【あべの・天王寺】トマトが主役の美味しい料理【リコピン】

出典:kurodaさん

【あべの・天王寺】トマトが主役の美味しい料理【リコピン】

「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われるほど、トマトはヘルシーで美味しい食材です。あべの・天王寺周辺で、トマトにスポットライトを当てた美味しい料理を集めてみました。真っ赤なトマト料理を味わってみませんか。

更新日:2023/04/07 (2021/05/25作成)

5734view

このまとめ記事は食べログレビュアーによる847の口コミを参考にまとめました。

ヘルシーで美味しい食材・トマト

 ヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われます。これはトマトが熟す頃になると、皆が滋養豊富なトマトを食べて元気になるので、医者が仕事が無くなって青くなるという言い伝えです。
 強力な抗酸化作用のあるリコピンやβ-カロテンを豊富に含むトマトには、有害な活性酸素を除去し、ガンや動脈硬化を予防する働きがあると言われています。
 また、トマトにはうまみ成分であるグルタミン酸が多く含まれています。魚や豚肉に多く含まれるイノシン酸や、きのこ類に多く含まれるグアニル酸と組み合わせることで相乗効果が生まれ、料理をさらに美味しくさせます。
 ヘルシーで美味しいトマトを料理人の創意工夫でさらに美味しく仕上げたトマト料理の数々を味わってみませんか。

らーめん 亀王 天王寺駅前店

らーめん 亀王 天王寺駅前店

 各線・天王寺駅、および近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅のすぐ近く。あべのQsモール北側一角を占めるViaあべのWalkの地下1階にある、ラーメン店です。
 店内は厨房に接したカウンター席と、その背後の対面式のカウンター席が主体。注文はタブレットを使い、支払いもセルフレジでという、この時期に開業されるからこそのシステムとなっています。

イタリアンなテイストのトマトらーめん

らーめん 亀王 天王寺駅前店

 「トマトらーめん」(790円)は、逆富士型の器に真っ赤なスープが満たされ、ざく切りのトマトとほうれん草、豚バラ肉が乗せられています。実に色鮮やかで美しい姿です。
 スープは酸味のあるトマトスープのような味。野菜の甘みもかなり感じます。トマトだけでなく玉ねぎも相当入っているようで、粗みじんの玉ねぎがシャリシャリした口当たりになっています。

らーめん 亀王 天王寺駅前店

 麺は細ストレート麺。これは九州ラーメンの亀王らしい麺です。全体にスープスパゲティー風でイタリアンテイストではあるが、麺が九州とは…妙な感覚です。
 黒胡椒やタバスコで味変するのもいいですね。

カサディエッロ

CASATIELLO

 JR大阪環状線・桃谷駅から桃谷駅前商店街を少し進んだところにあるピッツエリアです。
 懐の深い店内には、キッチンに面した10席足らずのカウンター席があり、その奥に薪窯が設えられています。2階にはテーブル席がり、全30席程度とのこと。

トマトソースがいい仕事をしているマリナーラ

CASATIELLO

 マリナーラは、運ばれてきた瞬間、テーブル上に実に香ばしい匂いが漂いました。トマトの赤とニンニクの白、そして焦げ目の黒…この色のコントラストも美しいですね。
 周囲がモチモチっとした典型的なナポリ風で、焦げ目が実にスモーキーで風味が良好なのは石窯ならではのこと。トマトソースの酸味を感じるが、その後からジュワッと旨みが押し寄せてきます。

CASATIELLO

 オリーブオイルとバジリコ、ニンニクの風味が交錯して実に豊かな風味を加えています。こういうシンプルなピッツァはソースが重要。このトマトソースが実にいい仕事していますね。

麺屋 春煕

麺屋 春煕

 地下鉄谷町線・阿倍野駅の7号出口直結、阪堺電車・阿倍野電停の目の前。「あべのベルタ」の地下1階、関西スーパーのレジ近くにある中華麺のお店です。
 お店は通路との間に暖簾でのみ仕切られていて、カウンター席だけの6席程度。中国人らしきおばちゃんお一人で営業されています。

