西武線沿線、蕎麦の名店巡り

11.6.10
　今宵は西武線沿線蕎麦レビューNO1のこちらのお店へ2回目の訪問です。初回から好みの蕎麦が頂けたので今回も大いに楽しみです。

　今回は十割蕎麦セット（せいろ、小さなにしん蕎麦、デザート）1890円をお願いしました。先客はなし。なので5分ほどでせいろから運ばれてきました。

　「つゆはちょっと辛めです。」とのこと。それではその蕎麦つゆを一口。確かに辛めで濃いめのつゆですね～　でも私の好みの味わい！円やかさがあればさらに言うことなしですが、これで蕎麦を頂いたら美味しいこと間違いなしデス！★4.2
　
　辛めの蕎麦つゆなのでちょこっとだけつけでせいろを頂きました。
　「おほっ。」思わず顔が綻んでしまいました。瑞々しくてしなやかなコシがあり喉越し抜群！これは旨いです。美味しい蕎麦＝硬めの蕎麦っていう概念が見事に吹き飛んでしまった逸品。う～ん素晴らしい！マイせいろ蕎麦NO1ですね！！！★5
　
　せいろを食べ終わる頃、絶妙にタイミングで小さなにしん蕎麦が配膳されました。ニシンもつゆも優しい味付け、柚子の風味がする温かい蕎麦。最後は自家製の七味を入れて味わいました。★4.2でもこちらの蕎麦はなおさら温かくしては旨さが半減していまいますね。
　
　最後にデザート。北海道産の小豆と寒天を合わせた水羊羹のような食感のデザート。表面には粗く砕かれたきな粉が振ってありました。これも優しい甘さの逸品でした。★3.5

　食べ終わって、他にお客さんがいなかったので、お母さんと厨房の息子さんと少し話をしました。
　こちらの玄蕎麦は、田舎（配合は二八よりややそば粉が多い）は長野県黒姫産、せいろは群馬県赤城産とのこと。十割蕎麦なのに昔と違って滑らかな仕上がりになるのは保存方法が進歩したからで、今は「夏蕎麦は不味い」ということは無くなり、また秋の新蕎麦は実はまだ青い蕎麦で味わうにはイマイチ（ワインのボジョレヌーボと同じ）で本当の蕎麦の旨さが出るのは収穫してから6ヶ月ぐらい経ってから。つまり秋蕎麦よりも春頃の方がが食べ頃とのこと。なかなか含蓄のある情報を得ることができました。またこちらの蕎麦のゆで時間が十秒以内、タイマーは使っていなく、鍋の状態や蕎麦の状態で茹で上げるタイミングを計っているそうです。

総括　素晴らしい出来映えの蕎麦とやや辛めですが蕎麦に良く合う蕎麦つゆ。
　「日本人に生まれた喜びを実感できる逸品」が味わえる西武線の誇る蕎麦の名店です。
　
08.3.11
　じゆうさんは目白通り（別名十三間道路）沿いにあるお蕎麦屋さんです。店名はこのじゅうさんげんから取ったのかも知れませんね～

　内装はジャズの流れるモダンで洒落た雰囲気の造りで椅子席12席、上がり6席のお店です。親子と思われる男性２人で営業しています。
　メニューはせいろ787円手挽き田舎せいろ997円天ぷらそば1890円天せいろ1890円そばがき1050円おろしそば1050円とろろそば1050円かけそば787円にしんそば1575円などがあります。
　せいろを注文しました。蕎麦は素晴らしい味わいでした。コシがあるのに硬くはなくほどよい噛みごたえで後を引く食感を味わえます。よく「コシのある蕎麦は好きだけど硬い蕎麦は嫌い」という人にぴったりの蕎麦です。　
　蕎麦つゆは濃いめですがだしの旨さも十分に感じられるつゆです。量は少なめですが濃いので不足することなく楽しめました。薬味は鮮烈な味わいの生山葵と刻みネギ、蕎麦湯は適度な濃さで香りよく美味しかったです。

11.6.20
　今宵は東長崎。

　2011年5月に新規開店した手打ち蕎麦のお店です。スナックのまんまのお店はカウンター8席のみ。お年を召した店主1人での営業、BGMはテレビです。

　今回は店主が一見さんに進めるせいろ（今日は田舎そば）650円をお願いしました。

　待つこと10分ほどで提供された田舎そばは見た目色黒で星が入っていますがみずみずしい感じです。田舎にしては細切りで、食べてみると田舎らしからぬ優しい口当たりでのど越しがいいですね～　でも芯はしっかりと通っている所が秀逸です。★4.3薬味には大根下ろし、生わさび、刻みねぎ。
　
　店主は秩父の農家のおじいさんが作ったそばにほれ込み、お願い倒して作り方を伝授してもらったそうです。
　
　月曜日はだいたいこの一九の田舎そばを打ち、他の日は二八のせいろを打つとのこと。気が向いたら生粉打ち＝十割をするそうです。
　そばつゆは他のレビューの通りに今試行錯誤している感じです。今回は辛めで濃いめの仕上がりのつゆでした。店主は辛めのつゆに拘っているとのこと。こちらの細切りにはちょっと強いかなと思いました。とんがった印象のつゆなのでふくよかさがでればと思います。★3.7

