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いつもは行列必至らしい 昔ながらのローマ料理が食べられる、地元の人たちの憩いの場
店の入口に掲げてあるメニュー
テーブルに置いてあるペラッペラのメニューの表紙が面白い
カチョ・エ・ペペです
この季節には絶対に欠かせないプンタレッレ 苦甘くてアンチョビソースが効いていて美味
ストラケッティ
あまりにも美味しいので追加でいただいたボッリート
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hongo555
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| 店名 |
Trattoria Da Augusto a Trastevere
|
|---|---|
| ジャンル | イタリアン |
| お問い合わせ |
(+39) 065803798 |
| 予約可否 |
予約不可 |
| 住所 |
イタリアPiazza de' Renzi 15, Roma, Italia |
| 交通手段 |
Terminiから40番のバスでCorso Vittorio Emanuele- Argentina下車 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
¥2,000~¥2,999 ¥2,000~¥2,999 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード不可 |
| サービス料・ チャージ |
cenaでもcopertoなし |
| 席数 |
40席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| ドリンク | ワインあり |
|---|
| 利用シーン |
|
|---|---|
| お子様連れ |
OK |
| ドレスコード | なし |
| ホームページ | |
| オープン日 |
1954年 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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トラステヴェレは、トラットリアに限らず規模の小さいお店がたくさんあり、路地をできるだけ歩いて店先を覗き込んだり、お店の人と思しき人たちとちょっと話してみたり、開店準備をしているリストランテやトラットリアの匂いを嗅いだり、と味覚だけでなく五感をフル活用して楽しめるエリアです。
トラステヴェレのお店は、これまで食べログにもこことかこことか何軒か日本人にシンパーティコな店をご紹介していますが、基本的に気さくでオープンな人たちが多いし、チェーン店もほぼ皆無なので、どこで食べてもハズレはまずありません。
早口のローマ弁で話す人が多いので、耳慣れるまで何言ってるかなかなかわかりませんけど(笑)いいとこです。
で、このAugustoというトラットリアは、いつ前を通っても人がたくさん並んでいて開店前でも人だかりができているので、きっと各国の観光ガイドに載っている有名店なのだろうといつも敬遠&選択肢から除外していたのですが、年末に偶々前を通ったら誰も並んでおらず、外のテラス席も幾つか空いていたのでちょっと覗いてみたらカメリエーレ?と目があって「Due persone, si. Come si può vedere, C'è un seggio vacante! Si prega di sedersi dove vi piace!!(2人だろ、空いてるよ!良かったら好きなとこ座って!)」とニカっと笑いながら言われ、まあ話の種に食べてみるかと思ってテラス席(ってただの外の席ですが)に座りました。一文が長いな。
ということで、特に何の予備知識もなく着席し、まずは恒例のメニュ熟読。
ここのメニュー、ペラッペラです(笑)。
しかもメニューの表紙にはポパイ(多分アメリカ人の象徴なんでしょうね)がオリーブを連れて「ほうれん草のスパゲッティ2つちょうだい!」と言っているのに、カメリエーレが「おい!出されたもんしっかり食べな!そんなもんねぇよ!」と撥ね付けているイラストが描いてあります。なかなか自己主張の強い店です(笑)。
さらに赤字で大きく”Aperto tutti giorni - no prenotazioni”とも書いてあります。
これは「毎日やってる(けど)予約不可」ってことです。真ん中の「-」は「けど」です、絶対(笑)。
う〜ん、ユニークな店だ。食べる前から相当楽しい。
うちは地元に食わせる店なんで観光客は相手にしてないけど、食べたいって言うなら出してやるから食べてみな的な雰囲気ですね。
その割に気安く声かけてくるからそのギャップもありつつ・・・まあ注文しましょう。
あれ、英語も併記してあるのでやっぱり観光客も多いんですよね(笑)。
メニューのバリエーションはそれほど多くはありません。
最近のトラットリアは季節に合わせていろいろと出してくるのでメニューはリストランテ並みに多くなる傾向にあるのですが、伝統的なトラットリアは品数控えめです。
その意味では正統派の下町トラットリアですね。
私はプリミにリガトーニのアマトリチャーナ、ワイフはカチョ・エ・ペペを選択、ともにド定番です。
プリミにはGnocchi di Giovedì=木曜日のニョッキと書いてあるので、木曜日はニョッキを食べる人が多いのかな。日替わりならぬ曜日替わりメニューでしょうか。
あれ、セコンディにもCalamari con piselli di Martedì=火曜日のイカとえんどう豆とかTrippa alla Romana di Sabato=土曜日のトリッパなどと書いてあるので、曜日ごとに出すものを変えているようです。
では今日はVenerdì=金曜日なので、Baccala alla Livornese di Venerdì=金曜日のたらのリヴォルノ風(聞いたら普通のトマトソースだそうです)をいただきます。
ワイフはStraccetti di Manzo con Rughetta=仔牛の薄切り肉です。これは曜日関係なく出すみたい。
コントルノにはInsarata Mista=ミックスサラダとpuntarelle=プンタレッレ(チコリの先の柔らかい部分のサラダでアッチューゲのサルサでいただきます)をお願いしました。
ワインはrosso della casaをカラフェでもらいました。Castelli Romaniだそうです。
そんなもん出すんだ。なかなかやるね。
う〜ん、でもワイン以外は至って普通だ(笑)。ユニークな店なのに食べ物は極めてオルトドッソです。
そして、しばらくしてやってきたリガトーニをおもむろに一口頬張ると・・・
う〜ん、美味しい!!これは美味しい!!