中国の屋台の雰囲気が味わえるお店

麺屋 春煕

 「トマト麵」(700円)は、大量のトマトと炒り卵が乗せられた麺が、やや小さめの器になみなみと盛られています。トマト、玉子以外の具材はネギだけと、実にシンプル。
 スープを啜ると、あっさりとした中華スープではあるが、トマトの旨味と酸味が合わさって実に奥深い味わいになっています。

麺屋 春煕

 麺は細ストレート。中華料理店でよくあるちょっとぼそぼそしたタイプです。しかもちょっと湯がき過ぎの感じがするが、これが本場仕様なのかも。
 トマトは明らかにホール缶を大きくカットしたもの。加熱するなら生よりホール缶のほうが向いてるからでしょう。なのでちょっとイタリアンぽくなっています。

グリルキャピタル東洋亭 あべのハルカス店

グリルキャピタル東洋亭 あべのハルカス店

 「あべのハルカス」の12階~14階を占めるレストラン街のうち、13階の東側にある老舗洋食店の支店です。
 店内は50席を超す程度の、百貨店のレストランとしては標準的な広さ。隣の席との間に小さい仕切りや、足元に荷物かごに覆いがあったりと、心憎い気遣いがあるのがいいですね。

名物のトマトサラダ

グリルキャピタル東洋亭 あべのハルカス店

 このお店の一番人気は「東洋亭ハンバーグステーキ」。パンパンに膨れたアルミフォイルをナイフで切り裂くと。中から湯気のあがったハンバーグが現れてきます。
 ハンバーグはインゲンなどの野菜と一緒にデミグラスソースで煮込まれています。ソースには小さくなったすね肉の塊が残っています。
 ハンバーグにナイフを入れると、適度な手ごたえ。一切れ口に入れるとじゅわっと肉汁が溢れ、肉の味も立っている。ソースのすね肉もかなり煮込まれていて柔らかく味わい深い。肉、野菜、ソースが混然となって実に美味です。

グリルキャピタル東洋亭 あべのハルカス店

 ここの名物は丸ごとトマトのサラダです。ランチを注文すると必ずこれが付いてきます。
 オーロラソースの掛かったタマネギときゅうりの上に、湯むきしたトマトが丸ごと1個載っているもの。ナイフで二つに割ると中まで真っ赤です。味は実に甘くてフルーティー。

古潭 あべのハルカス店

古潭 あべのハルカス店

 近鉄・大阪阿部野橋駅の直上、各線・天王寺駅からも直近。あべのハルカスの11階レストラン街にあるラーメン店です。
 店内はカウンター席とテーブル席からなる全64席。新型コロナの影響で、現在カウンター席は一席づつの仕切りがしてあります。

淡泊な味わいのトマトラーメン

古潭 あべのハルカス店

 「トマトらーめん」(891円)は、その名に違わず真っ赤なスープが満たされ、中央に湯剥きトマトが乗せられています。
 スープはラーメンらしくないトマトスープのような味で、玉ねぎなどの野菜の甘みもかなり感じます。ベースは鶏ガラ、とんこつ、玉ねぎ、ニンジンなどから作った古潭仕様だと思うが、それよりすっきりした感じです。

古潭 あべのハルカス店

 麺は少し縮れを持つ中細麺で、もちもちした食感です。こちらもいつもの古譚ラーメンと同様。トマトスープとの相性も良好ですね。麺自体に際立つところはないものの、安心の味わいです。
 具材は半分の湯剥きトマトと白髪ねぎ、イカ、小海老です。ほんのりガーリックの風味がトマトの酸味の中から旨みを引き出しているようです。古潭特有のコラーゲンによって、一見サラサラしたスープなのに口の周りがカピカピになりました。

とんかつKYK あべのキューズモール店

とんかつKYK あべのQ'sモール店

 あべのQ'sMALLの4階のレストラン街(Q's dining)のいちばん南側の一角にあるKYKです。
 店内はモダンでシックな意匠で、トンカツ店らしからぬ落ちついた雰囲気です。テーブル席のみの全部で60席、店内の真中はビュッフェになっていて、生野菜と2種のカレーが並んでいます。

