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恵比寿の“支店”と徹底比較!!
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RK
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「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
| 店名 |
Da Michele(ダ・ミケーレ)
|
|---|---|
| ジャンル | ピザ |
| お問い合わせ |
(+39) 0815539204 |
| 予約可否 |
予約不可 |
| 住所 |
イタリアVia Cesare Sersale 1-3 |
| 交通手段 |
Trainitalia「Napoli Centrale」駅より徒歩14分 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
~¥999
※訪問時点の為替レート換算での金額になります。 利用金額分布を見る |
| 支払い方法 |
カード不可 |
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 駐車場 |
無 |
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ホームページ | |
| オープン日 |
1870年 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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●2012年1月、本場ナポリの老舗ピッツェリア「ダ・ミケーレ」が、東京・恵比寿に世界唯一の支店を出した。
そこで、本店と支店の違いを分析するためにナポリを訪問し、本場の味を再確認した。
(前回訪問は24年前。当時は、ちびっ子だったので、残念ながら味の記憶が殆どないんだよね…)
その味や雰囲気を忘れる前に恵比寿支店を訪問して、内容を比べてみた。
●以下に、両店の味だけでなく、値段や雰囲気について知りうる限りの比較を記載した。
各店の訪問日時もできる限り近い時期とした。
ナポリ本店(◆印):2月8日14時頃 曇り 約12℃(約53°F) 微風 満席(50席前後)
恵比寿支店(◇印):3月3日12時頃 晴れ 約10℃(約50°F) 弱風 ほぼ満席(46席)
<料理・味>
●まずは、ピザのサイズと値段を比較しよう。(価格は税込、以下同様。€1.00=¥135換算。)
[マルゲリータ] ピッコラ ノルマーレ メディア ドッピア(モッツアレラ)
◆ナポリ本店 (サイズなし) 540円(€4.00) 608円(€4.50) 675円(€5.00)
◇恵比寿支店 (サイズ廃止) 1,674円(€12.40) (サイズなし) 2,160円(€16.00)
[マリナーラ] ミニ ノルマーレ メディア マキシ
◆ナポリ本店 (サイズなし) 540円(€4.00) 608円(€4.50) 675円(€5.00)
◇恵比寿支店 (サイズ廃止) 1,512円(€11.20) (サイズなし) 1,836円(€13.60)
※細かい話だが、マルゲリータの最大サイズの表現が、ナポリと恵比寿で異なる(下記参照)。
◆ナポリでは、ドッピアモッツァレラ(DOPPIA MOZZARELLA)。
◇恵比寿では単なるドッピア(DOPPIA)。
※恵比寿支店では、開業当初ピッコラ或いはミニという女性向けサイズを提供していた。
女性には人気だが、客単価は低いわ長居されるわ…ということで、最近では提供をやめた経緯がある。
※恵比寿には、ピザの他にアンティパストが数種類ある。
ピザが焼きあがるのを待つ間、アンティパストでお酒を飲める点は評価に値する。
●ついでに飲み物価格の比較もしておこう。
[ビール]
◆ナポリ本店 270円(€2.00)…330ml、銘柄:ナストロ・アズーロ
