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ヌオロの博物館 モチーフは伝統的なデザインペンダントだそうです
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お祭りに登場する仮面 コロボックルのような山神のような ちょっと不気味な感じがします
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オルトベーネ山です とても印象的な山です 絶対何かいる感じです
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お店の営業時間が貼り出してあります サルデーニャ人は律儀です
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伝統的なサルデーニャの料理を出す店であることを示すプレート これを見かけたら入りましょう
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店名入りのマット 気を遣ってます rifugioとは避難所という意味です ここが避難所なら毎日避難して来たい(笑)
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Aquaも年末の限定ヴァージョン tanti auguri! です
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sardegna では必ず出てくるパーネ・カラザウ 羊飼いの携帯用に作られたパンでパリパリに薄いですがなんとも風味があって食べ始めると止まらなくなります
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サルデーニャはパンがとても美味しいですよ と言ってもパンでお腹いっぱいにしたら他の美味しいものが入らなくなるし
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ヌオロ名物 仔羊の腸の詰物の串焼です 軽く塩してあるだけですが新鮮で全く癖がありません とても上品な味わいです
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ボッタルガを削って山盛りにしたカルチョーフィのサラダ ワイフ大喜び!
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ハウスワインもヌオロ産 何でもある豊かな土地です
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奥にもセラーがあって大量のワインが収蔵されていました 見たことのないラベルばかりで片っ端から飲みたくなります(笑)
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これが世界最細のパスタ フィリンデウです これを手作り出来る人はもはやわずかなんだとか 貴重なものになりつつあります
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手に取ると反対側が透けて見えるくらいです とても繊細なパスタです このまま保存するのに重ねるようになったそうです
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フィリンデウの製造工程の写真が用意されていました 手で何回も伸ばして細くしていくんだそうです
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でこれがフィリンデウのブロード 羊のブロードにペコリーノ・サルドが溶け込んでいて忘れられない味でした ああ今すぐ食べたい(笑)
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馬肉のビステッカ 噛むほどに味わいが増す美味しいステーキでした 馬肉のマイギネス更新です
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ビステッカのアップ ニンニクは生です ナイフで薄切りにしてお肉と一緒にいただきます これが美味しい!
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スライスしたアフミカート・ペコリーノが乗ったタリアータ こちらはヌオロ産の蜂蜜とバルサミコが使われていて滋味溢れるステーキでした
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サルデーニャの定番デザート セアダスです 甘いものが苦手な人でもチーズの香りと塩気でペロリです 上にかかっているのはヌオロ産の蜂蜜です これがまた堪らなく美味しい
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これもサルデーニャの定番ディジェスティーボ ミルト酒です グラッパより甘くなくて果実の酸味がパンパンのお腹を整えてくれます
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イタリア半島の西に浮かぶサルデーニャは面積が約24000k㎡ですから四国より一回り大きいくらい、人口は約160万人で、ニュージーランドのように人より羊のほうが多い島です。
そのサルデーニャを巡る旅の3日めは、島のほぼ中央に位置するヌオロという高台の街に。
このヌオロを含むバルバジア地方は岩だらけで耕作に適しておらず、経済的に立ち遅れたこともあって1980年代までは山賊が出没したそうですが、今はもちろんいません。
また、様々な外敵からの侵略や支配にも屈することなく独自文化を守り続けたエリアでもあり、一言で言えば質実剛健、頑固で真面目な方が多いんだとか。
イタリアにはポリツィア=警察とカラビニエリ=軍警察がありますが、サルデーニャ人はカラビニエリになると優秀な人が多いんだそうですよ。
カラビニエリの前身は「サルデーニャ竜騎兵隊」だそうですから伝統的にサルド人が軍務を担っているんですね。
で、ヌオロ(ヌーオロとも言います)です。
南に非常に特徴的なフォルムを持つオルトベーネ山が聳えており、景観も落ち着いていて大変美しい街です。
バルバジア地方には各村に仮面をつけて練り歩くお祭りがあって、仮面の形状や雰囲気から日本人には秋田のなまはげを連想させますが、カウベルを身につけて踊りながら練り歩くそうです。
やはり内容は全然違いますね。当たり前ですけど。
で、その仮面やお祭りの様子を収録した映像、民族衣装などを展示した博物館:Museo Etnografico Sardoがあってワイフは興味津々、ぜひ観たいとのことで一緒に山の中腹まで歩いて行きました。
なんでこんな不便なところに博物館作るんだろう(笑)。熱海のMOA美術館みたいな立地です。
その博物館に行く途中でこちらのリストランテを発見しました。
ristorante tipicoの赤い看板が出ていますね。既にサルデーニャで何度か見かけている伝統的な郷土料理を出す店に掲げられています。これは期待できるかも。
ランチは12時45分からと店頭に貼り出してあるので、先に博物館に行っても余裕です。
昨日の日付のMenù del giornoがまだ貼ってあるのを見つけました。
毎日そんなに変わらないだろうと眺めると、Spiedino di cordeddaとかFilindeu nel brodoとかPolenta con purpuzzaとか確かに郷土料理がずらりと並んでいます。しかもフィリンデウの文字も発見!