見た目も盛り付けも全く気を使っていませんが、味は抜群です。塩気が強いのもローマらしくて好みです。
リガトーニにもカチョ・エ・ペペにもペコリーノ・ロマーノが大量に掛かっているので、旨味が強いし。
フォーシームのストレートをど真ん中に投げ込まれたようで気分が一気に上がります。
abbondanteにすれば良かった(笑)。まあいいか。
カチョ・エ・ペペもかなりシャバシャバ混ぜたので、香りが立って美味しさがさらに引き立ちました。
もうこうなると一気呵成ですね。あっという間にプリミを片付けて、セコンディに突入。
たらのリヴォルノ風はポモドーロに案外甘みがあり、コクもはっきり感じられるほどの強さでたらの塩気に負けない主張する味です。下町の食堂が供する味としては100点です。
「ローマの下町」をイメージしてここに食べに来たら満足度は相当高いはずです(偶々入っただけだけど)。
ワイフのストラケッティも仔牛肉が柔らかくて、ルーコラ(ルッコラなんて野菜はないからね)の苦味がアクセントになり、噛みしめるほどに旨味が増す感じです。咀嚼する喜びを味わえる美味しさでした。
早速セコンディの追加を(笑)。
お魚をいただいたので、今度はBollito di Manzoをいただきました。
結構なポーションで、こちらも茹でた仔牛肉の香りと肉質の柔らかさ、肉の繊維の細かさを堪能できます。
シンプルな塩味で、食べ飽きることなくワシワシ行けます。
はい、della casaお替わりでお願いします。
こんなに美味しいんだったら、そりゃ観光客だって来たいですよ〜(笑)。
邪険にしないでシンパーティコに受け入れてあげてください。
食事中、何度も近所の人がふらりと来ては店の人と話したり、水を飲んだり、新聞を勝手に読んだりしに来ていましたから、地元の人の憩いの店なんでしょうね。
近所の人の席は厨房のすぐそばでしたし、いつも決まっているんだと思われます。
さて、お腹も膨れたし、そろそろ散策再開・・・と思っていたら「Mangiare il tiramisù di Augusto! obbligo! pesante!(うちのティラミス食べてけ!マストだぞ!どっしり重くてうまいんだ!みたいなことかな)」と言われ、何となくおっちゃんの迫力に押されて頼んでみました。
実はイタリアでティラミス食べたことないんです(笑)。
日本で最中食べたことないみたいなもんですよね。甘いもの好きじゃないので、イタリアのものすごく甘いdolceはほとんど食べてきませんでした。食後はフォルマッジかアマーロで、せいぜいソルベッタくらいしか食べなかったもので。
で、いただいてみたらこれが結構苦味が効いていて美味しかったです。カフェにとてもよく合いました。
気軽に入った割には、結構きちんと食事してしまった感じです。ラッキーでした。
期待もしていないのに存外美味しいものに出会えて、今日は得した気分です。
あ〜美味しかった。ごちそうさまでした。
締めて61ユーロとは案外食べましたが、アンティパストを除いてコースにしたのでこんなもんかと思います。
我々が席を立つ頃には、夜の開店に合わせて(置きっ放しの)外のテーブルに陣取っている人たちが数人いたので、本当に偶然空いていただけなんだと思います。
偶然に感謝。