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The Tabelog Award 2025 Bronze 受賞店
食べログ 日本料理 WEST 百名店 2025 選出店
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リピートを繰り返しても毎回刺激と満足をさせていただける,よくよく考え抜いた料理でおもてなしの心が一品一品に表れる ” 日本料理 光安 ”
リピートを繰り返しても毎回刺激と満足をさせていただける,よくよく考え抜いた料理でおもてなしの心が一品一品に表れる ” 日本料理 光安 ”
何度訪れても,新たな魅力に出合う街,京都。
なぜ,京都はこれほどまでに私たちを惹きつけてやまないのかと,
つねづねと思ってしまいます。
それはそうと,
” 日本料理 光安 ” さんへ,
今回もIZNM師匠と共に硬派に伺います。
現在は昼は1組のみとなり,
月曜日の昼は休みのようで,
夜は2組しか予約が取れないお店です。
予約はなかなか困難かもしれません。
ミシュランの星もとられています。
築150年の織屋を改装したこちらは,
趣のある空間があります。
お客様からも見える開放的な厨房をはさんで,
二つの座敷をしつらえています。
厨房をはさんで奥の坪庭が見える広い部屋へ。
静寂な町屋の雰囲気が和みます。
今回は夜のおまかせででお願いしました。
日本酒はいろいろいただきました。
写真を参考にしていただければと思います。
・味来とうもろこしの冷やし寄せ
蓮の葉の上に,
裏漉ししたトウモロコシをジュレ状に仕立てています。
梅雨らしい演出というか,涼しげでいいですね。
余計なお味付けをされていないので,
とうもろこしの優しい甘みを感じて美味しいです。
また,味来(みらい)トウモロコシは,
果実のように甘みが強く,旨さが凝縮されています。
・真鱧の焼き霜 杉板の香り ちり酢で
淡路産真鱧は小さめですが,フワッとしています。
骨切りも絶妙でこういう調理にも出会ったことがありません。
ハモは、焼き色がついて香ばしく,
皮そのものがとても美味しくて,
身はしっとりでホロホロとするのです。
本わさびは甘いけれど,ピリリとした辛さが引き立てています。
・野菜の八寸
ここは野菜にこだわりがあり,
とても美味しい野菜を食べられます。
野菜の八寸は,華やかなヴィジュアル。
見た目も鮮やかな京野菜を主体にしています。
賀茂茄子,オクラ,青イチジク,ルビンストマト
インカのめざめじゃがいもです。
・丹後産黒アワビと芋茎の椀
鮑のお椀はインパクトがありました。
「鮎」「鱧」「鮑」などの食材は,
日本の暑い夏を最高の贅沢で飾ってくれますね。
とても大きな鮑で切った鮑も当然大きくこれだけでも驚きます。
丹後産の黒アワビですが,柔らかいですね~!!
八方地の出汁の効いた椀は,
弾力のある鮑に肝が添えられて旨味が感じます。
しっかりと熱めで今までの味を洗い流すようで,
塩分はやや強めながらも,昆布の出汁がしみわたります。
じんわりと奥まで沁みてくるような美味しさにため息でした。
・淡路産赤ウニの飯蒸し あおさ海苔と
北海道産バフンウニや紫ウニも確かに美味しいのですが,
若干の苦みを有すために,苦みがなく,甘みが強い,
淡路の由良産のものとは差が生じてしまうように思います。
これほど甘く,上品なウニは味わったことがないように感じました。
・オコゼの酒蒸し
目は飛び出し,顔はデコボコ・・・。
そんな風貌の姿からは想像しにくい美味しさです。
食べた感想は,ふっくら煮つけた身はホロホロと言う感じではなく,
プリップリと言った感じで,その食感が楽しめます。
特にお腹の脂の乗った身が不思議な弾力があって,
とっても美味しかったです
クセのない,上品な白身ですし,ひれにはゼラチン質がたっぷりと。
煮付けとの相性もいいようです。
・安曇川の若鮎の炭火焼き
緑豊かで清流の郷,安曇川最上流部の鮎。
まるで泳いでいるような風景。
天然鮎は皮がうすく,身がやわらかく,
コクがあるというか,とてもおいしい香りがある天然鮎ですね。
この鮎は皮の色が違います。
ヒレがカリカリで,身は柔らかく,内臓のほろ苦さを感じました。
鮎はコンフィやムースなど色々あるけど,
やっぱり塩焼きが1番美味しいと思います。
・そばがき椀白味噌仕立て
白味噌がこっくりとして美味しい!!
レベルの違いを感じました。
中には,柔らか~い蕎麦がきが入っています。
そばの風味がふわっと香る優しい仕上がりです。
甘くコクのある白味噌ですが,個性の強い白味噌に負けず,
出汁の味をしっかりと感じることが出来ます。
・琵琶湖産天然うなぎの炭焼きと黒枝豆のごはん
養殖ウナギの腹は白いのですが,
天然ウナギの腹は黄色っぽく表面にはラードのような脂が付いていますね。
違いがわかるような気がします。
天然なので小ぶりではあるのですが,
旨味がすごいっ!皮はパリッ!
身はすごく脂がのってジューシー!でも全然くどくないんです。
ふっくらと口の中いっぱいに広がります。
皮が柔らかく,脂が乗っているわりには,
さっぱりした味が何とも言えません。
風味が半端ないですし,香りも高いです。
これなら皮も美味しく食べられます。
・餅麩の抹茶ぜんざい
店主と帰り際に少しお話させていただきました。
とっても謙虚で穏やかなかたなのですが,
料理はいろいろとかなり考えて提供するのだそうです。
ここに何回か伺っても,ここのスぺシャリテはかぶりますが,
飽きることがありません。
この時期食べたい料理が登場しますし,
リピーターにも考え抜かれた料理なのです。
今回は特に感じたのが食材へのこだわりです。
京山科茄子もそうですし,その他の京都の野菜など,
図抜けていた淡路産真鱧,
琵琶湖産天然うなぎ,有田川の天然鮎,
素材へのこだわりが半端無いのです。
驚く食材を探求して,いろいろな産地へ伺われているんですね。
シンプルかつ味わい深い料理を出すことで,
丁寧な仕事が図りとれます。
素材の仕入れから料理の仕上げまで,
すべてを店主が1人で切り盛りしています。
各地から取り入れた野菜など,
旬の食材を使った料理は丁寧な仕事ぶりが伝わるものばかり。
野菜などの旬のものは,
できるだけ素材が持つ繊細な味や香り,
旨みを味わうことができます。
見た目はシンプルながらも,
いずれの料理にも創意と工夫がほどこされているのです。
奥さんの細やかな接客も心地良いのです。
おもてなしの心が一品一品に表れる,
個室を借り切りで静かな中でゆっくりいただけます。
京都でも高級食材のオンパレードでお値段を釣り上げて,
客に満足感を与えようというお店が多い中でも,
” 光安 ” さんのように,派手さはありませんが,
丁寧なお料理で満足感を与えて下さるお店は貴重だと思います。
お店に入ってから出るまで,
とても心地よく過ごさせていただきましたし,
想像以上のおもてなしをしていただきました。
私も素晴らしい日本料理にまた巡り会えた気持ちです。
ごちそうさまでした。
リピートを繰り返しても毎回刺激と満足をさせていただける,よくよく考え抜いた料理でおもてなしの心が一品一品に表れる ” 日本料理 光安 ”
京都に来ています。
何度訪れても,新たな魅力に出合う街,京都。
なぜ,京都はこれほどまでに私たちを惹きつけてやまないのかと,
つねづねと思ってしまいます。
それはそうと,
日本料理 光安 ” さんへ,
今回もIZNM師匠と共に硬派に伺います。
現在は昼は1組のみとなり,
月曜日の昼は休みのようで,
夜は2組しか予約が取れないお店です。
予約はなかなか困難かもしれません。
ミシュランの星もとられています。
築150年の織屋を改装したこちらは,
趣のある空間があります。
お客様からも見える開放的な厨房をはさんで,
二つの座敷をしつらえています。
厨房をはさんで奥の坪庭が見える広い部屋へ。
静寂な町屋の雰囲気が和みます。
今回は夜のおまかせででお願いしました。
・真鯛出汁の聖護院かぶらのすり流し椀
聖護院かぶらのすりながしから始まります。
すり流しは日本料理の定番料理で,
季節により旬の食材を使って作っています。
相性のよい野菜は,冬野菜のひとつである聖護院かぶらでしょう。
かぶのすりおろしの絞り加減が難しいのですが,
絞りすぎると味が抜けるし,絞りたらないとうまく形作れないし,
これは絞り加減が絶妙です。
寒い身体がほっこり温まり,これですでに満足感,
カブの甘みがしっかりと残っているけれども,
蒸し上がった形もきれいでさすがです。
・能登の寒ブリと聖護院大根
能登の寒ぶりの醤油のジュレと辛味大根をからめていただきます。
トロのような上品な脂ですが,脂がのっているのに上品な味わいです。
辛味大根が脂に合うんでしょう。
・冬野菜の八寸
ここは野菜にこだわりがあり,
とても美味しい野菜を食べられます。
野菜の八寸は,華やかなヴィジュアル。
大黒しめじ,人参葉,紅芯大根,安納芋,海老芋,姫人参,白人参,宿儺かぼちゃ。
今回はきれいな彩りが素敵です。
人参葉はXmasバージョンでツリー仕立てにしています。
ひとつひとつの味がぎゅっとつまった一品。
お野菜にはそれぞれひと手間加えられています。
大黒しめじは本しめじなのですが,
通常のしめじよりもプリっと大きく,
食感もプリッとして,コリコリのような気もします。
宿儺(すくな)かぼちゃは,
自然の甘味がしっかりと有り、南瓜の青臭みもありません。
海老芋は,ホクホクとした食感と甘みが特徴ですね~!!
旨みが口に広がります!!
どれもが素晴らしかったです。
・天然クエのしゃぶしゃぶ風椀
これから美味しい時期を迎えるクエ。
しゃぶしゃぶ風ということで,火加減が絶妙でした。
クエの旨みも十分に感じました。
塩分はやや強めながらも,昆布の出汁がしみわたります。
じんわりと奥まで沁みてくるようなお椀でした。
・香住産セコガニのクリスマス仕立て
これには驚きました。
セコガニの内子と外子でクリスマスツリーに仕上げています。
その下には赤大根で,X’mas感が満載です。
外子はぷちぷちした歯ざわりがいいですね。
内子は成熟していない卵で,
ねっとりしていて味が濃く,
歯ごたえはしっかりしています。
・琵琶湖産ホンモロコの炭火焼き
京料理の高級食材でもあるホンモロコ,
身のしっかりして,張りもあり,目が澄んでいますね。
炭火で焼いたその味わいは,琵琶湖の王様と呼ばれるぐらいに,
骨も硬くなく身の淡白すぎない旨味が凝縮されていて,
思わず「美味しい!!」とつぶやいてしまいました。
・蕎麦がきの白味噌仕立て
白味噌がこっくりとして美味しい!!