実はサルデーニャには地方色豊かな食材がいろいろあり、ヌオロは肉料理が有名なだけでなく、作り手が激減しているらしいフィリンデウという世界最細の幻のパスタがあるという情報を得た我々は食べられるところを探すつもりだったんですが、思いもかけず簡単に出会ってしまったようです。ラッキーですね。
ということでランチはここに決めて、博物館見学に行きます。
さて、博物館でちょっと不気味なお面とバルバジアの生活や文化を暫し見学して(音声ガイドがあるのでいろいろわかって面白かったです)、街中もフラフラして(ナターレの買物をする人で結構な人出でした)そろそろランチタイム、ちょっと気が急いてお店の前に戻ると何と既に10名ほどの人垣が!
ヌオロまで来てランチタイムに並ぶなんておいおいウソでしょ!と思いましたが、こりゃ大変と早速列の後ろにつきました。列といってもきちんと並んでいるわけではなく、店の入口付近に何となく群がっているだけなので(笑)まあこれくらいの人数なら入れるんでしょうという感じで待ちます。
待つこと数分で開店。どやどやと皆さん入って行きます。
地元の方ばかりですから席が大体決まっているようで、勝手に座ります。
我々は店の奥の周囲がよく見えるテーブルに案内されました。
店内は案外広く60席くらいはありますが、程なくすると6〜10人くらいのグループが次々とやってきて、あっという間にテーブルが埋まってしまいました。
人気店なんですね。並んでおいて(店の前にいただけですけど)正解でした。
店内のあちこちで挨拶が始まっています。賑やかで楽しそうです。社交場って感じ。
で、窓から見える素晴らしい景色を眺めつつbollicine al bicchiere:泡をグラスでいただいてメニューも眺めると。
高台の街の中でも高台にある店ですから眺望抜群です。
天気も良いので気持ちよく食事ができそう。
ということでアンティパストから。
本日のMenù del giornoにもcordeddaとfilindeuがあります。
purpuzzaはないそうですが、これはカリアリにとても美味しい店があるのでそちらで食べることにします。
cordeddaはヌオロ伝統の料理で、仔羊の腸に他の内臓肉を詰めたものだそうです。
以前はお祭りなど特別な時にしか食べないものだったようですが、今では普通にいただけるんですね。
今日はspiedinoですから串焼きです。羊肉の串焼って中国以外にもあるんですね〜。
ワイフは無難にカルチョーフィとボッタルガのサラダをチョイス。毎日暴飲暴食していますから(笑)賢明な判断です。
で、プリミは2人とも本命のフィリンデウをお願いして取り敢えずワインです。
カメリエーレのお兄ちゃんに地元のワインを聞くと、ヌオロ周辺には50以上のカンティーナ(ワイナリーのことです)があるんだそうで、自分も全部はとても飲みきれないとのこと、代表的なものをハウスワインで扱っているそうなので、そちらをお願いしました。
Minnedduというマモイアーダ村の赤、カンノナウ100%です。
サルデーニャに来るととにかく知らないワインだらけで楽しくて仕方ありません。
日本に入ってきていないワインもまだまだたくさんあると思います。
羊飼いが携帯食として持ち歩けるように作られたというパリパリに薄いパーネ・カラザウをいただきつつワインを楽しみました。
パンとワイン、シンプルだけど良い組み合わせです。
仔羊の腸の串焼cordeddaはあっさりした塩味で、内臓肉というイメージから程遠い上品な味わいでした。全く臭みもなく極めて鮮度が良いことがわかります。
柔らかくて肉汁もじわじわ湧いてくる極上の肉料理でした。これとカンノナウはとても合います。
