京都を食べる、京都を飲む。古都の個性派名店。

京都を食べる、京都を飲む。古都の個性派名店。

日本有数の観光地、京都。京都の隣町で生まれ育ち、東京に暮らして15年。たまの里帰りで立ち寄るお店は新旧入り乱れてても、京都らしさをどこかに感じさせてくれる個性あるお店です。京都を食べる、京都を飲む。そんな言葉の似あうお店をご紹介します。

更新日:2016/01/07 (2014/11/15作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる6766の口コミを参考にまとめました。

祥風楼

カッパッパるんぱっばで知られる蔵元「黄桜」直営の和食店。
日本酒だけでなく蔵が作る独自の地ビールも楽しめます。
お昼のお弁当のコストパフォーマンスが高く、ランチも穴場です。

祥風楼

充実のお昼のお弁当。

祥風楼

黄桜酒造の地ビール。

地ビールも楽しめる蔵元直営の和食店

よし菜

先斗町 四季 よし菜 - 京都・先斗町らしい趣のある間口の狭い入り口で暖簾と提灯が目印です。

先斗町に佇むお茶屋の建物を改装した和食屋さん。
雰囲気も抜群で、二階席へ上がる階段などはまさに京都の歴史を感じます。
少しモダンな要素を感じる京料理は、舌にも目にも満足。

先斗町 四季 よし菜

コース料理は充実の内容。

先斗町 四季 よし菜

〆は絶品鯖寿司。

お茶屋を甦らせた京都の魅力あふれる和食

先斗町 禊川

先斗町 禊川

京都の街でハレの日を過ごすなら、ここ以上の至福はないのでは。
丁寧な料理と美しい器、完璧なサービスと伝統と情緒溢れる建物。
お料理はクラシックなフレンチですが「仏蘭西料理」とあえて漢字で書きたくなるほどに、和・京の感動が存在しています。

先斗町 禊川

美しい前菜。

先斗町 禊川

メインも美しい牛肉。

ハレの京都はここで。京風仏蘭西料理の最高峰

ぐりる 金星

京風と呼ばれる洋食には、小さなポーションを数多い皿という形がイメージの筆頭ではないでしょうか。
そのスタイルの確立はこのお店抜きには語れないでしょう。
永遠に続くかと思われる小皿料理の連続するコースに舌つづみを打ちながら、カウンター席の一体感が楽しめます。
レトロモダンな雰囲気も素敵です。

ぐりる 金星

コースの名物、牛刺身。

ぐりる 金星

〆は絶品カレー(お茶漬けとどちらか選べます)。

親子代々が通う地元の小皿洋食コース料理の名店

龍のひげ

河原町界隈でいま最も勢いのあるお店の一つではないでしょうか。
家庭的な親しみやすさを残した京料理とフレンチを融合させたスタイルは、いかにも京都ならではで、お皿の使い方にまで個性が光ります。
高級な雰囲気から意外にも、予算は控えめで、それも人気の秘訣かもしれません。

龍のひげ

前菜は和の香り。

龍のひげ

絵画のようなお皿が続きます。

京料理とフレンチの融合。新進気鋭の京ヌーヴォ。

京やきにく弘 八坂邸

京やきにく 弘 八坂邸

人気の焼き肉店の系列の中でも、きらりと光る個性を打ち出した一店。
懐石料理のスタイルで、肉にこだわった前菜から焼肉、〆のごはんまでがコースで楽しめます。
高級料亭のようなエントランス、庭園を見渡せる客席、そしてコーヒーを楽しむための土蔵のようなサロン。
モダンな料理とレトロな空気を贅沢に満喫できます。

京やきにく 弘 八坂邸

ウニと合わせて絶品ユッケ。

京やきにく 弘 八坂邸

美しい牛肉。

店構えも美しい焼肉懐石の一流店

欧風料理 開陽亭

欧風料理 開陽亭

和食のイメージが強い京都ですが、ハイカラさんの街ですから、ジャパニーズスタイルの洋食屋さんも、歴史ある名店が存在しています。
今はなき祇園の「たから船」とともにその先駆けとなったのが開陽亭。
定番の洋食メニューはもちろん、舞妓さんがお化粧しても食べやすいようにと「おちょぼ口」サイズを意識して用意されたお弁当も魅力です。
夏の川床のテーブル席では、フランス料理をコースで。
また違った魅力を楽しめます。

おちょぼ口でも大丈夫。

欧風料理 開陽亭 - ハンバーグステーキ 2,079円

洋食の王道。

ハイカラさんの街、京都に根付いた洋食の名店

一品香

一品香

先斗町では逆に目を引く、中華料理屋さん。
歴史あるお店が、奥まった路地から先斗町通りに面したメインストリートに場所を移したけれど、リーズナブルに本格的な中華を楽しめるところは変わっていません。
量も味も予算も満足できる「先斗町の中華屋さん」です。

