【大阪・寺田町】大阪うどんの良店・7選【出汁の味が決め手】
独自のうどん文化の中で育った大阪人は、昔ながらのお出汁の利いたうどんに出会うと、ほっこりとした気分になるものです。 大阪環状線・寺田町駅周辺で、大阪人の琴線に触れるおうどんを提供してくれるお店を厳選。ここに紹介します。
更新日:2025/05/07 (2018/05/31作成)
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このまとめ記事は食べログレビュアーによる1422件の口コミを参考にまとめました。
大阪では近ごろ、高い志を持つ個人店の活躍や、大手チェーン店がスケールメリットを発揮するなど、讃岐系のうどん店が元気です。それに伴って、古くからの大阪うどんの影が薄くなってきました。それでもやはり独自のうどん文化を育て上げてきた大阪。昔ながらのお出汁の利いて、つるつる優しい風合いのうどんを提供するお店もまだまだ頑張っています。
大阪のうどんは、豊かな味わいのお出汁に、つるつるモチモチした饂飩、出汁の滲みた具材の三位一体が特徴。その代表はかけうどんに甘辛く煮たお揚げさんを乗せた「きつねうどん」です。いなり寿司と同様、油揚げがキツネの好物とされていることに由来するとか、油揚げの色(きつね色)・形がキツネがうずくまる姿に似ているからとも…
きつねうどんの発祥は、明治26年創業の大阪市船場のうどん屋「松葉家」が油揚げをのせたうどんを考案したという説が主流だが、それ以前からあったとも言われています。いずれにせよ、大阪で生まれ、育ったうどんということに間違いはありません。
お揚げさんを甘辛く煮ずに、細長くカットしたのが「きざみ」です。こちらはすっきりとした味わいにより、根強いファンを持ています。玉子を溶いた餡で閉じたうどんが「けいらん」です。こちらは生姜によって体が温まるので、冬場に人気となります。鶏なんばは「かしわ」とネギ。このどれもがお出汁の出来不出来が味の決め手となります。
こういった独自のうどん文化の中で育った大阪人は、昔ながらのお出汁の利いたうどんに出会うと、ほっこりとした気分になるものです。

出典: kurodaさん
JR大阪環状線・寺田町駅の北口から国道25号線を西に進み、次の角を北にしばらく進んだところにあるうどん店です。一見、カフェかと見紛うが、うどんの幟があるのでそれと判ります。
店内は厨房に面したカウンター席と、その奥のテーブル席合わせて18席。外観同様、カフェみたいな空間は、さすがにまだ新しいので明るくクリーンな雰囲気です。
きつねうどん(700円)は、かなり大きめの器に淡い色のお出汁が満たされ、乳白色の饂飩が横たわっています。ふわっとお出汁のいい香りが漂ってきます。啜ってみると、昆布と節の旨みが強い大阪らしいお出汁。やや薄味ながら、特に節系の風味がかなり強いですね。ほんのり甘いのはお揚げさんから 甘みが移ってるのでしょう。
きつねは長方形のふんわりしたお揚げさん。口に含むと控えめな甘さの煮汁がジュワッと滲みだしてきます。優しい癒し系の風合いです。
饂飩は中ぐらいの太さで、断面の四角い讃岐風。しかし大阪らしく艶やかでプリプリした風合いに仕上がっています。



154人
5942人
出典: tabelog.com
JR大阪環状線の寺田町駅の南出口を出て北西方向に2分ぐらい歩いたところ。西行き一方通行の道沿い、玉造筋に至る少し手前あたりの大道5丁目にある、ちゃんことうどんのお店です。
お店は4階建ての小規模なビルになっていて、1階が厨房とホール席で、カウンター席少々とテーブル席。2階がお座敷になっているようで、合わせて50名を収容することができるとのこと。
「きざみうどん」(600円)。まずはお出汁を啜ってみると、昆布出汁の旨みの勝る上品なタイプで、大阪らしい薄味に仕上がってます。
具は揚げさんはもちろんのこと、お葱とワカメも入って います。揚げさんはシコシコして美味しく、刻みたての葱の香りが、それに華を添えています。
饂飩は自家製麺だそうで、やや細めで薄め、ツルツルっとした艶っぽい歯触りで、お出汁との絡みが実にいいですね。
ここは「ちゃんこ料理」が本業だそうだが、ちゃんこもうどんもお出汁が肝なことに変わりありません。



25人
971人
050-5593-7627
出典: kurodaさん
大阪環状線の桃谷駅から南へ、勝山通と玉造筋が交差するあたりにあるうどん屋さんです。
店内はL字型の大きなカウンター席がメインになっていて、カウンター内には広々とした厨房が設えられています。
ここは店名のとおり細饂飩がウリになっています。
梅うどん(500円)は確かにうどんが細く、にうめんのようなビジュアルですね。先ずはお出汁を啜ってみると…ウっ!旨い!!!実に薄味ながら昆布の上品な風味が活きている。イノシン酸よりグルタミン酸が勝るタイプのお出汁です。
饂飩を引き上げてみると、これだけ細いのにブチブチ千切れることなく箸に絡まり、口に運ぶと驚くほどのコシを感じることができる。
噛む快感と、喉を通る快感…ダブルの幸福感に包まれます。