レベルの違いを感じました。
中には,柔らか~い蕎麦がきが入っています。
そばの風味がふわっと香る優しい仕上がりです。
甘くコクのある白味噌ですが,個性の強い白味噌に負けず,
出汁の味をしっかりと感じることが出来ます。
・みかんの葛湯
トロリとしたくず独特の口当たりがおいしい。
体の芯から温まる甘酸っぱい和スイーツです。
今回は驚きのX’mas感でもてなししてくれました。
店主と帰り際に少しお話させていただきました。
とっても謙虚で穏やかなかたなのですが,
料理はいろいろとかなり考えて提供するのだそうです。
ここに何回か伺っても,ここのスぺシャリテはかぶりますが,
飽きることがありません。
この時期食べたい料理が登場しますし,
リピーターにも考え抜かれた料理なのです。
シンプルかつ味わい深い料理を出すことで,
丁寧な仕事が図りとれます。
素材の仕入れから料理の仕上げまで,
すべてを店主が1人で切り盛りしています。
各地から取り入れた野菜など,
旬の食材を使った料理は丁寧な仕事ぶりが伝わるものばかり。
野菜などの旬のものは,
できるだけ素材が持つ繊細な味や香り,
旨みを味わうことができます。
見た目はシンプルながらも,
いずれの料理にも創意と工夫がほどこされているのです。
奥さんの細やかな接客も心地良いのです。
おもてなしの心が一品一品に表れる,
個室を借り切りで静かな中でゆっくりいただけます。
京都でも高級食材のオンパレードでお値段を釣り上げて,
客に満足感を与えようというお店が多い中でも,
” 光安 ” さんのように,派手さはありませんが,
丁寧なお料理で満足感を与えて下さるお店は貴重だと思います。
お店に入ってから出るまで,
とても心地よく過ごさせていただきましたし,
想像以上のおもてなしをしていただきました。
私も素晴らしい日本料理にまた巡り会えた気持ちです。
ごちそうさまでした。
リピートを繰り返しても毎回刺激と満足をさせていただける,よくよく考え抜いた料理でおもてなしの心が一品一品に表れる ” 日本料理 光安 ”
京都に来ています。
昼過ぎまでのどしゃぶりの雨も夕方にはあがっています。
” 日本料理 光安 ” さんへ,
今回もIZNM師匠と共に硬派に伺います。
現在は昼は1組のみとなり,
月曜日の昼は休みのようで,
夜は2組しか予約が取れないお店です。
予約はなかなか困難かもしれません。
ミシュランの星もとられています。
築150年の織屋を改装したこちらは,
趣のある空間があります。
お客様からも見える開放的な厨房をはさんで,
二つの座敷をしつらえています。
厨房をはさんで奥の坪庭が見える広い部屋へ。
静寂な町屋の雰囲気が和みます。
今回は夜のおまかせででお願いしました。
・京山科茄子の煎り浸し
山科なすは山科地区で古くから栽培され続けてきた茄子です。
食感や風味などの特性はしっかりと,
肉質も水分が多く柔らかいので,加熱調理すると出汁を良く吸い,
とても柔らかくとろける感じになります。
・真鱧の焼き霜 ちり酢で
淡路産真鱧は小さめですが,フワッとしています。
骨切りも絶妙でこういう調理にも出会ったことがありません。
ハモは、焼き色がついて香ばしく,
皮そのものがとても美味しくて,
身はしっとりでホロホロとするのです。
本わさびは甘いけれど,ピリリとした辛さが引き立てています。
・広島産ジュンサイと羅臼産エゾバフンウニの冷やしよせ 井戸水のジュレ
蓮の葉の上に,広島産ジュンサイと,
羅臼産エゾバフンウニをジュレ状に仕立てています。
梅雨らしい演出というか,涼しげでいいですね。
初夏の時期より季節限定の生じゅんさい,
この時期しか流通しない貴重なものです。
広島の山奥で採取された天然ものは、ヌメリも味も一味違います。
初夏を感じる涼しげな味ですね~!!
国産の中でも一級品と言われ,京都の一流料亭御用達なのです。
余計なお味付けをされていないので,
エゾバフンウニも優しい甘みを感じて美味しいです。
・おこぜの薄葛仕立て 変わり椀
目は飛び出し,顔はデコボコ・・・。
そんな風貌の姿からは想像しにくい美味しさです。
クセのない,上品な白身ですし,ひれにはゼラチン質がたっぷりと。
お椀との相性もいいようです。
しっかりと熱めで今までの味を洗い流すようで,
塩分はやや強めながらも,昆布の出汁がしみわたります。
じんわりと奥まで沁みてくるような美味しさにため息でした。
・野菜の八寸
ここは野菜にこだわりがあり,
とても美味しい野菜を食べられます。
野菜の八寸は,華やかなヴィジュアル。
見た目も鮮やかな京野菜を主体にしています。
ルビンストマト,賀茂茄子,オクラ,
インカのめざめじゃがいも,蓮根です。
・琵琶湖産天然うなぎの炭焼き
養殖ウナギの腹は白いのですが,
天然ウナギの腹は黄色っぽく表面にはラードのような脂が付いていますね。
違いがわかるような気がします。
天然なので小ぶりではあるのですが,
旨味がすごいっ!皮はパリッ!
身はすごく脂がのってジューシー!でも全然くどくないんです。
ふっくらと口の中いっぱいに広がります。
皮が柔らかく,脂が乗っているわりには,
さっぱりした味が何とも言えません。
風味が半端ないですし,香りも高いです。
これなら皮も美味しく食べられます。
・宮津産天然トリガイ
天然なので小さめながらも,
肉厚で甘みがあり,食べ応えも味も超逸品です。
お聞きすると,漁ができる期間も5~7日ぐらいだそうで,
数も少なく、関東や関西の料亭などからもひっぱりだこで,
なかなか手にはいらないそうです。
・そばがき椀白味噌仕立て
白味噌がこっくりとして美味しい!!
レベルの違いを感じました。
中には,柔らか~い蕎麦がきが入っています。
そばの風味がふわっと香る優しい仕上がりです。
甘くコクのある白味噌ですが,個性の強い白味噌に負けず,
出汁の味をしっかりと感じることが出来ます。
・有田川産天然鮎の土鍋ごはん
高級な天然鮎が贅沢にもたくさん入っていました。
鮎には香気があり, 天然の鮎でいっそう風味が引き立っています。
内臓の苦みをみを感じながらも,ウマさが全然違います。
ご飯は薄味なのですが,思わず唸る程の美味しさです。
ご飯の香ばしさと鮎の香ばしさ,そしてダシと醤油の塩梅,
そのどれもが素晴らしく,
また軽いので,何杯でも食べられちゃいます。
・羊羹の薄どまり
店主と帰り際に少しお話させていただきました。
とっても謙虚で穏やかなかたなのですが,
料理はいろいろとかなり考えて提供するのだそうです。
ここに何回か伺っても,ここのスぺシャリテはかぶりますが,
飽きることがありません。
この時期食べたい料理が登場しますし,
リピーターにも考え抜かれた料理なのです。
今回は特に感じたのが食材へのこだわりです。
京山科茄子もそうですし,その他の京都の野菜など,
図抜けていた淡路産真鱧,
琵琶湖産天然うなぎ,有田川の天然鮎,
素材へのこだわりが半端無いのです。
驚く食材を探求して,いろいろな産地へ伺われているんですね。
シンプルかつ味わい深い料理を出すことで,
丁寧な仕事が図りとれます。
素材の仕入れから料理の仕上げまで,
すべてを店主が1人で切り盛りしています。
各地から取り入れた野菜など,
旬の食材を使った料理は丁寧な仕事ぶりが伝わるものばかり。
野菜などの旬のものは,
できるだけ素材が持つ繊細な味や香り,
旨みを味わうことができます。
見た目はシンプルながらも,
いずれの料理にも創意と工夫がほどこされているのです。
奥さんの細やかな接客も心地良いのです。
おもてなしの心が一品一品に表れる,
個室を借り切りで静かな中でゆっくりいただけます。
京都でも高級食材のオンパレードでお値段を釣り上げて,
客に満足感を与えようというお店が多い中でも,
” 光安 ” さんのように,派手さはありませんが,
丁寧なお料理で満足感を与えて下さるお店は貴重だと思います。
お店に入ってから出るまで,
とても心地よく過ごさせていただきましたし,
想像以上のおもてなしをしていただきました。
私も素晴らしい日本料理にまた巡り会えた気持ちです。
ごちそうさまでした。
リピートを繰り返しても毎回刺激と満足をさせていただける,よくよく考え抜いた料理でおもてなしの心が一品一品に表れる ” 日本料理 光安 ”
京都に来ています。
令和の冬の京都はいつもより暖かく感じました。
” 日本料理 光安 ” さんへ,
今回もIZNM師匠と共に硬派に伺います。
現在は昼は1組のみとなり,
月曜日の昼は休みのようで,
夜は2組しか予約が取れないお店です。
予約はなかなか困難かもしれません。
ミシュランの星もとられています。
築150年の織屋を改装したこちらは,
趣のある空間があります。
お客様からも見える開放的な厨房をはさんで,
二つの座敷をしつらえています。
厨房をはさんで奥の坪庭が見える広い部屋へ。
静寂な町屋の雰囲気が和みます。
今回は夜のおまかせででお願いしました。
・熟成ゆりね椀
ゆりねは熟成で,とっても甘く仕上がっています。。
栽培する農家が極端に少ないのも,この栽培の難しさが一つの原因。
味は抜群に良いのに栽培数が少ないため,なかなか市場に出回りません。
そういう意味で「奇跡のゆりね」と呼べるかもしれません。
八方地の出汁の効いた椀は,
しっかりと熱めで,まずはこの椀で刺激を感じます。
塩分はやや強めながらも,昆布の出汁がしみわたります。
じんわりと奥まで沁みてくるような美味しさにため息でした。
・明石産ひらめ造り
エンガワも添えています。
これを食べてみると,
ヒラメの旬は間違いなく冬だと感じます。
冬のヒラメは産卵前で栄養をしっかり蓄えており,
造りにした時の食感と旨み,風味がいいのです。
天然ヒラメの歯ごたえはなんともいえないものがあり,
また,ヒラメの縁側のコリコリした食感もいいのです。
・能登の寒ブリと聖護院大根
能登の寒ぶりの醤油のジュレと辛味大根をからめていただきます。
トロのような上品な脂ですが,脂がのっているのに上品な味わいです。
辛味大根が脂に合うんでしょう。
・冬野菜の八寸
今回は特に八寸らしさを感じました。
ここは野菜にこだわりがあり,
とても美味しい野菜を食べられます。
野菜の八寸は,華やかなヴィジュアル。
くわい,紅芯大根,海老芋,ヒラタケ,栗海老芋,金時人参,人参葉です。
今回はきれいな彩りが素敵です。
伺ったのが12月第3週ということで,
人参葉はXmasバージョンでツリー仕立てにしています。
ひとつひとつの味がぎゅっとつまった一品。
お野菜にはそれぞれひと手間加えられています。
海老芋は,ホクホクとした食感と甘みが特徴ですね~!!