下に敷いてあるarmuratzaという野菜も苦甘くて美味しいです。法蓮草のような葉物野菜でした。
ワイフのカルチョーフィとボッタルガのサラダは普通に美味しいです(笑)。
驚いたのは、これまでこのタイプのサラダはボッタルガを粉状にしたものを振りかけてあったのに、この店のは豪快かつ大胆に削ったものをこれでもかと盛り付けてあることですね。
こんな豪華なサラダはなかなかありません。フォトジェニックなサラダです。
さてお待ちかねのフィリンデウ。
多分さんざんフィリンデウって何?と聞かれているんでしょうね、まだ何も聞いてないのにフィリンデウの実物と作っている女性の写真がテーブルに運ばれて来ました(笑)。
これがパスタなの?というくらい細い糸状のものが、まるで織物のように3層くらいに重なっています。ちょっと粗い絹織物のような感じ。
もちろんあっという間に茹で上がるので、最初からブロードの中に入れて作るようです。
お皿の第一印象はフカヒレの姿煮ですね。
興味津々でいただくと、とても香りの良い上品な羊のブロードにペコリーノ・サルドが適度に溶け込んでいてわずかにトロみがあり、フィリンデウはその中にふんわりと泳いでいて口の中で少しの食感を残してツルっと喉を通って行きます。こりゃ美味しい。
フィリンデウ自体は非常に繊細でとてもシンプルなのに、素材の味わいが際立っていて、いつまでも食べ飽きない優しい味でした。
これは死ぬまでに一度は食べるべき料理です。いくらでも入りそうだ。
とても印象的な一皿でした。いただくことができて本当に良かった。
名物に美味いものなしなんて言いますけど、ヌオロは反対、名物料理が素晴らしく美味しいです。
メインはお肉です。これもこの地方特産の牛肉や羊などがいただけるそうですが、私はカメリエーレに今日のは美味しいから食べたほうがいいよと勧められた馬肉のがっつりビステッカ、ワイフは牛肉のタリアータを選択しました。
わずかに赤みが残るcavalloのビステッカは、牛肉よりやや硬いですが肉の旨味がすごくて、ニンニクとオリーブオイルと塩だけでものすごく美味しくいただけました。
これも私の馬肉史上最高の味です。エルベッタの香りも効いていて豪快なステーキでした。
ワイフのタリアータにはヌオロの蜂蜜が使われており、バルサミコとオリーブオイルのソースでこれも品良く焼かれていて、見事な出来映えです。もちろん素晴らしく美味しいです。
朝は胃がもたれると言って軽く済ませたワイフもわしわし食べてますね(笑)。美味しいものはどんどん胃に収まるものです。
我々は昼からフルに食べていますが、地元の方は軽く前菜とパスタで済ませる人も多く、席を立ち始める人が出てきました。
すると1人の女性が、美味しいでしょ寛いでね!と声を掛けてくれました。地元100%のリストランテで東洋人は珍しいんでしょうか、かなり視線を感じましたが声を掛けてもらえるなんて嬉しいです。我々もナターレの挨拶をすると、堰を切ったようにあちこちのテーブルから声がかかります。
あら、人気者なの?(笑)。
皆さんシャイな感じだったんですが、少し言葉を交わしただけで仲間に入れてもらった感じです。楽しいなぁ。
皆さんもどんなに拙くてもいいからイタリア語で話してみてください。とても素晴らしい経験ができると思います。
食後にはこれもサルデーニャ発祥のセアダスとミルト酒をいただいて、とても幸せなひと時を過ごしたのでした。
ヌオロ、とっても良い街です。
ご馳走様でした!!!
お店を出る時に聞いたのですが、こちらの店で修行した日本人が葉山で同じ名前の店を出しているのだそうです。アキラに元気かって伝えといてくれよと言われました。
帰ったら葉山に行かないと(笑)。