【第二部】被災地で再び立ち上がる名店５選【復興仮設商店街】

気仙沼市は被災地の中でも最も仮設商店街の数が多い場所ではないかと思います。
いくつもの場所に仮設商店街がありますが、気仙沼港と市役所の中間にある紫門市場のお店をまずご紹介。
2階建てのプレハブ店舗の2階にあり、テーブル席とカウンターの狭いお店ですが、地元の方に愛されているようで、常に満席。
5時ぐらいに行かないと席が空いていないし、それ以降の時間だと品切れ続出という0次会か1次会向けのお店です。
なんとも味のある焼き鳥で、イニシエ系昭和の焼鳥を今も変わらず食べさせてくださいます。

気仙沼市、本当に仮設商店街が多いのですが、イオンの近くにある福幸小町田谷通りの2階にあるお店です。
お一人で営業されているので、予約をしていかなければ、相当待ちが生じてしまいますので御注意を。
食べるべきは刺身盛り、人数を伝え、お任せでお願いをすれば、気仙沼の魚を使った圧巻の刺身盛りが出てきます。
海は津波で様々なものを奪っていきましたが、様々なものを与えてもくれます。
気仙沼のキャッチフレーズ『海と生きる』を実感することでしょう。

陸前高田市の未来商店街にあるお店。
元々地元で評判のカフェだったとのことですが、被災でお店を失われています。
陸前高田の未来商店街はコンテナを利用したお店造りですが、そのコンテナのメリットを最大限に活かし、仮設とは思えぬお店造りをされています。
オシャレカフェというだけではなく、料理も気の利いた料理が出てきますし、海の幸が多い仮設商店街の中でもカフェというジャンルは異彩を放っていますね。

陸前高田市の竹駒にある仮設の店舗で営業をされている担担麺の有名店です。
陸前高田は街の中心部が根こそぎ被災しています。
こちらのお店も被災前は駅の前にあったそうですが、震災の日にすべてを失ったのです。
ちなみにお昼時のピークだと行列ができることもある人気店、予約はできないと思いますので、時間をずらす等の工夫が必要でしょう。
白と黒が選べる看板メニューの担担麺、東京仕込みとのことで、非常にクオリティ高いので、これを食べない手はないですよ！

南三陸町は仮設商店街を1つにまとめ、集積されている東北屈指の巨大商店街となっています。
（私が行った仮設商店街の中では最も大きな商店街です。）
また、南三陸町では、季節毎に南三陸キラキラ丼というテーマ丼を各店で作っています。
かなり贅沢な内容の丼をお手軽価格でいただけるとのことで、人気沸騰中の丼ですので、こちらを食べない手はないでしょう。
志のやも被災でお店を失っていらっしゃいますが、南三陸さんさん商店街の他店と一体となり、街を盛り上げていこうとされています。
何でも揃うこちらの仮設商店街はお土産選びにも最適ですよ。