◇恵比寿支店 875円(€6.48)…330ml、銘柄:モレッティ、618円(€4.58)…銘柄:スーパードライ
[コカ・コーラ]
◆ナポリ本店 270円(€2.00)…330ml
◇恵比寿支店 464円(€3.44)…330ml
[アクア]
◆ナポリ本店 270円(€2.00)…1,000ml、単に「アクア・ミネラーレ」と表現
◇恵比寿支店 720円(€5.34)…750ml、「ナティア」など、商品名で表現
※恵比寿支店では当初サンペテグリアを提供していたが、今はないようだ。
※上記のほか、各店舗には下記のような飲み物がある。
◆ナポリ:ファンタ・オレンジ(FANTA ARANCIATA、330ml、270円(€2.00))がある。
◇恵比寿:ジンジャエール、オレンジジュース、ワイン類、ノンアルコールビール等きめ細やか。
※飲み物のサイズについては下記の違いがある。
◆ナポリ:すべてに分量(単位はCLまたはLT)で示されとても明瞭でよい。
ただし、コップはプラスチックのちゃちいやつ。
◇恵比寿:アクア(水)以外は分量表示がない。
店員にいちいち聞かないと量を知りえない不明瞭さが欠点。
ただし、コップはグラス製のしっかりしたやつ。
水道水はタダで貰えるところは、日本らしくていいサービス。
●味はどちらもほぼ同じ味でおいしい。
(尤も、恵比寿では食材の全てをナポリから取り寄せているとのことだから当然と言えば当然だ。)
大きさもナポリと恵比寿はほぼ同じ。
だが、ナポリよりも恵比寿の方が生地が円く整っている。
(ナポリでは適当な型をしていて、ナンのように皿からのはみ出しも多い。)
<サービス>
●入店待ちについて
◆ナポリでは、まず入口のレジで店員に人数を告げる。
すると店長らしき人から、二桁の番号の入った4cm角の紙切れをもらう。
今回は「18番」をもらった。
外に出ると「82番」が呼ばれていたから36組待ち(番号は100番まで行くと1に戻る)。
暫く様子を見ていれば一組み当たりのペースが判る(だいたい2分で一組呼ばれる)。
待ち時間がおおよそ計算できたら、その間は自由に時を過ごせる。
とはいえ、いつも店頭には人が群がっている。
番号は、イタリア語で呼ばれるから、数字だけでも勉強しておくだけで彼女に尊敬される。
◇恵比寿では、行列を作って並ぶ。
最初の10人程までは椅子があるが、それ以降は歩道に列をつくる。
とはいえナポリ程の店の人気はないようだ。
食事を終えて店を出た時点で、並んでいる客を見ると、せいぜい10組くらいか。
並んでいる人の様子を見ても苦ではなさそう。
(だって、そもそも日本人は行列に並ぶのが大好きだ。)
“郷に入っては郷に従え”とばかりに、入店待ちについてはナポリ風にこだわっていないのだろう。
●ピザの焼き上がり時間
※両店舗を公平に比較するために、マルゲリータとマリナーラとビール2本を同時に注文した。
◆ナポリ:約10分
マルゲリータとマリナーラがほぼ同時に焼かれてきた。
同時に注文して、同じ窯でやくのだから当然と言えば当然。
おかげで相手方とは同時に食事を開始できた。
◇恵比寿:約15分(約30分)
マルゲリータが焼きあがってから待つこと15分、ようやくマリナーラが焼かれてきた。
同時に注文すればピッツァイオーロが店に一人だとしても、せいぜい5分程の時間差だろう。
注文通りに焼いていないのか、焼く時間を間違えて作り直したのか、疑念を禁じ得ない。
そのせいで、私がマリナーラを食べ始めた頃には、相手はマルゲリータを食べ終わっていた。
●テーブルの配置
◆ナポリでは四人掛けのテーブルが中心で、相席は日常茶飯事。
我々は食べるのが遅いのか、隣では二組も入れ替わった。
勿論「相席よろしいですか?」などと店員が確認することはない。
◇恵比寿では、見事なほどに、二人掛けテーブルで構成されている。
ご丁寧に各テーブルは狭いが間隔を空けてあり基本的に相席させない。
「他人とは一緒に食べたがらない」という、これまた日本人の気質にあった配慮がなされている。
●お手拭き
※ピザを手でつかんで食べることからどちらにもお手拭き(ナプキン)がある。
◆ナポリでは紙のナプキンが提供される。
◇恵比寿では布のおしぼりが提供される。
●支払い
