【スリランカ】大阪で味わえるスリランカの「ライス・アンド・カレー」【セイロン】

出典:kurodaさん

【スリランカ】大阪で味わえるスリランカの「ライス・アンド・カレー」【セイロン】

大阪市内で味わえる、見て美しく、食べて旨いスリランカの「ライス・アンド・カレー」を集めてみました。お気に入りの一皿を見つけてみてはいかがでしょう。

更新日:2025/10/15 (2018/08/12作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる2919の口コミを参考にまとめました。

スリランカでの食事スタイルは「ライス・アンド・カレー」

 スリランカでの「カレー」というのは煮込み料理全般のことで、特定の料理を指すのではありません。これはインドでも同様です。スリランカでは魚をはじめ、ダール(小粒の豆類)や野菜、ゆで卵、鶏肉、豚肉、牛肉、エビ、カニ、イカ等の煮込みを、豊富な香辛料で味付けをしたものが一般に「カレー」と呼ばれています。
 スリランカのカレーは、ココナッツやココナッツミルクを多用してマイルドな味に仕上げること、海洋国であるため新鮮な魚介類のカレーが多いこと、そして鰹節によく似た「モルジブ・フィッシュ」で出汁を取ったり、砕いて料理に加えることが特徴です。
 これらのカレーにパパドやサンボール(チャツネ)を添えて、ご飯と混ぜて食べるのがスリランカの国民料理「ライス・アンド・カレー」です。スリランカでは右手でぐちゃぐちゃに混ぜ込んで、手づかみで食べるのが正式な食べ方とのことだが、レビュアー・kurodaはまだ修行が足りてないので、スプーンでいただいています。
 香り高いライスにスパイシーな各種の具材をなんも考えずにランダムに混ぜる…こんな自然体のほうがひと匙ひと匙違った味わいがあって実に楽しいですね。
 大阪市内で味わえる美味しいスリランカの「ライス・アンド・カレー」を集めてみました。お気に入りの一皿を見つけてみてはいかがでしょう。

ロッダグループ

ロッダグループ

 阪神なんば線および地下鉄長堀鶴見緑地線・ドーム前千代崎駅の北方向、いわゆる松島新地辺りにあるスリランカ・カレーのお店です。
 店内はL字型のカウンター席が8席、奥に4人掛け、2人掛けのテーブル席がひと組づつの全14席。おそらく以前は喫茶店だったと想像できる構造です。

ロッダグループ

 スリランカの定食「ギャミラサ」を、マトンのカリーとバスマティーライス(セットで1,600円)を選択して注文すると、それほど待たずして差し出されました。
 大きめの丸いお皿に数種類のカリーがバスマティーライスの上に掛かっていて、中央にパパドとゆで玉子の半分が添えられています。カリーの下にはバスマティーがあるのだが、ほとんど見えません。

ロッダグループ

 マトンカリーを口に入れると確かにかなりの辛口だが、スパイスの香味が立つとともにマトンの旨みに溢れています。
 全体をざっくり混ぜると、野菜の甘みがあったり、お肉の旨みが来たり、ココナッツのトロピカルの風味が現れたり…口の中がまさにレインボー色!

セイロンカリー

セイロンカリー

 地下鉄堺筋線、長堀鶴見緑地線・長堀橋駅から北東方向の南船場1丁目。オフィスビルの1階にある、その名の通りスリランカ料理のお店です。
 店内は4人掛けのテーブル席、および変形L字型のカウンター席からなる全30席。華やかなスリランカらしい飾り付けがなされています。

セイロンカリー

 ライスに数種類のカレーを掛けた家庭料理の定食「アンブラ」(1,300円)は、大きめの丸いお皿の中央にバスマティーライスが盛られ、周囲にフィッシュカリーやダルカリー、そしてサンボルなどの副菜が数種類のカリーが配されています。
 ライスの上にパパドが乗っていて、立体的になっているのも魅力的です。

セイロンカリー

 フィッシュカリーは筒切りしたヨコワをそのまま煮込んでいます。けっこうな辛口だが、スパイスの香味が立つとともに赤身魚の旨みが引き出されています。
 ざっくり混ぜると、豆や野菜の甘みがあったり、魚の旨みが現れたり、ココナッツによって一気にトロピカルになったりします。

カレーや デッカオ

カレーや デッカオ

 地下鉄・心斎橋駅の北東方向に5分ほど、南船場にあるスリランカカレーのお店です。
 屋外階段で2階に上がったところに入り口があり、中に入ると左側に厨房とカウンター席、右側は壁に面したカウンター席、奥には1卓のテーブル席となっている全15席ほどです。

