【あべの・天王寺】バターを乗せたラーメン【北海道風】

出典:kurodaさん

【あべの・天王寺】バターを乗せたラーメン【北海道風】

料理の基礎材料として欠かせないバターは、その独特の風味が料理に深いコクをもたらしてくれます。あべの・天王寺周辺で、バターを乗せたラーメンを集めてみました。深いコクに魅了されるバターを使ったラーメンを味わってみませんか。

記事作成日:2023/07/06

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる453の口コミを参考にまとめました。

バターの魅力

 料理の基礎材料として欠かせないバターは、その独特の風味が料理に深いコクをもたらしてくれます。パンに塗ったり炒め油にしたり隠し味として使うなど、何かと便利に使われるこのバター、西洋料理だけでなく、和食や中華にも活用できます。
 いまや日本の国民食のひとつであるラーメンにもバターを使うことがあります。日本のバターの主な産地である北海道のラーメンに、バターを乗せる例が多いようです。
 深いコクに魅了されるバターを使ったラーメンを味わってみませんか。

ピリカ

ピリカ

 地下鉄谷町線「阿倍野」を出て、阪神高速の高架下を東のほうに2~3分ほど歩いたところにある、ラーメン店です。
 店内はカウンター席6席のみの極めて小さいお店。風雪を経たであろう、歴史を感じさせる佇まいに惹かれます。

癒し系のコーンバターラーメン

ピリカ

 コーンバターラーメン(700円)。具はワカメ・ゆで卵・ネギ・ワカメ、そしてバターです。スープはあっさりとしていて、ワカメの旨味が効いている。仄かにホタテかもしれないが潮の風味があるような。

ピリカ

 麺はほんの少し縮れた中太麺で、シコシコした食感もいい。やや柔らかめの湯がき上がりになっています。

古潭 あべのハルカス店

古潭 あべのハルカス店

 近鉄・大阪阿部野橋駅の直上、各線・天王寺駅からも直近。あべのハルカスの11階レストラン街にあるラーメン店です。
 店内はカウンター席とテーブル席からなる全64席。百貨店にある立地上、女性にも入りやすそうにしており、現に周りを見渡すと女性客のほうが多いような状況です。

あべのハルカス店限定の「味噌バターコーンらーめん」

古潭 あべのハルカス店

 「味噌バターコーンらーめん」(850円)は、茶色の器の中に褐色のスープが満たされ、叉焼、モヤシ、葱、バターが載せられ、そしてたっぷりのコーンが散らされています。
 スープを啜ると、鶏ガラ、とんこつ、玉ねぎ、ニンジンなどから作ったスープは、口の周りがカピカピになるコラーゲン感のお馴染みの味そのもの。野菜の甘みが強めで、ちょっとピリ辛の味噌が味を深めています。
 ところがバターが溶けてくると、コクが増すとともにまろやかになってきます。コーンの甘みと相俟ってラーメン全体の質感が増すように思います。

古潭 あべのハルカス店

 麺は多加水の中太ストレート。ツルツルシコシコした風合いで艶やかな茹であがり。味噌スープとの絡みも上々です。
 叉焼は薄切りバラが1枚。薄くとも肉の味をしっかり際立たせています。くん玉はしっかりした味付けで黄身のトロけ具合も良好。さらにキャベツ、モヤシ、ネギがたっぷりなのもいいですね。

ラーメン白樺

ラーメン白樺

 地下鉄谷町線・阿倍野駅の1号出入口と2号出入口の中間あたりのあべの筋沿い、あべのベルタの対面にあるお店です。
 お店は鰻の寝床のような細長い造りで、入り口側にL字型になったカウンター席10席と、その奥が厨房で、老夫婦のお二人で営業されています。

寒い日には特に嬉しい「味噌バター」

ラーメン白樺

 味噌バターラーメン(700円)は味噌らしい褐色のスープで、小ぶりな叉焼とともにネギ、モヤシ、シナチク、そして2片のバターが乗っています。
 スープを啜ってみると、味噌の独特の香りはマイルドながら、深いコクがあります。さらにバターの丸みが加わって旨みの強い仕上りになっています。

ラーメン白樺

 麺は中細の縮れ麺。加水率高めのツルツルシコシコした風合いで艶やかな茹であがり。味噌スープとの絡みも抜群です。叉焼は肩ロースかな?しっかりした歯応えがあって旨いですね。
 北海道らしさを感じるこのお店、店内に飾ってある黒光りした鮭を咥えたヒグマの木彫りなど、雰囲気も良好です。

サッポロラーメン ほんば

サッポロラーメン ほんば

 地下鉄御堂筋線・西田辺駅から南港通を東に少し進んだところ、シャープの旧本社の手前にある、店名の通り北海道テイストのラーメン店です。
 横に長い店内はL字型のカウンター席13席で、カウンターの背後は通り抜けもできない狭さだが、全面が引き戸なのでどこからでも入店でき、不都合はありません。

ナチュラルな旨みの塩バター

サッポロラーメン ほんば

 「塩バターラーメン」(730円)は、ラーメン鉢には澄んだスープが満たされ、小振りの叉焼が2枚、茹で卵の半分、たっぷりのもやし、ワカメ、コーン、ネギがトッピング。そしてバター一片がスープに浮かんでいます。
 スープを啜ると、淡泊な塩ラーメンのこと、ナチュラルな旨みが感じられます。塩気のある淡泊なスープではあるが、バターが溶けてくるとコクが深まります。

サッポロラーメン ほんば

 麺は中太のやや縮れ麺で、見た目は艶やかだが口に入れるとややパサついた感じ。懐かしさを感じさせる柔らかな茹で上がりで、優しい風合いです。
 叉焼は小ぶりだが肉厚のものが2枚。歯応えとともに肉の旨みがあります。もやしのシャキシャキとワカメのツルツルが食感のアクセント。飽きの来ない安心の味わいの塩バターラーメンです。

サッポロラーメン

サッポロラーメン

 JR大和路線・東部市場駅から徒歩15分ほど。今里筋を北に進み、田島6の交差点を西に入ったすぐのところ、市バスなら「生野南小学校前」BS。黄色いテント看板が目印のラーメン店です。
 店内は入って左側に壁に向かってカウンター代わりとして小テーブルが並んでいるカウンター席が7席ほどと、右側に4人掛けのテーブル席が3卓だけの狭小店です。

癒やし系のバターラーメン

サッポロラーメン

 「バターラーメン」(650円)は、やや白濁したスープの上にシナチク、叉焼、モヤシ、ネギが乗せられるとともに、大きめのバターが落とされています。
 先ずはスープを啜ってみる…上品な旨みのある塩ラーメンらしいスープです。これにバターを溶いてみると、今度は一気にコクが深まります。雪印の昔のCMに合ったキャッチコピー「味はバターで決まります…」は本当やな。

サッポロラーメン

 麺は中太の縮れ麺。製麺所の何の変哲もない麺だが、こういう主張の無いタイプの方が、優しい風合いのスープにはぴったりです。
 トッピングもごくオーソドックスながら、チャーシューが実に肉厚で、噛みしめるとじんわり旨みが滲んでくる。これはうれしい。

※本記事は、2023/07/06に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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