【あべの・天王寺】和スイーツの魅力【伝統と創作】
伝統に基づく和菓子から現代風にアレンジした創作の和スイーツまで、あべの・天王寺でいただける、和風のお菓子を集めてみました。美しくてヘルシーなことから世界中からも注目される和のスイーツ、その風雅な魅力に触れてみませんか。
ネット予約
閉じる
このまとめ記事は食べログレビュアーによる671件の口コミを参考にまとめました。
古来より日本人は菓子と親しんでいました。源氏物語や土佐日記などの古典文学に記されるなど、古の知識人もその甘さと美しさに魅了されていたようです。
それ以後も、海外から伝わってきた素材や製法により、改良や洗練を繰り返され、菓子の味だけでなく、季節感や芸術性をも高めてきました。
見た目に美しく、きな粉や小豆、お茶などヘルシーな素材を使っていることから、世界中からも注目される和のスイーツ、その風雅な魅力に触れてみませんか。

出典: kurodaさん
JR・天王寺駅の北口を出て、阪和線の線路沿いの路地を東方向に少し歩いたところにある和スイーツをいただけるカフェです。
籐の椅子が印象的な店内は全24席でシックな雰囲気。ただし和スイーツのカフェでありながら和のテイストは皆無です。
抹茶パンケーキセット(1,200円税別)は、大きいお皿の上に3枚のパンケーキが重なり、ホイップクリーム、アイスクリーム、あんこが添えられています。そしてさらに抹茶、黒蜜、ゆずの3種の蜜が付いてきます。
パンケーキは抹茶の緑色で、焼き印が押してあります。ナイフを入れるとモチモチ感が強く、いったんナイフが弾かれる…口に含むとナイフの感触どおりモチモチの食感で、抹茶の風味が一気に広がります。このパンケーキは新潟産こしひかり100%の米粉と国産大豆の無調整豆乳を使っているとのこと。
各種の蜜やクリームとともにいただくと、抹茶蜜にホイップクリーム、あんことアイスクリームなど、組み合わせを楽しめるのもいいですね。
深蒸煎茶は茶碗と急須、ポットがセットになっており、一煎目はすでに茶碗に淹れられています。ほんのり苦くてほんのり甘くて、深い旨みとともにフレッシュな香りが漂います。
このお茶は堺の名店「つぼ市」のセレクトだそうです。



378人
27091人
050-5593-4123
出典: kurodaさん
近鉄・大阪阿部野橋駅、および各線・天王寺駅に直結。あべのハルカス近鉄本店のタワー館B1Fの和菓子売り場の一角にある、高級住宅地の帝塚山に本店がある和菓子店のショップです。
ここは創業が昭和23年と、和菓子店にしては新参ではあるが、関西の主な百貨店にもショップを出されています。
初秋の頃、「月見詰合」(4個入・993円)が販売されます。
内訳は「月見だんご」が2個、「十五夜」「うさぎ薯蕷」がそれぞれひとつづつ入っています。
月見だんごは円柱状の団子に餡を巻いている関西風。ふっくらしもちもちしたお団子と上品な甘さの餡が相乗効果で質感を高めています。
「十五夜」は卵黄でお月さんのようなまん丸です。中身はこし餡。は舌触りの良いまろやかな味です。
「うさぎ薯蕷」は見た目もかわいらしい一品。ふわっと優しい食感です。



12人
118人
06-6624-1111
出典: kurodaさん
地下鉄御堂筋線・昭和町駅から南方向、JR阪和線・南田辺駅からもそう遠くないところ。桃山学院高校の北側のあびこ筋沿いにあるお団子屋さんです。
ここは大阪市内に8店ほど出店されているが、ここがその本店です。
ここのお団子(1本95円)はきな粉団子。包みを開けるとたっぷりのきな粉の中に串に刺さったお餅が埋もれています。
お餅は蜜を塗った上できな粉に埋めているようで、きな粉が水分を吸って一部が茶色くなっています。
ひと串に小さめの団子が5個。お餅には湿ったきな粉でコーティングされ、その上に乾いたきな粉がたっぷり乗っている状態。
お餅はふわっと柔らかく、蜜ときな粉のほんのりとした甘みがあって、実に上品な味わいです。



64人
962人
070-6545-2130
出典: kurodaさん
地下鉄谷町線、千日前線・谷町九丁目駅から南東方向に5分ぐらいのところ、近鉄・大阪上本町駅からもそう遠くないですね。上汐3丁目の街中に潜む最中と日本茶の専門店です。
古民家の土間のような店内は、6畳間ぐらいの狭さ。黒い漆喰で覆われた内装のなか、スポットライトで商品が浮かび上がるようになっています。
最中の種類は以下の5種。3種で500円、5種で900円とのこと。
・小豆、煎り玄米
・白味噌、黒イチジク
・黒ごま、胡桃のキャラメリゼ
・抹茶、大納言
・ミルク、フランボワーズ
『小豆・煎り玄米』は小豆の上品な甘さの中、玄米の香ばしさが口の中に広がります。『白味噌・黒イチジク』はほんのりとした塩味が上品。『黒ごま・胡桃のキャラメリゼ』は濃厚な風味です。
どれも最中の皮の香ばしさとともに、餡と具材のマリアージュが絶妙。後を引く美味しさで、口の中にずーと余韻が残ります。
最中は20分以内に食べてほしいとのこと。近所に住む方以外は、店内の一角の椅子に座っていただくか、近くの公園でいただく他は無さそうです。ただし贈答用の1種8個なら持ち帰りも可能だそうです。