　店主の方といろいろと話をしました。
　こちらのお店はスナックの後に居抜きで入ったお店だと思っていたのですが、実はスナックも午後9時から営業をしていて、それまでの11時30分から20時まで借りているとのことです。
　蕎麦はいい業者と付き合えたので、そちらで挽いてもらっているそうで、産地は北海道の斜里産です。

総括　お店は場所を借りているのでスナックのまんまで、日本蕎麦を食べるには残念な雰囲気ですが、蕎麦自体は個性が光るなかなかの逸品、蕎麦つゆも日々進化している感じです。
　今は一日多くても15食ぐらいしか実績はないとのことですが、１度試してみても面白い蕎麦だと思います。

10.7.31
　今日のランチは練馬のこちらのお店へ。約3年ぶりの再訪問です。駐車場は僅かに2台分なので開店5分前の到着です。
　こちらのお店は民家改造型、玄関で靴を脱いで畳の部屋へ。落ち着いた和の空間です。

　今回は鴨せいろ1200円せいろ650円力たぬきそば950円をお願いしました。

○鴨せいろ、せいろ　
　蕎麦は結構柔らかいのですがコシも残っていて優しい不思議な食感です。私の好みとは違いますがこれはこれで美味しいですね～★4
　　蕎麦つゆはくっきりとした味わいの辛めのつゆです。豊かに鰹などの香りが鼻腔に広がります。このつゆにはせいろよりもワイルドな粗挽きの方が合うのではと思いました。★4.5
　鴨せいろのつけ汁は反対に優しい味わいの仕上がり。鴨肉は3,4枚。意外と硬めの所もありました。鴨についてはちょっと苦手なので★は控えます。

総括　こちらの蕎麦は優しい食感です。硬めが苦手な方にはお勧めのお店です。

07.11.14　pm12:10　入店
先日訪ねたのですが臨時休業日でお休み。念願かなって今日お邪魔することができました。
「ほうしと」は大通りから道１本外れた住宅街にあります。民家を改造した造りで駐車場は僅か２台分しかありません。
玄関を入ると靴を脱いで綺麗な畳の部屋に通されます。テーブルは６つ。１８人でいっぱいになります。各テーブルには一輪挿しがさりげなく置いてあり、好印象。

　お茶はそば茶。いい香りですが、蕎麦を食べている最中はその香りがかえって邪魔に感じてしまいました。

　頼んだのはせいろ６５０円とほうしと（あらびき）６５０円。まず出てきたのはせいろ　蕎麦屋には珍しく皿に盛って出てきました。　皿の底に水が溜まってしまうのではないかと思いましたが蕎麦は水切りがよくされており杞憂でした。
　鼻を近づけると蕎麦のいい香りが食欲を刺激します。この時期ならではの楽しみですね。まずはなにも付けずに２口３口、そして蕎麦つゆを付けて。適度なコシと爽快な喉越しが楽しめました。まさに私の好み。
　
　蕎麦つゆはこの蕎麦に合っています。ちょっと濃いめですがとがった所がなく鰹の旨みもあり万人受けするものです。　

　せいろが食べ終わる頃合いを見計らって粗挽きが出てきました。せいろがこの味なら粗挽きは屋号を名付けることからも期待できます。粗挽きならではの粒々が粗挽き蕎麦を主張しています。食べてみると、せいろよりもコシがある、というよりちょっと硬め。悪く言うと稚拙な表現で申し訳ないのですがゴムを食べている様な感じをちょっとだけ感じてしまいました。これは茹で時間なのか粗挽きだからなのかはわかりませんが、今日の蕎麦でいうとせいろがお奨めということになります

　せいろとほうしとの写真をクリックして拡大してみてください。麺の違いがわかっていただけると思います。

　器にもこだわっていて統一された色合いで風情を感じました。

　家庭的なお店の雰囲気となかなか美味しい蕎麦に十分満足してお店を後にすることができました。

09.12.05
　今宵は富士見台第2弾のオフ会です。

　1次会は3人で、蕎麦の名店野中さんへ。

　このお店中村橋の駅から歩くこと10分ほど、完全に住宅街の中にひっそりと佇んでいるお店です。分かりにくい場所ですが、隣の郵便局が目印になりそうです。

　このお店、私の大好きな蕎麦を提供してくれるお店です。雨の降る中開店間もなくの時間帯での来店でしたがすでに先客あり、後からも1組とやはり根強い人気があるようです。

　席に着くとまず出された黒豆茶が冷えた体を癒してくれました。

　今回は初めてお酒と肴をお願いしました。
　寒さの中歩いて来たので、お酒は燗で福井の銘酒「黒龍」、それにだし巻き玉子とニシンの煮付けをお願いしました。
　燗のお銚子は金属製、猪口も拘っています。「黒龍」は燗にするにはもったいないかな～
　だし巻き玉子はじゅわっと出汁が口の中に広がり堪りませんでした。★4.5
　ニシンは私蕎麦屋では初めて頂いたので評価しづらいのですが、濃いめの味で肴としてはまあいいのではと思いました。★3.5

