東南アジア最高峰の江戸前寿司 : Sushi Masa

利用時情報
　日時: 日曜、12時頃 (現地時間)
　予約: あり (27日前、TABLEAPP)
　待ち: なし
　人数: 1人
　座席: カウンター
　頻度: 初回
　滞在: 2時間10分
　支払: クレジットカード

食メニュー
☆Omakase: RM1,288.00 (外税)
　☆Monkfish Liver Monaka
　☆Botan Ebi with Egg Yolk Sauce & Caviar
　☆Kobako-Gani
　☆Three Kinds of Premium Sushi
　☆Kobako-Gani Risotto
　☆Chef's Choice of the Day
　☆Three Kinds of Premium Sushi
　☆Whitefish Shabu Shabu
　◎Two Kinds of Premium Sushi
　◎Torotaku Handroll
　☆Tamago
　☆Miso Soup
　◎Dessert

飲メニュー
☆Kid Daiginjo: RM380.00 (外税)
○San Pellegrino: RM21.00 (外税)

経費、値引、その他
・Service Tax (6%): RM111.47
・Service Charge (10%): RM168.90
・Rounding: RM-0.02
・Deposit: RM200.00

グッドポイント
・日本と比較しても遜色ないトップレベルの江戸前寿司

バッドポイント
・お酒は基本的にボトルから

その他、注意事項
・ミシュランガイドクアラルンプール・ペナン セレクテッドレストラン: 2024

所感
第二次マレーシア・KL編その⑥です。

二日目、2023年大晦日のランチ、やっぱり鮨も外せないよねってことで
今回ミシュランセレクテッドに選ばれた『Sushi Masa』さんに訪問することに。
前日お邪魔した『和牛割烹 吉田 KL』さんと同じ運営の店でもあります。
約1ヶ月前にTABLEAPPから予約。
デポジットとしてRM200.00(6,503円、換算レート: 32.5150)を支払います。

そして当日の昼を迎えますが、前日のランチとディナーが期待値を超えなかったこともあり、
期待よりも不安の方が大きい微妙なテンションの中で訪問となってしまいました。
高級店巡るのは抜群の味とサービスと雰囲気を求めるためであり、
それが得られなかったらほんとお金の無駄だよな～と。
まぁそれも勉強のための授業料として割り切ってるつもりではありますが。。

ツインタワーから10分くらいの『Menara Hap Seng』というビジネスセンターの中にありますが
案内板も少なく、警備員に教えてもらいながら予約時間の5分前に到着。

すぐ中に案内してもらえます。
L字カウンター12席の空間。
坊ちゃん刈りが印象的な親方の他に、お弟子さんが2人とホールには1人のスタッフ。
親方との距離も近くいい雰囲気ですね。
BGMはジャズ。

私の他には2人組が2人。
一組は白人のカップル。
お隣のもう一組は日本人と白人の男性2人組かな。
親方とずっと日本語で会話されています。
常連さんですかね。

予約時にOmakaseコースを選んでおり、
その中のメニューChef's Choice of the Dayは
開始時にすき焼きか河豚白子かを選べます。
もちろん河豚白子で♪

ドリンクはこちらも基本的に4合瓶から。
Kid Daiginjoにしました。
チェイサーとしてSan Pellegrinoも注文。
では久しぶりの紀土を一口。
リンゴ香の後にアマウマキレ。
日本酒飲めるって幸せ。

それではOmakaseコーススタートです。

まずは手渡しでMonkfish Liver Monaka。
お店のロゴ入りで可愛い。
鮟肝濃厚で甘いですね。パリパリの最中も美味しい。
反対側にぬられているのはあんぽ柿ですかね。
英語で渡されたので、「日本人なので日本語でいいですよ～」と答えると
もうクセになって英語で渡してしまうとのこと笑

次はBotan Ebi with Egg Yolk Sauce & Caviar。
牡丹海老はぷりっと感もありつつも口当たりはねっとりと絶妙。
故に噛むと甘味がすごい。
キャビアはこの甘味に負けないけど邪魔しない塩味です。

そしてKobako-Gani登場。
白子様同様来シーズンまでお預けかなと思ってただけにとても嬉しい。
あっ、いや一ヶ月前にシンガポールで食べたな。。
でもあっちは茶碗蒸しだったし、甲羅盛で出てくるとやっぱりテンション上がります。
中には内子と外子を和えた身が入ってます。
付け合わせのタレがまた美味しい。

