マレーシアの旅⑩熱々のスコーンとセイボリー☆憧れのリッツアフタヌーンティー : THE LOBBY LOUNGE The Ritz-Carlton Kuala Lumpur

十数年ぶりにマレーシアへ、4泊5日の旅。
今回はKL（クアラルンプール）中心、滞在先は
駐在日本人が多く住むエリア、Mont Kiara（モントキアラ）地区。

4日目は旦那手作りのホットサンドを朝食でいただき、プールで束の間リゾート気分。
ランチはKlang（クラン）にある耀記麺家さんで
巨大な海老入りのprawn meeと、丸ごとの海老がゴロリと入ったワンタンを堪能。

さて、この日のメインイベントは
ずっと憧れていたリッツのアフタヌーンティー。
日本で楽しむよりグッとお手頃、税サ込みで1人RM80.00（約2千円）・・安い！
（6％税込み、2017年8月RM1＝25円で計算）

ロビーラウンジでは、ピアノと弦楽器による生演奏でジャズが流れ
内装はシックで上品、程よくスタイリッシュ。
ソファも背もたれが高く、プライベート感満点。

◇アフタヌーンティー　RM80.00（約2千円）
・ロンネフェルトの紅茶など選べるドリンク1種
・アミューズ：クラッカーとムース
・1段目：エッグタルト、プチケーキほか
・2段目：サンドイッチ2種、ミニバーガー
・3段目：熱々のセイボリー（キッシュ・パイ）
・別皿 ：焼き立てのスコーン2種

まず始めに、紅茶のポット＆ティーセットと共にアミューズからスタート。
テーブルセッティングが可憐で、早速キューン♪

■ドリンク
フランクフルト発の最高級紅茶「Ronnefeldt（ロンネフェルト）」の
ブラックティ（紅茶）15種類を始め、
グリーンティやフルーツティ、ハーブティまで豊富なラインナップ。
旦那はダージリン、私はオレンジペコーを。

ポットはカップ3杯分ほど、キャンドルウォーマーで最後まで保温もバッチリ。
途中何度もスタッフさんが、ポットの蓋を開けてお湯を足してくれ
丁寧にカップへ・・結局5～6杯飲んだかも？

■アミューズ：クラッカーとサーモンのムース
ムースは、本格的なスモークサーモンの香り。
サーモンの程よい塩気と旨味、クラッカーのサクサク感が紅茶によく合います。

次に、3段トレイの豪華なティースタンドがうやうやしく運ばれてきました。
うわぁ！これ、やっぱりテンション上がる～♪
スコーンは焼き立てを別皿で提供いただけるので、まずは3段目のお皿から。

■3段目：セイボリー（キッシュ・パイ）
丸型のキッシュは、ほうれん草とチーズ入り。
チーズや玉ねぎのコクと、バターが香るサクサクの生地がリッチ～

もう1つは、生地で覆われた丸型のチキンパイ。
パリパリのパイは、バターの香りがさらに強め。
中は鶏挽き肉ときのこ、軽くハーブが香るフィリングで想像よりあっさり上品。
どちらも熱々なので、美味しさが際立ちます。

■2段目：サンドイッチ、ミニバーガー
長方形のサンドとミニバーガーは、最初に「チキン/ビーフ」を1人1種選びます。
ビーフサンドは、パストラミビーフにコクのあるとろけるチーズ、
（グリュイエール？いやエメンタールかも？）
トマトにキャベツのピクルスで、濃厚な味わい。

チキンサンドは、チキンハムにモッツァレラチーズ、トマトと
ほんのり酸味が効いたピクルス入り。
モッツアレラのむっちり食感とトマト、あっさり軽いチキンハムがいいバランス。
三角サンドはジューシーなツナとトマトでした。

驚いたのがミニバーガーの完成度。
ビーフパティは表面がこんがり香ばしく、牛肉の旨味とマスタードが合う～
さらにソテーした玉葱や椎茸、ピクルスまで。
チキンバーガーはほんのり和風味、どちらも2～3口サイズなのに意外な食べ応え♪

2段目にとりかかった辺りで、スコーンが到着。
食べ終わっていた3段目のお皿と入れ替えて、新しい3段トレイが完成。

■別皿：焼き立てスコーン2種
まだ温かいスコーンはプレーンとレーズンの2種。
どちらもきめ細かく、粉感しっかりなのに
口の中でモソモソしたり、口の水分が奪われることなく程よい口溶け。

生地だけでもほのかな甘味で美味しいけど
高脂肪のクロテッドクリームならでは、こってり濃厚なまろやかさと
苺ジャムの甘味が加わると、紅茶と最高の相性！
クロテッドクリームや苺ジャムは、どちらも足りなくなるとお代わりもOK。

口溶けも甘味も食感も、理想的なスコーン♪
ふっかり厚みもありボリューミーでしたが、温かく風味が良い間に食べようと
つい2個ともペロリ・・これが後悔することに。

■1段目：スイーツ
まずは、2つあるエッグタルトから。
タルト生地が、サクサク繊細で香ばしい～
中の卵フィリングはプルンとかためで、卵のコクは感じるけど甘味は上品。
天津茶室さん同様、カスタードじゃなくプリン風なんですね。

以降のミニケーキは、全て1個ずつ。

・エクレア
表面を覆うビビッドな色のチョコも中のクリームも、華やかなベリー系。
はみ出るほど沢山入ったベリーのクリームは
甘酸っぱいけど程よい濃厚さもあり、サクッと軽いシュー生地といい相性。

・マンゴーチーズケーキ
まったり濃密なレアチーズケーキ風のベースに
フルーティなマンゴーのソース、南国っぽい甘酸っぱいハーモニー

・抹茶クリームのケーキ
華やかな緑色のペーストのミニショートケーキ。
口溶け良いスポンジと、香りの良い抹茶クリームの層が重なります。

・マカロン
可愛いピンク色のマカロンは、生地そのものがしっかりした甘さ。
白いバニラクリームと、優雅な香りの薔薇ジャムがサンドされ、
甘みも食べ応えもゴージャス～、紅茶に合う！

スコーンのボリュームが後で効いてきて
1段目のスイーツを食べる前の時点で、すでに腹八分目どころか9.5分目。
食後は満腹過ぎて、しばらく動けませんでした。

お子様連れで賑やかな関西弁のグループなど
落ち着いた格式ある雰囲気の割に、この日の客層はかなりカジュアル。

大阪に美味しすぎるパティスリーが多いので、スイーツ系は弱く感じましたが
焼き立てスコーンの風味良さと口溶け、
熱々のキッシュやパイ、完成度の高いミニバーガーなどセイボリーが印象的。

次は朝や昼の量をもっと控えて、お腹のスペースを空けて再挑戦したいです。
ごちそうさまでした！