徳島の和食店以外で美味しい店を選ぶなら

徳島の和食店以外で美味しい店を選ぶなら

今までは真っ当な日本料理を味わえる店や天然魚主体の割烹系和食店をまとめで紹介してきました。今回は割烹系和食以外で,他人に美味しいとオススメできる店,徳島産地ビール(発泡酒)の店,蕎麦屋酒を楽しめる居酒屋,太田和彦さんや吉田類さんが愛するような正統派銘酒居酒屋,焼鳥,炭火焼き但馬牛の店を紹介します。

更新日:2015/04/07 (2015/03/09作成)

5859view

このまとめ記事は食べログレビュアーによる374の口コミを参考にまとめました。

Awa新町川ブリュワリー

麦酒工房 Awa新町川ブリュワリー

Awa新町川ブリュワリー
徳島中央公園や藍場浜で花見の前後にいかがでしょうか。 
ここは,地域の人々に愛され,普段使いで飲んで頂ける地ビール屋さんです。
観光地の地ビールといえば, 価格が高い,味も不味い・・・・・・・・というイメージですが,ここはそれらを払拭します。
麦などの 原材料をふんだんに使い,濃く味わいが有りますし,無濾過,非加熱でビール酵母由来の自然の炭酸が入った優しい味わいのビール(地発泡酒)です。
地発泡酒といっても,侮るなかれ,麦100%なのです。大手メーカーの発泡酒とは味わいが全く違います。
値段も気軽に一杯飲んで頂けるよう中ジョッキ500円からですし,お通しや席料なども要りません。こういうのは良心的です。

蕎麦肴酒さらざん

蕎麦肴酒さらざん - 鶏モモ竜田揚げ 雑穀と蕎麦の実の衣で

蕎麦肴酒さらざん 
藍住の東中富桜つづみ公園に花見の後にいいのではないでしょうか。 
ここへ来ますと,池波正太郎先生の蕎麦屋酒を感じます。蕎麦を肴にお酒を呑むのではなく,蕎麦屋ならではの肴とお酒を楽しんだ後に蕎麦でシメるというのが「蕎麦屋酒」です。
池波正太郎さんは,江戸っ子よろしくチビチビお酒を楽しみつつも,ほどほどで切り上げ,シメの蕎麦をゾゾッと楽しんでいたようです。この「蕎麦屋酒」を楽しむために,様々な蕎麦屋に足を運んだそうです。
酒と肴,そしてシメの蕎麦は「この店ではコレ」というように。それを感じさせる店が『蕎麦肴酒 さらざん』さんです。
最近は肴として魚にもこだわっており,紀伊水道産金目鯛や日本海産のどぐろなども。鯖は昆布で締めたり,鶏モモ竜田揚げは,雑穀と蕎麦の実の衣で揚げます。こういう工夫もいいですよね。
ここの店主は決して愛想はよくありませんが,仕事に真摯で前向きに,そして料理を考え抜き,日本酒は料理に邪魔しないもの,焼酎も素朴な味わい,さらにはワインまで食中酒として考えています」。その志しの高さに評価したいと思います。

居酒屋

居酒屋

「大衆割烹 居酒屋」さん。
新町川沿いの桜や徳島中央公園で花見のあとに,2~3人でしっぽりと飲むのがいいでしょう。
新富鮨の南側,剣山ホテルのすぐ南に位置します。めずらしい居酒屋という屋号の居酒屋で,創業50年の老舗居酒屋です。
チェーン店の大手居酒屋ではなく,ありきたりの個人経営の居酒屋でもない,吉田類さんの酒場放浪記に登場するような,太田和彦さんのふらり旅いい酒いい肴にも合致する,探し求めていた銘酒居酒屋です。
店内は昔ながらの場末の居酒屋風で,カウンター9席と別に小部屋があり,とても狭いのですが,店主の心づくしのおつまみは,居酒屋というレベルでは,どれも気の利いたものです。仕入れや仕込みがきちんとしています。
日本酒はまるまる1合程度あり,500~600円という設定で,酒飲みには良心的な価格です。日本酒はこだわっているというか,これだけ理解しているかたは,徳島県の飲食店でいえば,なかなかいないと感じました。

ココロ

徳島市内で花見のあとに居酒屋感覚で美味しい焼鳥や鶏料理が楽しめるココロさん。
ココロさんの良さは最初の一品(つきだし)の良さです。いつもかなりの気合いを感じるものです。店主の岡卓司さんは「最初に食べていただく一品だからこそ,力を入れています。」とのことです。
徳島においては阿波尾鶏が地元のブランド鶏で至上主義的なところがあります。
しかしながら,それより質の良い近江しゃもや黒さつま鶏で独自性もだしています。
さて,競争の激しい外食業界では、普通は原価率をできるだけ切り詰めるように管理します。人件費率もできる限り抑えるのが,優れた経営手法だとされてきました。
ココロさんは,素材・酒代に関して,このやり方に真っ向から切り込んで,逆に原価率を上げることで,味と値段でお客さんを満足させています。
現在,串うち・串焼きのレベルと極上素材見抜くを感性でココロさんは,時代を走っている。そう感じます。

炭火焼ステーキ 但馬

炭火焼ステーキ 但馬 - 但馬牛ロース

炭火焼ステーキ但馬さん
徳島市内で花見のあとは但馬牛もいいかもしれませんね。兵庫県北部の養父市や和田山あたりのブランド牛の但馬牛。素材・肉質が良く、松坂牛や神戸ビーフの素牛としても有名です。但馬さんは、但馬牛のA5-10・11の最高級の牛肉を提供してくれます。但馬さんは昼の1000〜2000円の昼ランチもそれなりにオススメはできますが、炭焼きロースや炭焼きヒレこそが、ここの本領・真価を発揮します。昼との違いが明確にわかることでしょう。是非とも夜に奮発して食べて欲しいと思います。
やはり但馬牛は脂強くなく、肉質のくせがない柔らかさがあり、肉本来の甘みと旨味が広がります。また牛ステーキのカットがとてもいいと思います。炭焼きヒレやロースは確かに値段面で一歩ひきたくなりますが、神戸や松坂でこの素材を食べた時と比べると、かなり良心的に感じます。
ここはカウンター席で鉄板焼きもできますが、店主は脂の落ちぐあいもあり、炭焼きを勧めています。また炭焼きは自分自身で焼くスタイルです。

※本記事は、2015/04/07に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

ページの先頭へ