マレーシアの旅2018春⑯ホテルで本格中華☆飲茶と北京ダックのコースがお得過ぎる！ : Li Yen

早めのGWで、4月下旬にマレーシアへ。
今回はKL（クアラルンプール）の定番に加え
シンガポールにも足を伸ばし、ホーカー（屋台街）の有名店も食べ歩きました。

今回の旅で、一番楽しみにしていたのが
憧れのリッツの高級中華、麗苑Li Yenさん。

前日に電話予約し、開店直後の12時にお店へ。
店内は重厚で高級感のある雰囲気。

平日だったので最初は貸切状態でしたが
13時頃になると、ビジネスマンやベビーカーを連ねた日本人ママ友グループなど
一気に賑やかな雰囲気になりました。

今回は、点心コース（RM100.00/人）の
麺料理を北京ダックに変更して、税サ込みRM110.00（3,080円）/人のコースを注文。
（6％税込、2018年4月RM1＝28円で計算）

◇ランチSET　通常RM100.00/人
・点心4種
・干し貝柱の揚げ豆腐
（麺料理→なし、代わりに以下2品に）
・北京ダックのクレープ包み
・北京ダックを使った炒飯or焼きそば
・マンゴープリン
・中国茶　変更後RM110.00（3,080円）/人

ちなみに「北京ダックは要予約？」と心配でしたが、席の予約をしただけで
当日に北京ダックのコースに変更可でした。

■点心4種
*海老蒸し餃子
もっちり透明な皮の中に、ブリッと弾力のある海老がゴロゴロ～！
そのままでも海老の旨味たっぷりだけど
卓上の甘味噌やチリソース、醤油も合う！

*蟹肉蒸し焼売
こちらもブリブリと食べ応えある蟹肉が、ぎっしり詰まった焼売。
かじると蟹や肉の旨味が口中に広がり
なんてジューシー！お醤油がぴったり。

*鶏肉春巻き
パリッパリで極薄の春巻の中には、
とろみの効いた、熱々トロットロの鶏と野菜のあんがたっぷり。
コクのある濃厚な旨味のあんと
パリパリ香ばしい皮の極上ハーモニー♪

*マンゴーと海老の春巻き
これこれ！こちらのスペシャリテの1つ。
ビジュアルは、細かいパン粉をまとったフライ風の揚げ春巻き。

サクサクしたフライ風の衣をかじると
ひと口目から、ゴロッと海老が出てきてテンション上がる～♪
海老カツバーガーの中身の海老を、10倍増しにしたようなゴージャスさ。

食べ進むと現れるのが、マンゴーの果肉。
最初は本当に合うの？と疑っていましたが
爽やかなマンゴーの甘味や酸味と、海老の旨味が違和感なくマッチ。
いや、この組み合わせ考えた人、天才！

パリパリの鶏の春巻きも美味しかったけど
トロッとしたマンゴーと海老、フライ風の衣が奏でる絶妙のハーモニー♪
アラカルトでも、大人気みたいです。

■北京ダック（ハーフ）
待ってました～！本日のメインイベント。
アラカルトならハーフサイズでRM80.00（約2,200円）らしいですが
コースの1品なので、お手軽に楽しめます。

うやうやしくワゴンで運ばれてきたのは、こんがり色づいた北京ダックの半身。
取り分けるスタッフさんも、ゾロゾロ登場。

手際よくパリパリの皮だけをカットし、
甘味噌を付け、クレープ風の生地に巻いてお皿に盛り付けて下さるので
あとはもう、食べるだけ！なんて贅沢！

薄いクレープ風の生地をほおばると、
カリカリッとたまらない音を立てる、香ばしさMAXの北京ダックの皮が。
旨味の詰まった脂の風味もじわり。
やっぱり北京ダックは、皮が最高～！

ほのかに八角が香る甘味噌や、酸味の効いた人参や胡瓜のピクルスも
香ばしい皮の美味しさを引き立てます。
ちなみに甘味噌は別皿で用意されてるので、自分で足すこともできますが
包まれている時点で、ちょうどいい量です。

