日本の食材も多く楽しめるKLの一つ星フレンチ : DC Restaurant by Darren Chin

利用時情報
　日時: 日曜、18時頃 (現地時間)
　予約: あり (41日前、TABLEAPP)
　待ち: なし
　人数: 1人
　座席: 二人掛けテーブル
　頻度: 初回
　滞在: 2時間20分
　支払: クレジットカード

食メニュー
◎Le Empereur Menu: RM1,198.00 (外税)
　☆Kyushu oyster, natural
　◎Champagne, smoked oyster, caviar
　◎Croissant
　◎Assortment of breads and pastries with caviar butter
　◎Amuse bouche
　☆Katsuo
　◎Scottish diver scallop
　☆Seasonal fish of the day
　◎Irish Lamb
　☆A5 Miyazaki chateaubriand
　○White blood - Red blood

飲メニュー
○Acqua Panna Still Water: RM25.00 (外税)
◎Empereur Wine Pairing: RM550.00 (外税)
　◎Delamotte Blanc de Blancs
　○Emile Beyer Riesling Grand Cru Pfersigberg 2019
　☆Ken Forrester Wines The FMC Chenin Blanc 2022
　◎Schloss Gobelsburg Grub Grüner Ried Kamptal 2018
　☆Domaine de Ferrand Châteauneuf du Pape 2020
　○Duckhorn Vineyards Napa Valley Merlot 2020

経費、値引、その他
・Service Tax (6%): RM106.38
・Service Charge (10%): RM177.30
・Rounding: RM0.02

グッドポイント
・日本の食材も多く楽しめるフレンチ
・素敵な併設バーで時間調整可能。

バッドポイント
・アクセスしづらい

その他、注意事項
・ミシュランガイドクアラルンプール・ペナン ★: 2023〜

所感
第二次マレーシア・KL編その⑦です。

2023年大晦日のディナーです。
大晦日ということもありオープンしているお店も限られていますが、
BMしていたお店を片っ端からチェックしていくと、こちら『DC Restaurant』さんが
営業していることが判明。
こちらはKL・ペナンでのミシュラン一つ星の全3店のうちの一つ。
マレーシアではお馴染みの予約サイトTABLEAPPより1ヶ月半前に予約。
前日にWhatsAppにコース選択の連絡があり、
Le Empereur MenuというコースをEmpereur Wine Pairing付きで選択。

KLの西部にあるTTDIという街にあり、結構アクセスはしづらいのでGrabでタクシー呼んで移動します。
距離感や交通事情がわからないので15分前に到着。
中で待たせてもらえるかな～とお店を覗くと、
すぐにスタッフの方が出てきてくださり快諾。
3rdフロアにバーがあり、時間になるまで飲みながらお過ごしくださいと案内して下さいました。
このバーがまたオシャレ。
バーテンダーおすすめのギムレットをいただくことに。
すっきり、爽やかで飲みやすいですね。
おしゃべりしながら待っていると、席の用意ができたとの案内が。
お会計しようとすると、こちらのドリンクはタダでいいと、
ありがたや～

2ndフロアのホールに案内されます。
落ち着いた典型的なフレンチレストランで
ゆったりしたインストが流れます。
ホールにはソムリエと2人のサーブ担当。
隣のテーブルにはよりによって日本人カップル。

ワインペアリングを頼んだことが伝わっていないハプニングもありましたが、
ちゃんと対応して頂き、コース&ペアリング開始。

最初はDelamotte Blanc de Blancsからスタート。
爽やかな香りがよく、鋭い酸味でドライなシャンパーニュ。

これに合わせるのはKyushu oyster, natural。
小振りでプリっと凝集した生牡蠣です。磯の香り⇒牡蠣の旨味⇒磯の香りときて、
余韻がしっかり残る。シャンパンを飲んだ後もまだまだ残る！
これはすごい。

続いてsmoked oyster, caviarとCroissant。
こちらも燻香がいいですが、さっきの生牡蠣の香りの方が強いのが改めてわかる結果に。
クロワッサンにはたっぷりのチャイブ(ハーブ)クリームで、
さっぱりサクサク。

