【ランパス福井vol.11】利用させていただいたお店

全ての源は「地球（ガイア）」

　ちょっと前から『ガイア理論』に興味を持ち始めました。ちょうさん的に解釈しますと、『地球が巨大な一つの生命体で、そこに存在している全てのモノが密接に繋がっている中で地球本体が生かされていて、更には地球独自の自浄作用（免疫による自己調節機能）も持っている。』とする理論です。
　これによると、昨今の「地震」「異常気象」、更に「戦争」などは、地球にとって悪いバクテリア、つまり「人類」を滅ぼす為に発生している自浄作用だと考えておられる方もいるようです。これに科学的根拠は無いようですが、昨今の状況を考えると、思わず首を縦に振ってしまうちょうさんなのです。
　でも何故！？今ここで、ちょうさんは『ガイア理論』を持ち出したのか！？を説明します。全ての源が46億年前に誕生した「地球」からスタートし、そこから我々「人類」は幾年もかかって枝分かれしながら、たかが200万年前に誕生した新参者（初期ホモ属～）なのです。その新参者である「人類」が、本体の「地球」をめちゃくちゃにしている。　　　　オット！！！その話はあっちこっちに書かれてますね。
　私がここで言いたいのは、我々「人類」が生きていく為の必需品のひとつ「食」も、我々「人類」と同時に誕生し形を変えながら「人類」と同じ道を歩んで来た（育まれて来た）という事です。つまり、「人類」と「食」は「地球」と言う家に住んでいる家族（物我一如！？）なのではないだろうかと気付いたのです。
　更に付け加えるなら、地球に昼と夜が有るように、天気に晴れと雨が有るように、四季に夏と冬が有るように、自然に山と川が有るように、生き物に生と死が有るように、物事に善と悪が有るように、「食」にもいろいろ有って当たり前なのでして、それを「美味い」「不味い」だけで判断するのは、あまりにも浅はかな事ではないかと気付いたのです。

　そこで結論ですが、私がいずれ泉下の客となるまでに、「人類」と家族関係に有る「食」にいくつ出逢えるのか！？これからも『両忘』の精神で、色んな味を楽しみながら人生を歩んでいこうと思い立ったのです。


　追悼：親友のNさんが泉下の客となりました。私より若いのに年上の私をかなり支えてくださった親友の一人です。自分より家族、自分より友達、自分より地域を大切にしてこられた人です。利害関係のないひとつひとつの関わり（もやい結び）の中で、かなりいろんな事を教えてくださった人です。
　人の生死を『両忘』の精神としてとらえるならば、どちらも認めないといけないのですが、やはり実体が見えなくなると寂しいものです。今まで彼から教えていただいた事のひとつひとつは文字としてはきちんと残っていませんが、ふわっとした形で心の中に存在し、今でも絶えず優しく温めてくださっている事に、むしろ喜びを感じながら生きていこうと思います。それが御恩（Go On）に報いる事だと思っております。

南無阿弥陀仏　南無阿弥陀仏　南無阿弥陀仏　南無阿弥陀仏　南無阿弥陀仏