このタイミングで付け台が準備され、ガリが盛られます。
少し厚めで甘味は無く酸味が強いガリです。

Three Kinds of Premium Sushiは
叩いた白海老と馬糞雲丹の海苔巻きからスタート。
海老雲丹の甘味と海苔の風味の相性も良い。
あと少し海苔にパリ感あれば言うことなしですかね。

2貫目は蛇腹の剥がしの大トロ。
筋が丁寧に取られているのでとても滑らかで軽い。
筋ありの蛇腹も好きなんだけどね。。
シャリは緩めではありますが、強めに掴んでも形を維持できる絶妙な握りの強さ。
米の硬さ、酢加減も好み。

そして目の前で炭で炙られるのは鯖の棒寿司。
鯖の締め具合も程よく、気にならない酸味で
甘味をしっかりと感じることができます。

再び登場の香箱蟹。
今度はプチっとしたいくらと霧多布の海胆が添えられたKobako-Gani Risotto。
外子内子の食感とシャリの旨味が混じり合い、この上ない至福。

次はお待ちかねのChef's Choice of the Day。
河豚白子様です。
餅の様にモチモチっとした皮の先には
とろーりクリーミーな白子。
それが酸味のあるシャリと出会うと最高のドリアを食べてるよう。

べったら漬けがお口直しにセット。
程よい甘味で美味しい。

ここで再びThree Kinds of Premium Sushi。
1貫目は喉黒の海苔巻き。
炙られた喉黒の風味がよく、口いっぱいに熱々の喉黒の脂が広がります。

2貫目は赤身の漬け。
赤身にしてはトロっとしてて、酸味は強めですが、
シャリとの相性が良く美味しい。
鮪は大間の延縄とのこと。

3貫目は大トロ。
とろっとろにとろける大トロ。
隠し包丁のおかげでクドさも感じません。

Whitefish Shabu Shabuということですが、
ここで使われているのはキンキ。
引き締まった身に、鰹昆布出汁がよく合います。

Two Kinds of Premium Sushiは馬糞雲丹の軍艦と縞鯵。
馬糞海胆は前にも登場している通り甘くて美味しいですが、同じ個体なので別のタネでも良かったかな～という印象。
まぁ海外ではやはり海胆はウケるんでしょうね。

縞鯵は好きな鮨ダネなので嬉しい。
食感やわらかいトロっとしたタイプのヤツです。

Torotaku Handrollは先端にこんもりと鮪が盛られます。

Tamagoは170℃で1時間焼いたカステラタイプと120℃で2時間焼いたプリンタイプの2種を食べ比べ。
どちらも好きなのでこれは嬉しいですね。
プリンタイプはやはりプルンとした食感と甘さ、カステラタイプはふかふかで香ばしいのを楽しみます。

Miso Soupは魚介の旨味が濃縮されたもので、
最後までしっかり美味しい。

Dessertは苺とメロンで、
口の中をさっぱりにしてコース終了です。

お会計、デポで支払ったRM200.00を差し引き、
RM1769.35(56,122円、換算レート: 31.7190)也よ〜
クレジットカードでお支払い。

なお、お隣に座られてた日本人と思ってた方はフィリピン人とのこと。
めっちゃ流暢で私より上手い日本語だし、顔つきも日本人ぽかったのでビックリ！
日本には数年滞在しただけでここまで上手いとは。
なおこちらのグループの関係者とのことでした。
この方と親方との会話にも混ぜて頂き、KLの事情を色々と伺いながら、
楽しく食事させて頂くことができました。

ご馳走様でした。
入店前に感じてた不安感は、すぐに吹っ飛びました。
これまでに日本以外で食べた鮨の中ではダントツ。
日本で食べた物を含めても両手で数えられる中に入りますね。
コース構成は他の海外店同様けっこう派手で、
通常なら私としてはもっと実直な江戸前寿司の流れを好みますが、
こちらではそんなこと気にならなくなります。
KLに来たら必ず再訪したいレベルの美味しさでした。
欠点はやっぱり色んな種類のお酒を楽しめないことかな～

さて、買い物して2023年最後の食事へと向かいますか。