トマトソースたっぷりのロールキャベツ

とんかつKYK あべのQ'sモール店

 「ロールキャベツ膳」(1,340円)は、ビュッフェのサラダーカレーとともに、ロールキャベツのお皿とエビカツのお皿、ご飯、お味噌汁が並びます。
 ロールキャベツは一般的な大きさのものが2個、トマトソースがたっぷり掛っています。

とんかつKYK あべのQ'sモール店

 ロールキャベツは柔らかく煮込まれていて、フィッシュナイフで容易に切れる。牛ミンチとクリームチーズが一緒に巻かれていて濃厚かつ芳醇な味わい。酸味のあるトマトソースとの相性も良好です。

悦来閣

悦来閣

 JR・天王寺駅の北口から、まるでここだけ昭和のまま取り残されたかのようなレトロなアーケード街「天王寺駅前阪和商店街」を抜けて、明るい場所に出たところにある中華料理店です。
 店内はカウンター6席。テーブル席は20人ぐらい。庶民派の中華料理店といった雰囲気です。

中華料理のトマト

悦来閣

 「トマトときくらげと玉子炒め」(880円)は、やや大きめの平皿にたっぷり盛られています。
 材料は名称通りのトマトと木耳、玉子のほか、ピーマン、ニンジン、そして葱。玉子の黄色にトマト・ニンジンの赤、ピーマン・葱の緑、木耳の黒と実に色彩豊かです。

悦来閣

 ピーマンやニンジンはシャキシャキとした食感を残し、反対にトマトは柔らか、そして玉子はふんわりと炒め上がっています。木耳のコリコリ感がアクセントです。
 野菜の持ち味にトマトの酸味が加わって、実にバランスのいい旨みを醸し出しています。これはご飯に乗せても旨いかも知れません。

祭太鼓 あべのルシアス店

祭太鼓 あべのルシアス店

 各線・天王寺駅のすぐ近く。「あべのルシアス」地下1階にある「変わりかつ丼」を謳ったかつ丼専門店です。
 店内はコの字のカウンター席が16席、その横に2人掛けのテーブルが2卓の全20席。ファストフード店のような構造です。

トマトと豚肉による旨味の相乗効果

祭太鼓 あべのルシアス店

 「トマトチーズかつ丼」(並ロース・シングル710円)は、ご飯の盛られた丼と、とんかつの乗った親子鍋を並べて出されます。
 とんかつは並ロースにもかかわらずそこそこの厚みがあり、とんかつらしい味わいが楽しめます。衣はやや厚めで、ザクッとした食感。厚めの衣にトマトの出汁がしゅんでいて旨いですね。

祭太鼓 あべのルシアス店

 トマトは加熱することによって旨味成分であるグアニル酸が増すとのこと。この旨味が豚肉の旨味成分であるイノシン酸との相乗効果を発揮しています。この組み合わせで不味かろうはずがない。
 しかもトマトは加熱することで栄養価も増すそうだから、このトマトチーズかつ丼は理にもかなっていますね。

杵屋 あべのハルカスダイニング店

杵屋 あべのハルカスダイニング店

 近鉄・大阪阿部野橋駅に直結、各線・天王寺駅の直近。あべのハルカスのレストラン街「ハルカスダイニング」の12階にある全国に展開しているうどんのチェーン店です。
 和風の店内は50人ぐらいの収容かな?やや狭いスペースに詰め込んだ造りになっています。

うどんにもトマト

杵屋 あべのハルカスダイニング店

 春の限定メニュー「トマト 王さんの卵とじうどん定食」(980円)、いわゆる「けいらん」とはちょっと絵面が違います。
 餡状のお出汁は酸味を帯びていて爽やかな風味、でトマトの存在が旨みを加速させています。卵白の餡はとろみが薄くてシャブシャブな風合いだが、深い味わいに仕上がっています。

杵屋 あべのハルカスダイニング店

 饂飩は太めで、讃岐風ではなく、もっちりとした重量感のある風合いです。こういった熱々のうどんにはこんなタイプがぴったりですね。
 具材は玉子の他に椎茸、ネギ、豚肉、そしてベーコンが使われています。このベーコンが風味に特徴を加えているようです。途中で辣油を加えてみると、ピリッとした風味がアクセントになります。

※本記事は、2023/04/07に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

ページの先頭へ