マレーシアの旅2020③名物は小籠包☆生煎包（焼き小籠包）や肉まんもぜひ！ : 味坊包子

昨年同様、2020年の年末年始もマレーシアへ。
今回はKL（クアラルンプール）やペナン、
さらにシンガポールにも再訪し、地元の人気店を沢山巡ることができました。

2年ぶり、2度目のペナンでは
鮮やかなインディゴブルーが目を惹く
「ブルー・マンション（Cheong Fatt Tze- The Blue Mansion)」や

東洋と西洋の文化が華麗に融合した
エキゾチックな「ペナン・プラナカン・マンション（通称グリーン・マンション）」

高速ケーブルカーの疾走感がヤバい
高さ1,000m級の「ペナンヒル」など、観光もバッチリ楽しめました。

美食の街ペナン、グルメも外せません！
朝飲茶やオーシャンビューの海鮮中華、
ハイレベルなカフェが集まるペナンならでは、お洒落カフェ巡りもマストです♪

さて、ペナン島1軒目にお邪魔したのは
数々のブログで高評価の「味坊包子」さん。

スープたっぷりの小籠包をはじめ、餃子や肉まん、モンゴル風の串焼きまで揃う
中国とモンゴルのいいとこどりのお店です。

店内は、スッキリとシンプルな空間。
クーラーもあるし扇風機も回っていますが
ほぼ満席に近い混み具合でテーブル同士が近いので、なかなかの湿気と暑さ。
大声で話すお客様も多くかなり賑やか。

メニューは大きく分けて5種類。
名物の小籠包や生煎包（焼き小籠包）、肉まんや葱油餅など「包子」系、
「麺料理」や「餃子」が各5～6種類、

鶏ももやベーコン、魚の「燻製料理」、
そして羊や豚、鶏手羽肉やソーセージなどを焼いたモンゴル風の「串焼き」など。

他に、水餃子を土鍋で煮込んだ1人鍋「砂鍋」や中華風のピリ辛なお漬物、
中国商品（調味料等）も取り扱っています。

お酒に合いそうなお料理ばかりですが、アルコールは置いていないので注意！
（スタッフさんに頼めば持ち込み可？）

何といっても驚きは、その価格。
小籠包は1つRM1.50（40円）、餃子は1つRM1.00（26円）
串焼きは1本RM2.00（53円）という安さ。

最小注文個数（小籠包は4つ～、餃子は5つ～）が決まっているけど、それでも安い！
（2019年12月、RM1＝26.5円で計算）

今回は、屋号にもある「包子」系を中心に注文しました。
注文カウンターで商品と個数を伝えます。

温かいお茶は無料、冷たいソフトドリンクは冷蔵ケースからセルフで取り出します。
小皿やお湯呑みなども全てセルフで。

注文から10分少々、熱々のセイロが到着～
卓上に用意されている黒酢や醤油、チリペーストでいただきます。

■小籠湯包（注文は4つ～）10個 RM15.00（400円）
通常イメージする小籠包に比べ、ひと回り大きなサイズ。
最初に6つ、後から4つを追加注文。

運ばれて来たセイロの中で、スープがタプタプと揺れるのが見えるほど
スープたっぷり、理想的な小籠包♪

そっとレンゲに乗せようとすると・・
セイロの中で皮が破けて、スープと肉あんが完全に分離してしまいました。
この皮、ずいぶん柔らかいな～

次は、小皿に小籠包を受ける作戦。
そもそも大きめの小籠包なので、レンゲでは太刀打ちできません。
何とか小皿に移し黒酢とお醤油を付けようとした途端、今度はその場で崩壊・・
せっかくのスープは黒酢や醤油と同化。

最終的に、小籠包を小皿で受けて
黒酢とお醤油を少し垂らし、皮を破ってスープを小皿に出し
少しずつ食べ進める戦法に。
（それでも途中で、底の部分がベロンと破けて中身が全部出てしまいますが）

スープはサラッと軽く程よいコク深さ。
中の肉あんも変な臭みがなく、豚肉の上品な旨味がじわじわ。
皮も薄くなめらか～（だから破れる？）

大きくてスープたっぷりの小籠包、
嬉しいはずなのに、皮が薄いのが災いしてこぼさず食べるのはかなり至難の業。
パクリと一口で頬張るのが難しく
せっかくのスープと肉あん、皮をの一体感が楽しめずジレンマ。

他の方のブログでは無事みたいなので
この日の皮が特に柔らかかったのか、私が不器用なのか・・う～ん。

■上海生煎包（注文は5つ～）5個 RM8.00（212円）
こちらも名物の、「焼き小籠包」！
白い部分を上に盛り付けられていますが、裏返すと底はこんがり綺麗な焼き色♪

通常の小籠包とは肉あんも皮も全くの別物。
日本で言うと・・おやきに近い？

小籠包よりも厚みのある皮は、片面だけ揚げ焼きされキツネ色でカリッカリ！
中には豚肉とお野菜がぎっしり。
あっさりと上品な小籠包に比べて
中の肉あんは、生姜の効いたややメリハリのある味わい。

何より嬉しいのが、肉汁たっぷりのスープも包まれていること。
かじるとブシューッと溢れ出すほどで
めっちゃジューシー！肉汁万歳！

通常の小籠包もいいけど、カリッとした香ばしさや破れにくさを考えると
焼き小籠包の方が食べやすくて好み。
サイズも小籠包よりさらに大きく、5つもあると2人で食べてもけっこう満腹に。

■杭州肉包（注文は2つ～）2個 RM3.20（85円）
ふっかり蒸された小ぶりの肉まん。
中には、肉あんがぎっしり贅沢～♪

クセのないしっとりジューシーな豚肉に、香味野菜がマッチ。
日本人にも馴染みのある味わいです。
ふかふかの生地も口溶け良く、ほんのり甘くて美味しいな～
いや、この肉まんもレベル高い！

■猪肉白菜水餃（注文は5つ～）5個 RM5.00（133円）
茹でたてプルプル、小ぶりの水餃子が5つ。
プルッと分厚い手作り感のある皮の中は
「猪肉白菜」つまり、豚肉とキャベツの肉あんでした。

2～3口で食べられる程よいサイズ感といい
皮と具の一体感といい本格的♪
黒酢と醤油に付ければ、パクパクいくつでも食べられそう！

餃子は他にも「豚とニラ」「豚とセロリ」などの水餃子や
日本人にお馴染みの「焼き餃子」も。

以上、小籠包10個に生煎包や肉まん、水餃子まで楽しんで
お腹いっぱい、2名でRM31.20（827円）！
このお値段、もはやおやつ感覚？

セイロの下に受け皿がないので、テーブルの上がビチャビチャになったり
入口がオープンでハエが複数飛んでいたり
雰囲気はややローカル感強いけど、お店自体は明るく清潔感があるのでご安心を。
味とお値段を考えれば、御の字です。

今回は満腹で注文できなかったけど
モンゴルの燻製ポーク（ベーコン）や串焼き、人気の焼き餃子も気になる～
小籠包もリベンジして、今度こそスープをしっかり味わいたいです。

ごちそうさまでした！