55人
5724人
080-6666-7326
出典: kurodaさん
JR阪和線・美章園駅から北東方向に徒歩3分ほどのところ、住宅街にひっそりと営業している土佐銘菓のお店です。
ここは高知県の東端、東洋町・野根地区で発祥した一種の酒蒸し薄皮饅頭「野根まんぢう」を主力商品としていて、野根以外で唯一の支店が何故か阿倍野・美章園で昭和24年から営業されています。
「野根まんぢう」(1個49円)は北海道産の小豆の皮を剥いてから濾したものを水で晒し、ザラメを加えてできた餡を、小麦粉・上白糖・卵白を濁り酒で練り上げた薄皮で包んだもの。親指ぐらいの一口サイズなのが特徴です。
小さいお饅頭なので一口でいただきます。口に入れると上品な甘みの中、小豆の風味がしっかり残っています。薄皮が滑らかで口当たりもいいですね。
「あげまん」(1個49円)は「野根まんぢう」を揚げたものだが、揚げることによって深いコクが加わり、艶やかで上品な餡とカリッとした皮との対比が楽しいですね。



27人
442人
06-6713-0801
出典: kurodaさん
近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅から南に2~3分ほどのところ、各線・天王寺駅からも近いですね。近鉄の商業施設「あべの&」の南東のところにある草餅と奈良漬のお店です。
この界隈では目を引く和風な体裁を整えたお店は、ショーケースに進物用として箱に入った奈良漬が並べられるとともに、草餅のパッケージが並んでいます。
出典: kurodaさん
草餅はここでは「くさ福餅」と称しています。
出典: kurodaさん
漉し餡を生地で手包みした「青」は半月状になっていて、粘りの強いお餅に肌理の細かい餡が包まれています。
口に入れるとヨモギの独特の香りとともに、上品な甘さが広がってきます。風味、食感とも実に上質です。
出典: kurodaさん
粒餡を使用して鉄板で焼きあげた「お焼き」は円盤状。両面に焼き目が入っていて歯触りの良さを感じさせています。
冷めているので香ばしさは感じられないが、粒あんによるあっさりとした仕上がりになっています。
オーブントースターで少し焼いてみると、香ばしさとともにヨモギの風味が立ってきました。



20人
286人
出典: kurodaさん
地下鉄・四天王寺前夕陽ヶ丘駅から東方向、大阪環状線・桃谷駅から西方向。この両駅のちょうど中間あたり、夕陽丘高校の真正面にある老舗和菓子店です。
店内のショーケースにさまざまなお菓子が並んでいて、ゆったりとした造りなのでじっくりとお菓子を選ぶことができます。また一角には給茶器が置かれ、お茶をいただくこともできます。
このお店を代表するお菓子は創業当時から作られているという「くらだし」(140円)です。希少な備中大納言小豆の餡を、ふんわりとしたカステラ生地で挟んでいます。
柔らかいカステラと絶妙な甘みのこし餡とが織りなす豊かで上品な風味が楽しめます。
初春にはやはり桜餅がいいですね。塩漬けの桜の葉が実にいい香りを漂わせ、上質な餡と塩味の効いた桜の葉のハーモニーが絶妙。これに道明寺のプチプチした口当たりが華を添えます。



61人
2782人
06-6771-0304
出典: kurodaさん
JR大阪環状線・寺田町駅から国道25号線を東に7~8分ほど歩いたところ、疎開道路と交わる林寺2丁目交差点の南東角にある、どら焼き専門店です。
中に入るとショーケースに各種どら焼きが並んでいます。イートインもできる造りにはなっているが、コロナの影響で今のところテイクアウト専門となっています。
出典: kurodaさん
「しあわせどら焼き」(180円税別)生地はしっとりふかふかで、ふたつに割ると中にあんこがぎっしり。
適度な甘みがあって美味しい。確かに幸せな感じがします。
出典: kurodaさん
「しあわせどら焼き・極 くるみ」(250円税別)胡桃はそれらしい食感とともにほのかな苦みがあって、これは美味しいですね。



38人
1127人
050-5872-6836
出典: kurodaさん
近鉄大阪あべの橋駅直結、各線天王寺駅直近。あべのハルカス近鉄本店のウイング館B2F、いわゆるデパ地下・総菜売場にある和菓子店です。
ここは西宮の国道171号線沿いに本店のある株式会社サザエ食品が運営するお店で、関西を中心に首都圏や西日本の百貨店や大型SCに店舗を展開しています。
「おはぎ食べ比べセット」(540円)は、ノーマルの粒あんのほか、きな粉、白小豆の3種となっています。
白小豆はアズキの風味が際立っていて野性的な風合い。粒あんを半殺しのご飯で包んでいて、香ばしさとともに甘さが際立っています。
そしてノーマルのおはぎは、上品な甘みと滑らかさがあって上々の味わい。値段が手ごろなのもうれしいですね。



9人
56人
出典: kurodaさん
地下鉄・四天王寺前夕陽ケ丘駅の南側、創建が西暦593年という日本最古のお寺のひとつ四天王寺の一角、極楽浄土を表現した庭園内の茶室です。
この和松庵は、故・松下幸之助の寄贈による風雅な庵で、ここでお茶とお菓子をいただくことができます。
茶菓子は四天王寺門前の総本家釣鐘家の釣鐘饅頭です。カステラ生地で餡を包み、釣鐘の形に焼き上げたこのお饅頭は、聖徳太子没後1300年の記念事業として明治36年に完成した世界最大の大鐘「頌徳鐘」をモチーフにしたとのこと。
頌徳鐘は残念ながら、戦時中の金属回収令で共出されてしまい現存していませんが、その姿はお饅頭として今も四天王寺にお参りする善男善女の記憶に残り続けています。
緑に包まれた静寂の中、趣のある庭園を愛でながらいただくお饅頭とお茶はひと味違います。



7人
272人
06-6771-0066
※本記事は、2023/10/15に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。