　さて、〆の蕎麦はせいろ600円をお願いしました。今日の蕎麦は長野県塩尻の「ぼたん」ということです。
　せいろは以前よりも切り方が太くなった印象も持ちましたがどうでしょうか。しかし、見た目瑞々しくやや緑がかった色合いのそばを頂いてみると相変わらず硬めの仕上がり、喉越しもよくて旨いです。★4.5
　そばつゆは、よーぜふBさん曰く「甘い」私も以前やや甘めと感じましたが、幾多のお店を巡って今味わってみると確かに甘い蕎麦つゆといえ好みが分かれそうです。しかし旨みは十分にあります。★4
　蕎麦湯はやや濃いめで美味しいです。★4

11.10.14
今宵は井荻。３年半ぶりにこちらのお店へ。

　和モダンな雰囲気を醸し出している隠れ家的な十割蕎麦の名店です。

　前回はせいろでしたので今回は鴨汁せいろにしてみました。

　先客が2組でしたが待つこと10分ほどでの提供となりました。

　蕎麦に星は入っていませんが相変わらずに十割らしく香りが強いです。
　頂いてみる。食感は十割らしからぬ二八的な食感、やや硬めでコシがあり喉越しも○。最近の十割蕎麦はホント旨いと実感できますね～。
　鴨汁は鴨の出汁は出ていますが、鴨肉は小振りなものが幾つかで少々物足りなく感じました。三つ葉と焼きネギがいいアクセントになっています。

　薬味は刻みネギ、蕎麦湯は濃いめで○。
　
　本日の蕎麦は北海道雨竜郡雨竜町産の北早生新そばとなっていました。

　鴨汁せいろは★3.8

前回同様こちらのお店では器にも魅せられますね。

10.10.31
　美味しい蕎麦を食べたくて久しぶりにこちらのお店へ。モダンな手打ち蕎麦のお店です。

　今回は休日でもやっているランチメニューから「ふるまいランチ」季節の野菜天ぷら、小鉢、せいろ又はかけ、デザート1000円をお願いしました。

　そばについては以前も書きましたがレベルは高いです。以前感じたよりも蕎麦は硬くない感じで喉越しも良かったです。★4.5
　蕎麦つゆは旨み十分なのですが後味爽やか、量が少ないのが残念です。★4.6
　野菜の天ぷらは、椎茸、丸ナス、レンコン、ネギ、かぼちゃ。ネギの天ぷらは珍しいですがなかなかいけました。全体的に油の切れがイマイチ。★3.5
　小鉢は蕎麦豆腐。もっさりとした食感でした。★3
　
　最後にデザートが提供されました。だったん蕎麦茶プリン。これはいいですね～　揚げた胡麻の食感もよく、プリンの食感もつるんとしていて、う～ん参りました。お蕎麦屋さんのデザートがこんなに美味しかったのは初めてです。気に入りました！★5

総括　こちらのお店は蕎麦は私の好み。しかし今回は蕎麦プリンの美味しさに刮目です！

甲子さんは江古田駅西の踏切のそばにある蕎麦屋さんです　建物の造りからも風格が漂っていますがお店の中も暗めの照明で天井には梁が出ていて全体的に蔵の中の様な雰囲気があります　席数はぎゅっと詰めた感じで28席　
もりを注文しました　注文をするとまずほうじ茶と落雁のお菓子がお通しの様に出されます（勿論無料です）２枚重ねのせいろでお蕎麦が出てきました　なので１枚の量が少ないです　２枚あわせても量は少なめなので追加のもりを注文することをお勧めします。

　今日は映画を見た帰りに宿題になっていたお蕎麦やさん、176さんにお邪魔しました。マンションの１階にある照明を落として落ち着いた雰囲気を醸し出しているお店です。入り口左にカウンター席6席、右に曲がって5テーブル15席、奥に上がりで2テーブル8席の席数となっています。
　季節の天ぷらせいろを注文しました。今日は鱚天です。天ぷらはカラッと揚がっていておいしかったです。
　せいろは量が少ないです。男の方ではちょっと足りない量ですね。蕎麦は季節柄でしょうかそれほど香りはしませんでした。やや硬めの蕎麦ですが瑞々しさが今ひとつ感じられませんでした。
　蕎麦つゆは軽い感じで量も少なめ。なので蕎麦湯を楽しむには足りない量です。つゆに深みが欲しい気がしました。
　薬味は生山葵と辛味大根と刻みネギ。生山葵は鮮烈な辛さでよかったです。
　蕎麦湯はそれほどとろみは感じられませんがまあ美味しかったです。
総括　お店の雰囲気はとてもいいです。蕎麦は期待していたよりも標準的な蕎麦に感じました　お店の雰囲気☆5　梁を効果的に使って落ち着いた造りのお店です　蕎麦☆3.5　蕎麦つゆ☆3.5　蕎麦湯☆3　

　手打ち蕎麦むら季は大泉学園駅南口から５分ほどの所西税務署の近くにあるおそば屋さんです。

　若い男の方とそのお母さんらしきお２人で切り盛りしていました。3テーブル12席、店内は白を基調とした小綺麗なお店です。　

　せいろを頂きました。蕎麦はエッジの効いた硬めのコシのある蕎麦でした。蕎麦つゆはやや甘めですが旨みが感じられるつゆでした。薬味はネギと生山葵。山葵は乾いた感じのものでした。蕎麦湯はとろみがあり濃いめで美味しかったです