一品香

盛り合わせから始まるコース。

一品香

本格マーボ豆腐。

先斗町で楽しむコストパフォーマンス高い安定中華

たばこや

京都の食事といえば、おばんざい。
家庭料理の総称といわれていますが、それを売りにした飲食店も数多く、先斗町に佇む「たばこや」もそのひとつ。
丁寧ながら気取らない料理が、おばんざいというものだと思いますが、その魅力をしっかり感じさせてくれるお店です。

先斗町 たばこや

カウンターに並ぶおばんざい。

仕事の光るおばんざい。

京都の魅力はおばんざいで。先斗町の人気店

かねよ

名物メニュー「きんし丼」で知られる鰻屋さん。
ダシまきがどん! と乗ったそのルックスはたしかに一見の価値あり。
ただそれだけではなく、鰻そのものが美味しいのは忘れてはならない事実。
レトロ感あふれる建物も、鰻という食べ物の歴史を感じさせてくれます。

名物きんし丼。

京極かねよ

趣ある店内一階席。
二階は座敷。

レトロな建物も魅力的。名物料理も目を引く鰻屋。

銀水

鴨川のほとり、四条大橋すぐそばという立地なのに、なぜか隠れ家感を醸し出す不思議なお店。
本格京料理を食べられる老舗でありながら、一階はあらゆる人種がたむろするバーという、個性派中の個性派。
夏は川床も出て、ますます雰囲気を盛り上げてくれます。

銀水 - 掘り炬燵のバーカウンター

一階は和の雰囲気のバー。

銀水 - 銀水

夏は川床で懐石料理を。

京料理にバーに川床。京都の魅力を詰め込んだ隠れ家。

雪月花

建物の魅力は京都の街並の魅力のひとつ。
バー雪月花もそんな美しい洋館に構えられたレトロモダンの美を感じる一店です。
繁華街の中心地から少し離れた立地も落ち着きを感じさせてくれる、有名店なのに隠れ家の雰囲気に浸れる名店。

雪月花

しっぽり飲める本格バー。

雪月花

喧騒を離れてじっくりと。

河原町の喧騒を離れたところに佇む大人のバー

タバーン シンプソン

タバーン シンプソン - お店外看板1

若者が行きかう河原町三条の交差点から、少し通りを外れただけで、大人の男が通いたくなるハードボイルドの似合うお店があります。
ただ一杯の酒に酔うもよし、店構えからは意外な充実したフードを楽しむもよし、大人の男ならそれはその日の気分次第で。

タバーン シンプソン - ジントニック

大人のためのお店。

フードもしっかり。

オーセンティックな趣がハードボイルドを感じさせる

ナギサ クラブ

ナギサ クラブ - いざ地下へ

石壁にパブネオン、そんな外観のドアを開ける地下に続く階段。
一見臆してしまいそうな入口ですが、地下に下りれば、穏やかな空気を感じる居心地のいいスペースが。
この界隈のバーとしては、いつの間にか老舗で、すでに三十年近いでしょう。
この店が「人生初のバー」だったという、京都人、多いんじゃないでしょうか。

ナギサ クラブ

カクテルも充実。

ナギサ クラブ

落ち着きある店内。

ネオンに誘われ地下に下りればそこには老舗の名バーが

アトランティス

アトランティス - BAR ATLANTIS

夏のシーズン、川床に組み上げたカウンター席で知られる老舗バー。
もちろん店内のカウンター、テーブル席も抜群の心地よさで、地の名を冠したオリジナルカクテルや、付きだしにと小鉢に盛られたあられが京都のバーだと実感させてくれます。

アトランティス

先斗町の老舗バー。

アトランティス

夏は川床にカウンターが。

夏の川床に組まれるカウンターは一見の価値あり

ケントス 京都店

「ただ飲むだけじゃなくて」けど「カラオケじゃなくて」そんな京都の夜なら、オールディーズで踊りましょう。
60年代中心の選曲を生演奏で楽しめるスタイルで、お客さんの年齢層も幅広く、不思議な落ち着きがあります。
踊るのは恥ずかしい、なんていっててもここに行くと体が勝手に動きだします。

ケントス 京都店

オールディーズの盛り上がる祇園の夜。
リクエストもOK。

ケントス 京都店 - コースター

OLDIES BUT GOODIES

京都の夜をアクティヴに。オールディーズに踊る祇園

ミュンヘン 四条河原町店

京都でビール。
それなら忘れてはいけない一店です。
四条河原町の小脇という立地も素晴らしく、本格的に飲むばかりか、店の表に作られたまるで待合室のような不思議なたたずまいのカウンター席で食前酒を一杯という時にも使える心地よさ。
早めの時間から、人生の先輩たちがカウンターでビールを飲む姿は将来の自分もああありたいなと思わせてくれるのです。