旨みが口に広がります!!
どれもが素晴らしかったです。
・津居山産セコガニと小蕪の小鍋仕立て
津居山産セコガニは内子と外子も入っていました。
鍋には聖護院かぶらとそのすりながしと合わせています。
すり流しは日本料理の定番料理で,
季節により旬の食材を使って作っています。
セコガニと相性がいいと思います。
寒い身体がほっこり温まり,これですでに満足感です。
・自家製からすみ
京都産の青大根を添えています。
自家製からすみはしっとりと,ねっとりと。
塩分の中にもコクがあり,
まろやかな甘みすら感じる,
あとを引く旨味が感じられます。
・マナガツオ幽庵焼き
マナガツオには独特の香りがありますが,
身自体はクセがなく,繊維感が少なく柔らかいです。
幽庵焼きで身にも皮目に味が染みこんでいます。
・蕎麦がきの白味噌仕立て
白味噌がこっくりとして美味しい!!
レベルの違いを感じました。
中には,柔らか~い蕎麦がきが入っています。
そばの風味がふわっと香る優しい仕上がりです。
甘くコクのある白味噌ですが,個性の強い白味噌に負けず,
出汁の味をしっかりと感じることが出来ます。
・能登産のどぐろ炊き込みごはん
具材は「のどぐろ」のみなので,香ばしい風味があり,
のどぐろの味がシンプルに味わえる炊き込みご飯です。
・紅マドンナの冷やし葛よせ
店主と帰り際に少しお話させていただきました。
とっても謙虚で穏やかなかたなのですが,
料理はいろいろとかなり考えて提供するのだそうです。
ここに何回か伺っても,ここのスぺシャリテはかぶりますが,
飽きることがありません。
この時期食べたい料理が登場しますし,
リピーターにも考え抜かれた料理なのです。
今回は特に感じたのが食材へのこだわりです。
日本酒は京都久美浜の玉川にも伺われており,
あとは驚く食材を探求して,
いろいろな産地へ伺われているんですね。
シンプルかつ味わい深い料理を出すことで,
丁寧な仕事が図りとれます。
素材の仕入れから料理の仕上げまで,
すべてを店主が1人で切り盛りしています。
各地から取り入れた野菜など,
旬の食材を使った料理は丁寧な仕事ぶりが伝わるものばかり。
野菜などの旬のものは,
できるだけ素材が持つ繊細な味や香り,
旨みを味わうことができます。
見た目はシンプルながらも,
いずれの料理にも創意と工夫がほどこされているのです。
奥さんの細やかな接客も心地良いのです。
おもてなしの心が一品一品に表れる,
個室を借り切りで静かな中でゆっくりいただけます。
京都でも高級食材のオンパレードでお値段を釣り上げて,
客に満足感を与えようというお店が多い中でも,
” 光安 ” さんのように,派手さはありませんが,
丁寧なお料理で満足感を与えて下さるお店は貴重だと思います。
お店に入ってから出るまで,
とても心地よく過ごさせていただきましたし,
想像以上のおもてなしをしていただきました。
私も素晴らしい日本料理にまた巡り会えた気持ちです。
IZNM師匠,
今回も遠路はるばるとありがとうございました。
店主さま,
ごちそうさまでした。
熟成ゆりね椀
熟成ゆりね椀
熟成ゆりね椀
明石産ひらめ造り
明石産ひらめ造り
能登の寒ブリと聖護院大根
能登の寒ブリと聖護院大根
冬野菜の八寸
冬野菜の八寸
津居山産セコガニと小蕪の小鍋仕立て
津居山産セコガニと小蕪の小鍋仕立て
津居山産セコガニと小蕪の小鍋仕立て
津居山産セコガニと小蕪の小鍋仕立て
自家製からすみ
自家製からすみ
マナガツオ幽庵焼き
マナガツオ幽庵焼き
蕎麦がきの白味噌仕立て
蕎麦がきの白味噌仕立て
蕎麦がきの白味噌仕立て
能登産のどぐろ炊き込みごはん
能登産のどぐろ炊き込みごはん
能登産のどぐろ炊き込みごはん
能登産のどぐろ炊き込みごはん
紅マドンナの冷やし葛よせ
紅マドンナの冷やし葛よせ
リピートを繰り返しても毎回刺激と満足をさせていただける,よくよく考え抜いた料理でおもてなしの心が一品一品に表れる ” 日本料理 光安 ”
梅雨入りもして,令和の夏の京都は,
” 日本料理 光安 ” さんへ,
IZNM師匠と共に硬派に伺います。
現在は昼は1組のみとなり,
夜は2組しか予約が取れないお店です。
予約はなかなか困難かもしれません。
ミシュランの星もとられています。
築150年の織屋を改装したこちらは,
趣のある空間があります。
お客様からも見える開放的な厨房をはさんで,
二つの座敷をしつらえています。
厨房をはさんで奥の坪庭が見える広い部屋へ。
静寂な町屋の雰囲気が和みます。
今回は夜のおまかせで15,000円(?)程度でお願いしました。
ひょっとすると,もう少し高い値段かもしれません。
・トウモロコシの冷やしよせ 井戸水のジュレ
蓮の葉の上に,
裏漉ししたトウモロコシをジュレ状に仕立てています。
梅雨らしい演出というか,涼しげでいいですね。
余計なお味付けをされていないので,
とうもろこしの優しい甘みを感じて美味しいです。
・真鱧の焼き霜 ちり酢で
真鱧は大きくフワッとしています。
骨切りも絶妙でこういう調理にも出会ったことがありません。
ハモは、焼き色がついて香ばしく,
身はしっとりでホロホロとするのです。
本わさびは甘いけれど,ピリリとした辛さが引き立てています。
・境港のホンマグロ大トロ
今年も境港でクロマグロ(本マグロ)漁が始まりました。
鳥取県境港は蟹と魚で知られていますが,生の本マグロ水揚量日本一にもなっているそうです。
希少品の近海産マグロ,しかも一度も冷凍していない生クロマグロ(本マグロ)です。
とろける味わい『極上のトロ』でして,
醤油のジュレと山葵でいただきました。
・野菜の八寸
ここは野菜にこだわりがあり,
とても美味しい野菜を食べられます。
野菜の八寸は,華やかなヴィジュアル。
見た目も鮮やかな京野菜を主体にしています。
静岡産皮をむかれたトマト,賀茂茄子,インカのめざめじゃがいも,
新たまねぎ,蓮根,トマト,オクラです。
・三重産アワビの椀
鮑のお椀はインパクトがありました。
「鮎」「鱧」「鮑」などの食材は,
日本の暑い夏を最高の贅沢で飾ってくれますね。
とても大きな鮑で切った鮑も当然大きくこれだけでも驚きます。
三重産の赤アワビですが,柔らかいですね~!!
八方地の出汁の効いた椀は,
弾力のある鮑に肝が添えられて旨味が感じます。
しっかりと熱めで今までの味を洗い流すようで,
塩分はやや強めながらも,昆布の出汁がしみわたります。
じんわりと奥まで沁みてくるような美味しさにため息でした。
・安曇川の若鮎の炭火焼き
緑豊かで清流の郷,安曇川最上流部の鮎。
まるで泳いでいるような風景。
天然鮎は皮がうすく,身がやわらかく,
コクがあるというか,とてもおいしい香りがある天然鮎ですね。
この鮎は皮の色が違います。
ヒレがカリカリで,身は柔らかく,内臓のほろ苦さを感じました。
鮎はコンフィやムースなど色々あるけど,
やっぱり塩焼きが1番美味しいと思います。
・熊本産海鰻の白焼き
川の鰻もいいのですが,
「鰻の中の鰻」は,やはり天然の海ウナギかなと思います。
天然なので小ぶりではあるのですが,
旨味がすごいっ!皮はパリッ!
身はすごく脂がのってジューシー!でも全然くどくないんです。
かなりサラッとした脂で,川魚特有の臭みもありません。
海なのでエビや魚介を食べて育っているので,
風味が半端ないですし,香りも高いです。
これなら皮も美味しく食べられます。
・そばがき椀白味噌仕立て
白味噌がこっくりとして美味しい!!