　今日は光が丘の蕎麦屋桔梗家さんに伺いました。

　光が丘美術館の奥にあるお店は、旧家をそのまま使った日本家屋の趣のある造りです。
テーブル席が9席と奥に上がりで8テーブル32席、和の庭がよく眺められ落ち着いた雰囲気を醸し出しています。テーブルに上には醤油、爪楊枝、唐辛子と栓抜きが置いてあり
　
今回は桔梗そば（ざる）をお願いしました。
　
　丸いせいろで出てきた蕎麦は硬めの仕上がりでエッジの効いた蕎麦でした。香りはそれほどしませんでした。食べてみると田舎蕎麦のような食感で喉越しはイマイチでした。★3.5　つけ汁はそのまま頂いてみるとそれほど風味は感じられませんでしたが蕎麦と一緒に頂くと不思議に美味しく感じられました。★3.5
　薬味は小さな山葵が陶器の卸し器で出てきました。他に刻み海苔と刻み葱。海苔を入れると海苔の風味が強すぎました。漬け物は美味しかったです。

　今宵は武蔵関を彷徨っています。

　ますは以前せいろ蕎麦を頂いて高評価だった手打ち蕎麦の『にはち』さんです。
　前回はせいろを頂いたので、今回は田舎930円をお願いしました。

　新蕎麦だけあって香り高く太切りの蕎麦は田舎にしては上品な出で立ちです。頂いてみると田舎蕎麦なのにしなやかで滑らかな喉越しにびっくりしました。★4.8
　蕎麦つゆは濃いめで旨み十分で素晴らしい味わいです。★4.8
　薬味に刻みネギと辛味大根が付きます。山葵はデフォでは付きませんが声をかければ出してくれます。

　蕎麦も蕎麦つゆも量が少ないのが残念ですがキラリと光る蕎麦を味わうことができます。　お店に凛とした雰囲気がある名店です。

11.12.05
　今日はまたまた月曜にオフ。

　なので午前中に大泉学園でシネマを見て、その後昨日買ったばかりのアイパッドを使って、こちらのお店が本日営業していることを確認、久しぶりの訪問にワクワクして伺いました。

　開店直後の来店。お店の人に駐車場が店の裏にあることを聞いて車を駐車場に入れてから再度の入店となりました。
　
　当然先客はなし、店内は和モダンな落ち着いた雰囲気がありいいですね～

　職人気質の店主と美系の奥様お二人での営業です。

　昼のメニューは少なめ。前回はそば三味だったので、今回は違うものをお願いしました。
　かもだしきざみせいろ1300円と卵丼300円をお願いしました。

　待つこと10分ほどでまずはつけ汁から登場です。熱々のつけ汁の中にはざく切りの長ネギと刻み油揚げが入っています。かもだしということでなかなか味わい深いつけ汁でした。
　
　そして蕎麦の登場。やや色黒で細めの蕎麦は硬めの仕上がりとなっています。そのまま食べてみるとなかなかの硬さ。でもこれを熱々のそばつゆに入れるといい食感になるんですね～　これは計算している感じがしますね～　合格！　★4.3

　たまご丼は蕎麦とほぼ同時に着丼したので、どちらから食べるか迷いましたが、こちらを後にしました。それでもトロットロのたまご加減で、汁多め、卵の風味がよく感じられ、こちらもなかなかの逸品！おいしくいただくことができました。★4.1

総括　お店の雰囲気もばっちり、蕎麦は細めで個性的な仕上がり。今回のたまご丼も○。お店の力量の高さを実感しました。流石です。

11.10.07
　今宵は西東京。

　保谷庁舎の傍、まだ未開通の新道にある手打ち蕎麦のこちらのお店へ。
　長年訪問しようしようと思っていたお店です。

　店内は5テーブル18席、ご夫婦での営業となっています。

　メニューは二八せいろが775円、十割粗挽きせいろ985円。蕎麦は常陸秋蕎麦の玄蕎麦をお店で挽いています。
　
　今回は二八と粗挽きの二色せいろ880円をお願いしました。

　待つこと10分弱での提供。薬味は粗挽きの大根下ろし、刻みネギ、生山葵。
　
　まずは蕎麦つゆから。
　いや～～～～参りましたね。濃いめで深みがあり旨み十分の素晴らしい味わいの蕎麦つゆでした。久しぶりに好みの蕎麦つゆに出会えました！文句なし！★5
　そして二八。細切りでやや硬めの仕上がり、コシがありのどごしも良し。二八の良さがよく出ている食感の逸品です。これまた旨いです。★4.5
　十割粗挽きせいろ。こちらは太切りで星も確認できます。食べてみても硬めで野趣あふれる味わい。蕎麦の香りを楽しみには絶好の一品です。が、食感はかなり硬めなので好みが分かれそうです。★4
　蕎麦の量は少なめです。

