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BIRRA PERONIの看板なのにカーチョ・エ・ぺぺが抜群にうまいトラットリア
まだ開店前で電気が消えてましたがドアが開いていたので(笑)
昔はトラットリアじゃなくてビッレリアだったんだそうです
店内はアンティカ・トラットリアの趣 整然としていて気持ちの良い空間でした
menu del pranzo 本日のランチメニューです 一番上のカーチョ・エ・ぺぺがおススメだそうで
ブロッコリとポテトのサラダです 塩胡椒のシンプルな味ですが抜群に美味しい
揚げたカルチョーフィにペコリーノが乗ってますよ! これはあるようでないです
これまでのところフェリーチェの次に美味しいカーチョ・エ・ぺぺでした もっと食べたい
セージが切れていたのでサルティンボッカもどきになりましたがとても美味しい仔牛肉でした
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hongo555
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| 店名 |
Trattoria Valentino
|
|---|---|
| ジャンル | イタリアン |
|
予約・ お問い合わせ |
(+39) 064880643 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
イタリアVia del Boschetto 37, 00184 Roma |
| 交通手段 |
ローマ市営バス71系統 Milano/Nazionale停留所下車 徒歩3分くらい |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
¥5,000~¥5,999 ¥3,000~¥3,999 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master) |
| サービス料・ チャージ |
coperto 2€ |
| 席数 |
60席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | 席が広い |
| ドリンク | ワインあり、カクテルあり |
|---|
| 利用シーン |
|
|---|---|
| サービス | テイクアウト |
| お子様連れ |
子供可 |
| ドレスコード | なし |
| オープン日 |
1900年 |
| 初投稿者 |
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ナツィオナーレ通りはテルミニ駅とヴェネツィア広場を結ぶローマ中心部の大動脈ですが、道幅が広くないのにも関わらずローマ市営バスとタッシがガンガン走るものですから日中は大抵渋滞しています。
テルミニ駅で翌日移動用のFrecciarossa(イタリア国鉄が誇る特急です)のチケットを購入した後は、ヴェネツィア広場方面にのんびり歩いて戻ることにしました。
テルミニ駅構内&周辺は治安が良いとは言えませんが、日中なら普通に歩いて移動ができますから大丈夫です。
油断大敵ですけど。
それにしてもテルミニ駅周辺は怪しい店が増えましたね〜(笑)。
レプッブリカ広場を通って日本人ツアー客のたくさんいるローマ三越(連れて来られるんでしょうね)の前を抜け、懐かしのバルベリーニ広場に寄り道し、思いついて新婚旅行で初めて来てから幾度か訪れているトゥリオの前まで来たら生憎pranzoはお休み。
あら残念。また来ます。
ということでクイリナリ庭園の脇を歩いてナツィオナーレ通り方面に戻ると、何やら美味しそうな匂いがしてきました。
もうすぐpranzoですから、どこの店も仕込みに余念のない時間帯です。
今日はちょっと面白いプレゼンテーションで楽しませてくれるというコルネリア駅近くのリストランテに行こうかと思っていたんですが、この匂いを嗅いでしまったら気持ちが揺らぎます(笑)。
取り敢えずこの美味しそうな匂いの元を突き止めようと路地に入ると、BIRRA PERONIと大きく書かれた店の前に来ました。
匂いはここからしていますがまだ開店前のようで照明も消えています。
中を覗くと昔のローマ風の店構えでなかなか正統派な感じ。
奥にいたカメリエーレに声をかけるとpranzoは12時半からとのこと、まだ30分以上あるのでちょっと思案です。
ワイフとここにするか初志貫徹するかそれとも…と話をしていたら、一通り準備が済んだのかカメリエーレがテーブルと椅子を勧めてくれました。
posso ? いいの?と聞いたら、Se ti piace, usa questa sedia e questo tavolo 開店まで待つつもりならこのテーブルにどうぞとのこと、優柔不断で行き当たりばったりに生きているものですから(笑)流動的にここでpranzoをいただくことにしました。
FERRO E GHISAはまた今度ということで。