レベルの違いを感じました。
中には,柔らか~い蕎麦がきが入っています。
そばの風味がふわっと香る優しい仕上がりです。
甘くコクのある白味噌ですが,個性の強い白味噌に負けず,
出汁の味をしっかりと感じることが出来ます。
・若狭産甘鯛の土鍋ごはん
高級な若狭の甘鯛が贅沢にもたくさん入っていました。
皮に香気があり,身との間に脂があるのでしょう。
甘鯛は柔らかすぎない歯ごたえで,かむと甘みとうま味が広がります。
ご飯は薄味なのですが,思わず唸る程の美味しさです。
ご飯の香ばしさと甘鯛香ばしさ,そしてダシと醤油の塩梅,
実山椒のアクセントといい,そのどれもが素晴らしく,
また軽いので,何杯でも食べられちゃいます。
・波照間島の黒糖の葛よせ
波照間島の黒糖は鮮やかで色も濃く,
風味の良さが吉野葛に馴染んでいます。
ミネラルたっぷりで,味は少しの苦味があり,
ビターな大人味の黒糖でその風味がとてもいいのです。
店主と帰り際に少しお話させていただきました。
とっても謙虚で穏やかなかたなのですが,
料理はいろいろとかなり考えて提供するのだそうです。
ここに何回か伺っても,ここのスぺシャリテはかぶりますが,
飽きることがありません。
この時期食べたい料理が登場しますし,
リピーターにも考え抜かれた料理なのです。
今回は特に感じたのが食材へのこだわりです。
徳島で小ぶりののどぐろが能登産以上だったとのこと,
徳島産野菜も気に入ったのがあったそうで,
徳島にも来られるそうです。
驚く食材を探求して,いろいろな産地へ伺われているんですね。
シンプルかつ味わい深い料理を出すことで,
丁寧な仕事が図りとれます。
素材の仕入れから料理の仕上げまで,
すべてを店主が1人で切り盛りしています。
各地から取り入れた野菜など,
旬の食材を使った料理は丁寧な仕事ぶりが伝わるものばかり。
野菜などの旬のものは,
できるだけ素材が持つ繊細な味や香り,
旨みを味わうことができます。
見た目はシンプルながらも,
いずれの料理にも創意と工夫がほどこされているのです。
奥さんの細やかな接客も心地良いのです。
おもてなしの心が一品一品に表れる,
個室を借り切りで静かな中でゆっくりいただけます。
京都でも高級食材のオンパレードでお値段を釣り上げて,
客に満足感を与えようというお店が多い中でも,
” 光安 ” さんのように,派手さはありませんが,
丁寧なお料理で満足感を与えて下さるお店は貴重だと思います。
お店に入ってから出るまで,
とても心地よく過ごさせていただきましたし,
想像以上のおもてなしをしていただきました。
私も素晴らしい日本料理にまた巡り会えた気持ちです。
IZNM師匠,
今回も遠路はるばるとありがとうございました。
店主さま,
ごちそうさまでした。
トウモロコシの冷やしよせ 井戸水のジュレ
トウモロコシの冷やしよせ 井戸水のジュレ
真鱧の焼き霜
真鱧の焼き霜
境港のホンマグロ大トロ
境港のホンマグロ大トロ
野菜の八寸
野菜の八寸
佐藤黒湯割り
三重産アワビの椀
三重産アワビの椀
三重産アワビの椀
安曇川の若鮎の炭火焼き
安曇川の若鮎の炭火焼き
安曇川の若鮎の炭火焼き
熊本産海鰻の白焼き
熊本産海鰻の白焼き
熊本産海鰻の白焼き
そばがき椀白味噌仕立て
そばがき椀白味噌仕立て
そばがき椀白味噌仕立て
若狭産甘鯛の土鍋ごはん
若狭産甘鯛の土鍋ごはん
若狭産甘鯛の土鍋ごはん
若狭産甘鯛の土鍋ごはん
波照間島の黒糖の葛よせ
波照間島の黒糖の葛よせ
巧みで唸るセンス,これぞ本来の京料理,よくよく考え抜いた料理でおもてなしの心が一品一品に表れる ” 日本料理 光安 ”
二条城近くの町家にある,
京都の ” 日本料理 光安 ” さん。
今回は祇園又吉さんに続き,
京都冬慕情編で,渚ゆう子じゃないけれど,
IZNM師匠と再訪を決めました。
4月からは昼は1組のみとなり,
夜は2組しか予約が取れないお店です。
予約はなかなか困難かもしれません。
ミシュランの星もとられています。
築150年の織屋を改装したこちらは,
趣のある空間があります。
お客様からも見える開放的な厨房をはさんで,
二つの座敷をしつらえています。
カウンターをはさんで奥の坪庭が見える広い部屋へ。
静寂な町屋の雰囲気が和みます。
今回は夜のおまかせで15,000円程度でお願いしました。
飲み物は自家製柚子ジュース,
ビールはエビス瓶ビール,
日本酒は山形の上喜元,岐阜の醴泉の蘭奢待です。
・聖護院かぶらのすり流し
聖護院かぶらのすりながしから始まります。
すり流しは日本料理の定番料理で,
季節により旬の食材を使って作っています。
相性のよい野菜は,冬野菜のひとつである聖護院かぶらでしょう。
かぶのすりおろしの絞り加減が難しいのですが,
絞りすぎると味が抜けるし,絞りたらないとうまく形作れないし,
これは絞り加減が絶妙です。
寒い身体がほっこり温まり,これですでに満足感,
カブの甘みがしっかりと残っているけれども,
蒸し上がった形もきれいでさすがです。
・能登の寒ブリと聖護院大根
能登の寒ぶりの醤油のジュレと辛味大根をからめていただきます。
トロのような上品な脂ですが,脂がのっているのに上品な味わいです。
辛味大根が脂に合うんでしょう。
・冬野菜の八寸
ここは野菜にこだわりがあり,
とても美味しい野菜を食べられます。
野菜の八寸は,華やかなヴィジュアル。
人参葉,紅芯大根,海老芋,海老芋,金時人参,白人参,里芋。
今回はきれいな彩りが素敵です。
人参葉はXmasバージョンでツリー仕立てにしています。
ひとつひとつの味がぎゅっとつまった一品。
お野菜にはそれぞれひと手間加えられています。
海老芋は,ホクホクとした食感と甘みが特徴ですね~!!
旨みが口に広がります!!
どれもが素晴らしかったです。
・雲子と九条ねぎの小鍋
これも素敵な料理です。
鱈の白子を鍋に入れることで,九条ねぎの良さと相まって,
一段と旨味が増しています。
九条ねぎは柔らかく,甘くて風味のよい青葱でした。
これは他の葱にはない「ぬめり」があったのですが,
このぬめりに、香りと甘さが凝縮されています。
あんかけ鍋なので,
アツアツをふうふうと食べるのがいいですね~!!
・琵琶湖産ホンモロコの炭火焼き
京料理の高級食材でもあるホンモロコ,
身のしっかりして,張りもあり,目が澄んでいますね。
炭火で焼いたその味わいは,琵琶湖の王様と呼ばれるぐらいに,
骨も硬くなく身の淡白すぎない旨味が凝縮されていて,
思わず「美味しい!!」とつぶやいてしまいました。
・淡路産天然とらふぐ,その白子と九条ねぎ焼き
とらふぐの身はぷりんプリッとした感覚です。
白子は養殖の白子とは焼いた時の張りかたが違うように感じました。
天然の白子は,濃厚でありながらも繊細にして,
クリーミーな味わいで,
やはり旬のものの美味しさに敵うものはありませんし,
“ 白いダイヤ ” の称号そのものでした。
九条ねぎは,繊維が軟らかくてシャキシャキ感が強く,
甘みが強いですし,長ねぎ特有のエグみもほとんどありません。
・蕎麦がきの白味噌仕立て
白味噌がこっくりとして美味しい!!
レベルの違いを感じました。
中には,柔らか~い蕎麦がきが入っています。
そばの風味がふわっと香る優しい仕上がりです。
甘くコクのある白味噌ですが,個性の強い白味噌に負けず,
出汁の味をしっかりと感じることが出来ます。
・香住産ズワイガニとそのカニ味噌の炊き込みご飯
カニは鮮度が命ですから,
獲れたてを美味しく召し上がることができました。
そして,身のつまりがいいですね~!!
かに味噌はクセがなくウマいです。
このかに味噌では今までの中では一番かも。
ご飯は薄味なのですが,思わず唸る程の美味しさです。
ご飯の香ばしさとズワイガニの香ばしさ,
そしてダシと醤油の塩梅,
カニ味噌のアクセントといい,
そのどれもが素晴らしく,また軽いので,
何杯でも食べられちゃいます。
・みかんの葛湯
トロリとしたくず独特の口当たりがおいしい。
体の芯から温まる甘酸っぱい和スイーツです。
店主と帰り際に少しお話させていただきました。
とっても謙虚で穏やかなかたなのですが,
料理はいろいろとかなり考えて提供するのだそうです。
ここに何回か伺っても,ここのスぺシャリテはかぶりますが,
飽きることがありません。
この時期食べたい料理が登場しますし,
リピーターにも考え抜かれた料理なのです。
シンプルかつ味わい深い料理を出すことで,
丁寧な仕事が図りとれます。
素材の仕入れから料理の仕上げまで,
すべてを店主が1人で切り盛りしています。
各地から取り入れた野菜など,
旬の食材を使った料理は丁寧な仕事ぶりが伝わるものばかり。
野菜などの旬のものは,
できるだけ素材が持つ繊細な味や香り,
旨みを味わうことができます。
見た目はシンプルながらも,
いずれの料理にも創意と工夫がほどこされているのです。
奥さんの細やかな接客も心地良いのです。
おもてなしの心が一品一品に表れる,
個室を借り切りで静かな中でゆっくりいただけます。
京都でも高級食材のオンパレードでお値段を釣り上げて,
客に満足感を与えようというお店が多い中でも,
” 光安 ” さんのように,派手さはありませんが,
丁寧なお料理で満足感を与えて下さるお店は貴重だと思います。
お店に入ってから出るまで,
とても心地よく過ごさせていただきましたし,
想像以上のおもてなしをしていただきました。
私も素晴らしい日本料理にまた巡り会えた気持ちです。
ごちそうさまでした。
巧みで唸るセンス,これぞ本来の京料理,よくよく考え抜いた料理でおもてなしの心が一品一品に表れる ” 日本料理 光安 ”
二条城近くの町家にある,
京都の ” 日本料理 光安 ” さん。
今回はIZNM師匠と再訪を決めました。
4月からは昼は1組のみとなり,
夜は2組しか予約が取れないお店です。
予約はなかなか困難かもしれません。
ミシュランの星もとられています。
IZNM師匠と堀川五条で車に乗り込んで,向かうのですが,
スマホナビでは二条城方面から裏方向に案内されて,
行き止まりになってしまいました。
二条駅から徒歩15分ほどの住宅街の中にあるのですが,
けっこうわかりにくいです。
通常のナビでは出てこないので,お店を探すのに苦労します。
築150年の織屋を改装したこちらは,
趣のある空間があります。
お客様からも見える開放的な厨房をはさんで,
二つの座敷をしつらえています。
カウンターをはさんで奥の坪庭が見える広い部屋へ。
静寂な町屋の雰囲気が和みます。
今回は昼のおまかせで10,000円でお願いしました。
飲み物は自家製柚子ジュース,
日本酒は長野の大信州,岩手の日高見です。
・じゅんさいの冷やし葛寄せ
じゅんさいは水面下にある新芽で,ゼリー状のぬめりに覆われていて,
つるんっとした喉越しとぷるぷるの食感があります。
この「じゅんさい」の食感の冷やし吉野葛のとろみがなんとも爽やか〜!
暑い日にはつめたく冷やした「じゅんさい」で,
お酒を楽しむのもいいですね。
ビールもいいけど,なんだか日本酒が飲みたくなるお味です。
・境港のホンマグロ大トロ
今年も境港でクロマグロ(本マグロ)漁が始まりました。
鳥取県境港は蟹と魚で知られていますが,生の本マグロ水揚量日本一にもなっているそうです。
希少品の近海産マグロ,しかも一度も冷凍していない生クロマグロ(本マグロ)です。
とろける味わい『極上のトロ』でして,
醤油のジュレと山葵でいただきました。
・野菜の八寸
ここは野菜にこだわりがあり,
とても美味しい野菜を食べられます。
野菜の八寸は,華やかなヴィジュアル。
見た目も鮮やかな京野菜は皮をむかれたトマト,
酢蓮根,オクラ,とうもろこし,賀茂茄子,いんかのめざめです。
・三重産アワビのすまし汁
鮑のお椀はインパクトがありました。
「鮎」「鱧」「鮑」などの食材は,
日本の暑い夏を最高の贅沢で飾ってくれますね。
とても大きな鮑で切った鮑も当然大きくこれだけでも驚きます。
八方地の出汁の効いた椀は,
弾力のある鮑に肝が添えられて旨味が感じます。
・淡路島の岩もずく、明石のタコ
岩もずくは色みは黒っぽいというより深みのあるグリーン。
一度食べたら忘れられない!