　そば湯はたっぷり！★3.5。

総括　蕎麦つゆが素晴らしい。二八で食べれば、極上の蕎麦の旨さを堪能できること間違いなしです！

11.12.09
　久々の小坂です。田柄にある普段使いのできる自家製粉のお蕎麦屋さんですが、前回と明らかに違っていました。

　駐車場はお店横に４台分ですが、お店の前に有った自家製粉のための店舗がなくなっていました。
　店内に入ると、席のレイアウトも変わりテーブル19席、上がりが2テーブル8席になっていて、また壁に貼ってあったメニューや使用玄蕎麦の産地の短冊も無くなっていて、すっきりとした感じです。

　お品書きをみると、せいろは石挽きせいろ静御膳と、田舎は限定野州粗挽き蕎麦（本格コーヒーミル）と名前が変わっていました。

　次回と同じく３色1150円を。（100円値上がっていますね。）
　待つこと10分ほどで、前回と同じく３色同時に登場です。見た目からしてはやり蕎麦自体も変わっていますね。

　まずはつけ汁。以前の物に比べて甘さが抑えてあって辛目の味わい、すっきりとした感じがします。私の好みは以前のものですが、これはこれでなかなかの味わいだと思います。★4.2

　そして蕎麦。
　まずは静御膳から。見た目、以前のものよりも色黒で太くなっています。見た目どちらが静御膳でどちらが粗挽きか分からないほどです。食べてみても硬めの食感でせいろにしては野趣も感じる仕上がりでした。（私は以前のせいろが好きだな～）★4.1　
　次に粗挽き。こちらは以前のものに比べると野趣らしさがなくなり硬さが和らいだ感じで、やや平打ちで香り高く、以前の荒々しい田舎も好きでしたが、この食感も気に入りました！コーヒーミルで挽いたとはちょっと驚きです。★4.3
　最後に代わりの柚子切り。こちらの以前の柚子切りとはがらっと変わって、なんと太切り。柚子切りは細いが私の常識だったのでこれは意外でした。にゅるりとした食感の太切り柚子切り、面白かったです。★4.1

　薬味は、生山葵、粗めの大根下ろし、刻みネギ。生山葵は鮮烈な辛さでした。大根下ろしも効きます！

　最後の蕎麦湯は、相変わらず濃厚で旨いです。

　３色を味わってこちらははやり作り手が替わったと確信しました。（未確認）
　
　前回のせいろ、田舎、柚子切りは、はっきりと違いが分かる３色で、とても好きでしたが、今回頂いた３色は、それぞれそれを進化させ、結果せいろと粗挽きは以前のものより丸くなり、逆に柚子切りは個性ある独特なものになった感じがしました。（これはこれで面白いと思います。）

　テーブルの上には、お品書き、七味、爪楊枝がおいてありました。BGMはなし。

　会計をする際厨房の見ると、小柄な女性が。果たして作り手？次回確かめて見たいと思います。

　お店はビルの１階にある手打ちのお蕎麦屋さんです。

　店内はなかなかシックな感じ。今日はダメですが、屋号の「一蕎道」を始め、いい日本酒を揃えている様です。
　入り口右に厨房とカウンターが5席で、左に4テーブル2.4.2.4で12席の構成。若いご夫婦での営業です。
　先客は1名。手前のカウンター席で日本酒を嗜んでいらっしゃいます。私は奥のカウンター席へ。

　今回は初めてなのでせいろ600円をお願いしました。待つこと10分ほどでの提供です。

　見た目細切りで更級と見間違うほどです。星は入っていませんが更級よりも色黒。
　でもこの細さはどうかな～、しなやかで柔らかい食感の蕎麦かな～と思いながら蕎麦を頂いたら左に非ず。

　「うんっ～」
　これは予想に反して硬めの仕上がりでした。しかもかなりの硬さ。喉越しよりコシ重視。というより硬い。博多ラーメンの麺の硬さに例えるならバリカタかハリガネって感じでしょうか。これは好みが分かれますね～
　硬め好きな私的には許容出来る範囲ですが・・・　★3.8
　
　続いて蕎麦つゆ。旨みも感じますが、軽やかな印象で甘みがやや強いです。蕎麦が細い分、この蕎麦つゆは合っている感じがしました。★3.8
　山葵は生山葵。色合いからして皮も一緒に擦っている感じですが、辛味は鮮烈でした。刻みネギが付きます。
　蕎麦湯はさらさら系でした。

