イマドキケーキとイニシエケーキを巡る東京ケーキラリー

イマドキケーキとイニシエケーキを巡る東京ケーキラリー

イマドキケーキとイニシエケーキをガチで楽しむ、東京都区内ケーキラリーのご提案。

更新日:2015/01/06 (2015/01/05作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる10203の口コミを参考にまとめました。

最新ケーキトレンドを体現するイマドキケーキと、トレンドなんて馬耳東風のイニシエケーキ。自分は一体どっち派なのか、食べ比べして確かめてみませんか?

イニシエケーキ@中央区:銀座ウエスト 銀座本店

【ミルフィーユ】
オーダーを受けてから組み立てられる、正に本物のミルフィーユ。一切吸水していないパイの風味、サクサクの食感、フォークを立てるだけで割れ行く食べ易さの3つが共存する稀有なミルフィーユ。歴史を背負うが故に何も変えない、絶品イニシエケーキ。

イニシエケーキ@港区:オリジンーヌ・カカオ 新橋店

【ヴォルカン】
自由が丘を本拠とする、日本の草分けショコラティエが作る定番チョコケーキ。もはや枯れ感すら感じるガサゴソした食感と、小細工ナシのカカオ一本気な味わいは、驚きよりも懐かしさ。気分は完璧80年代へ飛ぶ。良くぞ生き残ったと称賛に値する昭和イニシエケーキ。

イマドキケーキ@港区:Ryoco

【レモンのタルト】
関西でブレークしての東京進出。女性シェフらしい細やかさと、シンプルな素材感が絶妙に調和する。飾らない素朴さが前面に展開された、ナチュラル系キャラのケーキたちは、これからのトレンドの一つになると確信するところ。なお、この爽やかな一個は夏季限定メニュー。

イニシエケーキ@港区:ルエル・ドゥ・ドゥリエール 西麻布店

【ミルクレープ】
クレープが日本で大ブレークした70年代に、このお店で発案された正真正銘の和製ケーキがミルクレープ。その40年に迫る長き歴史に裏打ちされた作り込みは、ミルクレープの大王と言って過言は無い。16枚のクレープと15層の生バタクリを緻密に積層した手業は、今でも独断場である。

イマドキケーキ@渋谷区:アステリスク

【季節のタルト】
あっと言う間にのし上がった新進気鋭のケーキ店。シンプル構成と、微妙に甘さ控えめ、かつ素材を活かした分かり易い味わいと、絶妙な所に落し込んだのが人気の理由か。妙に凝り過ぎないストレートさが逆に好印象となっている。客層にスイーツ男子が多いのもなるほどである。

イマドキケーキ@目黒区:パティスリー ジュンウジタ

【ショコラフランボワーズ】
見た目はタルトレットだし、メニュー名もまたかのチョコ木苺。だけどもコレはシェフ殿のトリック、あるいはシャレであって、何と本体はカカオバタクリの塊。コレには度肝を抜かれてしまった。ケーキ市場における、一昨年来のバタークリーム完全復権の証左となる逸品。

イニシエケーキ@目黒区:マッターホーン

【ダミエ】
何と1952年の創業当時から作り続けられる、日本洋菓子界黎明期からの生き残り。正に筋金入りのイニシエケーキである。市松模様を意味するダミエと言う名も、ハイカラと呼びたくもなるってもの。こってり甘く、こってりチョコとバタクリが楽しめる味わいも、還暦の生立ちが成せる技。安心できる旨さである。

イニシエケーキ@目黒区:パティスリー・パリ セヴェイユ

【ムッシュアルノー】
自由が丘に根を張る老舗御三家の一軒。何とも奇妙な造形に引きそうになるが、口に運ぶや否や、その秘めたる実力が暴発する。異なる3つの食感が、三位一体で凝縮して行く様な味わい。シェフ殿長年の創意工夫で、練りに練られたハイエンドイニシエケーキには唸らざるを得ない。

イマドキケーキ@世田谷区:エムコイデ

【ムースマロン】
恐らく、昨年最も注目された新世代ケーキ店の一つ。そのキャラは、イマドキと言うには古風ささえ感じる、徹底的に練り上げた素材を精緻に組み上げて行くトンガリ感。コイツは今やクラシックになりつつあるイデミ・スギノに相通ずる完璧主義であり、今後どう支持されて行くかは、非常に興味深い。

イマドキケーキ@世田谷区:パティスリー ユウ ササゲ

【パルファン】
三軒茶屋で絶品モンブランを作られていたシェフ殿が一昨年独立されたお店。濃厚堅焼き紅茶タルトレットの上に、薔薇風味のメレンゲと木苺で構成される、霞の様な上半身。一種独特な外観と相まって分類不能な不思議さを持つ一個である。喰い手を選びそうなアバンギャルドさは、シェフ殿から我々への挑戦状か。

※本記事は、2015/01/06に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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