とも言えないのですが、娘がイタリアのハンバーガーの肉は美味しいと言うほどあって、5年前にアメリカで食べたものより香ばしく焼けた牛肉の味がしました。魚は日本が世界一ですからフィレ オ フィッシュはどことなく次亜塩素酸ナトリウムの匂いがするような キガシマス (©︎KYT氏)。チキンナゲットとフライドポテトも一欠片ずつ確かめましたが、何処で加工したものか、ひょっとしたらC國かもしれないし、東欧かもしれないし、これをパックに入った特製ソースに漬けたら全世界同じ味になるのは避けられません。
2、について
PDCAサイクル(https://toyokeizai.net/articles/-/99619?page=2)を回すことが苦手なイタリア人に仕事だからと言って「米国式の効率マネジメントを若い人に教える啓蒙主義的戦略」に基づいたこの店は、ダメなイタリア人を叩き直すには良いカモ。そうかと言って客が客だから、ウンザリしている表情を一瞬見せるフロア係のかわい子ちゃん(死語)は、長続きしないかもしれません。ともかく、ユニフォーム(ひとつの形)姿で一所懸命働いている店の皆さんの姿を見ると上手に運営されている印象を持ちました。他に良いハンバーガーショップがたくさんあるアメリカでこのMcDonald'sは評価が低くいそうですが、世界戦略をとる以上、取捨選択は必要です。
3、について
夏休みに入っていることもあり圧倒的に高校生グループらしき若い人が多いです。皆楽しそうです。
小さな子供を連れた家族もたくさん来ています。そうは言っても満足できる量を食べたら10EUR(1,300円)/人も掛かりますから、パスタ・ビアンコ(茹でたパスタにオリーブオイルとパルミジャーノを掛けるだけ)と家庭菜園で採れた野菜で済ませる倹約家族にとって、ここは贅沢な店なのかもしれません。日曜日でもあり、それなりの人々で賑わっていました。もしかしたら、近くの練習場に来たC・ロナウドが最新型のフェラーリに乗ってお忍びで立ち寄るかもしれません。
***
翌日、おいしいイタリアンを作りながら娘が言いました。
「私、子供の頃、他の家庭がやっているファミレスやファストフードに行ってみたかったのに何故パパは連れて行ってくれないのかと寂しい思いをした。」
今、娘の味覚は鋭く、料理も上手です。