総括　なんといっても蕎麦が個性的です。この蕎麦を受け入れられるか否かでお店の評価ががらっと変わるでしょうね～　硬めの蕎麦が好きな人にはいいお店だと思います。

「たなか」はひばりヶ丘の住宅街、幼稚園の前にひっそりと佇む民家改造型のお蕎麦屋さんです　駐車場は２台分ありますが狭くて軽自動車以外だと道にはみ出して駐めることになります（道は行き止まりになっているので支障はありませんが）　
幾つかの本に載っている人気店なので開店から絶え間なくお客さんが訪れます　門を潜り玄関で靴を脱いで右手の洋室がお店となっています　大テーブル8席、4人掛けと2人掛けテーブル14席、計22席のお店です　新座の「石挽きそば宗」に雰囲気が似ています
御膳せいろ（500円）を注文しました　このお店の蕎麦は十一蕎麦で出てきた蕎麦の太さは中麺でした　食べてみると口当たりよくしなやかなのですがコシがあり喉越しもいい不思議な食感の蕎麦でした　私はもう少し細い蕎麦が好みですが万人受けする蕎麦といえるでしょう　
蕎麦つゆは鰹の旨みが感じられる深い味のつゆでした　量は少ないのですが濃いめなので足りなくなることはないでしょう　蕎麦の量も少なめです　（私みたいに蕎麦だけ楽しみたい御仁にはもう少し量があって700円ぐらいがいいのですが）このお店では蕎麦＋玉子焼きか天麩羅をオーダーして楽しむのがベストな楽しみ方なのだと思いました
薬味は辛み大根とアサツキで山葵はありません　蕎麦湯は薄めでした
メニューは他にかけ（500円）そばがき（1000円）釜揚げうどん（600円）野菜の天ぷら（600円）海老の天ぷら（600円）自家製玉子焼（400円）そばがきぜんざい（600円）大納言ブランデー漬け（400円）自家製シャーベット（400円）などです
蕎麦やうどん、つゆのお土産も売っています
60代とおぼしき店主の方は厨房から出てきて蕎麦を運んで来たりお客さんを玄関まで見送ったり気さくな感じの方でした

総括　お店の雰囲気☆4洋室で椅子に腰掛けてお蕎麦を頂きます　蕎麦☆4独特の食感のお蕎麦です　蕎麦つゆ☆4濃いめのつゆです
このお店ならではの美味しいお蕎麦が頂けるお勧めのお店です

11.2.27
　約3年振りの訪問となりました。前回は平日の昼の終わりだったので他にお客はいませんでしたが、日曜日の12時半では16席の和室は盛況で、2人用のテーブル席に辛うじて座ることができました。

　前回の訪問で、せいろが美味しかったので、今回はせいろと田舎680円、2品注文して「利き蕎麦」です。まずはそば茶と揚げ蕎麦が出てきて、わさびは本わさび、鮫皮のおろし器と本格的です。

○せいろ　蕎麦は色黒でやや硬めの食感でコシがあり私の好み。瑞々しさの中にも実直で野趣が有る、せいろなのに田舎蕎麦っぽさも感じるせいろでした。★4.2
　蕎麦つゆは前回とほぼ同じ感想、私の好みの濃いめ、量はかなり少ないのですがこの濃さなら大丈夫です。★4.3

○田舎　やや太切りで当然せいろよりもより野趣ある食感ですが滑らかさもあります。田舎蕎麦＝太くて硬すぎる食感がどうも＝最近の私の田舎蕎麦に対するイメージなのですが、こちらの田舎はなかなかいい食感で気に入っていまいました。旨かったです。ただ従来の田舎蕎麦のイメージで頼むとちょっと物足りないかも★4.3

　今日の蕎麦は北海道音威子府産。蕎麦湯は濃いめで○。

　かなりローカルな場所でお店も目立ちませんが、お客さんは結構入っていました。
　お勧めできるお店です。

10.1.07
　今日は午後からフリー。
　
　ランチはどうしようと彷徨っているとふと思い出したのが池添さん。かなり辺鄙な所にある十割蕎麦のお店です。
　ネットでの記憶を頼りに捜したのですが見つからない。あきらめて柳瀬川を渡ろうとしたら橋の端に十割蕎麦の暖簾を発見。その幟を頼りに川沿いの寂しい道を辿って行くと、住宅地の中に池添を発見しました。駐車場はなし。柳瀬川沿いに停めてくださいとの宗。のんびりとした場所です。
　
　入り口からして独特の雰囲気、中に入ると古民家の出で立ち、個性的過ぎるお店です。店主も仙人の様な雰囲気でしたが、話してみると意外と普通の方でした。
　
　しかし、お品書きは個性的。初見参の私には頼むのが許されるメニューはなんと１つだけです。
　「手挽き二撰（もり）」1800円税別。初めてのお客にはこの一品のみが提供されます。
二撰とは、「なか」そば粉の中心部分のみを手打ちにしたそばと「そと」そば粉の外側に近い部分のみを手打ちにしたそば。
　つまり「せいろ」と「田舎そば」の２色もりのような感じ。
　まずはこのお店の２種類のそばを味わって貰いたいというのが店主のねらいの様です。そして2回目以降は、「なか」か「そと」で、もりそば1000円、とろろそば1300円、おろしそば1300円、油そば1300円、おろしそばがき1300円、そば膳（昼のみ）1600円、そばづくし膳3000円（夜のみ）を頼むことができます。(税別）
　お酒は14代などの地酒と中々などの焼酎があります。
　
　店内は、囲炉裏席が6席、上がりが天然木のテーブル席が3テーブル11席、窓からはこれまた個性的な庭を眺めることが出来ます。暖房は石油ストーブ1台なので店内が些か寒いです。

　お店の独特な雰囲気に呑まれていると5分ほどで、まずはお通しの漬け物とニシンの煮付けが出てきました。ニシンの煮付けは硬め、添えてあるのは野草でしょうか。ご主人が散歩がてらに取ってきた様な感じがしました。