◆ナポリでは、現金(ユーロ)のみで、カードは受け付けない。
◇恵比寿では、現金(円)の他、カードも受け付ける。
1周年記念ではユーロの現金も受けていた。
<雰囲気>
●店の周囲
◆ナポリは大通りから少し入った場所にある。
だから、女性だけだと夜は店にたどり着くまでの間、多少の不安感があるかもしれない。
人通りや車の通行は結構多く、店頭で記念写真を撮影していると引かれる可能性がある。
近くには、これまた老舗のピザ店『トリアノン』(開業から90年)がある。
とにかく、ナポリらしい通りだ。
◇恵比寿もやはり幹線道路から入った道だが、雰囲気はナポリに比べて断然に明るい。
駅からも近いので、昼も夜も人通りが比較的ある。
だから、たとえ女性ひとりであっても不安を覚えずに店にたどり着けるはずだ。
近くには、これまた美味しいピザを焼く『マッジ』があったが、2012年秋に閉店してしまったのが惜しい。
とにかく、恵比寿らしい通りだ。
●店構え
◆ナポリ店は、黄色い壁面の古ぼけた5階建てのアパートメントの1階に入居している。
店の入口上部には、巻込み式の古ぼけた庇がある。
そこに記された「L'antica Pizzeria″da Michele″」の文字が汚い(書体はブラックレター)。
そのすぐ下には、電光掲示のプラスチック製看板がある。
その脇には店のエンブレムが壁に貼られている。
◇恵比寿店は、青色の壁面をした築24年の8階建てのオフィスビルの1階に入居している。
店の入口上部には、巻込み式の真新しい庇がある。
そこに記された″da Michele″の文字が真新しい。
店から突き出すように電工掲示のプラスチック製看板がある。
デザインはナポリと一緒だが、サイズはナポリに比べてひと回り小さい。
入口脇には店のエンブレムが貼られている。
●店内の様子
◆ナポリは店内も古くて老舗感に溢れているが不潔ではない。
天井の高い空間。
だが、照明も蛍光灯で暗め。
窓はあるが小さいため、外光は期待できない。
庶民の食堂という雰囲気が適当な表現だ。
テーブルは石(大理石?)で出来ている。
客層は、7割が地元民(殆どの人がメニューを見ずに注文していることから想像)。
3割が観光客だが、夏の観光シーズンになれば観光客の割合が増えることは必至だ。
◇恵比寿は店内も真新しく「鳴り物入りの新人」という感に溢れている。
天井の高い空間は、ナポリに負けていない。
照明もデザインされていて、お洒落で明るい。
表通りに面して大きなガラスが貼られ、昼間は気分良く食事を楽しめる。
デートで彼女を連れていっても、嫌がられることはまずないだろう。
テーブルは石のデザインをした合成樹脂と集成材で出来ている。
客層は、殆どが一見客(メニューに何があるか迷っていることから想像した)。
そもそも、ナポリピザブームが始まって間もない。
このブームも、いつまで続くかも分からないから、本物の常連はありえないのかもしれない。
●食べる量
◆ナポリでは、老若男女を問わず、またミケーレに限らず、一人一枚を注文する。
一番出るのは恵比寿にはないサイズのメディアだ。
しかも、昼はビールを飲む人も少なく、多くがアクアかコカ・コーラだ。
◇恵比寿では、老若男女を問わず、またミケーレに限らず、一枚を数人でシェアする。
一人で一枚を食べる人は殆どいないが、アンティパストを注文する人は意外に多い。
休日ということもあるが、昼から酒を飲む人が多い。
●食べる速度
◆ナポリでは、ピザが出されたら、客たちは出来るだけ早く食べるのが常識。
のんびり食べていると、横から相席のオッサンが食べ方を指導してくれる。
◇恵比寿では、ピザが出されると、まずは写真に収める客が多い。
これでは、せっかくの焼きたてピザが台無しである。
※この点についても、ナポリは「吉野家」のような早さ勝負の店であって、デートには使えない。
一方、恵比寿は二人で写真を撮り合いながらキャッキャ、キャッキャと楽しめてデートも盛り上がる。
ということで、本店と支店の総合評価の比較は以下のとおり。
総合(平均) 料理・味 サービス 雰囲気 CP 酒・ドリンク
ナポリ 3.8pt 5pt 3pt 5pt 5pt 1pt
恵比寿 3.6pt 5pt 3pt 4pt 2pt 3pt