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ローマ中心部から離れただけでこのクオリティ 驚きの美味しさ
この看板以外目立った明かりがない(笑)
店名通りの赤鶏がプリントされてます
お店の名物arrosticiniです 羊肉の串焼きですがしっとり焼けていてとても美味しい
ピッツァもローマ中心部のお店より格段に美味しい!驚きです
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hongo555
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| 店名 |
Al Gallo Rosso
|
|---|---|
| ジャンル | イタリアン、ピザ、パスタ |
|
予約・ お問い合わせ |
(+39) 3387410147 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
イタリアVia di Vigna Mangani 13, 00158 Roma, Italia |
| 交通手段 |
ローマ国鉄Roma Nomentana駅から徒歩20分くらい |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
¥4,000~¥4,999 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master) |
| サービス料・ チャージ |
no coperto ! |
| 席数 |
100席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| ドリンク | ワインあり、カクテルあり |
|---|
| 利用シーン |
|
|---|---|
| ロケーション | 隠れ家レストラン |
| お子様連れ |
子供可 |
| ドレスコード | なし |
| 公式アカウント | |
| 初投稿者 |
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ローマは東京と同じく大都市ですが、さすがに東京のような交通インフラはありません。
というか東京の交通網が発達しすぎているんですよね。
普段はそれが当たり前ですけど、海外に出るたびに東京の交通インフラの良さを感じます。
ほぼ徒歩5分間隔で地下鉄の駅がある都市なんて、世界中探しても東京だけです(たぶん)。
ということで、ローマの地下鉄はA線、B線に2013年から運行を開始したC線の3路線だけ。
C線はまだ工事中で全面開通はしていません。
東京は都営地下鉄だけで4線、東京メトロは9線もありますから比較になりませんよね。
それでもまだ湾岸エリアに地下鉄を通す構想があるんですから凄いことです。
で、この店のある辺りはローマの近郊から郊外に向かう途中のエリアで、地下鉄のどの駅からも遠く(徒歩15分以上あります)特に観光資源となるような名所・旧跡もないので、地元の人しかいないローマの田舎チックな街です。
国鉄の駅からアプローチすることも考えたんですが、結局バスでやって来ました。
周辺は人もあまり見かけないし、治安は悪そうではなくても地元の人にガン見されるので(もう慣れっこですけど)出会った人にはBuon giorno!と殊更に笑顔で挨拶しながら歩きます。
なんでこんなところに来たかというと、先日行ったトラステヴェレのトラットリアのご主人がこのエリアの出身で、料理は全部この店で教えてもらった&ウチが気に入ったんなら絶対行け!と言うものですから、縁も所縁もないのにノコノコと・・・(笑)。
基本的にローマでは街歩きばかりでほとんど観光しないので(パンテオンとバチカンだけは毎回必ず行きますけど)こういう過ごし方も好きです。
星付きの店ばかりがわざわざ行く甲斐があるとは限りませんから、こういう機会はとても楽しい冒険です。
なんでも経験です。
周りにお店はないからすぐわかるよ、と言われた通り周り店はなく、すぐにわかりました(笑)。
Al Gallo Rossoという店名は赤鶏のことです。
ブロイラーの白い鶏もたくさんいますが、ローマの地元の人は赤鶏を捌いて食べます。
市場では売っているんですけど、リストランテやトラットリアなど飲食店ではあまり見かけません。
鶏肉はもっぱら家庭料理で使われるんでしょうね。
店内にはもちろん他に日本人の姿なし。それどころか観光客と思しき人も皆無です。
地元の人のための店って感じです。
お店の間口は大したことありませんが、店内は案外広く、テーブル席がたくさん用意してあります。
大人数で食事に来る人が多いのがローマですから、テーブル席は数が必要です。
