【あべの・天王寺】癒しの味わい「おあげさん」
薄切りにした豆腐を油で揚げた食品、「おあげさん」…一般では油揚げのことですが、関西では「揚げ」にご丁寧にも接頭語・接尾語をつけて「おあげさん」と呼びます。あべの・天王寺周辺で、「おあげさん」が光る料理をピックアップしました。その優しい風味に癒されてみませんか。
更新日:2023/11/26 (2021/05/19作成)
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このまとめ記事は食べログレビュアーによる573件の口コミを参考にまとめました。
目次
薄切りにした豆腐を油で揚げた食品、「おあげさん」…一般では油揚げのことですが、関西では「揚げ」にご丁寧にも接頭語・接尾語をつけて「おあげさん」と呼びます。
また「きつね(揚げ)」と称することもあります。これは「おあげさん」がキツネの好物だからとか、その色や形がキツネがうずくまる姿に似ているからだとも言われています。
お店によっては、「信太(しのだ)」と称するところもあります。これは「恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」で知られる「葛の葉狐」からですね。風流です。
「キツネの好物」と言われる「おあげさん」ですが、「トンビに油揚げをさらわれる」と言うぐらいだから、トンビも大好物なんでしょう。

出典: kurodaさん
近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅、および各線・天王寺駅の直近。あべのハルカスの地下2階、「あべの市場食堂」にあるうどん店です。
店内は、中央に大テーブルと、その周りのテーブル席で40席余り。テーブル面はLEDのスポットライトで料理が映えるように設えられています。
「きざみ九条ネギうどん」(990円)は、少し白濁したお出汁の中に饂飩が横たわり、肉厚の揚げさんと大量の九条葱、そして蒲鉾と柚子皮が乗せられています。
まずはお出汁を啜ってみる…最初に節系の風味が立つ、深みあるまったりとした美味しいお出汁です。さらに揚げのさんの油が染み出してコクを深めています。
饂飩はやや細め。コシは弱いがツルツルしこしこした典型的な大阪の饂飩です。やさしい口当たりは上質のお出汁とのマッチングが最良です。
揚げさんはかなり分厚く、大きめにカットされているので豆の腐味を強く感じさせます。葱のハリハリした食感も良好です。卓上の黒七味を掛けたら山椒の爽やかさによってさらに味が締まります。



109人
1611人
06-6625-2391
出典: kurodaさん
近鉄・大阪阿部野橋駅に直結、各線・天王寺駅の直近。あべのハルカス近鉄本店のウイング館B2F、タワー館とを結ぶエスカレーター近くにある寿司店です。
こちらではテイクアウトのほか、10席ほどのカウンターを備えていて、イートインにも対応されています。
店頭には各種にぎりや巻き寿司、ちらし寿司などが並んでいるが、ここのいちばんの売れ筋は「おやついなり」です。
この「おやついなり」は通常のおいなりさんより小ぶりなサイズで、5個入・10個入で販売されていて、10個入でも450円税別と求めやすい価格なのが人気の所以なんでしょう。
この「おやついなり」は通常のおいなりさんより小ぶりなサイズで、5個入・10個入で販売されていて、10個入でも450円税別と求めやすい価格なのが人気の所以なんでしょう。
甘く煮含められたいなり揚げに、胡麻の混ぜ込まれた五目飯が詰められています。五目の具材は細かいみじん切りの蓮根、ニンジン、干瓢、椎茸、タケノコ。甘口に仕上がっていて、まさしく「おやつ」。虫養いに最適です。