「天然岩もずく」の美味しさに心打たれました。
天然の岩もずくは糸のように繊維が細く,
繊細ながらしっかりと存在感のある食感と上品な香りがあります。
口に入れた瞬間に磯の香りが広がり,
そのとろみと口当たりのなめらかさに圧倒されます。
これまで食べてきたものとの違いを感じました。
・安曇川の若鮎の炭火焼き
緑豊で清流の郷,安曇川最上流部の鮎。
まるで泳いでいるような風景。
天然鮎は皮がうすく,身がやわらかく,
コクがあるというか,とてもおいしい香りがある天然鮎ですね。
この鮎は皮の色が違います。
ヒレがカリカリで,身は柔らかく,内臓のほろ苦さを感じました。
鮎はコンフィやムースなど色々あるけど,
やっぱり塩焼きが1番美味しいと思います。
・そばがき椀白味噌仕立て
白味噌がこっくりとして美味しい!!
レベルの違いを感じました。
中には,柔らか~い蕎麦がきが入っています。
そばの風味がふわっと香る優しい仕上がりです。
甘くコクのある白味噌ですが,個性の強い白味噌に負けず,
出汁の味をしっかりと感じることが出来ます。
・甘鯛の土鍋ごはん
高級な若狭の甘鯛が贅沢にもたくさん入っていました。
京料理や関西で「ぐじ」と呼ばれる甘鯛のうち,
若狭湾でとれた500グラム超えの大物を「若狭ぐじ」と呼ぶのです。
皮に香気があり,身との間に脂があるのでしょう。
甘鯛は柔らかすぎない歯ごたえで,かむと甘みとうま味が広がります。
ご飯は薄味なのですが,思わず唸る程の美味しさです。
ご飯の香ばしさと甘鯛香ばしさ,そしてダシと醤油の塩梅,
実山椒のアクセントといい,そのどれもが素晴らしく,
また軽いので,何杯でも食べられちゃいます。
・おうすの抹茶寒天
濃厚な抹茶は鮮やかで色も濃く,
風味の良さが寒天に馴染んでいます。
底にはぜんざいもあって,抹茶寒天ぜんざいですね。
店主と帰り際に少しお話させていただきました。
とっても謙虚で穏やかなかたなのですが,
料理はいろいろとかなり考えて提供するのだそうです。
ここに何回か伺っても,ここのスぺシャリテはかぶりますが,
飽きることがありません。
この時期食べたい料理が登場しますし,
リピーターにも考え抜かれた料理なのです。
シンプルかつ味わい深い料理を出すことで,
丁寧な仕事が図りとれます。
素材の仕入れから料理の仕上げまで,
すべてを店主が1人で切り盛りしています。
各地から取り入れた野菜など,
旬の食材を使った料理は丁寧な仕事ぶりが伝わるものばかり。
野菜などの旬のものは,
できるだけ素材が持つ繊細な味や香り,
旨みを味わうことができます。
見た目はシンプルながらも,
いずれの料理にも創意と工夫がほどこされているのです。
奥さんの細やかな接客も心地良いのです。
おもてなしの心が一品一品に表れる,
個室を借り切りで静かな中でゆっくりいただけます。
京都でも高級食材のオンパレードでお値段を釣り上げて,
客に満足感を与えようというお店が多い中でも,
” 光安 ” さんのように,派手さはありませんが,
丁寧なお料理で満足感を与えて下さるお店は貴重だと思います。
お店に入ってから出るまで,
とても心地よく過ごさせていただきましたし,
想像以上のおもてなしをしていただきました。
私も素晴らしい日本料理にまた巡り会えた気持ちです。
ごちそうさまでした。
巧みで唸るセンス,これぞ本来の京料理,よくよく考え抜いた料理でおもてなしの心が一品一品に表れる ” 日本料理 光安 ”
二条城近くの町家にある,
京都の ” 日本料理 光安 ” さん。
京都に伺った今回も再訪を決めました。
昼と夜,2組しか予約が取れないお店です。
予約はなかなか困難かもしれません。
ミシュランの星もとられています。
二条駅から徒歩15分ほどの住宅街の中にあるのですが,
けっこうわかりにくいです。
通常のナビでは出てこないので,お店を探すのに苦労します。
食べログからグーグルマップで調べた方がいいでしょう。
築150年の織屋を改装したこちらは,
趣のある空間があります。
お客様からも見える開放的な厨房をはさんで,
二つの座敷をしつらえています。
カウンターをはさんで奥の坪庭が見える広い部屋へ。
静寂な町屋の雰囲気が和みます。
今回は夜のコースで少々アップ(値段はたぶん17000円程度)をいただきました。
麦焼酎は青一髪,芋焼酎は佐藤黒,
日本酒は島根の裏月山,秋田の真人です。
・真鯛とゆり根のかぶら蒸し
日本料理では冬の蒸しものの定番のかぶら蒸し。
かぶのすりおろしの絞り加減が難しいのですが,
絞りすぎると味が抜けるし,絞りたらないとうまく形作れないし,
これは絞り加減が絶妙で,真鯛の食感をウマく感じながら,
カブの甘みがしっかりと残っているけれども,
蒸し上がった形もきれいでさすがです。
・白甘鯛の昆布〆を煎り酒で
白甘鯛は甘鯛ながらの脂が乗って美味しいですよ!
しっかりとした身,皮と身の間には,
うっすら脂肪の層が入り如何にも上質な身だ。
食感はもちっとした中にしっかりと噛み応えがあり,
ふわっとした昆布の香りの後に濃い甘みが感じられました。
甘鯛のグズグズとした柔らかい身を
一切感じさせない気品高い昆布〆なのでした。
・天然とらふぐ白子と九条ねぎ焼き
養殖の白子とは焼いた時の張りかたが違うように感じました。
天然の白子は、濃厚でありながらも繊細にして,
クリーミーな味わいで,
やはり旬のものの美味しさに敵うものはありませんし,
“ 白いダイヤ ” の称号そのものでした。
九条ねぎは,繊維が軟らかくてシャキシャキ感が強く,
甘みが強いですし,長ねぎ特有のエグみもほとんどありません。
後で市場のかたに聞いたのですが,
生の天然の本鮪の大トロが取れる腹上(はらかみ)と
呼ばれる部位よりも高いそうです。
・野菜の八寸
ここは野菜にこだわりがあり,
とても美味しい野菜を食べられます。
野菜の八寸は,華やかなヴィジュアル。
菜の花,海老芋,にんじん,さつま芋,
紅芯大根,里芋,黒しめじ。
黒しめじとはもう何年ぶりでしょうか。
香りというか,香りも味わいも違います。
ひとつひとつの味がぎゅっとつまった一品。
お野菜にはそれぞれひと手間加えられています。
海老芋は,ホクホクとした食感と甘みが特徴ですね~!!
旨みが口に広がります!!
どれもが素晴らしかったです。
・ハマグリとせせりのもち米雑炊
美しさにため息を漏らしてしまいます。
ハマグリとせせりのもち米雑炊とは考えましたね。
ハマグリは肉厚でぷりっぷり,生姜がいい風味を出しており,
ふっくらとして柔らかく,ジューシーな甘さがあるのです。
多少とろみがありますが,出汁がしみわたります。
じんわりと奥まで沁みてくるような美味しさに,
ため息でした。
・自家製からすみと聖護院大根
ねっとり感もあのカラスミ独特の熟成したような臭いもあり,
塩加減もちょうど良かったです。
聖護院だいこんは,甘味が強くとろけるような食感で,
冬の味覚の代表です。
・マナガツオと青首大根
白身で肉質はやわらかく,味もあっさりしていますが,
マナガツオ独特の香りがあって,
甘味と旨味がしっかりしていて美味い。
身の味もすばらしいが,やはりこの香りが身上なのだろう。
何とも例えがたい香りなのだが,
これこそがマナガツオだ!という感じで心地よいのです。
・そばがき椀白味噌仕立て
白味噌がこっくりとして美味しい!!
レベルの違いを感じました。
中には,柔らか~い蕎麦がきが入っています。
そばの風味がふわっと香る優しい仕上がりです。
甘くコクのある白味噌ですが,個性の強い白味噌に負けず,
出汁の味をしっかりと感じることが出来ます。
・香住産ズワイガニとそのカニ味噌の炊き込みご飯
カニは鮮度が命ですから,
獲れたてを美味しく召し上がることができました。
そして,身のつまりがいいですね~!!
