静かに飲める大阪・ミナミのＢＡＲ。オトナの店１０選。

ミナミでというより、私の人生で一番長く付き合っているＢＡＲでありマスターなのです。社会人になってすぐに出会った店。酒のイロハを教えてもらったマスターとは３０年の付き合いになります。
マスターが大病したことも有り、当時とは店の場所こそ変わったものの、同じミナミエリアでずっと店を続けていてくれるのは、個人的にとても嬉しく思います。最初は取っ付きにくいですが、顔なじみになるとこれほど頼もしいオジサンはいません。気分に合わせたカクテルに身をゆだねるもよし、好みのウィスキーを飲むもよし。私の一番好きなＢＡＲに、一度お越しください。

マスターの室田さんほど「硬派」という言葉の似合うマスターはいないのではないでしょうか。蝶ネクタイの似合う、一本芯の通った非常にマスターらしいマスターです。当然のことながら提供する酒に妥協はしません。球体にカットした氷もこの店の、マスターのこだわり。ＢＡＲにしては比較的大箱で明るく開放感があり、女性客でも安心してお一人様で来ることのできるＢＡＲです。
こちらはデート利用にも最適です♪当然仕事でも使えますので接待にもどうぞ。。。

私が出会ったＢＡＲの中で数店しかない女性オーナーのＢＡＲです。普通のＯＬさんだったママは、一念発起しワインの勉強を始めました。努力家・勉強家だったことも有り、見事にワインエキスパートの資格を手に入れたのです。かねてよりの念願だったＢＡＲをこの地に開き、休みはほとんどとらずにコアな常連客の心の隙間を埋めてくれています。
女性ならではの温かで柔らかな空間は、木の温もりとおもてなしの心にあふれています。
一人で行ってママとゆっくり話すも良し、デートで利用し彼女に「いい店やろ？」と、したり顔で自慢するのも良いでしょう。。。あとはあなたの腕次第♪

「禁煙バー」と言えばこの店だ。今どきレストランやカフェでの禁煙・分煙は珍しくもないが，ＢＡＲでの禁煙は極めて異例であり中々ないのではないだろうか。そういった意味では、マスターの英断に拍手を贈りたい。私の様な嫌煙家には嬉しいが、愛煙家には厳しいのではないかと思いつつも、やはり百害あって一利なしの煙草は吸わないものにとっては害毒でしかない。それを理解して店のドアを開けてほしい。とはいえ、店外には灰皿を設置しているので、我慢できない方は店の外で吸ってください♪

このＢＡＲの歴史はママの歴史である。８０歳を過ぎて店に立つＢＡＲのママというのは、国内は勿論世界的にも珍しいのではなかろうか。さすがに体調と相談して仕事をする年齢だという事もあり、毎日カウンターに立つわけでは無い。チーフバーテンダー、セカンドバーテンダーの２名が普段は店を守っている。難波駅すぐそばに、隠れ家のように佇む上質のＢＡＲには、古くからの常連客が集う。６０歳以上のゲストたちで埋め尽くされる日も珍しくない。こちらのＢＡＲはボトルキープさえしておけば、何杯飲んでも\１０００程度で済むという、恐ろしく廉価なＢＡＲなのだ。

法善寺横丁にあるオーセンティックなＢＡＲといえばこちらである。階段を下りてドアを開けると、アダルトで落ち着いた空間が広がっているのだ。バックバーに並ぶボトルたちは、壮観という言葉がピッタリと当てはまる。観光客がフラッと来ることも有るが、こちらのＢＡＲも年配の常連客が気軽に立ち寄る大人の店である。友人知人、恋人やクライアントとミナミ探訪をした後、こんなＢＡＲに案内すると、きっとあなたの株は上がるのではないでしょうか。

まさに隠れ家である。大阪の大動脈・御堂筋から東に平行に走っている堺筋。北行き一方通行の堺筋から細い通路を歩くとこの店が見つかる。小さなＢＡＲであるが、価格が安いこととアットホームな雰囲気から常連が多い店でもある。静かに酒を飲みたい方には強くお勧めしたい。また、繁華街から離れているので喧噪もない。宝探しをするかのように、目的をもってこのＢＡＲへ来てほしい。

上記で紹介した「ザ・コール・バー」の暖簾分けした店である。マスターの津田さんは、若いながらも勉強熱心である。とりわけスコッチには造詣が深く、ウィスキー好きの方であればスコッチ談義をするのも楽しいのではなかろうか。三ッ寺筋の入口ながらも、路地裏のビルという事もあり隠れ家的な雰囲気が強くあるＢＡＲ。サプライズ的に路地へ足を踏み入れ、同行者を驚かせるのも楽しいのではないでしょうか。

心斎橋の繁華街に佇むオーセンティックなＢＡＲだ。クラフトビールを常備しているため、ビール通のゲストが多いのが特徴。５０年代６０年代のアメリカンポップスがＢＧＭで流れることも有り、若いゲストよりは中高年のゲストが似合う店と言える。ただし、場所柄フラッとフリーの客が入ってくることも多々ある。阪神タイガースの有名外人選手もフラッとやって来たそうだ。今回紹介するＢＡＲの中では、最も客層が若い店かもしれない。

この店の最大の特徴は、日曜も営業しているという事であろう。北新地とは違いミナミは土日でも営業している店は多いが、ＢＡＲとなると案外少ないのだ。しかも、上質で落ち着ける大人のＢＡＲとなると限られる。寡黙を絵に描いたようなマスターは、かなりの仕事人間。決して人嫌いではないが、写真撮影は苦手のようだ。もし撮影を行うのであれば、必ずマスターに許可を貰って撮影すべし。法善寺横丁界隈で日曜営業の稀有なＢＡＲ。