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トリノ中心部からアルプスを眺めました とても美しく落ち着いた街です
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お店の外に設置された説明書き
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ウエイティングバーで出てきた揚げ菓子 お洒落なんですがスナック感覚でした(笑)
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サービスプレートがかなり凝ってます テンション上がります!
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フィンガーフードです 笑いながら食べていた不気味な夫婦は我々です
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カルネクルードです こんなに美味しいの食べたことないよ〜〜!
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ワイフがオーダーしたGamberi rossi, nocciole e caco
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ピエモンテ風サラダ 食べてないからわからない(笑)
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記憶にないんですが飲んだらしいワインその1 多分ワイフがグラスでいただいたワインでしょう
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記憶にないんですが飲んだらしいワインその2 多分ワイフが調子に乗って飲んだワインでしょう(笑)
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ドメニコ・クレリコのPerCristina2007年です 美味しかったなぁ
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裏ラベルもしっかり読みました
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私のメイン Pollo alla Marengoです
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ワイフのメイン Filetto di vitello arrostoです 激賞してました(笑)
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フォルマッジも大変美味しいものが普通に出てきます
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※ワイフのカメラに写真が残っていたのを発見しましたのでアップして追記します(2018.8)。
歴史と伝統を誇るトリノ随一のリストランテで、イタリアでも有数の格式高いリストランテです(だと思います)。
店の前に設置してあるプレートを読むと1721年から営業を開始しているそうですが、ウエイティング・バーでコンシェルジュに聞いたら記録が残っているのが1721年以降で、それ以前から営業していたのは間違いないとのこと。
仮に1700年頃として、すでに3世紀超の歴史があるリストランテということになりますね。
その頃の日本はと言えば、江戸時代初期の元禄とか宝永年間です。近松門左衛門の「曽根崎心中」初演が1703年、大岡越前守忠相が江戸町奉行になったのが1717年とのことですから、その頃にはこのリストランテは営業を開始していたのだと思うと、かなりびっくりします(開業当初は郵便局のようなところで、ついでにカフェや軽食を出す店だったとか)。
リストランテとしては1757年から営業しています。
で、トリノがイタリアの歴史に重要な位置を占めることはご存知かと思いますが(サヴォイア家が長年統治し、シチリアをオーストリアに譲ったかわりにサルデーニャを手に入れてサルデーニャ王国を建国、トリノがその首都になりました。さらにイタリア統一運動/リソルジメントの中心人物であったトリノのカヴール首相とガリバルディ総司令官の貢献でサルデーニャ王国が統一イタリア王国となりました。サヴォイア家のヴィットリオ・エマヌエーレ2世が初代イタリア国王です)、その歴史を間近で見続けてきた&舞台にもなったのがDEL CAMBIOということです。
実際に、このリストランテにはカヴール首相が足繁く通っていたそうですし、プリミには彼の名前を冠したRiso Cavourなる一品もあります(これをワイフが頼んで物議をかもすことになるとはウエイティング・バーでのんびり揚げ煎餅食べながらちょっと気取ってBrut Anna Maria Clementiをいただいていた我々には知る由もありませんでしたが)。
前置きはこんなもんにして、ウエイティング・バーからテーブルに案内された我々は、まず今回の旅の目的である「美味しいバローロをいただく」を達成するため、料理のメニューそっちのけで(笑)ワインリスト熟読です。
お店のウェブサイトには詳細なワインリストが掲載されているので事前に読んではいたのですが、なにせバローロだけでリストが10ページ(!)もありますから、どれが良いのか&どれをいただくと今日のメニューを合わせられるのか(メニューまだみてないんだけど)わからず、結局Chef Sommelierのダヴィデさんにご登場いただきました。
ちなみにワイフ曰く、ダヴィデさんは若い頃のロバート・デニーロにそっくりだそうで、カッコイイと大喜びしてました。