ビヤレストラン ミュンヘン

ジョッキのサイズは昔風で大きめ。

ビヤレストラン ミュンヘン

つきだしはこのポップコーン。

四条河原町でビール。それなら外せないここのカウンター

京極スタンド

京極スタンド

京都レトロモダンの極め付け、個性派中の個性派が「スタンド」。
定食屋でもあり、飲み屋でもあり、洋食屋でもあり。
昼間から競馬中継を見つつビールをあけるおっちゃん、定食を食べる学生、旅行者らしきカップル。
そんな共存をお店のおばちゃんが捌く、街に溶け込んだ憩いの一軒。

京極スタンド

昼からビール。

京極スタンド

伝統の伝票。

レトロモダンの美。おばちゃんたちの温かい美しきカオス

有喜屋 先斗町本店

有喜屋 先斗町本店

関西といえばうどんと思いがちだけど、京都もソバは人気店が多くあります。
先斗町という立地も素晴らしい、こちらの名物は納豆と生卵を練り合わせた物をソバにのせた、その名も「有喜そば」。

名物。

有喜屋 先斗町本店 - 京にしんそば

京都といえばにしんそば。

先斗町で美味い蕎麦。名物メニューや京都ならではのニシンそばを

イノダコーヒ 本店

そして夜、昼だけではない、京都の魅力といえば朝食。
中でもイノダのモーニングはこれを食べるためだけに、早起きしてもいい絶品。
素泊まりの宿も多い街だから、旅行客の皆さんには、ぜひこんな朝を食べに出る機会をおすすめしたいです。

イノダコーヒ 本店

京都の朝はイノダから。

イノダコーヒ 本店 - アラビアの真珠

輝くようなコーヒ。

京都の朝はイノダで始まる。絶品モーニングは芸術の朝食

ローストビーフとフレンチのお店 祇園 うを多

ローストビーフとフレンチのお店 祇園 うを多 - お隣のお店は祇園「丸山」こちらは有名です。

祇園の静かで荘厳な街並みを形作る京町家。
そんな建物に一歩踏み入れると、そこは異質なフレンチの空間。
緊張しそうな空気を和らげてくれる、親しみやすいマダムと和服のスタッフのサービス。
京都、和、フレンチの本物の融合を楽しめる伝統の名店。
もちろん名物ローストビーフを食べずには帰れません。

ローストビーフとフレンチのお店 祇園 うを多

美しいフレンチのお皿がコースを先導。

ローストビーフとフレンチのお店 祇園 うを多

メインはぜひこれを。
絶品ローストビーフ。

祇園の街並みに溶け込んだフレンチと絶品ローストビーフ

魚棚

京都の喧騒を昼から一手に引き受ける新京極のすぐ脇に、人気の名店あり。
土日のランチは予約必須です。
コース仕立ての昼のメインは、ひと皿に盛られた見目麗しい、おばんざいの山。
ビール、日本酒、飲みたいランチ気分であれば、すべてが「最高の肴」として立ち上がってくる、そんな一店です。

魚棚

酒飲みならシビれるランチのメイン。

魚棚

自家製の飛竜頭も素晴らしい。

CP超絶級のランチも魅力。飲みつつ食べたいあなたに。

フレンチ祇園バル 丸橋 川端店

祇園ビストロ 丸橋

四条京阪前からすぐ、川端通沿いに立つフレンチベースのワインバル。
奥に長い町家作りをいかした、中庭を取り囲むようなカウンター席は京都ならではの風流ある趣で、そこに座って楽しむワインとフレンチに酔う時間はゆるやかに流れていく。
ワインはリーズナブルな価格帯が充実していて、料理も禊川で長らく修行したというシェフの手によるだけあって実にしっかりとした本格派。
つきだしのフランスパンには驚くかもしれないが、ワインとつまみが進むうち、パンがあってよかったと思うはず。

祇園ビストロ 丸橋

中庭をのぞむカウンター。

祇園ビストロ 丸橋

赤ワインを楽しむならぜひこの一皿を。

禊川出身のシェフと町家作りのカウンターが織り成す京のバル空間

ティーハウス リプトン 三条本店

サー・トーマス・リプトン 三条本店

京都で青春時代を過ごした人なら一度はお世話になっただろう伝統のリプトン。
ランチにティータイムに、甘酸っぱい記憶と時間を飲み込んで今もアーケード街に佇む歴史ある名店。

サー・トーマス・リプトン 三条本店

リプトンといえば紅茶とケーキ。

サー・トーマス・リプトン 三条本店

コーヒーも。

京の街の青春を見守り続けるティーハウス

※本記事は、2016/01/07に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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