ここでパンもサーブ。
Assortment of breads and pastries with caviar butterです。
小麦の香りがよく、キャビアバターもしょっぱすぎず美味しい。
パンの種類は4つ。

次のワインはEmile Beyer Riesling Grand Cru Pfersigberg 2019。
アルザスのリースリング。
けっこう渋くて酸味が強い。

そしてAmuse boucheが目の前にどーんとやってきます。
写真右下は鯛にトマトソースを合わせたもの。
ねっとり柔らかい鯛と上品なトマトソースがよく合います。
左下にはトリュフにたっぷりのチャイブクリーム。
右上は水雲。石水雲ではなく柔らかい食感の水雲です。
上段真ん中はサクサクコーンの中に海老身と飛子が詰まってて食感が楽しい。
左上は蟹身を包んだパイに海胆を乗せたもの。海胆はあまり存在感を発揮しませんが蟹パイがとても美味しい。

ワインはKen Forrester Wines The FMC Chenin Blanc 2022。
最初、イマイチかと思ったけど、くるりとスワリングすれば素敵な香りに。
舌触りもトロっと独特。

合わせる料理はKatsuo。
スモークされたカリフラワークリームにポン酢も。
ボニートではなくあえてカツオ表記ということは
日本産を意識させたかったのかな。
カリフラワークリームがとても美味しい。

続く料理はScottish diver scallop。
こちらにも前のワインを合わせます。
添えられるのはなんと蕎麦、蕪に椎茸出汁。
隣のテーブルの日本人女性、どうやら蕎麦アレルギーで
まさかKLのフレンチで蕎麦が出てくると思っておらず、
アレルギーを伝えるのを怠っていたよう。
それを聞いた彼氏がピリピリしてた(-_-;)
確かに予想外だよね。
でも肉厚ホタテと蕎麦、そして椎茸出汁の相性はよく
柚子皮がいいアクセントです。

次のワインはSchloss Gobelsburg Grub Grüner Ried Kamptal 2018。
しっかり渋めで濃いめのやつ。

魚料理はSeasonal fish of the dayということで、この日は金目鯛。
添えられるのは日本産野菜とお洒落なペースト達。
金目鯛は松笠焼きっぽく。パリパリの皮目が良いですね。
ペーストもいちいち美味しい♪

次はDomaine de Ferrand Châteauneuf du Pape 2020。
タンニンは控えめで、フルーティで乳酸感もありスパイシー。
赤は苦手ですが、これはおかわりしたいくらい美味しい。

やってくるのはもちろん肉料理。
Irish Lamb。
肉の周りの緑色のはミントチャツネ。
ここはインドっぽい。
添えられるのはアップルタルト!?
それぞれ単独で美味しいけど、
なぜこれらが一緒に出されるのかは私にはわからなかったです。

メインのお肉に合わせるのはDuckhorn Vineyards Napa Valley Merlot 2020。
香りはフルーティ。でもタンニン強め。

目の前でソースをかけて仕上げらるのはA5 Miyazaki chateaubriand。
ソースは発酵したベリージュースでできているとのこと。
芽葱も添えられます。
どっしり美味しい宮崎牛のシャトブリ。

ライムグラニテで口の中をさっぱりさせた後は、
選択式のデザート。
せっかくならマレーシアっぽいものをってことで、
前日のコース選択の時に同時に回答していました。
White blood - Red bloodです。
マレーシアの伝統的なスイーツをベースにしているとのことですが、
しっかり甘めでクリーミー。
其処に加わるザクロとサワークリームの酸味のアクセントがいいですね。

最後はショコラ。
アーモンドパリパリのボンボンにゆずマンゴーの2種でした。

2023年最後の食事をしっかり堪能させていただき、お会計。
(あっ、この後ホテルでチョコ食べてるんですが。。)
RM2,056.70(68,461円、換算レート: 33.2868)也よ〜
クレジットカードで支払い。

ご馳走様でした。
お味はちゃんとフレンチでしたが、予想以上に日本食材が使われていてビックリ。
円安だからいい食材を安く入手しやすいんですかね。
もっと地の物を食べたかった気もしますが。。

ってことで満腹でホテルへ戻り、年越しを迎えます。

それでは皆様、よいお年を～

えっ!?もうすぐ6月だって!?