カメリエーレに何でBIRRA PERONIと大きく出ているのか聞くと、開店当初(1900年創業なんだって!)からしばらくはペローニを出すbirreria ビール酒場だったんだそうで、その名残りというかそのままtrattoriaにしたから看板も内装もそのままなんだとか(笑)。
ちなみに店名はトラットリア・ヴァレンティーノでした。レジの脇に書いてあります。
ヴァレンティーノさんがオーナーなんでしょうね。
で、カメリエーレに開店まで待ってる間ビール飲む?と聞いてくれたので、早速ペローニのalla spina 生ビールを注いでもらって開店前から優雅なひと時を過ごします。
ホスピタリティの高い店ですね。
ビールを飲んでご機嫌で過ごしていたら初老の紳士が二人、お店に入ってきました。
常連さんなんでしょうね。カメリエーレと挨拶の言葉を交わしながら自分のテーブルに座りました。
押し出しが効いていて格好良いです。
我々にも会釈してくれましたよ。
ということで無事開店したようなので、その常連さんと話が終わったタイミングでカメリエーレに声をかけてメニューをお願いします。
こちらはcarta di menuがなくて黒板メニューです。
アンティカ・トラットリアスタイルですね。
一番上に書いてあるトンナレッリのカーチョ・エ・ぺぺが一押しだと言われたので、プリミはそれとストロッツァプレティ(棒に巻きつけて作るショートパスタです)のラグーにしました。
アンティパストは書いてないので聞くと、ポテトとプロッコリのロマーナと旬のカルチョーフィはどうかと。
カルチョーフィはalla Giudia ユダヤ風(揚げます)でパルミジャーノが添えてあるそうです。
ワイフの大好物2つが一緒ですからもう決まりですね。
メインはお腹が膨れていなければ後で聞きに来ると言ってくれました。
とても親切なカメリエーレです。
patate e buroccoli alla romanaは軽く揚げたポテトとブロッコリにペコリーノがどっさりかかっていて、よく混ぜて食べるとビールにぴったりでした。
塩気もペコリーノだけでそれほど強くはありません、って言ってもローマの味ですけど。
アンティカ・トラットリアのイメージにも合っていますね。
揚げたカルチョーフィには厚く削ったパルミジャーノが豪快にかかっていました。
揚げた熱で溶けてトロトロのところを苦味のあるカルチョーフィと一緒にいただくと、これまで食べたことのない味になりました。
今まで何でパルミジャーノと合わせたものが出て来なかったのか不思議なくらいです。
カルチョーフィというと丸ごと茹でるか、丸ごと揚げるかしかないと思っていました。
アレンジ(っていうほどでもないけど)して出す店もあるんだと、妙なところで感心しました。
ワイフはこれからこうやって食べようと心に決めたようです(笑)。
プリミはカーチョ・エ・ぺぺとラグーです。
ワイフのリクエストでカラフェで赤ワインをもらいました。
このプリミならマルヴァジーアかなと思ったんですが、地元ラツィオのシラーがあったのでお願いしました。
このカーチョ・エ・ぺぺは店の一押しと言うだけあって、素晴らしい味わいでした。
混ぜれば混ぜるほどペコリーノの旨味が増します。
黒胡椒をたっぷり掛かっていますが、追い胡椒もして思う存分楽しみました。
これだけ美味しいカーチョ・エ・ぺぺはテスタッチョのフェリーチェ以来です。
あ〜もっと食べたい。
ワイフのストロッツァプレッティに乗せてあるラグーは細かく刻んだ豚肉と生ハムを混ぜてポモドーリ・セッキのソースで和えてあるんだそうで。
凝ったことしますね。トマトソースじゃなくてドライトマトのソースなので濃厚で旨味が凝縮しています。
お肉とストロッツァプレッティとの相性も抜群で、こちらも(ワイフが)美味しくいただきました。
ワイフは結構お腹が膨れたのでメインは要らないそうですが、私はワイフの食べたラグーがとても美味しかったので、味のイメージが近いサルティンボッカが食べたくなってしまい、親切なカメリエーレにメニューにはないけどできる?と聞いたら厨房に聞きに行ってくれました。
笑顔で戻って来ると si, certo!! と一言。
ありがとうございます。
メインを待っていたら近所で働いていると思われる人たちが次々とお店に入ってきて、あっという間に満席。
満席といっても相席なんてことはあり得ないので、7割程度の埋まり具合ですけど。
後から来た人は席が空くまで待つか、違う店に行くかです。
イメージはないと思いますが、ローマ人も案外辛抱強く待つんですよ。
ということで、15分ほど待って(ワインを結構飲んじゃいました)サルティンボッカがやってきました。
生憎セージの葉がなかったんだそうで(笑)、サルティンボッカじゃないようですが、白ワインとレモンで作ったソースが仔牛肉とたっぷりのプロシュートの上に掛けられています。
肉はとても柔らかくて、バターと生ハムとレモンで十分美味しくいただけました。
仔牛肉だったので赤ワインともぴったりで、お腹も気分も満たされました。
カフェをいただいてpranzoは無事終了。
ローマでは店舗情報よりも、自分の鼻とか勘に頼って飲食店を探したほうが良いですね、って当たったから言える話ですけど(笑)。
次回はcenaに来たいなと。
ご馳走様でした!!