マレーシアの旅2019④もはや観光名所？KLど真ん中で楽しむスチームボート : Hakka Restaurant

昨年同様、2019年のお正月もマレーシアへ。
今回もKL（クアラルンプール）を中心に
定番グルメやお洒落カフェなど、知らなかった魅力的なお店に沢山出会えました。

ガイドブックにも載る有名店と言えば
「海老そば」のSoo Kee Meeさんや、
「飲茶と北京ダック」が楽しめる、リッツの麗苑 Li Yenさんにも行きましたが

未訪だったのが、「スチームボート」という鍋が有名な「客家（ハッカ）飯店」さん。
薄い塩味のスープに鶏や海老、野菜を入れ
2種類の麺で〆る寄せ鍋風のお料理です。

お店があるのは、KLのど真ん中。
ツインタワーやショッピングモール「PAVILION」などが並ぶ、ビルの谷間にあります。
屋外に300席、エアコンの効いた屋内席含め
500席もある、KL最大級のレストランです。

それでも予約無しでは行列で入れないらしく、当日に電話予約してからお店へ。
スチームボート狙いなので、屋外席を指定。
（エアコンの効いた屋内席では、スチームボートは提供されないそうです。）

広場のような駐車場に車を停め、店内へ。
屋外に無数のテーブル席が並び、圧巻！
屋外とはいっても日中は暑いので屋根（ひさし）があり、日が沈む頃に自動的に開く仕組み。
これなら、突然の雨でも屋根があり安心。

屋根が開くと、開放的なオープンエア！
ネオンがきらめくPAVILIONも見え、都会のビアガーデンぽい雰囲気を味わえます。
（以前はツインタワーも見えたそう！）

18時前は、ほとんどが空席でしたが
日が沈む19時頃になると、予約客で次々に席が埋まり始め気付けば満席に。
入口には大行列・・予約してて良かった～

各席にはお手拭き（1人RM1.00）と共に
おつまみのピーナッツも提供されますが、有料なので不要なら断りましょう。
（お手拭きもおつまみも断われば請求なし）

さて、スチームボートの前にお料理も注文。
基本的に中華レストランなので、分厚いメニューブックに種類豊富なお料理が。
写真付きで日本語もあり、分かりやすい！

今回注文したのは、こちらの2品。
（2018年12月RM1＝26.5円で計算）

■桂花翅（小）RM40.00（1,060円）（中RM55.00、大RM95.00）
「フカヒレ、蟹肉、卵、鶏肉、マッシュルームなどの炒め物。新鮮な
レタスで具材を巻いてお召し上がり下さい」

様々な素材を使った炒め物をレタスで包み、タレを付けて食べるお料理。
炒め物は、塩味がベースでマイルド。
でも、蟹やフカヒレ・鶏などの濃い旨味に
卵のまろやかさ、たけのこや椎茸の風味、ニラやパクチーの香りが重なり絶妙のバランス♪

細かく刻んだ具たっぷりの炒め物を
シャキシャキのレタスが包み、美味しい！

タレは2種類用意され、コクのある甜麺醤と
まろやかな辛子風味のピリ辛のタレ。
そのままでも美味しいけど、タレを付けるとまたグッと濃厚で深みのある味に。

1品で1,000円超え、と強気のお値段ですが
この贅沢な味わいと旨味・・人気料理というのも納得。注文して良かった～

■鹹魚煎肉餅（小）RM15.00（398円）（中RM25.00、大RM35.00）
「雑魚と豚肉のメンチカツ風（塩味）」

サクサクに揚げた、極薄のカツ風のお料理。
豚肉のカツというよりは、魚の練り物に豚肉が少々入っている感じかな？
日本の豚カツより圧倒的に薄く軽いので、スナック感覚でパクパク。
下味もしっかり目なので、アテにピッタリ。

さて、いよいよ本命のスチームボート。
スチームボートの注文は2人前～ですが
ボリュームがすごいので、4人なら2人前など人数の半分の量で注文するのがコツ。

■火鍋　1人前RM30.00（795円）※2人前～
注文すると、ガスボンベとカセットコンロ、
鍋と食材が運ばれて来て、スタッフさんが次々に食材を投入して調理してくれます。

鍋は中央に筒の付いたしゃぶしゃぶタイプ。
最初は白菜だけ入った状態で火にかけ、次に豆腐がドサドサ投入されます。

第一弾は、肉＆レタスがメイン、
第二弾は魚介＆青菜がメインで、最後に中華麺とビーフンで〆になります。
タイミングを見て作ってくれるのでお任せ～

さてまずは第一弾、肉＆レタスの鍋。
骨付きのぶつ切り鶏肉や豆腐、
ポークボールや豚すじ肉ボールなどの各種肉団子に、揚げ湯葉やレタスがメインです。

程よいところでスタッフさんが蓋を取ってくれるので、熱々をパクリ。
おぉ～、あっさり！上品～！
薄味の鶏出汁と塩がベースの寄せ鍋風？

具は、旨味の詰まった骨付きの鶏肉や
生姜の効いたワイルドな味の豚すじ肉ボール、
スープがしみ込んだジューシーなレタスや、大きくボリューム満点の揚げ湯葉など。

すり身の団子は、中に豚の挽き肉入りで
かじると豚の肉汁が飛び出し、美味し～い！
全体的にかなり薄味なので、小皿の中華醤油を少し垂らしつついただきました。
（正直、ポン酢が欲しかった・・）

第二弾は魚介と青菜、ロメインレタス。
海老や、魚の練り物で作ったワンタン、
フィッシュボール（魚肉団子）に
小松菜やほんのり苦味のあるかいらん菜、ロメインレタスなど野菜もたっぷり。

既に第一弾でかなり満腹に近いのに、
第二弾は、練り物祭（練り物で作ったシートを様々な形に変えているだけ）なので
海老と野菜をメインにいただきました。

〆は、細いビーフンと中太の中華麺のMIX。
卵2つで卵とじにして、完成です。

かなり煮込むので、特に細いビーフンはドロドロの柔らかさ（半分溶けている状態）。
中華麺は美味しい出汁を吸ってもちもち♪
〆の麺には様々な食材の旨味がしみ込み、トロトロの卵がからんで美味しいけど
満腹過ぎて、ほんの味見程度で降参。
あぁ、最後がスープも1番美味しいのに・・

ドリンクは、温かい中国茶RM1.50×2を注文。
以上、合計RM120.00にサービス料5％と、税金6％を加算し合計RM133.20（3,530円）。
駐車場代は別途、一律RM10.00です。

正直スチームボートは、かなり薄味＆練り物系が多く日本で食べる鍋の方が好み。
逆に、鍋以外のお料理は本格的で満足♪
美味しいと噂の海老マヨやふかひれスープ、
客家料理で有名な、「客家招牌梅菜扣肉（豚の角煮）」も食べたら良かったな～
（でも、ボリューム的に鍋と一緒には無理？）

南国で食べる鍋、オープンエアの雰囲気・・味というよりは1種の観光名所かも？
大人数のグループや接待向きですね。
一度は体験できて、良かったです。

ごちそうさまでした！