113人
4484人
06-6779-4815
出典: kurodaさん
JR・天王寺駅の北口を出て玉造筋を東に進み、天王寺バイパスと交差する南河堀の交差点を北に上った次の角の所にあるうどん屋さんです。
店内は手前が厨房に面したカウンター席が10数席、奥は小上がりで、合わせて20数人が収容できるような構造です。さすがにまだ新しいので明るくクリーンな雰囲気です。
きつねうどん(600円)
お出汁をすすってみる。昆布と節の旨みが強い大阪らしいお出汁です。しっかりした味付けで、特に甘みがかなり強いですね。お揚げさんから甘みが移ってるのでしょうか。
饂飩は自家製麺。中ぐらいの太さで断面の丸い、こちらも大阪らしいプリプリした艶やかなタイプ。きつねは長方形のふんわりしたお揚げさん。口に含 むと甘い煮汁がジュワッと滲みだしてきます。
全体的に優しい癒し系の風合い、これは女性に好まれるやろな…っと思いながら店内を見渡すと、大多数が女性でした。



185人
8772人
06-7173-8850
出典: kurodaさん
JR大阪環状線・寺田町駅の北口から国道25号線を東へ、生野本通商店街に入ってまっすぐ進み、疎開道路を越えてすぐのところにある食堂です。
店内は12席のテーブル席と5席のカウンターのみで全17席。完全にリニューアルされていて明るくクリーンな雰囲気です。厨房のご主人とホール担当の奥さんのお二人で営業されています。
「カレーうどん」(650円)は、器にすり切れいっぱいカレー餡がかかっていて、その上に小口切りの葱が散らされています。饂飩はほとんど見えません。
カレー出汁を啜ると片栗の利いたまろやかな味わいの中にもスパイスが光っています。辛いっというわけではないが、直線的なカレーの風味の後にお出汁の旨みが迫ってくる。まさに時間差攻撃です。
饂飩はやや細めでエッジの無いタイプ。ツルツルでプルンプルン。熱々のカレー餡に浸っていてもクタクタにならないのがいいですね。
具材は牛バラ肉の薄切りと、薄揚げ、玉ねぎです。玉ねぎはシャキシャキした食感が残っているのがいい。これらの多彩な風味をカレー餡が一纏めにしています。



2人
41人
06-6731-1586
出典: kurodaさん
大阪環状線の寺田町駅・南口から商店街を南の方向、近鉄河堀口駅のほうに5分ほど歩いたところにある和菓子屋さん併設の食堂です。
店内は4人掛けのテーブル席が3卓と、4人ほどのカウンター席のみ。お年を召したご夫妻で営業されている実に小さいお店です。
ミニどんぶり定食(620円)は、丼もうどんもそれぞれミニとはいうものの結構なボリウムです。
丼は玉子丼。海苔がトッピングされていて、玉子の中には煮込まれたてトロトロになった玉葱と少量の蒲鉾も入っていて味わいを深めていますね。
うどんはきざみうどんです。饂飩はさすがにコシは希薄だが、大阪スタンダードの食感です。お出汁は薄味で節の風味も効いていて美味しいですね。
全体に飛びぬけて美味いわけではないが、愛想のいい女将さんにほっこり癒される、今や絶滅危惧種といっていいタイプのお店です。



5人
95人
不明の為情報お待ちしております
出典: kurodaさん
JR大阪環状線・寺田町駅の北口を出て、目の前の国道25号線を右手(東南方向)に100mほど進んだところにある、大阪で人気のうどん店です。
店内は厨房に面したカウンター席と、その背後のテーブル席からなる20席程度。壁面には多種多様のうどんメニューが貼り出されています。
「天盛り鍋焼きうどん」(980円)は、四角いトレイの上にぐつぐつ煮立った土鍋とともに3種の天ぷらが別皿に盛られています。
天麩羅は海老、舞茸、さつまいも。揚げたてで熱々。海老は身が大きくプリプリ。尻尾はカリカリに揚がっています。
お出汁をフーフーしながら啜ってみると、節系の風味が立つとともに、深みあるまったりとした味わいが広がります。
具材は鶏もも肉、白菜、青ネギ、白ネギ、椎茸、にんじん、そして旨赤卵です。それぞれが出汁で煮込まれて味を含み、それぞれが出汁に旨みを与えています。
饂飩は極太で、お箸にずっしりかかる重量感。強いコシがあって、かつもっちりとした歯応えがあります。力強い仕上りなので、ぐつぐつ煮立てられてもくたくたになりません。
天麩羅は最初はそのままサクサクを味わい、お出汁にダイブして衣が蕩けるのを楽しみます。



938人
39507人
06-6712-3111
※本記事は、2025/05/07に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。