【あべの・天王寺】ランチでいただける日常使いのお寿司【にぎり・巻き・押し】

出典:kurodaさん

【あべの・天王寺】ランチでいただける日常使いのお寿司【にぎり・巻き・押し】

「寿司」「鮨」「鮓」。使う漢字は違えども、千年以上の歴史を持つ言わずと知れた日本の代表的な料理です。あべの・天王寺周辺で、回転寿司でなくともリーズナブルな値段でいただける佳店を集めてみました。安くて美味しいお寿司を味わってみませんか。

更新日:2025/10/23 (2021/02/09作成)

3201view

このまとめ記事は食べログレビュアーによる454の口コミを参考にまとめました。

リーズナブルにお寿司を味わう

 「寿司」「鮨」「鮓」。使う漢字は違えども、千年以上の歴史を持つ言わずと知れた日本の代表的な料理です。日本生まれながら今や全世界に普及、各国・地域の気候風土に合わせた創作寿司が生み出されています。
 現在、最もポピュラーな寿司である握り寿司が一気に広まったのは大正時代。関東大震災で東京の寿司職人が全国に散らばったからだと言われています。当時は屋台でも売られる庶民の食べ物だったが、戦後の高度経済成長期になると、衛生上の理由から既に屋台店は廃止され、次第に寿司は高級料理となりました。
 しかしそこに革命を起こしたのが1958年(昭和33年)、大阪・布施に回転寿司店「廻る元禄ずし」が開店し、低価格で寿司が食べられるようになったことから、ファミリー層に普及。庶民性も取り戻してきました。
 あべの・天王寺周辺で、回転寿司でなくともリーズナブルな佳店を集めてみました。安くて美味しいお寿司を味わってみませんか。

北海寿司

北海寿司

 地下鉄谷町線・阿倍野駅の7号出口直結、阪堺電車・阿倍野電停の目の前、あべのベルタの地下1階にある寿司店です。
 店内は中央に変形のテーブルひとつ、その周りに壁に面して小さなカウンター席となっていて、ぎゅうぎゅうに詰め込んでも10数人しか入らないほどの狭小店。半面、テイクアウトの売り場は広々しています。

高CP!穴場の寿司屋で上にぎり

北海寿司

 「上にぎり」(茶碗蒸し付き900円)は、鮪、蛸、烏賊、サーモンのほか、甘海老、〆鯖、鰻、数の子、イクラの軍艦です。シャリがしっかり堅めに握られているので腹もちは良さそう。
 鰻はふっくらしていて上質で、数の子も身が厚く塩も抜けています。また、鯖は熟成した旨みがあって上質です。

北海寿司

 具材がたっぷり入った茶碗蒸しは蒸したて熱々。プルンプルンの仕上がりで実に美味い。これはお店でいただくからこそ。テイクアウトでは味わえません。

京の彩り寿司 京月 天王寺MIO店

京の彩り寿司 京月 天王寺MIO店

 JR線・天王寺駅の直上、天王寺ミオ・本館11階ににある寿司店です。
 和モダンな格子を配した今風の造りの店内ははテーブル席とカウンター席、合わせて50席足らず。カウンター内の水槽にはタイやハゲといった高級魚が泳いでいます。

カジュアルなお寿司屋さんでCP良好のランチ

京の彩り寿司 京月 天王寺MIO店

 ランチメニューの「並にぎりセット」(1,090円)は、旬のにぎりが9貫と巻きずし一切れ、これに赤出汁が付いています。丸い寿司桶に盛られたお寿司は鮪、はまち、サーモン、烏賊、蛸、海老、玉子など。さらに玉子と漬け物の太巻寿司が並んでいます。
 作り置きではなく、今まさに握ったばっかりの寿司は状態は良好。ほんのり温かいシャリが口の中でいい具合にほぐれていきます。

京の彩り寿司 京月 天王寺MIO店

 巻きずしは中身が豊かで味わい深いがあります。赤だしは出汁も効いて上々。ベテランっぽい職人さんしっかり握っているお店ながら、値段は格安です。

おやじすし一喜

おやじすし一喜 寺田町店

 JR大阪環状線・寺田町駅の北口から出て、西側の道を渡って左方向すぐのところにある寿司店です。
 店内はカウンター席と、やや大きめのボックス席で合わせて40席足らず。内装は白木を主体にして、ダイクロライトが輝く明るい造作。清潔感があります。

コスパ抜群・お寿司のランチ

おやじすし一喜 寺田町店

 おやじランチ(1,000円)は、9貫のにぎりと太巻きが大鉢に並んでいて、小鉢の南京と、赤だしが添えられます。にぎりは鮪、烏賊、海老、はまち、玉子、平目、サーモン、貝柱。手前に蛸と太巻きです。
 ネタはやや大きめだが、下のシャリは控えめでフワッと握っています。新鮮なことはもちろん、見た目に綺麗なのは何よりも魅力的ですね。

