大阪　ポップなレトロ喫茶

地下鉄谷九駅から少し歩いたところに
あります。外観はオレンジのテントに
「みさ」と名のある普通の風ですが
店内に入ると息を呑むような、
ミッドセンチュリーポップな
空間が広がります。

亀甲文様でモスグリーンのレザー壁面、
オレンジのチェアもレザーで
良くマッチしています。
反対側はゴシック風文様のクロス、
カウンターにはコロンとした
ハイチェアー。
アールのついた窓、白いテーブルに
ある、イエローの灰皿も当時物。
全体にはレトロポップですが、
軽さの無い大人っぽさも感じます。

事前に電話をしていた私を
覚えてらした、ママさんが迎えて
下さり、コーヒーをオーダーしました、
４００円。
（ですが、代金はいらないと
仰ったので、ご好意に甘えました）
近鉄百貨店で揃えられたという、
美しいカップで供されます。
出していただいたマッチも
可愛いデザイン。
飲んでみると、酸味と苦みの
バランスの取れた優しいお味です。

ママさんにお話しをうかがいました。
お店の創業は１９７０年くらいで、
ママさんで４代目。そして現在の
内装はすべてママさんがデザイン
されたそうです。
そのハイセンスさが知られ
過日、東京から取材が来て、
その掲載本が秋に
出版されるのだそうです。

経年の痛みなどは、ご自分で補修され
ママさんはご自分でデザインされた、
このお店を大切にされているので
今日の貴重な美しさを、
保てていることを良く感じました。

昔よくあったドーム型のショーケースが
目を引きます。ガラス張りの店内にも
ドーム型の照明が。
看板もモダンな雰囲気です。
中に入ると木の椅子なのでちょっと
ちぐはぐかな。これもモダンに
して欲しかった（笑）

メニューの３００円のホットケーキが
気になるのですが、
お腹いっぱいで無理です（笑）
無難にアイスコーヒーをオーダー、
３５０円。
まあ味はどうこうありません。

てきぱきしたマダムが給仕をして
くれます。暗めのこじんまりした
店内で思い思いに寛げます。

こちらも以前から行きたかった
お店です。
アールがついて奥まった真っ白な
入口にはまりもとひらがな店名、
まん丸い窓がかわいい。

店内に入ると吊り下げライトもまん丸、
おうとつのある天井デザイン。
作り付けの壁面飾り棚、
カウンターも飾り棚ですべてが
ハイセンス。
鹿のはく製があるのが不思議なムード。

モノクロメニューのレタリングフォント
がイカしてます。
ミルクセーキが懐かしいれけど、
できないと言われたので
ピーチジュース380円とトースト180円をオーダーしました。

先に運ばれたピーチジュースは、
ミルクと缶詰白桃のまったりしたお味。
トーストはママのお気遣いで、
バターとジャムを半々に
塗ってもらいました。
厚切りパンがこんがりふわっと
美味しいです。

店内すべてご常連さんのようで、
ハイセンスなお店ながら
ご近所の憩いの場の
ティールームでした。

外観からも目立つこの可愛い
キャラクターは、よくお顔を見れば
分かるように
あの手塚治虫さんのデザインです。

店内に入ると丸い緑のチェアや
カラフルな照明が、
これも可愛い雰囲気。
カウンターにも、ステンドグラスで
キャラクターがあったので
マスターに尋ねると、名前は
「マコちゃん」そして並びに
置いてあった
マコちゃん巾着袋入りのコーヒー豆を
勧められました。

毎日家でコーヒーを淹れているので、
真空パック入りの方を購入しました。
テーブル席に着いてブレンドコーヒーを
オーダー、３８０円。
運ばれたコーヒーは、豆自体に
甘い香りがあり苦すぎない
すっきり飲み口です。

マスターと手塚治虫さんのお話を
いろいろ聞きました。
宝塚歌劇のポスター描きの
バイトをしていて、
漫画のイメージになったこと。
この「珈琲は黒い魔女」の社長さんが
手塚治虫さんと同窓なので
マスコットを依頼して、
このキャラクターになったことなど。

美味しいコーヒーと共に楽しいお話の
時間を持てて良かったです。

レトロなティールームと記された
看板の、ガラスの扉を開けて
中に入ります。
そこは、白い空間にレザーチェア、
ミッドセンチュリーぽいライト、
あちこちにあるファンシーな飾り物が、
可愛い雰囲気に仕上げています。

手描きのようなメニューを見て、
ミルクコーヒをオーダーしました、
370円。
レトロなガラス容器に入って
運ばれます。
ひとくち飲むと、昔の香ばしい
コーヒー牛乳のような懐かしいお味。

お年は召していらっしゃいますが、
おしゃれなママさんにお話しを
伺うと1968年からずっとお1人で、
お店をなさっているそうです。

お客はしばらく私一人でしたが、
あとから常連らしき人が
3人入って来られて、
ママさんとお話しをされていました。

こちらも地元の人に長く愛される、
可愛いティールームだと思いました。