かに味噌はクセがなくウマいです。
このかに味噌では今までの中では一番かも。
ご飯は薄味なのですが,思わず唸る程の美味しさです。
ご飯の香ばしさとズワイガニの香ばしさ,
そしてダシと醤油の塩梅,
カニ味噌のアクセントといい,
そのどれもが素晴らしく,また軽いので,
何杯でも食べられちゃいます。
・まとひょう(みかん)の葛湯
店主と帰り際に少しお話させていただきました。
とっても謙虚で穏やかなかたなのですが,
料理はいろいろとかなり考えて提供するのだそうです。
ここに何回か伺っても,ここのスぺシャリテはかぶりますが,
飽きることがありません。
この時期食べたい料理が登場しますし,
リピーターにも考え抜かれた料理なのです。
シンプルかつ味わい深い料理を出すことで,
丁寧な仕事が図りとれます。
素材の仕入れから料理の仕上げまで,
すべてを店主が1人で切り盛りしています。
各地から取り入れた野菜など,
旬の食材を使った料理は丁寧な仕事ぶりが伝わるものばかり。
野菜などの旬のものは,
できるだけ素材が持つ繊細な味や香り,
旨みを味わうことができます。
見た目はシンプルながらも,
いずれの料理にも創意と工夫がほどこされているのです。
奥さんの細やかな接客も心地良いのです。
おもてなしの心が一品一品に表れる,
個室を借り切りで静かな中でゆっくりいただけます。
京都でも高級食材のオンパレードでお値段を釣り上げて,
客に満足感を与えようというお店が多い中でも,
” 光安 ” さんのように,派手さはありませんが,
丁寧なお料理で満足感を与えて下さるお店は貴重だと思います。
お店に入ってから出るまで,
とても心地よく過ごさせていただきましたし,
想像以上のおもてなしをしていただきました。
私も素晴らしい日本料理に巡り会えた気持ちです。
ごちそうさまでした。
真鯛とゆり根のかぶら蒸し
青一髪
佐藤黒
白甘鯛の昆布〆を煎り酒で
天然とらふぐ白子と九条ねぎ焼き
野菜の八寸
・ハマグリとせせりのもち米雑炊
・ハマグリとせせりのもち米雑炊
自家製からすみと聖護院大根
・マナガツオと青首大根
そばがき椀白味噌仕立て
香住産ズワイガニとそのカニ味噌の炊き込みご飯
香住産ズワイガニとそのカニ味噌の炊き込みご飯
香住産ズワイガニとそのカニ味噌の炊き込みご飯
まとひょう(みかん)の葛湯
まとひょう(みかん)の葛湯
巧みで唸るセンス,これぞ本来の京料理,よくよく考え抜いた料理でおもてなしの心が一品一品に表れる ” 日本料理 光安 ”
(※加筆修正いたしました。)
今回は二条城近くの町家にある,
京都の ” 日本料理 光安 ” さん。
前々回,前回もよかったので再訪を決めました。
昼と夜,2組しか予約が取れないお店です。
予約はなかなか困難かもしれません。
ミシュランの星もとられています。
二条駅から徒歩15分ほどの住宅街の中にあるのですが,
けっこうわかりにくいです。
通常のナビでは出てこないので,お店を探すのに苦労します。
食べログからグーグルマップで調べた方がいいでしょう。
築150年の織屋を改装したこちらは,
趣のある空間があります。
お客様からも見える開放的な厨房をはさんで,
二つの座敷をしつらえています。
今回は厨房手前の入口に近い部屋へ。
静寂な町屋の雰囲気が和みます。
今回は夜のコース(15000円:税別)をいただきました。
・和ぐるみのくず豆腐
東北地方にもともとある,日本固有の和グルミ。
現在はくるみのほとんどが,カリフォルニア産か中国産です。
和グルミの葛豆腐はやっぱりおいしいです。
ナッツとしてのコクのある深い味わいがあります。
しかし,しつこすぎる感じは全くといっていいほどないです。
・明石鯛の昆布〆
実は今が旬の明石鯛。
上品なうまみとプリプリの食感があります。
昆布〆ながらも,身がきりっと引き締まり,
脂乗りが良いのです。
明石の料理屋さんから聞きましたが,
明石の漁師さんは,一晩水槽で『活け越し』し,一切のストレスを取り除き,
水から出した魚が暴れないうちに一瞬で魚の頭を手かぎで刺して『活け締め』,
『神経抜き』という処置を施すからでしょう。
・新潟産のどぐろの焼き霜。
のどぐろの身はフワッとしています。
焼き色がついて香ばしく,身はしっとりです。
本わさびが甘く感じてしまいます。
やはり,脂のノリや旨みがひと味違いますね。
脂た~っぷりの白身がとても美味しいんです。
・野菜の吹き寄せて
ここは野菜にこだわりがあり,とても美味しい野菜を食べられます。
野菜の吹き寄せは,華やかなヴィジュアル。
高山の宿儺(すくな)かぼちゃ,海老芋,天然舞茸,
島根県安来産いちじく,とうもろこし,銀杏。
天然舞茸とはもう何年ぶりでしょうか。
秋の香りというか,香りも味わいも違います。
ひとつひとつの味がぎゅっとつまった一品。
お野菜にはそれぞれひと手間加えられています。
宿儺かぼちゃは,ホクホクとした食感と甘みが特徴ですね~!!
はぁ~!旨みが口に広がります!!
どれもが素晴らしかったのですが,
今回はかぼちゃ,とうもろこしが特に至福の味かも・・。
・熊本産天然すっぽん鍋
すっぽんは日本料理店では養殖物が殆んどで,
温泉地などで養殖が行なわれています。
「すっぽんの味は?」と聞かれても,養殖と天然では違いますし,
天然でも違いますので,答えるのに苦労します。
これは,一度食べてもらうしかないと思います。
時間をかけてじっくりと煮込むことで,
スープに溶け込んで最高の出汁になり,
しかも女性が喜ぶ良質のコラーゲンです。
すっぽんの肉はしっかりとした歯ごたえ。
まったく臭みはなく,噛めば旨みが溢れ出てきます
鍋のスープの旨さには脱帽しました。
皮下脂肪と腕肉は滋養たっぷりの濃厚な旨み。
なによりこのスープの旨みがたまりません。
・安曇川の子持ち鮎塩焼き
緑豊で清流の郷,安曇川最上流部の鮎。
まるで泳いでいるような風景。
天然鮎は皮がうすく,身がやわらかく,
コクがあるというか,とてもおいしい香りがある天然鮎ですね。
この鮎は皮の色が違います。
ヒレがカリカリで,身は柔らかく,内臓のほろ苦さを感じました。
鮎はコンフィやムースなど色々あるけど,
やっぱり塩焼きが1番美味しいと思います。
びっくりしたのが,ヒレが開かれた状態で焼かれていること。
どうやって焼いてるんだろう~。
・そばがき椀白味噌仕立て
白味噌がこっくりとして美味しい!!
レベルの違いを感じました。
中には,柔らか~い蕎麦がきが入っています。
そばの風味がふわっと香る優しい仕上がりです。
甘くコクのある白味噌ですが,個性の強い白味噌に負けず,
出汁の味をしっかりと感じることが出来ます。
・岩手産松茸と鱧の炊き込みご飯
味覚の秋到来ですよね。
新米・新サンマ・栗など魅力的な食材が登場します。
なかでも,松茸は秋の味覚の王様。
日本人だけが好む極上の香りでしょうか。
松茸は産地ごとに異なりますし,
旬の時期も短いのが特徴です。
それゆえ希少価値が高いけれど,
その味と香りは「キノコの王様」と称されるほど格別です。
この岩手産松茸は,味と香りがいいですね~!!
やっぱり鱧松というか,鱧の出汁も存在感があります。
薄味なのですが,思わず唸る程の美味しさです。
ご飯の香ばしさと松茸の香り,そしてダシと醤油の塩梅,
松茸の食感と味のアクセントといい,
そのどれもが素晴らしく,また軽いので,
何杯でも食べられちゃいます。
・羊羹のうすどまり
・信州コンコードぶどうジュース
店主と帰り際に少しお話させていただきました。
とっても謙虚で穏やかなかたなのですが,
料理はいろいろとかなり考えて提供するのだそうです。
ここに何回か伺っても,ここのスぺシャリテはかぶりますが,
飽きることがありません。
この時期食べたい料理が登場しますし,
リピーターにも考え抜かれた料理なのです。
シンプルかつ味わい深い料理を出すことで,
丁寧な仕事が図りとれます。
素材の仕入れから料理の仕上げまで,
すべてを店主が1人で切り盛りしています。
各地から取り入れた野菜など,
旬の食材を使った料理は丁寧な仕事ぶりが伝わるものばかり。
野菜などの旬のものは,
できるだけ素材が持つ繊細な味や香り,
旨みを味わうことができます。
見た目はシンプルながらも,
いずれの料理にも創意と工夫がほどこされているのです。
奥さんの細やかな接客も心地良いのです。
おもてなしの心が一品一品に表れる,
個室を借り切りで静かな中でゆっくりいただけます。
京都でも高級食材のオンパレードでお値段を釣り上げて,
客に満足感を与えようというお店が多い中でも,
” 光安 ” さんのように,派手さはありませんが,
丁寧なお料理で満足感を与えて下さるお店は貴重だと思います。
お店に入ってから出るまで,
とても心地よく過ごさせていただきましたし,
想像以上のおもてなしをしていただきました。
私も素晴らしい日本料理に巡り会えた気持ちです。
ごちそうさまでした。
くるみのくず豆腐(和ぐるみ)
くるみのくず豆腐(和ぐるみ)
明石鯛の昆布〆
明石鯛の昆布〆
旭(月桂冠)
新潟産のどぐろ焼き霜
新潟産のどぐろ焼き霜
野菜の吹き寄せ(高山の宿儺(すくな)かぼちゃ,海老芋,天然舞茸,島根産いちじく,とうもろこし,銀杏)
野菜の吹き寄せ(高山宿儺(すくな)かぼちゃ,海老芋,天然舞茸,島根産いちじく,とうもろこし,銀杏)
熊本産天然すっぽん鍋
熊本産天然すっぽん鍋
安曇川の子持ち鮎塩焼き
安曇川の子持ち鮎塩焼き
そばがき椀白味噌仕立て
そばがき椀白味噌仕立て
岩手産松茸と鱧の炊き込みご飯
岩手産松茸と鱧の炊き込みご飯
岩手産松茸と鱧の炊き込みご飯
羊羹のうすどまり
信州コンコードぶどうジュース
巧みで唸るセンス,これぞ本来の京料理,おもてなしの心が一品一品に表れる ” 日本料理 光安 ”
前々回,前回もよかったので再訪を決めた,
” 日本料理 光安 ” さん。
昼と夜,2組しか予約が取れないお店です。
予約はなかなか困難かもしれません。
ミシュランの☆☆もとられています。
二条駅から徒歩15分ほどの住宅街の中にあるので,わかりにくいです。
通常のナビでは出てこないので,お店を探すのに苦労します。
食べログからグーグルマップで調べた方がいいでしょう。
古民家を改築したもので,外観はなかなか年期が経過しています。
暖簾はなく,目立たないですし,表札も控えめです。
築150年の織屋を改装したこちらは,
趣のある空間があります。
お客様からも見える開放的な厨房をはさんで,
二つの座敷をしつらえています。
カウンターをはさんで奥の坪庭が見える広い部屋へ。
静寂な町屋の雰囲気が和みます。
今回はお昼のコース(10000円:税別)をいただきました。
・京都産塚原産筍と淡路産わかめ
当然に八方地の吸い地もいいのですが,
今年の塚原産白子筍は抜群ですね~!!
