冬のサルデーニャといえばウニ! 世界一のウニパスタに出会ってしまったかも : Ricciomania da Roberto

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4.7

¥4,000~¥4,9991人訪問時点の為替レート換算での金額になります。
  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気4.5
  • CP4.5
  • 酒・ドリンク4.5
2018/12訪問1回目

4.7

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気4.5
  • CP4.5
  • 酒・ドリンク4.5
¥4,000~¥4,9991人訪問時点の為替レート換算での金額になります。

冬のサルデーニャといえばウニ! 世界一のウニパスタに出会ってしまったかも

サルデーニャ島一周旅行も最終盤。
島で最大の都市カリアリにいます。
カリアリは3回目ですから勝手知ったる街ですが、結構大きいので全部はわかりません。
senso unico: 一方通行だらけなのでクルマだと走りにくいし。

これまで6日間サルデーニャ島のあっちをウロウロこっちをウロウロしましたが、どこも風景が美しくてお住いの方は素朴で真面目なお人柄、しかもとても親切で温かいです。
どの町で食事しても美味しいものしかありませんし、物価はローマの半分くらいだし、ホテルは広くて快適だし、治安は良いし、ナターレだしもう何も言うことはありません。
あと2日、後悔しないように存分にカリアリを楽しもうと思います。
ああ、サルデーニャのどこかに住みたい!!

12月ですが、カリアリは海に面していてポカポカと暖かいです。
風もなく気温は20度を超えています。
春の陽気ですね。

駅のある中心部から長い海岸がある東側のポエット地区までのんびり散歩です。
特に何かあるわけではありませんが、サイクリングする人、ジョギングする人でかなりの人出です。
我々のように海岸沿いを散歩している人もたくさんいて、休日の皇居周辺のジョガーの賑わいを彷彿とさせる人の数です。
そういえば、サルデーニャではローマのような病的に大きい人はほとんど見かけません。
皆さん運動好きなんですね。

遊歩道を歩いたり海岸線を歩いたり、靴を脱いで海に足を入れてみたりと、カリアリの豊かな海沿いの自然環境を楽しみました。
冬でこれだけ暖かいんだから、夏の海水浴シーズンはさぞかし暑くて海辺が賑わうことでしょうね。
結構歩いたのでそろそろ戻ろうかと思い始めたところで、道路脇に露店が出ているのを発見。
近寄ってみると、なんと噂のウニを食べさせる露店じゃないですか!!
どこに出るか&いつ出るかわからないとのことでしたが、運の良いことに出会ってしまいました。
露店の名前はRICCIOMANIA、ウニマニアってことですね。

これはサルデーニャの冬の味覚、ウニを丸ごといただく大チャンスです。
お店(というかテント)には大きなテーブルが設えられていて、そこで道具を使ってウニを割りまくってますね。牡蠣も売っています。
テントの周りには折りたたみの椅子とテーブルが7〜8組置いてあるので、そこに適宜座って食べるようです。先客は数組。混んではいません。
お値段はウニだけなら1人前7€。
牡蠣も一緒だと10€だそうです。安いなぁ・・・
しかもセルフサービスでパンと白ワイン1杯付き。

安い理由はすぐわかりました(笑)。
ウニが小さくて身入りがとても少ないんです。これなら7€以上では売れないかも。
プラスチックの小さいスプーンの先にちょこっとつくのが1腹ですから、日本の房の大きいものとは全くタイプが違います。
色もとても濃いオレンジ色で、日本のウニとはかなり違いますね。

でも食べてみると確かにウニ(当たり前だ)。
しっかりウニの味がします。海の香りもいいですね。
味ははっきりしていて結構美味しいです!
美味しいんだけど、もっとしっかり食べたくてイライラしてきます(笑)。
露店なのでウニの掃除は全然しておらず、結構砂を食んでいてジャリジャリします。
う〜ん、味は良いのに残念。1人前を食べて終わりにしました。

ちょっとだけウニを食べちゃって、夫婦揃って完全にウニもっと食べたいぞモード。
実は、海岸線に出る手前でRICCIOMANIAという店の看板を見かけていたので、あそこまで戻ってがっつり食べようということになりました。
戻り道はジョギングです。早く食べたいから(笑)。

ハアハア言いながら小走ること15分。
お店の前に着きました。
カリアリまで来て何やってんだろ。
店は駐車場の奥で、通りからは見えません。
奥に進むと入口に水槽があってウニがたくさん入っており、手前はオープンな調理スペースになってます。
奥にテーブルがズラリと並んでいますね。結構な数の客は入れそうです。