　さらに10分ほどでお蕎麦が提供されました。２段重ねになっての登場です。蕎麦つゆも肉汁（温かい汁）とそばつゆ（冷たい）の２種類。「なか」は肉汁で「そと」はそばつゆで食べて下さいとのこと。最初はその様に頂きましたが、その逆も試してみました。

○なか　所謂せいろ。細めのそばで十割のわりには瑞々しく喉越しも適度にいい感じ。自分的にはつけ汁で頂くのがいいと思いました。★4

○そと　所謂田舎そば。見た目からして無骨な蕎麦は食べてみてそんな感じです。ボソボソとまではいきませんが、ごわっとした感じで喉越しはイマイチです。自分的にはつけ汁よりも肉汁がいいとの印象です。★3

○肉汁　黒豚の角煮、ねぎや青菜が入っています。角煮は甘めの味付けでかなり柔らかく仕上げてあり私の好み★4.5でした。肉汁自体はクリアな色で濃いめの味付けですが、味に奥行きはない印象でした。★3

○そばつゆ　このお店のつゆは無添加ということですが肉汁同様にそれほど味に深みは感じられませんでした。やや濃いめ。★3

　薬味は刻みネギとよく絞った大根卸で山葵は付きません。店主の拘りを感じました。そば湯はややとろみがあり、なかなか美味しかったです。★3.5

総括　民家改造型のお店でかなり個性と拘りを感じるお店です。お店も飛び込みのお客さんはまずなこない様な分かりにくい場所にあり、お店の雰囲気からしても常連さんを大切にしているお店の様に感じられました。初めてのお客は1890円しか頼めないのもちょっとどうなのかなと・・・また、夜は予約のみの営業となっています。
　私は蕎麦は二八か外一が一番蕎麦の食感を楽しめ

13.1.12
　今日は1人で所沢方面へ。岩盤浴に1時間入って体を絞ってからこちらのお店へ。

　丁度5年ぶりの再訪です。

　こちらのお店はどの駅からも遠いので車利用となるのですが、お店のキャパ5テーブル20席に比べて、駐車場が3台分なので注意が必要です。開店10分遅れで2台目に滑り込ませて店内へ。

　前回は天せいろ1575円だったので今回は鴨せいろ1365円と思ったのですが、鴨の到着が遅れていて残念。前回と同じく天せいろ1575円をお願いしました。

　待つこと10分でお婆さんが漬物を持ってきてくれました。自家製です。シャキシャキの広島菜は友達が持って来てくれたもので、少し苦いワラビは去年の6月に新潟で採ってきたものとのこと。こういった雰囲気がいいですねえ。

美　味しく食べているとやがて天ぷらの登場です。海老2.さつまいも、なす、きのこ。天つゆも有りましたが、先ずは塩で海老から。揚げ方が絶妙ですねえ。海老のほっくりプリプリの食感が素晴らしいです。衣のサクサク感もあってこれは揚げ方が上手いです。野菜天も素材の旨さを生かした揚げ具合で美味しく頂けました。★4.5

　続いてせいろ。
　緑がかった蕎麦は見た目も綺麗、瑞々しく硬めの仕上がりのやや細めの蕎麦は私の好みです。香りが弱かったのが少し残念でしたが。★4.2
　蕎麦つゆは香りますね。旨味も十分です。やや甘さを抑えた仕上がりはスッキリとした印象です。★4.2

　そして今回も薬味が良かったです。甘みがあってそれでいて鮮烈な辛味の生わさび、荒目の仕上がりの北海道産辛味大根、どちらも好きですねえ。

　久々に食べましたが、やっぱりハイレベルの味わいに満足しました。行く価値のあるお店です。

以下、過去レビュー。
08.1.9　AM11:30　
　所沢の名店と言われる狭山翁さんにお邪魔しました。
　所沢にあって狭山とはうーん謎だなあ？この辺は狭山丘陵と呼ばれているからでしょうか?

HPによると
　もともと食べ歩きが好きで、様々な店を訪ねました。
　中でも山梨県長坂町にある翁で食べたそばは格別なものでした。
　その味に魅せられ、翁の高橋邦弘氏に師事すること3年。「産地、自家製粉、手打ちのこだわり」を学ばせていただきました。
　そば本来の味を大切に、こだわりながらもするりと素直に喉をぬけていく。“いつ食ても気持ちいいそば”を心がけています。
　そばを待つまでの愉しみ。地酒も各種取り揃えてございます。
　お気軽にお立ち寄りくださいませ。 店主小川誠二
　当店のそば粉は、地下室で低温管理された玄そばを、石臼挽き自家製粉しています。玄そばは、北海道、茨城県産の玄そばをブレンドして、一年間おいしく食べられるように製粉しております。いつも新鮮なそば粉を使用する為に、前日に皮をむき、粉を挽きます。そのため、午後5時までの営業となります。当店のもりそばをぜひご賞味ください。　となっています。

　11:25　
　開店５分には暖簾がかけてありました。自分が１番目の入店となりましたが間髪を置かず２組が来店したので３台分の駐車場は満杯と相成りました。

　店内はとても明るく清潔感のあるお店となっています。
　テーブルは手前の３テーブル×４人　奥の座敷に２テーブル×４人　計20席
　年配の女の方が迎えてくれました。
　お茶は蕎麦茶でした。

