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kasuganomichiさんの他のお店の口コミ
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| 店名 |
Café Bela Vista(薈景閣咖啡室)
|
|---|---|
| ジャンル | ヨーロッパ料理、カフェ |
|
予約・ お問い合わせ |
(+853) 87933871 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
マカオ新口岸友誼大馬路956-1110號澳門金麗華酒店2樓 |
| 交通手段 |
フェリーピアから無料シャトルバスあり。(2分) |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) |
| サービス料・ チャージ |
10%サービス料 |
| 席数 |
110席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 |
| ドリンク | ワインあり |
|---|
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 景色がきれい、ホテルのレストラン |
| サービス | 複数言語メニューあり(英語) |
| お子様連れ |
子供可、お子様メニューあり |
| ホームページ |
https://www.grandlapa.com/zh-tw/cafe-bela-vista?page_id=269104 |
| 公式アカウント | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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大昔の話ですが、そこに泊まるためだけの目的で香港から主にヨーロッパ系の人たちがマカオに行く、という山の上の小さな宿「ベラ・ヴィスタ・ホテル」がありました。
私も友人たちとグループで一度だけ宿泊したことがあります。早起きをしてただ一人、そのダイニングであるカフェベラヴィスタのバルコニーで、珠江デルタの赤っぽい海を見ながらいただいた朝食はいまだに生涯の思い出であります。今はもうその海もとっくに埋め立てられてしまいましたけど。
こちらに日本語の宿泊記があります。そして、商売のうまいマンダリングループがここを買い取って改装、高級リゾートホテルとして再出発しましたが、このカフェはのこりました。
ところが、マカオ返還にともなって、ホテルは廃業、敷地建物はポルトガル領事公邸に衣替え。香港の鬼佬たちは「マカオが中国に返ろうが返るまいがどうでもいいけど、あのホテルがなくなるのは大問題、もうマカオには行かない」などと悲嘆にくれたものでした。そこで、商売のうまいマンダリングループのマンダリンオリエンタルマカオ、その2階にこのベラ・ヴィスタ・ホテル時代を模して24時間オープンのカフェを開きました。さらに、商売のうまいマンダリン、チャイナマネーを狙ってさらに大きなカジノ併設のホテルを南灣湖ぞいにつくり、旧マンダリンマカオは売却されて「ホテルグランドラパ」となって今日にいたっております。
ホテルというのはゲームのモノポリーみたいに、売り買いされて名前が変わることは日常茶飯事、そしてレストランもそれにつれて名前や味がかわるのも宿命、そういう中、ホテルの歴史の変遷に耐えて今日までレストランが残っているのは、たいへん珍しく貴重なことに思われます。そして、山の上の旧ベラヴィスタ時代、マンダリン経営時代、マンダリンオリエンタルマカオ時代、そしてグランドラパ時代のいずれにもこのカフェにて食事をすることができた私はまことに果報者であります。
もう24時間営業ではありませんが、味は伝統的なマカオ・ポルトガル料理と、さらにマルチアジア・ヨーロッパの多彩な品ぞろえ。それを簡単にお安く経験するには、ランチビュッフェがお勧めです。もうビュッフェの年齢ではないのですが、こちらはどれも手抜きなし。海外のビュッフェで寿司に手を伸ばし、しかもそれがけっこううまい、という経験はまずめったとありません。
今回はビュッフェでしたが、単品のアフリカンチキンもお勧めです。セラデューラなどのマカオスイーツも美味しいとか。
『地球の歩き方 マカオ 2010-2011』 ダイヤモンド社 「アフタヌーンティー」 169頁
ANA機内誌『翼の王国』2017年7月号 岡田カーヤ 「タイルの思い出、石畳の記憶」42-59頁
56頁にこの店の紹介があります。