厨房手前にある一番奥のテーブルに案内してもらいました。
Da Augustoのニーノさんに聞いて来たと行ったらお店の人がとても喜んでくれて、いきなり赤ワインがカラフェで出て来ましたよ(笑)。
歓迎ありがとうございます。
早速ワインをいただきながらメニューを見ていると、隣のテーブルのお兄ちゃんが、この店はアッロスティチーニとブルスケッタが美味いんだと教えてくれました。
メインになる肉料理も用意はあるようですが、他のテーブルでは食べてませんし、ここは教えてもらった通り、アッロスティチーニとブルスケッタからお願いしました。
アッロスティチーニは羊の肉を串に刺して焼いた焼鳥みたいな料理です。
イタリア中部から南部ではポピュラーなのでこれまで何度も食べたことがあります。
一人で10本くらいは普通に食べるそうですが、取り敢えず10本でお願いしました。
博多の皮焼きみたいな頼み方だ(笑)。
ブルスケッタも上に乗せるものがいろいろあるみたいで、どれも美味しそうなのでお任せで。
19時くらいの店内はほぼ満席。
人気があると言えば良いのか他に店がないからなのか(笑)かなりの入りです。
ほとんどの客がビールを飲んでいます。ワイン派は見る限り我々だけ。
それにどのテーブルにもアッロスティチーニが乗っていますから、確かに名物なんですね。
しばらく待っているとアッロスティチーニが登場。
ん?10本って言ったのに20本くらいありますよ。
怪訝な顔をしていると、美味しいから一人10本くらい食えるよ!残したら食べた本数だけ会計するからさ、とのこと。
アッロスティチーニの押し売りです(笑)。まあいいか。
食べてみると羊のクセは全くなくて、しかもとても柔らかい。
塩胡椒だけでなく、香辛料も使ってるようです。クミンかな。
カメリエーレは、塩を振ってオリーブオイルに漬け込んであるからとても柔らかいんだと自慢してました。
確かにこれなら10本は軽く入りますね。とても美味しいです。
ワイフは他のものが食べられなくなっちゃうから5本は食べるけど、残りは任せたと(笑)。おいおい。
まあ日本の焼鳥よりは大きいですけど、イタリア食生活も13日目で胃は確実に大きくなっていますから、これくらいは楽勝です。
結局14本食べました(ワイフ6本)。完食です。
カメリエーレ大喜び。な、美味しいだろ〜〜!って(笑)。
お次はブルスケッタ。
レバーペースト、チーズ、トマト、プロシュートなどが出て来ました(あれ写真が…見つかったらアップします)。
一つ一つがかなり大きくて驚きました。
ブルスケッタというと一口サイズみたいなイメージですけど、こちらの店では一つが20cmくらいあって立派な料理です。
パンはこちらの窯で焼いている自家製で、この大きさで作るための専用パンだそうですよ。
これは腹が膨れる(笑)。
ようやく食べ終わった頃、肉を焼くかピッツァを焼くかどっちが良いかと聞かれました。
炭水化物はもう良いかなと思ったんですが、周りのテーブルで和気藹々食べているピッツァがとても美味しそうなので、誘惑に負けてピッツァにしました。
厨房にはナポリタイプの丸い窯がどーんと設置してあって、薄い生地のローマンスタイルながら丸くて大きいピッツァが次々焼かれています。
見ているだけで楽しいです。
で、メニューを眺めて普段食べないボスカイオーラ(きのこたっぷりのピッツァ)とトマトソースなしのフンギ&プロシュートを注文。
カメリエーレによると生地にオリーブオイルが練り込んであって、薄いのに柔らかいピッツァなんだとか。
プロシュートも自家製らしいですから楽しみです。それにしてもこのカメリエーレはよく喋るな(笑)。
10分もしないうちに湯気を立ててピッツァ登場。
直径は30cm以上ありますね。正統派ローマンスタイルのピッツァです。
ローマでは基本的にコルニチョーネ(フチの部分のことです)は食べないので、ナイフとフォークで真ん中からガッツリいきましたが、生地が柔らかくてしっとりしていますね。
ローマとナポリのいいとこ取りのようなピッツァです。塩気は控えめで素材の味がよくわかります。
これはローマ中心部で行列ができているピッツェリアよりも確実に美味しいです。
わざわざ食べに来た甲斐があったな。
ニーノさんのいうこと聞いて良かった。
食後にグラッパとお菓子をサービスでもらい、カフェをいただいてフィニート。
特に期待もせず(失礼)ものは試しと来てみましたが、人の言うことは聞いてみるもんです(笑)。
ローマ人が普段食べているものを一緒にいただけて、とても楽しい体験でした。満足です。
ローマ中心部からは離れていてアクセスも良くないし、周りに観光資源もないので時間的に余裕のない人にはハードルが高いかもしれませんが、お近くに行くことがあればぜひ寄ってみてください。
ご馳走様でした!!