　せいろが840円と高めなのでCPで天付せいろ1575円を注文しました。

　待つこと10分、天麩羅、蕎麦の順に出てきました。
　天麩羅にはヒマラヤ岩塩とつゆがついてきました。ヒマラヤ岩塩はちょっとピンク色で粗い感じの食感です。岩塩とつゆで美味しく頂きました。

　蕎麦が出てきました。食べると蕎麦はそんなに冷たくないです。コシと喉越しはいいレベルにあります。　

　蕎麦つゆは意外やあっさり系で後からだしの旨みが来ます。例によって鼻から息を出すようにして味わうと一層旨みを感じることができました。

　注目すべきは薬味です。ネギ、山葵、辛み大根の３品でしたが山葵は鮮烈な味わい。ツンと鼻に抜けてそのまま食べて美味で蕎麦に付けてもちょっと強いけど美味しい。そして辛み大根も水っぽくなくそのまま食べて美味しかったです。

総括　店の雰囲気　☆4.5　清潔感があります。
　　　蕎麦　☆4.5　せいろはもうちょっと冷たかった方が自分はよかった。
　　　蕎麦つゆ　☆4　甘くなく意外にあっさりです。

駅からかなり離れていて交通の便が悪い所にあってもお客さんが来るだけのお蕎麦を味わうことができるお店です。

12.7.30
　4年半も間が開いての再訪です。
　
　今回もランチでの訪問。
　
　店内は入り口左に厨房とカウンター席が5席、右に４人×３テーブル、奥には上がりの部屋があるようです。ランチタイムに７割の入り。

　私はカウンター席の一番奥の席に座って前回注文出来なかったランチの蕎麦とミニ天丼のセット1000円をお願いしました。

　私の前に７名が料理待ちの状態だったので、私の料理が来るまで15分強でした。

　それでは久々の蕎麦から頂きます。細麺で硬めの仕上がりでしっかりとしたコシがある蕎麦、やっぱ旨いですね～★4.2
　つけ汁は濃いめで旨みが凝縮しています。量は少ないですが、蕎麦に少しだけ付ければOK～　私の好みのつけ汁です。★5

　蕎麦湯はどろどろ系でこれもいいなあ～

　蕎麦を堪能した後はミニ天丼。天麩羅は衣少なめ、素材の旨さが感じられるようにでしょう。特に海老が秀逸。海老の旨みがよく味わえました～　天つゆは濃いめですがそれほど諄くはなりません。これはミニではなく、普通盛りで頂きたいなあ～★3.8

総括　
　１回目同様にこちらの蕎麦いいですね～　天丼も個性ある一品。
　お勧めできるお店デス。


08.1.08　12:00
　小さめのお店ですがなかなか拘りを持っているお店です。

　お店は間接照明をうまく使ってやや暗めの設定、ジャズが流れモダンな雰囲気を醸し出しています。　
　若いご夫婦お２人で切り盛りしているお店です。

　メニュー書きを見ても店主の方の拘りが伝わってきます。蕎麦粉への拘り、蕎麦つゆへの拘り、お蕎麦をお寿司に例えて蕎麦（寿司）と蕎麦つゆ（醤油）の関係など（写真参照）

　「そば　うどん　諸国地酒」と看板にはありますが店主の方の「蕎麦」への思い入れが伺えます。お客さんもそのへんが分かっていらっしゃるのか５名の方全てが蕎麦を注文されていました。しかもみなさんミニ天丼付きのランチセット(980円)でした。
　私はせいろを注文したのですが　カウンターの席からは天麩羅を手際よく揚げている姿が手に取るように見えます。天麩羅にかけた濃いめのつゆが私の食欲を刺激します。
　「あー自分もセットにすれば良かった」と思いましたが、今日は梯子するので我慢我慢。ちなみにこの店の蕎麦の茹で時間は２０秒でした（店によって時間が違うんですね〜最短７秒）

　先客の天麩羅が揚がったから自分のせいろに取りかかったので蕎麦が来たのは１５分後。それまでメニューの能書きをいろいろと読ませて頂きました。このお店の店名「久呂無木（くろむぎ）」は日本の古い辞典によると蕎麦のことをいうそうです。
　
　さて蕎麦はどうでしょうか。期待が高まります。まずは匂いから。強くはありませんが新蕎麦の清々しい匂いが感じられました。
　まずはなにも付けずに頂く。コシもまああり喉越しもよいです。
　蕎麦つゆ　濃さは普通,さらりとした感覚です。でも鰹の旨みがよく出ています。蕎麦とも合っていて美味しく頂きました。

　ちょっと面白かったのは薬味の山葵。食べても全然ツンとこない。悪く言うとやや苦みのあるぼやけた味。なので、そのまま食べても全然大丈夫。これはたまたまなのか。蕎麦が山葵に負けないようにわざとしているのか。ちょっと聞いてみたくなりましたが作るのに忙しそうなので遠慮しました。次回来るまでのお楽しみとしました。

総括　
　蕎麦にとても拘っていることがよく分かりました。
　お店の雰囲気☆５　デートにもOKです　蕎麦☆４　蕎麦つゆ☆4.5
　お勧めのお店です。