七色の味わい・スリランカカレー

カレーや デッカオ

 ランチメニューの「欲張り!スリランカセット」(1,200円)は、角ばったお皿にターメリックライスが盛られ、チキンカレーとマトンのカレーの小鉢がそれぞれ乗せられています。
 ライスの横にはアチャール風のトマトサラダ、手前にナスの炒め物、鮭の解し身に見えるのはココナッツのサンバルかな?さらにカッタサンボル、ルヌミリスが添えてあります。

カレーや デッカオ

 チキンカレーはさらっとしたタイプ。スパイスの香味は強いが辛さは実に控えめです。やや酸味があるのでスッキリとしています。大ぶりの柔らかい鶏肉がゴロンと入っいて食べごたえもあります。
 マトンカレーはドロッとしていて、マトン特有の風味と食感が残っていて、羊好きには堪らん旨さです。こちらも辛さは控えめですね。

ヌワラカデ

ヌワラ カデ

 地下鉄中央線、千日前線・阿波座駅の10番出入口から出て新なにわ筋を北へすぐ、マンションの裏手にあるスリランカ料理のお店です。
 店内はカウンター席とテーブル席の並ぶ30席ぐらいかな?カウンターの背面に酒瓶の並ぶ黒基調のシックなインテリアで、元々はカフェバーだったような雰囲気。

ヌワラ カデ

 「NUWARAプレート」(1,500円・バスマティーライスは+100円)メインのカレーはチキン、ポーク、フィッシュ、マトン、えびからのチョイスです。
 和定食で使う長方形のトレイの上に、大きめの丸いプレートと小皿のバナナが並んでいます。プレートには数種類のカリーがバスマティーライスの上に掛かっていて、中央にたっぷり掛っているのがマトンのカリー。ゆで玉子の半分が添えられ、パパドが突き刺さっています。

ヌワラ カデ

 マトンカリーは確かにかなりの辛口だが、スパイスの香味が立つとともにマトンの旨みに溢れています。マトンの量も多く、歯応えのある食感で、脂分も多少感じます。
 このタイプのスリランカカリーは、やはり日本米よりバスマティーのほうがカリーとの絡みが良好です。

Sri Lanka Restaurant Mr.Thuna Paha

Sri Lanka Restaurant Mr.Thuna Paha

 地下鉄・恵美須町駅から堺筋を北方向に3分ほどのところ民家を改装したようなのお店です。
 店内は少しエスニック風に飾り付けられてはいるものの、ベースは民家のダイニングキッチンそのままで、4人がけテーブルと2人がけテーブル、カウンターからなる全10数席です。

スパイシーなポークとまろやかなダール

Sri Lanka Restaurant Mr.Thuna Paha

 「3種類カレー(スペシャル)」(1,430円)は、大きめの平皿の中央にバスマティーライスが盛られ、その周囲にポークカレー、ダール、インゲンの炒め物、カツレツ、オムレツが並べられています。
 ポークはやや厚切りのお肉がたっぷりで、直線的な辛さの中にスパイスの香味が立っています。そしてお肉の旨味が際立っています。

Sri Lanka Restaurant Mr.Thuna Paha

 ダールは反対に優しい味わい。豆の甘みを感じるとともにココナッツの風味が味を深めているようです。
 カツレツは、これはスリランカではポピュラーな食べ物のようで、魚のほぐし身とマッシュポテトを丸めて揚げていて、カツレツというよりコロッケみたいなものです。
 3種のカレーをそれぞれ味わった後、オムレツとともにバスマティーライスに混ぜていただきます。各カレーの味が混然と混じり合って重層的な味となります。

スリランカ食堂 マーネル

スリランカ食堂 マーネル

 JR阪和線および南海高野線・三国ヶ丘駅のすぐ近く、駅前ロータリーから南海高野線の踏切際を百舌鳥八幡方向に少し進んだところのビルの1階にあるスリランカ料理店です。
 店内はカウンター席7席だけの狭小店で、特にエスニック風の飾りつけがあるわけではありません。

スリランカ食堂 マーネル

 チキンカレーとジャガイモ・ココナッツミルクは刺激の少ない優しい仕上がりで、香味の中、出汁の旨みが感じられます。
 カニカマは玉ねぎなどの野菜と炒められているようで、一転して刺激的な辛さに仕上げられています。香りもいいですね。玉ねぎのアチャールはライムの酸味が際立っています。

スリランカ食堂 マーネル

 チキンカレー+本日のカレー2種の「Bセット」(1,200円)、この日のカレーは「ジャガイモ・ココナッツミルク」「カニカマ」です。
 たっぷり盛られたバスマティライスを中央にし、その周りに3種のカレーとパパド、ポルサンボル、アチャールが添えられています。

※本記事は、2025/10/15に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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