飛騨高山で日本酒飲み歩き

飛騨高山で日本酒飲み歩き

飛騨高山には7つの酒蔵があり、様々な形で有料試飲を行なっています。日本酒好きとして全酒蔵を回ってきたのでまとめました。それぞれに特徴があり、地酒巡りをすることで違いがくっきりと分かり楽しめます。 写真は高山市内にある籔内佐斗司氏作の琴高童子像です。

更新日:2021/05/10 (2021/05/08作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる385の口コミを参考にまとめました。

二木酒造

創業1695年。銘柄は「氷室」など。こちらはコインを入れる自動販売機方式。プラのおちょこをセットして、Iコイン=100円で一口程度。色々試せるのが楽しいです。

多くの銘柄の特徴として旨味が強くてひねり香あり。全体的に丸みあり(軟水を飲んだ丸い感じ)。

川尻酒造場

川尻酒造場 - ・マサムネくんの梅酒 2019 50ml 400円/税込

こちらは受付で購入するタイプ。

地元産「ひだほまれ」を使用。製造して貯蔵、熟成タイプのお酒です。

薄いガラスのおちょこで提供されました。

平田酒造場

受付で購入するタイプ。こちらの銘柄「酔翁」が衝撃的においしかったです。なんと20年熟成の古酒。なのにまったくひねていないのです!コクと香りが素晴らしい。紹興酒のクセを除いた感じ。こんな日本酒の古酒は初めて飲みました。なのでポイント高め。
50ml/650円の価値あり。肉料理なんかと一緒に飲むと美味しいのだろうなあ。
ただ古酒のひねた感じが好きな人には物足りないんじゃないかしら。

180ml /2,200円, 300ml/4,400円, 720ml/8,800円 で販売されており、日本酒としては破格のお値段。熟成分のコスト代ですね。

原田酒造場

7つの有料試飲のなかで最もリーズナブルでしょう。

まずは350円でおちょこをゲット(このおちょこは持って帰れます!)

冷蔵棚に並んだ瓶から自分で注ぐシステム。1銘柄1杯だけですが、15種類程度あります!うーむリーズナブル。

セメダイン香が特徴的な銘柄が多かったです。そのため独特な香が多い印象。味の多様性も面白い。ここ楽しいのでオススメ。

老田酒造店

お土産も完備された観光地っぽい酒蔵。受付で購入、カウンターで飲むシステム。お塩がおつまみについてきます。

銘柄は鬼ころし。旨味が強くひねり香無しでめちゃ飲みやすい。くいくい飲めます。まさに鬼ころしでオススメ。おトイレもありますし観光でくるならこちらかな。宿で飲むために生酒をゲットしましたし。
でかい酒蔵で一昔前の観光地化が最も進んでいる感じ。

舩坂酒造店

観光地のお土産屋さんのよう。受付で購入して中庭で試飲。良い雰囲気です。

飛騨高山の酒蔵の中でもフルーティー。なんと言うかここの銘柄だけ軽やかで今風。
四つ星:フルーティー!軽い苦味と渋み。
深山菊:軽いセメダイン香。フルーティーで甘い。苦味無し。
日本酒に飲み慣れてないツーリストも楽しめるのでは。

平瀬酒造店

最後は1623年創業の飛騨で一番古い酒蔵。平瀬酒造店。
銘柄は「久寿玉」。旨味が少なくスッキリ。丸い(軟水の感じ)。水のせい?
蔵でしか飲めないと言われた純米大吟醸生は分かりやすく甘い。スッキリ酸味が残る。苦味もちょいあり。美味しい!
一番古い酒蔵とのことですが、スッキリした銘柄があり、日本酒に馴染みのない方も飲めそう。
酒蔵の名前がプリントされたTシャツも売ってます!

看板に「久寿玉 正宗」とあり、なんだろうと調べると、丹波より杜氏を招聘→飛騨で初めて清酒を製造→灘流正宗と銘々し発売とのこと。なるほど。

※本記事は、2021/05/10に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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