婿が入会している遊び仲間の主催者から Pasquetta(パスクエッタ) の集まりに呼ばれ : GALUP S.P.A.

少し前の話題で申し訳ございません。Vol.2

今年の Pasqua(復活祭、Easter、Ostern) は例年より遅く、春分の日の後の最初の満月の後の「日曜日」は、四月十七日となり、次の月曜日が Pasquetta(パスクエッタ) となって土曜日が休みの人は三連休になりました。ユダヤ教体制を批判したとして磔刑となったイエス・キリストが死後三日目に復活したことを記念し、記憶するためのキリスト教においてPasqua(復活祭)は、十二月に行われる降誕祭よりも重要とされる祭典です。

娘家族は、婿が入会している遊び仲間の主催者から Pasquetta(パスクエッタ) の集まりに呼ばれ、手土産として Galup の Colomba：https://www.galup.it/collections/colombe/products/promo-gourmet を買って持っていきました。私と婿の趣味は全く合わず、行ってもツマラナイし、COVID-19 が怖いですから家で頂きものの Colomba を食べて雰囲気を味わいました。Arance、Mandorle、Ciliegie、Cioccolatoがアクセントになっているのですが、やっぱりイタリアの小麦粉で焼いたスポンジケーキがおいしいです。


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【これは、海外レビューなのでスマートフォンには表示されません】

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コロナ禍の所為でイタリアからの荷物の配送が通常より三週間ほど遅れています。平時であれば、イタリアからEMS便 (Express Mail Service) で発送して、日本の通関を過ぎ、一週間程度で配達されます。逆に日本から送るEMS便は、平時でも四週間から六週間もかかります。イタリアの郵便事情は極端に悪く、荷物は日本から直ぐに送られ到着しているのですが、郵便局員に気付かれるまでイタリアの何処かに留置きされてしまいます。日本の区役所、市役所、郵便局などの公共サービスは正確さにおいて世界一かもしれません。アメリカも悪く、届かないことはないのですが、内容物をチェックするのか開梱され、中身がぐちゃぐちゃにされることが多いです。白い粉は入れていないのですが。

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Panettone は、パネットーネ種を用いて発酵させたパンの一種です。ブリオッシュ生地の中に、レーズン、プラム、オレンジピールその他のドライフルーツを刻んだものを混ぜ込んで焼き上げ、表面に白砂糖やアーモンドなどのナッツを貼り付けたものもあり、ミラノの銘菓です。

Paradise は、Panettone と同じ生地で レーズン、プラム、オレンジピールなどを入れないで焼いた物。最近のイタリアではこれが好まれる。

Pandoro は、”pane de oro” (黄金のパン) の意味を持ち、卵の風味が強く黄金色をしているイタリア/ヴェローナの銘菓です。

イタリアの焼き菓子については、添付写真とキャプションをご覧いただければ嬉しいです。
シンプルな菓子ですが、イタリア産の小麦粉、卵、クリームなどの香りが良く、シットリして、とてもおいしいです。


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人間の身体の殆どが水でできています。新生児では体重の約75％、子どもで約70％、成人で60～65％、高齢者で50～55％を水が占めていると言われ、18歳ぐらいの人の肌がツヤツヤと輝いていて化粧などしなくても美しいのは羨ましい限りです。ファッションモデルはこれを維持するために1日に2ℓ以上のミネラルウォーターを摂取するそうです。

私は若い頃から何度か手術をしていますが、水分・電解質・栄養素 (エネルギー、ビタミン) などの補充を目的に何本も輸液され細胞の活性を促されました。現在も食事以外に1日に約2ℓの水を飲んでいますが、トイレが近くなることは気にしていません。また、顔に日焼けの痕やシミ・シワができないように最も乾燥しやすい目の下や頬っぺたには寝る前と朝風呂の後に保湿クリームを塗るようにしています。イタリア人やフランス人は日焼けしていることがステイタスになっているようですが、私は、日本人の「色の白いは七難隠す」女性が好きです。

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前回のレビューで「焼き菓子は、ケーキの基本です」というタイトルを付けました。今回もイタリアの Panettone という焼き菓子のご紹介です。

Panettone は、パネットーネ種を用いて発酵させたパンの一種です。ブリオッシュ生地の中に、レーズン、プラム、オレンジピールその他のドライフルーツを刻んだものを混ぜ込んで焼き上げ、表面に白砂糖やアーモンドなどのナッツを貼り付けたものもあります。今回、娘が送ってくれたものは、「Senza agrumi con glassa Panettone " Moscato D'Asti "」 というオレンジピールの入っていないアスティのマスカットから作ったワインを練り込んだパネットーネです。

このイタリア製のパネットーネには生クリームは使われていませんが、しっとりした味わいは唾液の少ない方にも難なく召し上がっていただけるものだと思います。日本製のものを買うとパサパサしているものが多く、小麦粉の違いから来るものではないかと考えています。それが証拠にこのポリ袋に入ったパネットーネは保存性が良く、何ヶ月経っても殆どパサつきは生じません。イタリアの小麦粉はパスタを作ってもパンや菓子を焼いてもおいしいです。