51人
251人
06-6624-1111
出典: kurodaさん
JR天王寺駅の北口出て右、玉造筋を1分ほど歩いたところの、吉野家の隣にある大衆食堂…っちゅうか、いわゆるめし屋です。
店内はテーブル席が並ぶ30席足らず。昭和から時代が止まったままの佇まいで、今にも岡八郎や花紀京が扉をガラッと開けて入ってきそうな雰囲気です…
きつね丼(410円)は、中盛りのご飯の上に甘辛の出汁で煮込まれた薄揚げの刻みと青葱、蒲鉾が乗せられています。味付けは濃いめでどこか懐かしい風合いです。
玉吸い(210円)を一緒にいただくのもいいですね。お汁はやや濃い味で、昔ながらの定食屋風。お店の雰囲気とともに、ノスタルジーに浸れます。



217人
6965人
06-6771-1181
出典: kurodaさん
近鉄大阪あべの橋駅直結、各線天王寺駅直近。あべのハルカス近鉄本店のウイング館B2Fにある、いわゆるデパ地下のうどん・惣菜のお店です。
ここはその名の通り大阪の老舗うどん店「道頓堀今井」が運営しています。
「たぬきそば」(789円)は折詰になっていて、生蕎麦と出汁のパック、パウチされたきつね揚げ、葱、七味唐辛子が箱詰めされています。
説明書きに従って調理すると、簡単に「たぬき」ができ上がります。
お出汁をすすると上品な薄味の中にふくよかな香りと旨味。蕎麦を手繰ってみると、滑らかな口当たりながら、適度な歯ごたえもある。
蕎麦自体に香りはそれほど感じないが、蕎麦の風味が出汁に染みていて、全体で良好な風味を造り上げています。
きつね揚げは2枚で甘く煮つけられているが、上品な甘さでジューシーな仕上がり。この甘さが徐々にお出汁に移ってくるのが「きつね」や「たぬき」の真骨頂です。



6人
165人
06-6624-1111
出典: kurodaさん
近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅に直結、各線天王寺駅の直近。あべのハルカス近鉄本店のウイング館B2Fのいわゆる「デパ地下」ある弁当店です。
ここは神戸で明治36年に創業した老舗駅弁業者で、主力の「ひっぱりだこ飯」をはじめ、「肉めし」や「あっちっちスチーム弁当」、「JR貨物コンテナ弁当」など、数々の人気商品を生み出しています。
「きつねのへそくり」(1251円)は、蓋を開けると、紅葉が地面に散らばっているような色鮮やかさ。実に秋らしいビジュアルです。
長方形の弁当箱に炊込みご飯が詰められ、その上に素揚げされたニンジンやゴボウのチップが揚げさんとともに敷き詰められ、モミジやイチョウの形をした蒲鉾が散らされています。
さらに銀杏煮や栗の甘露煮も配されています。傍らにはさつま芋の甘煮や小松菜とニンジンのお浸し、梅干も盛られています。
揚げさんをめくってみると、炊き込みご飯にシメジや南瓜、胡桃が混ぜ込まれ、そして合鴨の炭火焼が隠れていました。これが「へそくり」なんですね。



5人
24人
出典: kurodaさん
JR・天王寺駅の北口を出て玉造筋を東に進み、天王寺バイパスと交差する南河堀の交差点を北に上った次の角の所にあるうどん屋さんです。
店内は手前が厨房に面したカウンター席が10数席、奥は小上がりで、合わせて20数人が収容できるような構造です。さすがにまだ新しいので明るくクリーンな雰囲気です。
きつねうどん(600円)は、昆布と節の旨みが強い大阪らしいお出汁です。しっかりした味付けで、特に甘みがかなり強いですね。お揚げさんから甘みが移ってるのでしょうか。
饂飩は自家製麺。中ぐらいの太さで断面の丸い、こちらも大阪らしいプリプリした艶やかなタイプ。きつねは長方形のふんわりしたお揚げさん。口に含 むと甘い煮汁がジュワッと滲みだしてきます。
全体的に優しい癒し系の風合い、これは女性に好まれるやろな…っと思いながら店内を見渡すと、大多数が女性でした。



185人
8769人
06-7173-8850
※本記事は、2023/11/26に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。