半身でしたが、結局1人5個ずつ（合計10個）も楽しめて堪能できました～
日本での価格を考えると、コスパ良すぎ！
皮を楽しんだ後の身の部分は、炒飯or焼きそばから選んで〆の1品にしてくれます。

■干し貝柱の揚げ豆腐、本しめじとほうれん草あんかけ
表面に緑色の野菜ペーストを塗って、香ばしく揚げたような
厚揚げ？いや、揚げ出し豆腐？ぽいお料理。

表面は香ばしいけど、中の豆腐部分はトロリとなめらかで上品。
トッピングのパリパリ揚げた干し貝柱や
上品な旨味のトロ～リあんかけが合う～！

このあんかけ、上湯に醤油やオイスターソースを加えているのかな？
プリプリの本しめじや、ほうれん草など
素材それぞれがきちんと美味しく、好印象。

■炒飯（北京ダックの身を使用）
わぁ！最後にえらいボリュームの炒飯が！
取り分け用の小鉢に、ぎっしりと盛り付けて1人2杯ずつ食べられる位の量です。

しっとり柔らかな北京ダックの身が、とにかくゴロゴロ入ってリッチ～
全体の味付けや油分は控えめで上品ですが
北京ダックの旨味や脂が、お米にコーティングされていて奥深い美味しさ！
シャキシャキ食感のいい刻んだ三度豆や葱、
パラパラの卵なども、完璧なバランス。

■自家製マンゴープリン
こちらも、外せないスペシャリテ。
ひと口食べると・・マンゴー以上にマンゴー！なんて濃いマンゴープリン！
華やかなマンゴーの香りが凝縮され、
フレッシュなマンゴーの果肉も・・幸せ～

ソースは高脂肪のクリームのような味わい。
甘さ控えめだけど、こっくりクリーミー！
よくありがちな、練乳やココナッツミルクのソースとは別次元の美味しさ。
マンゴーの爽やかな風味を邪魔しませんね。
ちなみに「マンゴークリーム」というデザートも、絶品みたいです。

以上でお料理は終了ですが
コースには中国茶とお茶請けもセット。

■お茶請け（3種類）
箸休めにピッタリな青唐辛子の酢漬け、
甘酸っぱくジューシーならっきょう、
そして、ヤミツキになった胡桃の飴がけ・・香ばしいごまとカリカリ感が最高！

1品目の点心が出てくるまでに、ついポリポリ食べ始めてしまいます。
ちなみにデザートの前に（お料理がなくなった時点で）、下げられる仕組み。

安定した美味しさ、コスパの良さに加えてホスピタリティも抜群。
入店時にはスタッフさんが口々にご挨拶。
おしぼりも最初と食事の終了時、デザートの終了時と3回も交換。
カード払いも、通貨が選べ（MRか円）なんともスムーズ。

今回は研修中だったのか、1テーブルに4～5人のスタッフさんが付いて下さり
戸惑ってしまうほど、至れり尽くせり。

膝にナプキンを広げてくれるのから始まり、
お皿のセッティングや、食べ終わったお皿と次のお皿の入れ替え、
炒飯は少なくなるとすぐ小鉢によそわれ、お茶も何度も注いで下さり・・

ずっと動きを見られているようで逆に緊張。
（こういう時にあんまり堂々と振る舞えないのが、根っからの小市民）

甘い味付けが多い印象のマレーシアですが、こちらは洗練された旨味の
お手本のような広東料理の美味しさ。

皮カリカリのクリスピーローストポークや
あんかけ福建炒飯、海老の湯葉揚げなどアラカルトでも気になるお料理が。

お手頃なローカルフードも美味しいけど
落ち着いた雰囲気の中で、上品な味の高級中華もたまの贅沢にはいいですね♪
お腹だけでなく心も豊かに満たされました。

ごちそうさまでした！