早速お店に入って2人だけど良い?と聞くと予約しているかと聞かれました。
えっ!予約しないと食べられないの?はるばるウニ食べに日本から来たのに!(違う)
と不安になったのですが、店主と思しき男性が、大丈夫!奥の席にどうぞ!と案内してくれました。
これから団体が来るんでちょっとうるさいけど良いかな?と言われ、イタリアの団体さんと食事する機会もそうそうないでしょうから喜んでテーブルに着きました。

メニューを持ってきてくれたカメリエーレに、この通り沿いにもRICCIOMANIAっていう名前のbancarella: 露店が出てたよと言うと、ちょっと困った顔になり、詳しくは知らないけどこの店とは全く関係ないとのことでした。Non hanno niente da fareだそうで。
同じ名前で露店を出すなんて紛らわしいですよね。

では例によって白ワインをお願いして、メニューを眺めます。
カメリエーレが、日本人だろ?美味しくて珍しいものがあるから食べてみてよ、というので何だか聞いたらイソギンチャクのフリットだそうで(笑)。
それは確かに珍しいけど下手物じゃないの?とワイフと相談。
でも好奇心が勝って食べてみることにしました。

店内は外光が入ってとても明るく、さあウニ喰うぞという?雰囲気です(笑)。
隣の家族連れがすでに割っただけのウニを貪り食ってますね。うまそー!
でもまずAnemone di mare イソギンチャクのフリットから。
結構おいしそうに香ばしく揚がっていますね。
レモンを絞ってエイやっといただいてみると、これがお肉のような食感で案外美味しい。
とびきり美味しいというほどではありませんが、磯の香りもあってワインととても合います。

ワイフが、これ食べたことあると。へ?食べたっけ?
前回カリアリに来た時にTrattoria Lillicuで食べたと言ってます。
ああそうだ、前菜が次々出てきた中にありました。
食べて思い出しました。
その時は何だか聞かなかったので記憶に定着していなかったんですね。

お次はコッツェ。ムール貝です。
これはこの時期のこの店のお勧めだそうで、ウニと並ぶ名物なんだとか。
確かに味が濃くて大きくて食べ応えがあります。
イタリアンパセリ(エルベッタ)がパシッと効いていて香りも抜群。
ワインがあっという間になくなってしまう味です(笑)。こりゃ美味い。

さて、お待ちかねのウニです。
とその時に隣に10人ばかりのご家族連れがワイワイ話しながらテーブルに着きました。
大柄な人ばかりで皆さんたくさん食べそうですね。
我々のウニを覗いて、美味そうだね〜!Sembra delizioso! と言うのでÈ delizioso! Ottimo! と言ったらびっくりしてました(笑)。

いやぁ、このウニ、とんでもなく美味しいです。
さっきの露天とは大違い。
ウニ自体が大きいし、ウニの房もかなり大きくて味が濃いです。口の中はウニでいっぱい。
しかも綺麗に洗ってあるので安心して食べられます。
スプーンですくって食べるのは露店と一緒ですけど、クロスティーニに乗せて食べるともう旨さ大爆発!さっきはパンもパサパサだったし。
Bistrot 64の能田さんが人生で一番美味しかったウニパスタはカリアリで食べたと聞いて以来、カリアリでウニを食べることが旅の目的になっていたんですが、ようやく叶えることができました。良かった良かった。

でもウニはこれで終わりではありません。
ウニパスタ Spaghetti ai ricci をいただかないことには終われませんから。
ウニを食べ尽くした後、パスタを大盛りでお願いしました。
ワイフも大盛りにするっておい(笑)。食べきれなかったら手伝ってと。望むところです!

ワインも2本目が空いてしまったので、3本目はカリニャーノが飲みたいと言ったらカメリエーレがそんな品種知らない&隣のご家族も知らないと。
Santa diのボトルの写真も見せたんですが、よく知ってるねぇと感心されて終わりです。
案外地元のことを知らないってことありますが、そのパターンでした。
カリニャーノはあんまり作ってないからなぁ。
ということで3本目もめでたくヴェルメンティーノです(笑)。

では、満を持してのSpaghetti ai ricci ウニのパスタをいただきます。
さすがabbondanteでお願いしただけのことはある迫力の量でやってきましたよ。
お隣のご家族みんな笑ってます。
でもこれくらいなら全然余裕です。早速ガンガンいただきました。

・・・もうねえ、この店の子になりたい!(笑)
家業継ぐから毎日このパスタ食べさせてください、っていうくらい美味しいです!
サルデーニャ初日にアルゲーロで食べたウニのスパゲッティもとっても美味しかったですが、この店のはそれを超えてます。ウニの味が濃いんですね。
味わいもポーションも大満足。あっという間に食べてしまいました。もっと食べたい。
なのでワイフの皿を見たら、なんとほとんど食べちゃってます(笑)。
お腹いっぱいだけど美味しいから食べちゃうとのこと。ちぇ。

ウニがもっと食べたいので、セコンディは食べる気になりませんからどうしたものかとカメリエーレに相談。
そうしたらPizza ai ricci はどうかと言われました。ウニのピッツァなんて作れるの?
チーズを乗せて焼いたピッツァに後からウニを乗せるスペシャリテなんだそうで、メニューには載っていないんだって!
それは食べずに死ねません(笑)。死んでも食べます!