おやじすし一喜 寺田町店

 太巻きは鰻や海老の入った上太巻き。甘さ控えめでさっぱりとした味付けです。赤だしはお代わりができるとのこと。それにしてもこの量、お腹いっぱいになりました。

文の里松寿し

文の里松寿し

 地下鉄谷町線・文の里駅の7号出入口から明浄通商店街に入り、アーケードの終端部分にある寿司店です。
 店構えと同様、店内も相当年季を重ねてる様子で、カウンター席とテール席、小上がりからなる全部で20席程度。ご主人と奥さんのお二人で営業されています。

美しくておいしい大阪寿司がこの値段でいただけるのは奇跡

文の里松寿し

 「大阪寿司」(1,500円)は長方形の器の上に3種の押し寿司が二切れづつ、巻きずしが二切れ、伊達巻、そして伊達巻の後ろにバッテラが隠れてました。押し寿司は小鯛、海老、穴子です。
 穴子は上面に甘いツメが塗られ、酢飯の間に椎茸がサンド。海老はふんわりした玉子とプリッとした海老の対比がいい感じ。酢飯には海苔が挟んであります。小鯛は旨味が際立つ鯛の身にの昆布の旨味が重なってくる。木の芽の香りもいいですね。

文の里松寿し

 太巻きは高野豆腐、かんぴょう、三つ葉の入った典型的な大阪スタイルです。伊達巻もしっかり甘くはんなり仕上がっています。
 どの押し寿司もキリっとエッジが立っていて、丁寧な仕事をうかがわせています。酢飯は甘口で、昆布の風味とお酢の酸味が上手い具合に掛け合わさって、艶やかで芳醇な味わいを出しています。

回転寿司がんこ あべのハルカス店

回転寿司がんこ あべのハルカス店

 近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅に直結しているあべのハルカス近鉄本店の地下2階、食品売り場の一角に、軽食堂が並ぶ「あべの市場食堂」にある、関西ではおなじみの「がんこ」が運営するの回転ずし店です。
 店内の大多数はカウンター席だが、少しだけテーブル席もあって、全部で43席とのこと。

ランチ時には寿司桶の定食も

回転寿司がんこ あべのハルカス店

 流れているお寿司をピックアップするのもいいが、ランチ時には寿司桶で提供されるお得な寿司定食(1,200円)があります。
 桶には、玉子、海老、マグロ、サーモン、イカ、カンパチ、鰻などの握りと、鉄火巻きが盛りあわされています。
 シャリはふんわりして少し温かい。やや甘めの関西風の味付けは、大阪のお寿司屋さんの矜持でしょう。このシャリは、回転で流れてるお寿司では味わえないでしょう。寿司桶の特権です。

回転寿司がんこ あべのハルカス店

 定食には赤だしが付いています。アラが入っていないが、鰹節の風味がガツンと効いていて、これはこれで美味しい。

大起水産回転寿司 あべちか店

大起水産回転寿司 あべちか店

 地下鉄・谷町線の天王寺駅の直上、またJR天王寺駅の直下にある地下街「あべちか」にある回転すし店です。
 店内はカウンター席とボックス席からなっていて、一般的な回転寿司店と同様、レーンを流れるお寿司をピックアップすることもできるが、基本は席に設置のタブレットで注文する方式です。

平日限定ランチのセットは驚愕のお得感

大起水産回転寿司 あべちか店

 にぎりは鮪中トロ、烏賊、サーモン、焼穴子、数の子、炙り鰹、海老など。軍艦はイクラと蟹です。
 それぞれのネタの質は申し分ない。海老はプリプリで烏賊はコリコリ。鮮度の良さを窺わせています。シャリはふんわりしてほろっと解れる。このシャリは、回転で流れてるお寿司では味わえないでしょう。

大起水産回転寿司 あべちか店

 平日限定ランチの「特上にぎりセット」(2,046円)は、貝汁と茶碗蒸しとともにお寿司が差し出されました。にぎりが8カン、軍艦2カンの構成です。
 貝汁はふっくらした身のアサリが5個。お汁に貝の滋味が行き渡っています。茶碗蒸しは海老や銀杏、蒲鉾など具だくさんです。こちらは癒しの味わいです。

どんなもんや

どんなもんや

 大阪メトロ谷町線・田辺駅からすぐ近く、長居公園東筋から東方向に路地を入ったところにある寿司店です。
 年季の入った店内はカウンターのみの10席ほど。壁やパラペット一面に寿司ネタや各種料理メニューが貼り出されていて実に壮観です。

にぎりとちらしのコンビネーション

どんなもんや

 「お寿司定食」(880円)は、にぎりとちらしのコンビネーションです。
 にぎりは鯛やカンパチ、鰻、秋刀魚、鮪など7カン。ネタはそれぞれ肉厚で食べ応えがある。酢飯はほんのり温かく、口の中でほぐれます。圧巻なのが尾頭付きの海老にぎりで、頭には味噌がいっぱい詰まっていました。

どんなもんや

 ちらしも具だくさんで、上には蟹ほぐし身や玉子など華やかに盛られています。
 お味噌汁は豆腐入りで、アラの出汁が利いています。

※本記事は、2025/10/23に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

ページの先頭へ