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酒極さんの他のお店の口コミ
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| 店名 |
Wistèria
|
|---|---|
| ジャンル | イタリアン |
|
予約・ お問い合わせ |
(+39) 0415243373 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
イタリアSan Polo 2908, 30125 Venice Italy |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
¥40,000~¥49,999 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 席数 |
30席 |
|---|---|
| 空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間 |
| ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
|---|---|
| 料理 | 魚料理にこだわる |
| 利用シーン |
|
|---|---|
| ロケーション | 景色がきれい、隠れ家レストラン |
| サービス | 複数言語メニューあり(英語) |
| ホームページ | |
| 初投稿者 |
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イースターの三連休の土曜日ランチに訪問!
以前から来ようと思っていたレストランだったが、タイミングがなかなか合わず、やっと訪問。
ゴンドラの川沿いに構えるこのレストランは、店内は落ち着いた雰囲気で、装飾のセンスが良い。
8品のテイスティングコースとワインのペアリングコースを注文。
コースの前に前菜2品があった。
前菜一品目。
試験管に入った赤い液体、化学の実験を思い出させるような最初の一杯は、
ベリー系のさっぱりした味わい。食欲を促せてくれる。
滑らかなチーズに香辛料で風味を付けたものと、パンケーキ生地で挟んだカブをフィンガーで頂く。
真っ赤なビーツを煮込み冷製にした一皿はビーツの味を濃く感じられる。
天かすのような食感の物は、昔こんなお菓子あったよなと懐かしさを感じさせてくれる。
前菜二品目。
ミートソースをコロッケにした一品は他の店でも見かける知った味。
魚介のスープをゼラチン状に固めて、キャビアを添えて。
煮凝りの味は薄く、キャビアも塩分濃度が薄いものだったので、少しパンチが足りなく感じた。
ここからコース。ペアリングのワインと一緒に。
Carrots
Anselmi Capitel Foscarino 1998
人参本来の甘さを感じられる一品。ソースもすべて人参であり、人参ってこんなに美味しかったっけと改めて感じさせられる。
フォカッチャにはウサギのバターを擦っていただく。
ウサギのバターとは、、、どれだけ希少なものだろうか。サラッっとした味でバター独特の脂っぽさを感じない。
Lucio Fontana
Palmento Costanzo Etna Bianco 2019
Iseo湖で獲れたマスに水牛のモッツアレラとトマトバジルを絡めてイカ墨のゼラチンカバーで覆った一品。
あとで調べて分かったが、Lucio Fontanaはイタリアの画家であり、抽象彫刻で有名な方であった。
料理にもその影響を受けており、仕上げにイカ墨で黒くしてある幕をナイフで切り裂く仕上げをしてくれた。
マスのしっかりした歯ごたえと、チーズ、トマト、バジルといったイタリア代表の食材が主張してくる。
味の主張が強い一品だった。
Young beef tartare
Jean Vesselle Rose de Saignee s,a.
子牛のタルタルに細かくしたフォアグラが混ざっている。
ねっとりとした柔らかな牛肉とフォアグラの濃厚な味わいが美味しい。少し酸味のあるソースと野菜でくどさが無くなる。
コース前半ながら、今日一番美味しい一品だろうと確信していた。
グアバのソルベで口直し。
Red lentil macaroni
Valle Reale Vigneto Sant'Eusanio Montepulciano 2019
赤いレンズ豆のマカロニ。
ピスタチオのソースにさやえんどう、さやいんげんと旬の野菜盛りだくさんのマカロニとなっている。
かなり濃厚な味わいでえんどうやいんげんの食感がアシストしてくれている。
個人的にもう少し薄味の方が好みではある。
Spaghetti pomodoro
コースに含まれてはいなかったが、ランチ時間はお客も少なく、日本人観光客と思われてかシェフが特別に作ってくれた。
シンプルなトマトスパゲッティだが、旨い。イタリアにはいろんなパスタがあるがこういったシンプルなのが結局一番旨い。
Crunchy and soft lasagna
Elvo Cogno Barbera d'Alba 2020
子牛のラグー、ベシャメルソース、トマトのシンプルなラザニアで中は柔らかく、表面はサクサクの食感にあるようにしてある。食感の変化は楽しいが味に関しては普通かな。
Five shades of Cuttlefish
Guerilla Amphora Ribolla Gialla 2020
イカを5種類の調理法で提供。
生、マリネ、ロースト、スパゲッティ仕立て、シュー生地に包んで。
調理法によって、イカの柔らかさや旨み、部位ごとの個性が楽しめた。
日本人の下には、生のイカそうめんが一番合うかな。
Roast baby goat
Tenuta Guadaltasso Antinori Cont'Ugo Merlot 2020
赤ちゃんやぎのロースト。
ローストした後に、軽く燻製にして香ばしさを演出する。食欲の進む香りだ。
肉質は柔らかいが歯ごたえもしっかりあり、噛みしめるごとに旨味を感じる。
ヤギは臭みがあるとされているが燻製したことで臭みを感じなく最後まで美味しくいただけた。
プレデザート
レモンのソルベを亀の形に見立てそこに冷たいティーを注いだもの。
口の中がさっぱりしてよかった。
A sea of grapefruit
Kopke White Porto 20Y.O.
グレープフルーツの果肉とソルベにシャコとオリーブの砂糖漬け、アーモンド、そこにチリと胡椒が振りかけてある。
甘み、酸味、辛味、苦みと複雑な味わいのデザートとなっており、発想は面白いが自分にはあまり合わなかった。
最後にエスプレッソと三種のお菓子をいただきコースは終了。
五感をフル活用して食べたコースとなった。自分の味覚が追い付いていない料理もいくつかあり、
これを正しく味わえるようにまだまだ修行が必要だと実感した。
コースの品数とボリュームを考えても大変満足いくものだった。
ごちそうさまでした。