大阪　デパートランチ

年末は年の瀬気分を出すため、大好きな
特撮映画のビデオを見ていました。
昭和３０年の大阪が舞台の
「ゴジラの逆襲」～無線係の秀美が
恋人のパイロット月岡に無線を私用に
使い「アスターでお食事よ」
と誘っている。
（後で同僚にとがめられる）
私は子供のときから、ずっとこの場面を
覚えていて気になった（笑）

で、アスターってここなの？！
確信はできないが大人になった今では
行ける。一番近い阪急うめだ本店へ。
ランチのメニューは４種類。名物の
鉄板焼きそばも気になったが
いろいろ食べたいので李花を選択、
１８９０円。

まず前菜４種～海老のクリーム和え、
烏賊の紅和え、白身魚の香味揚げ、
蒸し鶏葱ソース。
どれも薄味、ごま油の風味も抑え目で
和食ぽい。香味揚げが一番美味しい
次は烏賊。
メインは酢豚を選択。
豆腐と貝柱のスープ、ご飯、
ザー采が一度にサーブされる。

スープも薄味、貝柱は分からない。
酢豚は一転、濃厚な味。
豚肉は柔らかで筍の歯ごたえもいい。
デザートは杏仁豆腐・柚子ジュレ掛け、
苺の餅菓子。

創業昭和元年の老舗の味、銀座アスター
～丁寧な接客で雰囲気申し分無し。
この店がかの映画の味を
体験できたのなら、私も満足。

京都の北山に３０年以上前から、
レトロな建物があるのは
知っていましたが
HPによると創業はなんと
明治３０年の老舗洋食店。
丸ごとトマトを使ったサラダの
ビジュアルや、ホイルで包まれた演出の
ハンバーグも楽しく
うめだ阪急店で利用してみることに
しました。
店舗はカジュアルながら落ち着いた
雰囲気～手前にはワインのボトルも
並んでいます。
ランチタイムのAセットを、
東洋亭ハンバーグでオーダーしました
１２２０円。

まず名物である、
丸ごと完熟トマトサラダが
「熊本産です」の言葉と共にサーブ。
湯剥きされたトマトに
オーロラソースがかけられ、
下にはツナと胡瓜のマヨ和えが
敷いてある。
切ってみると完熟ですが思うほど
甘みは無く酸味が勝つ味。
ソースやツナはまろやか。

次にメインの東洋亭ハンバーグと
バゲット＆バターが運ばれます。
アルミホイルはパンパンに膨らんで
います～ナイフで切ってみると
湯気をたてながらハンバーグが
現れます。ソースはまさにグツグツと
煮えたぎっていて
火傷に注意しなければならないほど。

ソースは肉やきのこが入っていて
トマトソースが甘めな味。
ハンバーグは焦げ目のしっかり付いた
みちみちした固めのタイプ。
丸ごとじゃがいもにバターをかけて
焼いたものが添えてあります。
塩・こしょうやハンバーグのソースを
付けて食べると目先も変り美味しい。

昔のハンバーグの味は
こんなだったのかな～と思う
どこかレトロな郷愁を感じます。
（※ケーキの画像は家族と再訪して、
東洋亭プリフィクスディナーを
頂いたときのものです）

毎日暑いです。食欲も落ち気味・・
こんなときは喉越し良く、スタミナも
付きそうな韓国麺が良さそうです。
夏のバーゲンがてら阪急百貨店１３階に
ある、妻家房にやってきました。
表にランチのメニュー看板がありますが、
冷麺ランチはどれも９８０円で
リーズナブルです。

店内に入ると、中庭に面した窓からの
緑が見え障子やアイアン装飾とも重なり
明るく洗練された雰囲気です。
ビビン冷麺定食をオーダー、９８０円。

ほどなく運ばれます。給仕の方が冷麺に
「食べ易いように鋏を入れます」と
言うのであわてて撮影しましたが、
鋏を入れた後も見た目は
変わりませんでした（笑）

ビビン冷麺はたっぷりの肉入りタレに、
大根の千枚漬けみたいな物
きゅうり・ゆで豚・りんご・
玉子のトッピング。麺は細く
蕎麦粉使用の黒っぽい色合い。
食べてみます～最初は甘口かと
思いましたが、
やはり段々辛くなっていきます。
でもそこまで激しい辛さでもなく
美味しいです。麺も歯応えあり。

牛蒡の甘い佃煮と大根の甘酢、
白菜キムチ付きです。
にんにくもたっぷり利いているので、
これは暑さを乗り切る
スタミナ付きそうです（笑）

阪急５階のブルガリブティックに
隣接してあります。この階は
トップブランドばかりなので、
すでに雰囲気からして高級感があり
落ち着いています。
入り口のショーケースでは
チョコなどを販売していて、
店内はモダンな感じ。
思ったよりもシンプルで
そんなに広くなく、ソファもシックで
すっきりしたもの。

スタッフの動きはさすがに
洗練されています。
メニューはタブレット。
パスタランチは、ペンネ・ラビオリ・
パスタ２種から選びます。
ドルチェの無いセットにしました、
２０００円。
まずサラダとパンが運ばれました。
サラダはリーフ類中心で結構な量です。
トマトは驚くほど甘いですが
リーフは新鮮なのか少し青臭い、
酸味のかなりあるドレッシング。
パンは布の入れ物に入っています。
バケットとフォカッチャ、
温められている。

少したってメインが来ました。
リングイネのパスタ、とても奇麗な
グリーンです。
ジュノバソースとパルメザンだと
思います。細く切ったサンド豆と
ひよこ豆？の具材。
ソースは薫り高いですが、
野菜以外の具材もあれば
より濃厚であったと思う。
最後にドリンク、
カプチーノにしました。
リーフのアートです。

ブルガリの冠のあるカフェの
付加価値を考えれば
この価格はコストパフォーマンスに
見合うものだと言えるでしょう。