10分ほど待って、愛しのPizza ai ricciちゃんが私のところにやってきました。
クロスティーニに乗せて食べたウニも美味しかったですが、アツアツの生地にチーズがとろけていてその上でじんわり温まって溶け始めたウニはもう天と地の差、美味くて失神しそう。
スパゲッティを食べ終わってもうお腹に一切何も入らないと言っていたワイフの手がそろそろとのびてきました。
食い意地の張った奴だ、さすが同志(笑)。

ということで、至福のウニ時間を過ごすことができました。
またこの時期に来ることがあれば(来ますけど)絶対にここでもっとウニ食べ尽くしプランを実行しようと思います。

え、食後にセアダス?まだ食べるの?
さすがにカメリエーレも驚いていました。
È la prima volta che i giapponesi hanno mangiato e bevono così tanto!
こんなに食べて飲む日本人は初めて見たそうです。
これは褒め言葉なのかな(笑)。

カフェ飲んで至福の時間もフィナーレ。
走ってきて良かったよ。
ご馳走様でした!!!

次回は5〜6人で大きなテーブルでワシワシとウニパスタとウニピッツァ食べたいんですが、誰かご一緒しませんか?


  • Ricciomania da Roberto - ウニを食べさせる露店発見!ウニだけじゃなく牡蠣も扱ってました

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  • Ricciomania da Roberto - 露店の名前はRICCIOMANIA ウニマニアってことですね

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  • Ricciomania da Roberto - パンと白ワインがついてウニ1人前7€ 安いです

    パンと白ワインがついてウニ1人前7€ 安いです

  • Ricciomania da Roberto - 安いですが小さいスプーンにこれだけしか取れません 安いわけだ(笑)

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  • Ricciomania da Roberto - ではRICCIOMANIAを出てRICCIOMANIAへ よく冷えたワインからスタート

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  • Ricciomania da Roberto - サルデーニャではどこでも白ワインといえばヴェルメンティーノです

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  • Ricciomania da Roberto - ANEMONE:イソギンチャクのフリットです 案外美味しいですよ

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  • Ricciomania da Roberto - COZZE:ムール貝は秋から年末にかけて美味しくなるとのことなのでいただきました

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  • Ricciomania da Roberto - 写真を比較すると一目瞭然 身入りが良くて綺麗に掃除してあるウニの登場です!

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  • Ricciomania da Roberto - ど定番のウニのスパゲッティ 生ウニとパスタは全員食べてました

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  • Ricciomania da Roberto - このいろ!このツヤ!生クリームなんかで伸ばしていない本物のウニパスタ 美味し過ぎて泣きそう(笑)

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  • Ricciomania da Roberto - もっとウニが食べたい!とカメリエーレに言ったら出してくれたピッツァ ああもう一度食べたい

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  • Ricciomania da Roberto - これだけ食べて甘いものが入るんだから女性は神秘です

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店舗情報(詳細)

「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら

店舗基本情報

店名
Ricciomania da Roberto
ジャンル イタリアン、ピザ
予約・
お問い合わせ

(+39) 3497743794

予約可否

予約可

週末は混むので予約しないと入れないことがあります
予約は電話でもメールでも可
info@ricciomaniadaroberto.it

住所

イタリアViale Del Poetto 82-09126 Cagliari

交通手段

カリアリ駅前からバスBF線、BQ線のどちらかでPoetto停留所下車 徒歩2分くらい
カリアリ中心部からタクシーで15分 8〜10euroくらい

営業時間
  • ■営業時間
    pranzo : 12:00〜15:00
    cena : 19:30〜23:30

    ■定休日
    なし

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

予算

¥5,000~¥5,999

¥3,000~¥3,999

予算(口コミ集計)
支払い方法

カード可

(VISA、Master)

サービス料・
チャージ

coperto 1.5€

席・設備

席数

80席

(駐車場に臨時のテラス席を出すことあり 20席くらい)

個室

貸切

禁煙・喫煙 全席禁煙

テラス席も禁煙

駐車場

空間・設備

無料Wi-Fiあり

メニュー

ドリンク

ワインあり

料理

魚料理にこだわる

特徴・関連情報

利用シーン

ロケーション

隠れ家レストラン

お子様連れ

子供可

ドレスコード

なし

ホームページ

http://ricciomaniadaroberto.it

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hongo555hongo555(2597)

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