食べごたえがあり,柔らかく甘い筍でした。
・太刀魚の焼き霜 ちり酢ジュレ
鮮度がよく,良い歯ごたえがあります。
直前にバーナーで炙り,焼き霜造りにしています。
塩の扱い方がダイナミックですし,
身の中に眠った脂が引き出され,
程よく皮が焼けた香ばしさが美味しいです。
・大分産天然トリガイ 醤油ジュレ
天然モノなので小さいのですが,
やわらかくて,最後の歯ざわりもなんともいえないのです。
肝ごとなのですが,これが素晴らしいですし,
肉厚の歯ごたえと,噛んでいくうちに広がる甘み,
季節のおいしい贅沢を感じました。
・こだわり野菜の盛り合わせ
(五郎島金時サツマイモ,ほおつき,吉野わらび,トマト,新豆)
ひとつひとつの味がぎゅっとつまった一品です。
毎回思うのですが,野菜への尊敬とこだわりがあります。
五郎島金時は粉質ではあるのですがパサパサではない,しっとりホクホク。
トマトは爽やかで心地よい酸味があり、新玉ねぎは優しい甘さ。
ほおずきは酸味と甘みのバランスが良いのです。
野菜の美味しさを存分に感じられる一品となっています。
・三重県桑名産はまぐり椀
ヤマトハマグリという種類ですね。
身が大きくふっくらしていて甘いのです。
はまぐりの本来の美味しさがわかります。
ぷりぷりした弾力性と,
真ん中のぷしゅーとなるはまぐりの味とだしの味が絶妙です
・金目鯛焼き
金目鯛を焦げ目が強いほどダイナミックにあぶっていました。
身はきれいでほど良いというか,
脂のノリが素晴らしいと思います。
・そばがき椀白味噌仕立て
甘くコクのある白味噌ですが,個性の強い白味噌に負けず,
出汁の味をしっかりと感じることが出来ます。
そばがきは柔らかく,そばの風味がふわっと香る優しい仕上がりです。
・桜えびとグリーンピースの炊き込みご飯
旬のフレッシュな桜えびの炊き込みご飯です。
薄味なのですが,思わず唸る程の美味しさです。
ご飯の香ばしさと桜えびの香り,そしてダシと醤油の塩梅,
グリーンピースの食感と味のアクセントといい,
そのどれもが素晴らしく,また軽いので,
何杯でも食べられちゃいます。
・吉野葛と小豆の冷製抹茶仕立て
厨房も近いのですが,それほど騒がしさはありません。
会話もゆくりとできますし,美味しい料理と向き合えます。
野菜などの旬のものは,
できるだけ素材が持つ繊細な味や香り,
旨みを味わうことができます。
見た目はシンプルながらも,
いずれの料理にも創意と工夫がほどこされているのです。
京都で15000円前後の日本料理店ではがっかりすることが多いのですが,
ここはしみじみと美味しいと納得してしまいます。
奥さんの細やかな接客も心地良く,
ご主人とまさに二人三脚でお店をなさっています。
おもてなしの心が一品一品に表れる,
個室を借り切りで静かな中でゆっくりいただけます。
適度な非日常性がありながら,日常の心地よさもあります。
京都でも高級食材のオンパレードでお値段を釣り上げて,
客に満足感を与えようというお店が多い中でも,
” 光安 ” さんのように,派手さはありませんが,
丁寧な仕事,繊細な味加減を楽しむに相応しい空間と言え,
料理と空間とに一体感があります。
こういう満足感を与えて下さるお店は貴重だと思います。
ごちそうさまでした。
自家製ゆずジュース
京都産塚原産筍と淡路産わかめ
京都産塚原産筍と淡路産わかめ
太刀魚の焼き霜 ちり酢ジュレ
太刀魚の焼き霜 ちり酢ジュレ
太刀魚の焼き霜 ちり酢ジュレ
大分産天然トリガイ 醤油ジュレ
大分産天然トリガイ 醤油ジュレ
こだわり野菜の盛り合わせ(五郎島金時サツマイモ,ほおつき,吉野わらび,トマト,新豆)
こだわり野菜の盛り合わせ(五郎島金時サツマイモ,ほおつき,吉野わらび,トマト,新豆)
三重県桑名産はまぐり椀
三重県桑名産はまぐり椀
金目鯛焼き
金目鯛焼き
そばがき椀白味噌仕立て
そばがき椀白味噌仕立て
桜えびとグリーンピースの炊き込みご飯
桜えびとグリーンピースの炊き込みご飯
桜えびとグリーンピースの炊き込みご飯
桜えびとグリーンピースの炊き込みご飯
巧みで唸るセンス,これぞ本来の京料理,おもてなしの心が一品一品に表れる ” 日本料理 光安 ”
(再訪)
前回かなり良かったので再訪ということで,
” 御料理 光安 ” さんに伺います。
昼と夜、2組しか予約が取れないお店です。
二条駅から徒歩15分ほどの住宅街の中にあり,
築150年の織屋を改装されています。
5ヶ月ぶりの更新アップになります。
写真39枚追加しました。
初回にこの店で感じたことを書いていますので,
感じたことはダブルかもしれませんが,
参照にしていただければ幸いです。
奥のお部屋に通されました。
人数に関係なく,1部屋には1組のみ。
2部屋しかないため,お客は2組に限られます。
お部屋から厨房がちらりと見えますし,
ライトアップされた「中庭」も見えますので,
景観がいいので心も和みます。
・聖護院かぶら すり流し
聖護院かぶらのすりながしから始まります。
すり流しは日本料理の定番料理で,
季節により旬の食材を使って作っています。
相性のよい野菜は,冬野菜のひとつである聖護院かぶらでしょう。
寒い身体がほっこり温まり,これですでに満足感。
・能登産天然寒ブリ 辛味大根
能登の寒ぶりの醤油のジュレと辛味大根をからめていただきます。
トロのような上品な脂ですが,脂がのっているのに上品な味わいです。
辛味大根が脂に合うんでしょう。
穂紫蘇のつぼみは,飾りじゃなくて食べられます。
・野菜の八寸
:こかぶら,金時人参,ヒラタケ,紅芯大根,
にんじん葉,安納芋,海老芋
冬野菜の八寸,天ぷらというか,素揚げにした野菜。
ひとつひとつの味がぎゅっとつまった一品。
お野菜にはそれぞれひと手間加えられています。
はぁ~!旨みが口に広がります!!
どれもが素晴らしかったのですが,
海老芋が特に至福の味かも・・。
・鱈白子と九条ねぎのあんかけ鍋仕立て
これも素敵な料理です。
鱈の白子を鍋に入れることで,九条ねぎの良さと相まって,
一段と旨味が増しています。
九条ねぎは柔らかく,甘くて風味のよい青葱でした。
これは他の葱にはない「ぬめり」があったのですが,
このぬめりに、香りと甘さが凝縮されています。
あんかけ鍋なので,
アツアツをふうふうと食べるのがいいですね~!!
・鯨の鹿の子(あご)
鹿の子とはクジラのアゴを覆っている部位で,
アゴの付根部分だそうです。
脂が乗り,口の中で旨味が広がります。
とにかく文句無しに美味しいです。
・マナガツオ幽庵焼き
脂ののったマナガツオです。
ふっくらとしたやわらかなマナガツオの焼物。
たぶんですが,醤油,味醂,酒の漬けダレに,
柚子の柑橘類をいれて香りをつけています。
ほんのりと柚子が効いた味が何とも言えません。
・カラスミと青味大根
ねっとりとして優しい味です。
レベルの違いを感じました。
酒のつまみは数々ありますけれど,
カラスミはこりゃもう最高の酒肴ですね
・蕎麦がきの白味噌仕立て
白味噌がホント美味しいこと!!
これもここの名物そばがきの白味噌仕立てです。
・香住蟹釜めし
香住蟹は紅ズワイガニです。
土鍋のカニ釜めしの蓋を明けたとたんに,
蟹の風味が広がりノックアウトです。
蟹身のふっくらした食感と,
濃厚な蟹味噌の味わいが相性良くて,
まさにごちそうごはんです。
・柚子の葛湯
柚子のくず湯で 風邪予防にもバッチリです。
柚子の味が濃厚なくず湯でほっこりしました。
いや~!!
今回も大満足な料理でした。
どれもこだわりを感じますが,
野菜にこだわりがあり,
美味しい野菜を食べれます。
野菜などの旬のモノは,
できるだけ素材が持つ繊細な味や香り,
旨みを味わえることができます。
店主の「丁寧な仕事がしたい」という思いから,
素材の仕入れから料理の仕上げまで,
すべてを店主が1人で切り盛りしています。
奥さまは丁寧な接客ですし,
個室を貸切で,静かな中でゆっくりといただけます。
料理は心が和む滋味豊かな日本料理ですし,
見た目がシンプルながらも,
あちらこちらに創意工夫がほどこされた味わい深い料理。
何か月待ちの予約をしてでも,
訪れる価値ありの素敵なお店です。
ごちそうさまでした。
(初回)
今回は二条城近くの町家に移転された,
京都の ” 日本料理 光安 ” さん。
フォロワーのmisspepperさんのアップで,
どうしても伺いたかった日本料理店でした。
昼と夜,2組しか予約が取れないお店です。
予約はなかなか困難かもしれません。
ミシュランの星もとられています。
二条駅から徒歩15分ほどの住宅街の中にあるので,わかりにくいです。
通常のナビでは出てこないので,お店を探すのに苦労しました。
食べログからグーグルマップで調べた方がいいでしょう。
築150年の織屋を改装したこちらは,
趣のある空間があります。
お客様からも見える開放的な厨房をはさんで,
二つの座敷をしつらえています。
・茄子の煎りだし
茄子は揚げていますね。
茄子の味が濃くて,口に入れるとトロトロ。
味付けは醤油と生姜を使用されていますが,
これは今まで食べたことの無い絶品なものでした。
・真鱧の焼き霜。
真鱧は大きくフワッとしています。
骨切りも絶妙でこういう調理にも出会ったことがありません。
ハモは、焼き色がついて香ばしく,
身はしっとりでホロホロとするのです。
本わさびは甘いけれど,ピリリとした辛さが引き立てています。
・季節野菜の冷製ジュレ仕立て
ここは野菜にこだわりがあり,とても美味しい野菜を食べられます。
イタリアンを思わせるような,華やかなヴィジュアル。
眩しさに目がくらみそうです。
ジュレのお味 が優しいのでお野菜の旨みを味わえますし,
暑い日には冷たい食感も心地いいのです。
旬の野菜はインカのめざめ,オクラ,トウモロコ,和歌山のイチジク,
あとは冬瓜が入っています。
関西では和歌山がイチジクの名産地のようですね。
・あわびの椀
全て器が違っていて,素晴らしいの一言につきます。
アワビはとても素材の良いモノです。
身はほのかに甘く,食感は固すぎず,軟らかすぎないですね。
中からアワビの香りと旨みが染み出しますし,
口中にはまったりとしたうまさが充満します。
・蕎麦がきの白味噌仕立て(椀)
白味噌がこっくりとして美味しい!!
