マレーシアの旅2019⑪マレーシア風セイボリー付き☆会場が選べるアフタヌーンティー : COLONIAL CAFE

昨年同様、2019年のお正月もマレーシアへ。
今回もKL（クアラルンプール）を中心に
定番グルメやお洒落カフェなど、知らなかった魅力的なお店に沢山出会えました。

マレーシアで外せないグルメと言えば、高レベル＆高コスパのアフタヌーンティー。
KL市内だけでも、これまでお邪魔したのは

■優雅な雰囲気なのにコスパ抜群
ザ・リッツ・カールトン「ロビーラウンジ」RM80.00/人（約2千円）

■数ヶ月毎にテーマと内容がガラリと変化
マンダリンオリエンタル「Lounge on the Park」RM140.00＋紅茶RM25.00/2人（約2千円/人）

■PAVILION内にあるので予約なしでお気軽
シンガポールの高級ティーブランド「TWG」 RM123.2/2人（約1,500円/人）

また、少し足をのばした旅先では

■ペナン島の由緒ある白亜のホテル
イースタン＆オリエンタルホテル「THE1885」RM72.00/人（1,800円）

■避暑地で人気のキャメロンハイランド
キャメロンハイランズリゾート「JIM THOMPSON TEA ROOM」RM100.00/2人（1,250円/人）

など、1人2千円前後（日本の約半額！）でアフタヌーンティーを楽しめます。

ただし、今回の旅でお邪魔した1軒目は
日本同様の高級なお値段で（クオリティは高いけど）コスパは微妙。

■セイボリーはおかわりOK、全てが高品質
セントレジス・クアラルンプール「The Drawring Room」約RM140.00/人（3,500円/人）

というわけで、2軒目にお邪魔したのが
KLのアフタヌーンティーでは、もはや定番の「ザ・マジェスティックホテル」さん。

英国式のハイティーが楽しめる、コロニアルカフェ（ティーラウンジ）では
平日1人RM60.00（1,500円）～とお手頃！
通常のアフタヌーンティーセットに、マレーシア風のセイボリーまで付いてきます♪

イギリス統治時代を感じさせる、美しい建築物が残るKLの街並みですが
その優雅な雰囲気を堪能できる場所の1つが
名門の「ザ・マジェスティックホテル」。

迎賓館としても使われていた、歴史を感じる白亜のコロニアル建築「旧館」と
新館のタワーウイングが隣接しています。

駐車場があるのは新館側なので、車を停めエレベーターでLEVEL2へ。
旧館へと繋がる廊下を渡って、会場へ。

こちらのアフタヌーンティーは、同じフロアにコンセプトが異なる3つの会場があり
同じ内容でも会場ごとに価格が異なります。
（2019年1月時点、全て旧館内）

・ティーラウンジ　　　　　：平日RM60.00、 土日祝日RM70.00
・ドローイングルーム　　　：平日RM80.00、 土日祝日RM90.00
・オーキッドコンサバトリー：平日RM110.00、土日祝日RM120.00

平日ティーラウンジRM60.00（1,500円）と
土日祝日のオーキッドコンサバトリーRM120.00（3,000円）では、倍も違いますね！

各会場によって雰囲気も異なります。
■ティーラウンジ
オープンスペースで気軽に入れ、ソファ席にテーブル席など席数も豊富
ピアノの生演奏も楽しめるロビー的な空間

■ドローイングルーム
ガラスの扉で仕切られ、重厚なアンティークな家具が並ぶ落ち着いた雰囲気

■オーキッドコンサバトリー
沢山の胡蝶蘭に囲まれた温室のような空間

当日の午前中に電話をしたので、今回はティーラウンジでの予約が取れました。
他の会場は席数も少なく、早めの予約が吉。

まずは、ドリンクからチョイスします。

◇アフタヌーンティー（ティーラウンジ）税サ込RM60.00/人（1,590円）
（2018年12月RM1＝26.5円で計算）
・スイーツ5種
・フィンガーサンド5種
・スコーン3個
・温かいマレーシア風セイボリー3種
・紅茶又はコーヒー

■ドリンク
コーヒーか紅茶からの選択、とシンプル。
キャンドルウォーマーがセットされ、ポットはずっと熱々で楽しめます。
紅茶はBOH TEAのオリジナルブレンドらしく、渋みも少なく飲みやすいタイプ。
お湯のお代わりは何度でもOKですが、
カップに注ぐのは、もちろんセルフ。

ティーラウンジやドローイングルームでは、紅茶の種類は選択できませんが
オーキッドでは数種類から選べる様子。

ドリンクの後に早速運ばれて来たのは、3段のケーキスタンド。
丸く縁取った枠に、スタイリッシュなガラスの3段プレートを重ねた個性派です。
どこか中国チックな、独特のデザイン。
マンダリンオリエンタルさんといい
違い棚のように高さが異なる台に盛り付けた、立体的な盛り付けが素敵～♪