ミーハーだ(死語)。
我々は、トリノに初めて来たこと、伝統的なピエモンテ料理を食べたいこと、バローロを選んでからそのバローロに合わせてメニューを選びたいこと、でもバローロが多すぎて選べないこと、いわゆるバローロ・ボーイズのうちLuciano SandroneさんとElio Altareさんのワインは飲んだことあることをお伝えして、助けて!とデニーロさん、もといダヴィデさんにお願いしました(ダヴィデさんのフルネームはDavide Buongiornoさんです。こんにちは〜)。
ダヴィデさんは、いかにもChef Sommelierらしく自分の頭の中にあるバローロのリストをめくりながら(めくっている音が聞こえた)、「ではDomenico Clericoはどうでしょう、いま最も飲むべきはPer Cristinaの2007年です。香りが抜群でコストパフォーマンスも良いです。ほかにはGiacomo ConternoのMonfortino Riservaも2000年がオススメですが、こちらは開くのにとても時間がかかるので、グラスワインでお持ちします」とのことでした。
慣例に従って、ワイフのワインリストには価格の表記がなく、私のにはしっかり記載されておりましたが、日本でいただくことを考えたらとても安価で、しかもストレスがほぼなくコンディションは申し分ないでしょうから、両方ともお願いすることにしました。
で、今度はバローロに合わせてメニューを決めます。
とはいえ、バローロがデカンタージュされサーブされるまでの時間を考慮してMarina CoppiのFausto(自転車好きならご存知かもしれませんが伝説のロードレーサーFausto Coppiのお孫さんのFrancescoさんが造っているピエモンテのティモラッソです)をいただきながら、またダヴィデさんと弟子Sommelierさんが入れ替わり立ち替わり来てはアドバイスをくれるというか、メニューに載っていないけどピエモンテではこうするああする的なサジェスチョンをもらいながら、メニューを選びました。
フィンガーフードも出されて、食事の前の一杯飲ってる感がどんどん高まります。
もうドーパミンでまくりです(笑)。
楽しくて何度もメニューを見ながら笑ってしまいました。
はたから見るとメニュー見て声上げて笑っている日本人の夫婦はエキセントリックでしょうね。
バカ夫婦です。
Antipasti
妻:Gamberi rossi, nocciole e caco
私:Carne cruda
Piatti di mezzo
妻:Insalata piemontese
私:Uovo alla crema
Primi Piatti
妻:Riso Cavour
私:Agnolotti alla piemontese
Secondi Piatti
妻:Filetto di vitello arrosto
私:Pollo alla Marengo e Finanziera(追加)
入れ替わり立ち替わりアドバイスをいただいたので、お皿はノーマルバージョンから少々変わっているようなのですが、ノーマルバージョンがどういうものであるかわかっていない我々はひたすら楽しく&美味しく食べ、そしてデカンタージュされて十分開いたPer Cristinaを飲み、secondoではMonfortino Riservaとフィナンツィエラをいただきました。
お皿は全て素材も味付けも大変満足度の高いものでしたが、ワイフが眉をややひそめたのがRiso Cavourでした。
「カヴール首相って、忙しくてさっと食べてパッと帰る人だったんじゃないかな」との意味不明の感想が口から漏れました。
確かに我々がイメージするRisoではなく、パラッパラの炒めご飯のようなお皿(というかボール)で、一口もらったら味付けの薄い炒めご飯(失礼)でした。
メニューの中ではかなり異色です。
オーダーの際に、お皿を告げるたびにCamerieraがperfetto!とかva beneとかcerto!とか言っていたのに、ワイフがRiso Cavourといった時だけ何も言わなかったもんなぁ(笑)。
ワイフは「Riso Cavourじゃなくてカヴール丼って言えばいいのに」と悪態をついておりました。
丼ってイタリア語で何て言うんだろう。
ポーションはリストランテとしてはごく普通だと思われますが、ウエイティング・バーからだと4時間半も飲み食べ続けたので、もう限界です。
でも私にもう一つ胃袋があったなら、と思わずにはいられませんでした。
店にお暇を告げる前にワイフがポツリと「ああ、私にもう一つ胃袋があればなぁ〜」とつぶやいた時、夫婦も長くやってると同じようなこと考えるんだなと思いました(笑)。
本当に素晴らしいワインと食事でした(Riso Cavour以外)。
日本でいただくバローロとは美味しさも香りも、何もかも違うように感じました。
まあ雰囲気が全然違いますから気分が高揚しているのは間違いないですが、それを差し引いてもバローロの美味しさ、素晴らしさ(のほんの一部)を堪能することができました。
お金に糸目をつけずに(つけるけど)、最高のコンディションのバローロを心行くまでRiso Cavour以外のピエモンテ料理と一緒に味わい尽くしたい誘惑にかられるリストランテでした。
素晴らしい体験でした。
帰り間際に、コンシェルジュにナターレのご予定はありますか?と聞かれました。
トリノは大きな街ではないので、ナターレはほとんどの飲食店が閉まっており、なかなか満足できる食事は食べられないのだとか。
DEL CAMBIOも一応閉めてはいるが、顧客からリクエストが多いので予約を受けており、あと数席なら用意できるとのことでした。
大変光栄なお誘いです。
「ナターレはsolo degustazioneですが、ピアノ演奏付きの特別メニューです。
リチャード・クレイダーマンはお好きですか?」
ご馳走様でした。大変美味しかったです。
是非また来たいです。というか絶対来ます。
でもナターレの夜は遠慮しておきます。