レベルの違いを感じました。
中には,わらか~い蕎麦がきが入っています。
いい白みそを使用されていますので品のいいお味です。
それにしてもこの「椀」も美しいこと。
・卵黄の味噌漬け
外にはとろっとした出汁が入っていて,
この柔らかいゼリーのような出汁が美味しくて。
卵黄の味噌漬けは,辛すぎずにさすがのお味でした。
・安曇川の鮎塩焼き。
緑豊で清流の郷,安曇川最上流部の鮎。
まるで泳いでいるような風景。
天然鮎は皮がうすく,身がやわらかく,
コクがあるというか,とてもおいしい香りがある天然鮎ですね。
この鮎は皮の色が違います。
ヒレがカリカリで,身は柔らかく,内臓のほろ苦さを感じました。
鮎はコンフィやムースなど色々あるけど,
やっぱり塩焼きが1番美味しいと思います。
びっくりしたのが,ヒレが開かれた状態で焼かれていること。
どうやって焼いてるんだろう~。
・穴子の炊き込みご飯
この穴子炊き込みご飯が絶品なのです。
アナゴが好きな人は多いのですが,
これは大人気になるのではないでしょうか。
これ以上の品を他店で頂いたことがないと
思えるほどウマいのです。
シンプルかつ味わい深い料理を出すことで,
丁寧な仕事が図りとれます。
素材の仕入れから料理の仕上げまで,
すべてを店主が1人で切り盛りしています。
各地から取り入れた野菜など,
旬の食材を使った料理は丁寧な仕事ぶりが伝わるものばかり。
野菜などの旬のものは,
できるだけ素材が持つ繊細な味や香り,
旨みを味わうことができます。
見た目はシンプルながらも,
いずれの料理にも創意と工夫がほどこされているのです。
奥さんの細やかな接客も心地良いのです。
おもてなしの心が一品一品に表れる,
個室を借り切りで静かな中でゆっくりいただけます。
京都でも高級食材のオンパレードでお値段を釣り上げて,
客に満足感を与えようというお店が多い中でも,
” 光安 ” さんのように,派手さはありませんが,
丁寧なお料理で満足感を与えて下さるお店は貴重だと思います。
お店に入ってから出るまで,
とても心地よく過ごさせていただきましたし,
想像以上のおもてなしをしていただきました。
私も素晴らしい日本料理に巡り会えた気持ちです。
帰り際に,店主の光安さんとお話しさせていただいたのですが、
とっても謙虚で穏やかな方でした。
ごちそうさまでした。
聖護院かぶら すり流し
聖護院かぶら すり流し
能登産天然寒ブリ 辛味大根
能登産天然寒ブリ 辛味大根
旭(京都:純米酒)
日置桜 強力(鳥取:純米吟醸)
野菜の八寸:こかぶら,金時人参,ヒラタケ,紅芯大根,にんじん葉,安納芋,海老芋
野菜の八寸:こかぶら,金時人参,ヒラタケ,紅芯大根,にんじん葉,安納芋,海老芋
鱈白子と九条ねぎのあんかけ鍋仕立て
鱈白子と九条ねぎのあんかけ鍋仕立て
鱈白子と九条ねぎのあんかけ鍋仕立て
日南娘(芋焼酎)
鯨の鹿の子(あご)
鯨の鹿の子(あご)
マナガツオ幽庵焼き
カラスミと青味大根
蕎麦がきの白味噌仕立て
蕎麦がきの白味噌仕立て
香住蟹釜めし
香住蟹釜めし
柚子の葛湯
柚子の葛湯
自家製ゆずジュース
茄子の煎りだし
茄子の煎りだし
田酒
真鱧の焼き霜
真鱧の焼き霜
青一髪(麦焼酎)
季節野菜の冷製ジュレ仕立て
あわびの椀
あわびの椀
卵黄の味噌漬け
安曇川の鮎塩焼き
野菜の炊き合わせ
蕎麦がきの白味噌仕立て
穴子の炊き込みご飯
穴子の炊き込みご飯
穴子の炊き込みご飯
吉野葛
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御料理 光安
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The Tabelog Award 2024 Bronze 受賞店
2023年Bronze受賞店
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The Tabelog Award 2021 Bronze 受賞店
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The Tabelog Award 2020 Bronze 受賞店
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The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店
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2020年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2020 Bronze 受賞店
2019年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店
2018年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2018 Bronze 受賞店
2017年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2017 Bronze 受賞店
百名店 選出歴
日本料理 百名店 2025 選出店
食べログ 日本料理 WEST 百名店 2025 選出店
日本料理 百名店 2023 選出店
食べログ 日本料理 WEST 百名店 2023 選出店
日本料理 百名店 2021 選出店
食べログ 日本料理 WEST 百名店 2021 選出店 |
| ジャンル | 日本料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
075-366-3138 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
このお店は「京都市中京区東洞院通夷川上ル」から移転しています。 |
| 交通手段 |
二条駅から963m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
¥30,000~¥39,999
¥10,000~¥14,999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
| 個室 |
有 |
|---|---|
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い、座敷あり |
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
|---|
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ホームページ | |
| 公式アカウント | |
| オープン日 |
2013年9月17日 |
| 備考 |
京都市中京区東洞院通夷川上ル より移転 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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この間は自粛もしていましたので,
なかなか更新できずに申し訳ありません。
これも昨年12月に伺った分をアップさせていただきます。
京都に来ています。
何度訪れても,新たな魅力に出合う街,京都。
なぜ,京都はこれほどまでに私たちを惹きつけてやまないのかと,
つねづねと思ってしまいます。
それはそうと,
日本料理 光安 ” さんへ,
今回もIZNM師匠と共に硬派に伺います。
現在は昼は1組のみとなり,
月曜日の昼は休みのようで,
夜は2組しか予約が取れないお店です。
予約はなかなか困難かもしれません。
ミシュランの星もとられています。
築150年の織屋を改装したこちらは,
趣のある空間があります。
お客様からも見える開放的な厨房をはさんで,
二つの座敷をしつらえています。
厨房をはさんで奥の坪庭が見える広い部屋へ。
静寂な町屋の雰囲気が和みます。
今回は夜のおまかせででお願いしました。
・真鯛出汁の聖護院かぶらのすり流し椀
聖護院かぶらのすりながしから始まります。
すり流しは日本料理の定番料理で,
季節により旬の食材を使って作っています。
相性のよい野菜は,冬野菜のひとつである聖護院かぶらでしょう。
かぶのすりおろしの絞り加減が難しいのですが,
絞りすぎると味が抜けるし,絞りたらないとうまく形作れないし,
これは絞り加減が絶妙です。
寒い身体がほっこり温まり,これですでに満足感,
カブの甘みがしっかりと残っているけれども,
蒸し上がった形もきれいでさすがです。
・氷見の寒ブリと聖護院大根
氷見の寒ぶりの醤油のジュレと辛味大根をからめていただきます。
トロのような上品な脂ですが,脂がのっているのに上品な味わいです。
辛味大根が脂に合うんでしょう。
・冬野菜の八寸
ここは野菜にこだわりがあり,
とても美味しい野菜を食べられます。
野菜の八寸は,華やかなヴィジュアル。
大黒しめじ,人参葉,紅芯大根,安納芋,海老芋,姫人参,白人参,宿儺かぼちゃ。
今回はきれいな彩りが素敵です。
人参葉はXmasバージョンでツリー仕立てにしています。
ひとつひとつの味がぎゅっとつまった一品。
お野菜にはそれぞれひと手間加えられています。
大黒しめじは本しめじなのですが,
通常のしめじよりもプリっと大きく,
食感もプリッとして,コリコリのような気もします。
宿儺(すくな)かぼちゃは,
自然の甘味がしっかりと有り、南瓜の青臭みもありません。
海老芋は,ホクホクとした食感と甘みが特徴ですね~!!
旨みが口に広がります!!
どれもが素晴らしかったです。
・間人産セコガニの鍋仕立て風の椀
間人産セコガニは内子と外子も入っていました。
鍋には聖護院かぶらとそのすりながしと合わせています。
すり流しは日本料理の定番料理で,
季節により旬の食材を使って作っています。
セコガニと相性がいいと思います。
寒い身体がほっこり温まり,これですでに満足感です。
外子はぷちぷちした歯ざわりがいいですね。
内子は成熟していない卵で,
ねっとりしていて味が濃く,
歯ごたえはしっかりしています。
・淡路産天然とらふぐの白子焼き
天然での白子ですが,なかなか大きかったですね。
白子は養殖の白子とは,焼いた時の張りかたが違うように感じました。
天然の白子は,濃厚でありながらも繊細にして,
クリーミーな味わいで,
やはり旬のものの美味しさに敵うものはありませんし,
“ 白いダイヤ ” の称号そのものでした。
九条ねぎは,繊維が軟らかくてシャキシャキ感が強く,
甘みが強いですし,長ねぎ特有のエグみもほとんどありません。
・三重県答志島産釣り鰆の幽庵焼き
答志島近海では曳き釣り漁という釣糸を海に流して,
船を走らせながら獲る漁法でサワラを漁獲するそうです。
釣りゆえに身の状態が良いのがわかります。
トロ鰆というか脂が乗って,
中トロのような,味わいで格別に美味しく,
身は上品で、嫌みのない味わいです。
幽庵焼きで身にも皮目に味が染みこんでいます。
・自家製からすみと根付きセリの炊き込みご飯
自家製からすみと根付きセリとはとても嬉しいです。
最大の特徴は、セリが根付きであること。
この根っこから,いいダシと強い香りが出るんです。
セリの魅力はなんといっても独得のほろ苦さと香りの強さ。
良質なセリは胸のすくような香りがするんですよ。
・蕎麦がきの白味噌仕立て
白味噌がこっくりとして美味しい!!
レベルの違いを感じました。
中には,柔らか~い蕎麦がきが入っています。
そばの風味がふわっと香る優しい仕上がりです。
甘くコクのある白味噌ですが,個性の強い白味噌に負けず,
出汁の味をしっかりと感じることが出来ます。
・柚子葛湯
店主と帰り際に少しお話させていただきました。
とっても謙虚で穏やかなかたなのですが,
料理はいろいろとかなり考えて提供するのだそうです。
ここに何回か伺っても,ここのスぺシャリテはかぶりますが,
飽きることがありません。
この時期食べたい料理が登場しますし,
リピーターにも考え抜かれた料理なのです。
シンプルかつ味わい深い料理を出すことで,
丁寧な仕事が図りとれます。
素材の仕入れから料理の仕上げまで,
すべてを店主が1人で切り盛りしています。
各地から取り入れた野菜など,
旬の食材を使った料理は丁寧な仕事ぶりが伝わるものばかり。
野菜などの旬のものは,
できるだけ素材が持つ繊細な味や香り,
旨みを味わうことができます。
見た目はシンプルながらも,
いずれの料理にも創意と工夫がほどこされているのです。
奥さんの細やかな接客も心地良いのです。
おもてなしの心が一品一品に表れる,
個室を借り切りで静かな中でゆっくりいただけます。
京都でも高級食材のオンパレードでお値段を釣り上げて,
客に満足感を与えようというお店が多い中でも,
” 光安 ” さんのように,派手さはありませんが,
丁寧なお料理で満足感を与えて下さるお店は貴重だと思います。
お店に入ってから出るまで,
とても心地よく過ごさせていただきましたし,
想像以上のおもてなしをしていただきました。
私も素晴らしい日本料理にまた巡り会えた気持ちです。
ごちそうさまでした。