ここまで書いて気付いたのですが、「喫煙と唾液」に関するサイトがありましたので、URLを貼り付けます。
https://toyokeizai.net/articles/-/169807　私は子供の頃から(当たり前)喫煙の習慣がありません。学生の頃、仲間と入った喫茶店で一度だけハイライトを吸って煙を肺に入れたことがあるのですが、強い酒を飲んで椅子から立ち上がることができなくなるような状態に陥り『こりゃ、身体に良くない。』と感じ、それ以降一度も吸っていません。

食事の時に吸われるのは厭ですが、決して "嫌煙家" ではなく、シガーの漂うバーでスコッチなどを飲んでいると「名探偵ポアロ」や「チャイナタウン」の煙草を吸うシーンを思い出し、『二十世紀は良い時代だったなぁ。』と、目を閉じて深く静かに思いを巡らすことがあります。


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「食べログ」の海外レビューはパソコンでしか開けず、これをを使わない方に読んでいただけないことを承知で書いています。

ラ・トラディション・フランセーズというフランス産の小麦粉は、レトロドールとも呼ばれています。
（「紀ノ国屋インターナショナル」の "トラディショナル・バゲット" や「VIRON」の "バゲット・レトロドール" に使われている）

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私は、自身の過去のイタリアレビューで、「イタリアの 小麦粉、牛乳、卵 は、日本のものと ナンカ 違う気がします。」と、書いています。↓

ー　ご存知「富澤商店」https://tomiz.com/contents/flourfeatured.html では、北海道産、アメリカ・カナダ産、オーストラリア産、フランス産の小麦粉を扱っていて、自家製焼き菓子やパンを作る方に高い評価を得ています。我が家でも自家製ピッツァを焼く時は、この店で「ルスティカ」(日清製粉、フランス産、北米産主体) と生イーストを購入してドウ(dough)を作っています。
　自家製Margherita：https://tabelog.com/rvwr/000124517/diarydtl/127346/

日本とアメリカの貿易交渉に関して、USTR（アメリカ通商代表部）のライトハイザー代表は今年3月12日に農業分野での交渉を急ぐ考えを強調したとのニュースがありましたが、日本は高い関税を課して大票田である農業従事者を守っているのですが、おいしい米があるのですから安くておいしい小麦加工品を食べたい消費者のために小麦については譲歩して良いのではないかと思います。
　参考：https://www.canon-igs.org/column/macroeconomics/20140411_2496.html
讃岐うどんに使われている北米やオーストラリアばかりではなく、イタリア南部、南フランスの小麦粉も安く大量に出回ってほしいと思います。ー

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ここに出てくる「富澤商店」には、最後の添付写真で示したようにヨーロッパ産 (？) の小麦粉が置かれています。製粉会社の「日清製粉」「日本製粉」「鳥越製粉」のHPからイタリア産、フランス産の小麦粉を使っているか調べてみると、「鳥越製粉」のHPだけに準強力粉 "ブション" の品名で「フランス産小麦を100％使用した欧風食事パン専用粉です」と、書かれていますが、他のパン粉は「日本で最初に開発された本格的なフランスパン用粉です」とあります。

と言うことは、製粉度(小麦の外皮や胚芽部分に多く含まれる灰分の度合)、蛋白含有量(水と合わせることによりグルテンを形成)をコントロールすれば、日本が押し売りされている北米産やオーストラリア産の小麦からでも "フランスパン用粉" を作ることができるということです。（リスドォル（日清製粉）も蛋白10.7±0.5％　灰分0.45±0.03％に調整した小麦粉）

今までイタリアと日本の野菜の違いについては何度も書いてきましたが、それは日照の強さが違うことによって野菜や牧草の旨味に差ができるのだと結論を出しているのですが、北米やオーストラリアも日本に比べれば日照は強く、おいし小麦が生産されているはずなのですが、イタリア産やフランス産の小麦と比べて単に "テロワールの差" で片付けることのできない "何か" が存在するのではないかと考えます。

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前書きが長くなるのは常ですが、この日、トリノの中心街(centro、チェントロ)をプラプラ歩いているとトリノ郊外の街 Pinerolo https://en.wikipedia.org/wiki/Pinerolo で買ったパネットーネ(panettone)で有名なお菓子の店「GALUP S.P.A.」
http://www.galup.it/galup/があり、吸い寄せられるように店内に入るとたくさんの焼き菓子やチョコレートが並んでいて、前回と同じ「CARRE' ALLE MELE GR. 400 FLOWPACK、リンゴ片入り」を買いました。(6.90EUR/400g、830円ぐらい) https://store.galup.it

なんて、おいしのだろうか！！！！！
日本では絶対に食べることのできない焼き菓子です。ぜひ、貼り付けURLを開いて多様な菓子の写真をご覧ください。


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