下から順にフィンガーサンド、スコーン、スイーツ、と盛り付けられ
こちらのスタンド1つで2名分の量です。

■3段目：フィンガーサンド（5種類）
一般的な三角形のハムサンドや、ライ麦パンを使った卵サンドに
チャバタ風のミニサンドが2種類。
こちらはサラミとトマトや、胡瓜にツナ＆林檎を合わせたサンドなど。
ミニバーガー風のサンドは、スモークサーモンとスプラウトやプチトマトなど。

■2段目：プレーンスコーン3つ
ほんのり温かいスコーンには、濃厚なクロテッドクリーム、苺ジャムと共に。
サイズは大きめで、ずっしり系。
サックリした表面と、粉の風味が詰まった生地はホロホロ程よい口溶け。
やや大味ですが、スコーンらしさは充分。
ミルキーで素朴な甘味があり、何も付けずにそのままでも楽しめます。

まったり濃密なクロテッドクリームに
苺をギューッと凝縮したような、きっちり甘さのある苺ジャムが合う！
今回なぜか3つともプレーンでしたが
本来はプレーンとレーズンのスコーンみたい・・このへんが雑でちょっと残念。

2人でもスコーン3つはさすがに多く、持ち帰りをお願いすると
タッパーと紙袋に入れ対応してくれました。
（ジャムやクロテッドクリームは無し）

■1段目：スイーツ5種（名前は全て推測）
右側のピンク色のスイーツから順に
*苺のムース
コロンとドーム状の柔らかな苺のムース、中央には甘酸っぱい苺のジュレが。
土台はサクッとしたクッキー風。

*ピスタチオとキャラメルのケーキ
ストライプのデザインが個性的なケーキ。
ビビッドなグリーンのチョココーティングは、クリスマスツリーのイメージ？
中はピスタチオ風味の生地やクリームに
キャラメルとナッツのペーストなどが層になって重なる、リッチな味わい。

*チョコとブルーベリーのタルト
中央の艷やかなドームはプチッと弾け、トロッと流れ出す濃厚なショコラクリーム。
土台のタルト生地の中には、
果肉入りの甘酸っぱいベリーのムースが。
濃厚なチョコと華やかなベリーが好相性、ホイップやピンクのアラザンも可愛い！

*フルーツタルト
厚みのあるサブレ風の香ばしい生地に
苺やキウイなどの果物と苺ソースを詰めこんだ、フルーティな美味しさ。

*苺とブルーベリーのミニパフェ
グラスに入った、ヴェリーヌ風のデザート。
バニラ風味のミルキーなクリームに
苺ソースとブルーベリーを合わせた、まろやかで食べやすい1品。

3段のケーキスタンドとは別に運ばれてくるのが、蓋の付いた銅製の玉手箱。
保温器のような仕組みになっていて
中には、温かいセイボリーが3種類♪

■マレーシア風のホットセイボリー3種
*ごま団子
なめらかなこし餡入り、揚げ立てで熱々！

*カリーパフ
マレーシアらしい、カリーパフ（カレーペースト入りのミニサイズのパイ）。
濃厚カレーペーストはピリリと程よい辛味。
ホクホクしたじゃが芋や、サクサクと厚みのある生地が合う～！

*スコッチエッグ
うずらの卵を鶏ひき肉で包んで揚げた
ミニサイズのスコッチエッグは、オリエンタルなスパイスが香る味付け。
ピリ辛のサンバルソースがアクセント。

ごま団子以外は、塩気のしっかり効いた温かいセイボリーなので
スイーツで甘くなったお口をリセット。
チキンやキッシュが出る日もある様子。

以上、2名でRM120.00（1人RM60.00×2名、税サ込み）という明朗会計。
別途、駐車場代（一律RM15.00）を含めても
1人1,800円程で優雅な空間を楽しめました。

ボリューム的にはお腹いっぱいになれますが
お手頃な分、スイーツやサンド、スコーンなど味で印象に残る物は少なめかな？
マレーシアンスタイルのセイボリーも
アフタヌーンティーでは珍しいですが、街中で食べられますし。

ただ、国の文化遺産にも指定された1930年代のコロニアル建築のホテルで
ピアノを聞きながらゆっくりお茶を楽しめる
そんな体験が2千円以下、と考えれば格安！

近くに国立モスクもあるので、観光と合わせても便利ですね。
古き良き時代に想いをはせながら、非日常の時間を過ごすことができました。

ごちそうさまでした！